「会議」と「アイ」セットで観賞
人間に近い「解」を出すコンピュータシステムとは。
すでに今ある日本語Siriの受け答えも、かなり面白いことになっているようですが…
ネタバレはこちらに。
http://mizki4.seesaa.net/article/318493761.html
満足度★★★
セット券で観劇
タカハ劇団『世界を終えるための、会議』・『世界を終えるための、アイ』を
セット券で観劇。
『世界を終えるための、会議』
人間の思考停止への警鐘なのだろうか?
全ての判断を機械に任せてしまうこと、
高羽さんが関わっているアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」での
シビラシステムの危うさにも通じるものを感じた。
結局は葛藤し続ける事がより人間的ということなのか。
翼島を演じた岸井さんの可憐さに驚き。
本当に中学生かと思ってしまったが、ちゃんと成人された女優さんだった。
『世界を終えるための、アイ』
変わって、板倉チヒロさんの一人芝居。
「彼」の物語だというのは薄々予想ができたが
これ、逆から見たら鳥肌ものかもしれない。
板倉さん、前回のネジ工場のときも一番印象深かったが
やはり印象が強烈である。
満足度★★★★
無題602(13-027)
19:30の回(曇)。19:08会場着、受付(全席指定席、「奥」と「手前」)。対面式の舞台で、奥3列、手前6列、パイプ椅子に座布団。みんな白、会場を横切って両端にいくと盛り上がった床。四角いブロックが階段状にかさなっているよう、上手にドア、白。19:15/19:29前説(場内アナウンス)。19:16男が一人舞台に、下手にあるオセロ盤へ、もうひとり、女性は上手に座り..という具合にどんどん現れ、白いブロックを抜き出し椅子に。みなさん首から携帯のようなものをぶらさげています。19:33舞台上のシートを撤去、19:35客席の照明が落ち「昔はよかったなぁ」開演〜20:53終演。
満足度★★★
初見です
今より機械文明が進化している別世界の未来の話か。密室に集まっている11人の男女がある事について議論、キーパーソンの人物を交えた後、答えが出てからも話は続く。
審議内容の件、演じ手の力量の具合で色々転ぶか、と思いきやそうでもなく、教訓めいた展開も見え隠れして古典的要素も多かったように思う。
終演後当たり前の様に、スマホの電源操作しているのに何とも言えず苦笑い。
満足度★★★★
面白かった
最初は解らない部分もありましたが、終盤につれて考えさせられる作品でした。臨場感もあって見応えがありました。人間って不思議ですね。メリハリもあって◎
満足度★★★★★
進化(バージョンアップ)の先は
「世界を終えるための、アイ」がシングルコアなら、今回はマルチコアというところですか!? 言わんとしてることは共通してますが、シンプルなぶん「アイ」のほうがわかりやすかったかもしれません。ただ、今回のほうが一二歩踏み込んだ内容になっていましたね!? デジタルとアナログとバージョンアップで、いろいろな事を議論できる話で、とても面白かったです。
満足度★★★★
進化し続ける事がいいことなのか
考えさせられる作品でした。また開演時間の約15分前から、キャストがステージで演技を始めるので、それまでに着席すると、より楽しめると思います。
満足度★★★
システムは進化し続ける
しかし人間を超えることはできない。それはシステムを作るのも利用するのも人間だから。新たなシステムが誕生してもそれはきっと変わらないのだろう。この芝居を観て思うのはやはり「人間ってなんだ---」なのだがその正解も当然システムからは得られることはない。
満足度★★★★
暴走列車
サンデルの暴走列車の例題を援用しながら、現代、我々が暮らす状況の底に潜む不信と、コンピュータを用いたシステムの不可避な限界をぶつけることで、被造物の立場から人間を描き、その存在の曖昧、面白さを照射し考察した近未来作品ということができよう。話がストレートで分かり易く、テーマの追求方法にも合理性があって、ITに起こる諸問題についても素人が充分ついてゆけるレベルに噛み砕いている。人間のいい加減さを機械が真似ることの困難も面白く描かれているが、旧タイプ、新タイプのレベル差とアップデイトなどを手掛けるプロ集団と、ブラックボックスの内実も分からず使っている人々との関係も示唆されていて、楽しめる。
満足度★★★★★
純粋に、
面白い。素晴らしかった。「世界を終えるための、会議」タイトルだけ聞くと重苦しいお芝居かとイメージしてたが、コメディ要素を多々取り入れつつ同時に、色々と考えさせられた。「人間って何だーーー」美しくも切なく、悲しくも綺麗な世界観と言葉。終わり方は特に心に響いた。できたらもう一回観に行きたいくらい自分は好き。
満足度★★★
美しい選択
この世界を表わすかのような混沌として美しいフライヤーの色。
「5人を助けるために1人を殺すか」という問いかけが
“選択出来ない人間”と“解答を与えるシステム”の間を駆け巡る。
この質問、同時に私の正義も問われている。