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世界を終えるための、会議
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公演情報
タカハ劇団「
世界を終えるための、会議
」の観てきた!クチコミとコメント
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unicorn(1870)
満足度
★★★★
世界
チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。
ネタバレBOX
世界中の人からのあらゆる質問に答える12人の旧システム。3年前に新システムにとって替わられて、暇で暇でしょうがない。そんな中、新システムのアップデートに絡んで、新システムを殺し、世界を手に入れるための会議が始まる…。
翼島(岸井ゆきの)が新システム「彼」に入り込んで(彼と繋がって)、11人と彼とのバトルになる。彼を殺し前のようになるかと思った11人だったが、何も変わらないことに困惑し、ウィルスによるテロを疑い迷走し、システムダウンしてしまうが、この一連の騒動は翼島ともう一人が行った「葛藤し続けるシステム」構築のテストであった。
合理的に「答え」を出してきた旧システム、美しさを感じることのできる彼の攻防は見応えあった。システムの擬人化をユーモラスに表現。5人の作業員を助けるため、自分が列車に飛び込むと回答する彼に戸惑いながらも追撃する必死な様が、人間のようで恐ろしくも見える。
システムに「答え」を依存する人類が、合理から美しさに傾き、さらに葛藤を求め始める。どっちをとるかという難問が溢れる世界で、他人に丸投げしちゃう人類の弱さを描いたものだろうか。地下に囚われた女の子の話も、一部(弱者)の痛みの上に存在する世界の恐ろしさを描いたのだろうか。
翼島らシステムの反乱でなく、その背後にある(翼島らを作った)人類のドス黒さを想像すると恐ろしいし、哀しくなる。
笑いの部分は少ないけども、濃い薄いのしっかりしたストーリーと80分の短めな会話劇がスタイリッシュでいい。役者の表情も、数字的でなく豊かで上手かった。
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2013/01/25 00:05
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