オレンジの迷信行動 公演情報 オレンジの迷信行動」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
21-38件 / 38件中
  • 満足度★★★★

    己の位置
     18歳1カ月で母子殺人事件を起こした光市母子殺人事件の被告と被害者家族、捜査関係者、司法関係者を巡る話である。法や、法哲学が擬人化されている為、始め若干戸惑うかも知れないが、面白い作品ではある。

    ネタバレBOX

     まあ、法などというものは、運用に限って言えば、基本的に為政者を守る為のものであって、例外は無い。細かい事件についてはそうでない例は無論、たくさんある。然るに、政治的に重要だと彼ら、為政者が判断した場合には、無論、例外など無い、という一般則の例外を為している。即ち、通りの良いことばで言い直すならば、茶番に過ぎない。そこに、産経だの、読売だの、大衆の目線をアメリカの実際に行っているダーティーな側面に向けさせない為に機能しているメディアが、事実をキチンと検証し、幾重にも裏を取って確認し、更に専門家などに意見を聞き、無論、一次情報を持つ者への綿密な取材を通して複数の証言を取る。だが、日本のメディアの殆どが腐りきっているので、事実ではなく、当に正反対のでっち上げ、例えば、警察発表などを垂れ流しにするだけなのである。自分が、ここ迄ハッキリ述べるには、無論、絶対的根拠を持っている。知りたければ、個人的に連絡をくれれば教えよう。但し、スパイは御免蒙る。連絡を頂いた場合は、信用できるか否か確認させて頂くので悪しからず。
     原発関係で言うならば、現在、最も正確な報道をしている関東エリアの新聞は東京新聞である。キチンとした報道をする為に、関係記者クラブを脱けた。国は、その後、新聞社には通常決してやらぬレベルでの税関係の圧力を掛けている。
     読んでいる諸君らに、覚悟があるなら調べてみるが良い。本当のことを。ホントには、何が起こって居るのかを。最高裁は最も酷い。地方裁判所の判断が、圧倒的に正しい場合が多いのだ。一例を挙げておこう。
     現在問題になっているオスプレイについてだ。日米地位協定では、飛行高度の最低は、平均150mになっている。が、何故、最低高度が平均などと訳の分からない言い方になっているのか? 答えはハッキリしている米軍のオスプレイ運用マニュアルでは60mである。そして、日本国の航空法で、この高度は認められていない。つまり、違法である。憲法云々も大切だが、運用上、日本国憲法より上位の扱いを受けているのが、日米地位協定という日本被植民地化の協定であることを知っておくべきである。一方、日本の右翼とされる連中は、民族主義者などでは断じてない。民族主義者であれば、今述べたことは是認できまい。彼らは、只の政治ゴロ、アメリカの日本に対する権益を守る犬に過ぎない。この事実もきちっと認識しておくべきである。裕仁の戦争責任についても無論である。8月15日、ラジオ放送を流す迄、裕仁は、大日本帝国臣民の唯一の主権者であった。従って、法的に東京裁判で弾劾されるべきは、裕仁1人であったはずである。この辺りの論理を誤魔化し、その点について指摘して来た我々の意見を発表させず、終には、この国の倫理、哲学、思考の根本をなし崩しにした、その根本原因は同根である。臣民よ、臣民意識を掘れ、未だ、臣民でしか無い己を先ずは知れ!  その上で、勉強せよ。己の頭を用いて悩め、悩み抜いて得た物を検証せよ、その結果、間違っていたと判断したら、それまで盲信していた思考形態を捨てよ。その上で、バイアス無しに、誤魔化さずに視よ。そして、再度、信用できる物だけを集めて検証した上で、そろりと参れ。この程度が、入り口である。後は、己自身でやれ。それなりの力も覚悟もあるはずである。
     この程度のことを言わせ得る内容であった。面白い。
  • 満足度★★★★

    なるほど。。
    非常に重いテーマを扱い、現代日本の社会の制度や構造をとてもよく描写していると思いました。 法学部の授業を受けているような。笑。 ただ、ちょっと戯画化されすぎてるかなとか、話の進み方が分かりづらいかなと感じるところがあったように思います。。 スイマセン。。 もう少しスッキリとした感じ?でもよかったかも。 とはいえ、非常に興味深く、とてもチャレンジングな作品だと思いました! このような舞台を作る勇気?に敬意を表したいです。


  • 満足度★★★★

    ナイコン初観劇
    フィクション要素はあるものの、実際に起きた出来事を取り扱った作品です。
    導入部分は柔らかくされていたので、現実になぞらえた本筋にスッと入っていけるように気を遣われていた印象はあります。
    「事件」の詳細を描きながらも取り巻く要素は抽象化されており、突きつけと問いかけが演出の形になっていました。
    役者の方々もそれぞれの立場や生々しさを意識して、受け手が大きな流れの中での諸問題を取りこぼさないように演じられていたように感じます。

  • 満足度★★★★

    改めて考えたい
    実際の事件を扱った重いテーマと内容なので見応えがありました。どこまで現実として見ればいいのか、どこまで創作として見ればいいのか悩むところですが、もう一度この事件のことについて、そして死刑制度について考えたいと思いました。
    ただ、最初と最後など、明確に理解できない箇所があり、もどかしく気になりました。

  • 満足度★★★★

    正義とは、真実とは、信じるものは、
    論理的に組み立てられ、問題提起に相応しい興味深い舞台であったと思う。
    法律の歴史を紐解きながら、擬人化した演出、ラストシーンはとても印象的である。リンカーン的に言えば、法律とは、人間の、人間による、人間ためのものである。判例に縛られている判決など機能してないに等しい。
    裁判官は宿命を負っているのだから、その覚悟を持たぬ者はなってはならぬと思っている。観に行ってて良かったです。

  • 満足度★★★★

    好み
    好みの題材でしたが物語の全体像がしっくりせずイマイチ乗り切れなかった。役者さん達のお芝居もメリハリがなく平坦な印象。勿体ない。もう1作観てみたいです。

  • 満足度★★★★

    よかったです
    実際の事件に基づいて、裁判制度や死刑制度の在り方を問う啓蒙的作品であるが、芝居としても面白く、お見事!と言うしかない。

  • 満足度★★★

    余計な演出
    焦点にになっている物語や、伝えたいモノなどは重い内容なのに、役者全員で行われるアンサンブル的な動きや演技があまりにも拙すぎて、芝居の世界観を壊していました。もっとストレートな芝居で突き詰めれば、現代への問題提起として深く考えさせられる話なのですけどもったいない。
    役者の人数ももっと絞れると思うし、すごく散漫な芝居になってしまっているしと思いました。

  • 満足度★★★

    独特の世界観があるのだが表現が…
    非常に分かりづらい。「知りやがれ」と言うならもう少し分かり易く表現してほしいと思ったものだ。作家の頭の中には緻密で完璧な劇世界が構築されていて、役者もそれを忠実かつ巧みに表現しているんだろうなあ、とは思うのだが。

    私には現実の事件の凄惨さを物語る内容ばかりが引っかかってしまい、(あの事件によって制度が大幅に改正された経緯は理解できたのだが。)本来作家が伝えたかったであろう部分がモヤモヤしたままで終わってしまった。

    ただ一つ、ラスト近く、老女が死ぬことについて、「怒りのない世界に行けることに喜びを感じる。」(うろ覚えだが確かそんな趣旨のセリフ)と話したのが印象的だった。

  • 満足度★★★

    深すぎる

    脚本家の求める世界観を役者さんは
    良く表現したなぁーと尊敬しました!
    テーマはとても良く内容も濃いのですが
    深すぎて1度の観劇ではきっと見落としてる
    部分がたくさんあるのだろうなと。
    何回も観ることによってまた見え方や
    感じ方が変わる作品になっているのかなーと
    感じました。
    難しくはありましたが考えさせられる
    ことは多く見応えはあったと思います。

  • 満足度★★★

    ちょっと違う感じ
    説明の内容とちょっと違う感じがあり、戸惑いました。老人の生涯云々が消し飛び、ドロドロした裁判劇でした。誰が老人なのかよく判らないお芝居でした。裁判劇としては、見応えがありました。

  • 満足度★★★

    初こめ
    自分にとってとても興味深い内容でした

    もともと裁判ものが好きなので、この事件の問題を痛感させられる内容になってあました

    ネタバレBOX

    それだけに森田さん以外の役者さんがもったいない


    まだ煮詰められてないのでしょうが、もったいないと感じました


    森田さんは本当に素晴らしかった!!

    色々考えたさせる内容は好みですので、改めてこの事件をしりたいと思い出ました
  • 満足度

    中途半端な印象
    全体的にキレのある動きが印象的でした。
    その他、若干のネタバレを含むため、ネタバレBOXにて書かせて頂きます。

    ネタバレBOX

    まず、最初の世界観が分からなかった。
    老人ホームというより、隔離施設というか個室の病院のような雰囲気だった。
    老女は外見は人形、もしくはマスクや手袋をつけていたのでしょうか。
    違和感を感じましたが、それが狙いだったのでしょうか…?

    全体を通して空気が作れていない印象。
    学校での場面で、子供たちがどんな気持ちだったのか、全く分かりませんでした。
    子供は喜怒哀楽が大人に比べてはっきりしているイメージがある分、気になりました。
    また、カレーを水槽に入れた、というくだりに関して、
    わざわざレトルトパックを持ち込んだのか、もしくは給食を残していたのか。
    どちらにしても唐突でちょっと驚きました。

    また裁判等のシーンに関して、緊張感等が全く感じられませんでした。
    というか、他のシーンでも楽しいとかそういう空気が無かったので何とも言えないのですが…
    罪を犯した青年役の方が好印象でした。
    しかし、彼が必死に演じていても、シーンとして空気が出来上がっていなかったこともあり、残念でした。

    また、脚本・演出が分かりにくいです。
    舞台上にいる人間が多い分、「あの人」や「その人」がただでさえ分かりにくいのに、台詞に方向性が無い部分が多くさらによく分かりませんでした。
    また、見ている人間に伝えよう、分かってもらおうという意思が弱く感じます。
    台本を何度も読んでいる人間には分かるかもしれませんが、初見ではちょっと・・・
    紙を撒く→拾う、の流れも、何度も繰り返されると飽きます。

    メリハリが無かった分、2時間がものすごく長く感じました。
  • 満足度

    期待したものの
    友人に勧められ行ってきた。まあまあ有名な劇団だというので期待していたのだが。
    3000円を払う価値のある小劇場の芝居はそもそもあまり見かけないが、
    正直に言わせていただくと3500円でこれではあまりに辛い。
    出来事が突然すぎる。人間関係が薄い・単調。
    変に凝ったことをしようとして難解になっている。
    無理矢理にいい話を作っている感じが否めない。扱っているテーマは悪くないのだが。
    あの内容とあの椅子で120分は冗長すぎると思う。しんどい。

  • アップテンポ
    面白かった^_^

    少しテンポが早すぎた部分があって、理解がおいつかなかったけど、、

  • うーん・・・
    面白くなかったとは言わないけど、
    正直そんなに褒めちぎるほどの内容ではなかったとおもう。
    テーマはよかったと思うけど・・・。
    今回はじめて登録して褒めてる人が多いみたいだけど、
    演劇見慣れてない人が多いのかな?

  • 無題784(13-212
    19:30の回(薄曇り)。19:00受付、開場。鼓動と足音が聴こえてきます。最前列はミニ椅子、2列目~パイプ椅子。19:25前説(120分)。19:30開演~21:39終演。台本と前作のDVDを購入。中央に祭壇のようなもの、左右にも段差。「斜い人」に続いて2作目ですが、少しとっつきにくい。舞台上の展開を観客の日常と結びつけ意味を持たせることが難しい。もうひとつ、現実の事件としての物語と作家の物語との組み合わせが上手くつながっていない印象。事件の検証(問題提起)をしたいのではないのでしょうが、細部に入ってゆくほど芝居から遠ざかってしまう印象。

    ネタバレBOX

    台本より
    ロウ→Law、2004年→裁判員制度成立、5/3→憲法記念日、おかしいのは君の法→法改正、カレー→毒入りカレー、淳→神戸連続児童殺傷事件、あすの会→全国犯罪被害者の会…?
    これは難しいと思います。

    罪刑法定主義:罪と罰が予め決められていること→この説明では肝心なことが何も伝わらないと思います。

    オレンジ…迷信行動…タイトルの意図…?
  • 満漢全席。
    最後までぎっしり詰まった、舞台でした。
    いわゆる法廷モノ、コートドラマ、というのとは全く違う、
    現実に起こった事件をもとに、法律って、法廷って、裁判って、本当のことって何かを考える舞台。
    正直、一度「見た」だけでは消化しきれません。
    2度、3度繰り返し「観て」もきっと、消化不良だったと思います。
    リピート観劇の分のチケット代でノーカット版の台本を買わせていただいて、
    活字で読んでみて初めて、観劇中に引っ掛かっていた、
    「音」だけじゃわからなかったたくさんの「掛詞」に気付きました。
    これ、体裁整えて、本として出版してください。

    余計なものをそぎ落とした、シンプルな舞台装置に、
    出演されている役者のみなさんの、隅々までいきわたった演技。

    もし再演があるのなら、私の大事な人たちには、
    万難を排してでも観に行っていただきたい演目です。

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