「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』 公演情報 「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★★

    2012年の最後
    観劇納めには相応しい濃い時間。

    ネタバレBOX

    「マボロシ兄妹」
    谷さんの演技は初めて観ました。
    山崎さんの作品が深いので、
    自分には十分理解しきれなかったとは思う。
    それでも何か引き付ける力がある。

    「ふたりマクベス」
    今年、次ごう3作品のマクベスを観てきて
    濃い~なと感じ、魅了された。
    マクベスとマクベス夫人のふたりだけに
    焦点を絞ったのが、女優、岡田あがさの魅力を
    存分に表現していた。
    山崎さんも堕ちていくマクベスがハマっていた。

    他には芝居の裏側として
    終演後のバラシを経験し、
    年越しの打ち上げにまで参加して
    さらに演劇を堪能した年末年始となった。
  • 満足度★★★★

    魅力的な三人でした
    二人芝居ならではの醍醐味を、味わいました。

    ネタバレBOX

    《まぼろし兄弟》

    幻想が幻滅して現実になる的、発想や展開は、面白かったのですが、妄想が広がり続けるような感がしてしまい、個人的にはやや苦手なタイプ。

    役者さんは、とても良かったです。

    息遣いや音響、人影と、とても印象的で、作品に深みが加ったと思いました。
    椅子のみの、ほとんど素舞台を活かした、演出は好みで、他の作品も観たいと、思いました。


    《ふたりマクベス》
    こちらの方が、好みでした。

    マクベス役の声が、前半、大きすぎて、気になってしまいました。もったいなかったです。後半苦悩の場面の方が、断然良かったです。

    マクベス夫人の女の艶っぽさ、脆さ、可愛さ、逞しさ、打算、怖さ、、、、、全て魅力的で、目が離せなかったです。

    にしても、2作品共に、岡田あがささんが、とても素晴らしかった。
    人気があるのも、納得で、初見の私も、惚れました!!!!!(笑)
    純真な少女、可愛い恋人、母の包容力、、、、、女性の持つ多面性を、とても魅力的に見せてくれ、今後も注目したい女優さんです。
  • 満足度★★★★★

    【おすすめ】ふたりマクベス、マボロシ兄妹
    モーニング公演とバラシ公演を観ました。演劇好きが集まって、演劇の濃い話をしようじゃないか、僕はこう思うけど、あなたは、あなたは・・・と作品を通して対話していました。バラシ公演の回、熱く燃えました。普段演劇の話ができないフラストレーションを作品で晴らしてくれました。一回限りではなく、年末の年中行事として定着することを希望します。演劇万歳。

  • 満足度★★★★★

    朝から観る側をマジにさせる力
    ラジオ体操をして、リラックスしたあたりまでは、
    気楽に観れるかなと油断をしていましたが、
    舞台が始まると3秒で、ガッツリと取り込まれました。

    ネタバレBOX

    両作品とも、舞台の密度が半端ではない。

    瞬時で観客jを、一瞬の緩みもなく
    舞台に惹きつけ続ける力がありました。

    (マボロシ兄妹)

    役者の身体の傾ぎに、
    観る側の視座を揺るがす力があって。
    その、どこか不安定なままに固まった感覚が、
    舞台の展開とともに心風景の俯瞰に繫がって。

    昔、この役者が演じたサイコシス4.48の記憶がまず訪れる。
    でも、物語の広がりは、あの芝居に浸った時の閉塞感と次第に乖離して、
    もっとビビッドで生々しい感覚となって観る側にやってくる。

    全てが観る側が持っているものに紐づいてくれるわけではない。
    想いのほかのはみ出しに、当惑する部分もある。
    でも、なんというか、
    役者の表現の意図に支えられて、
    舞台にあるものは、そこに存在して、
    絵となり、世界となるわけですよ。

    ループする感覚、そのループを抜け出した先での新たなループ。
    冒頭の兄の傾いだ身体や、
    その妹の極めて恣意的に道化的な笑いに
    構築される心風景には、うまく言えないのですが、
    五感や六感でも焦点があわないのに、
    その先で世界と自分が共振するような感覚があって。

    分かってしまうと、
    その世界の内と外の区別がつかなくなってしまうような
    漫然とした恐れに浸されながら、
    二人の役者の紡ぐものをひたすら追いかけてしまいました。

    (ふたりマクベス)

    一つの物語のなかで、
    ふたりの役者が描き出すロールの質感が、
    かなり違っているように感じました。
    岡田マクベス夫人には
    女性の感性や感情の自由で細微な描き込みがあり、
    一方の山崎マクベスは、
    その感情が、元ネタの戯曲にそって丁寧に紡がれていく感じ。
    だから、二人のシーンになった時に
    乖離するような感覚が舞台に生まれ、
    少しの間、どこかつかみきれない違和感に捉えられる。

    でも、やがて、
    逆に、その違和感があるからこそ浮かび上がる
    夫婦の空気のリアリティに、
    ぐいぐい惹き込まれる。
    最初は、其々が描くものに目を奪われつつも
    ひとつの肌触りとして受け取れなかった夫婦の姿が、
    主殺しの共犯として手を血で染める、
    マクベスの物語を借景に
    とんでもない立体感が醸し出し始めて。
    そこには、ありえないのにものすごく生っぽい
    夫婦の姿が浮かび上がる。
    もう、ぞくぞくしました。

    観終わって、拍手をして、それで少しして
    なにか揺り戻しのように作品が脳裏に戻ってくる。
    気がつかないうちに、舞台から
    すぐには消化しきれないほどの
    たくさんのものを受け取ったような気がして。
    朝からのこういうお芝居の2本立ては、
    とても良い意味で、なかなかにタフな経験でありました。

    *** *** 

    余談ですが、この舞台の前説も後説も
    実に見事。

    携帯電話の電源オフへの導き方といい、
    観る側がなにげに、ぴったりと心を準備できてしまう
    開演の案内といい、
    終演後には外の状況(天気とか)のインフォメーションが加わったり。

    こういう、スタッフの観る側を芝居にしっかりと向けさせるやり方で、
    観る側はよりたくさんのことを作品から受け取ることができる。

    過去に某劇団の制作をやられていて
    ノウハウを十分お持ちの方とは知っていましたが、
    芝居の感動に加えて、
    こちらにも感動してしまいました。
  • 満足度★★★★

    もう絶対的なファンではあるのですが…
    ファンであるが故に作品を観る目はシビアに観たいと思っています。

    ネタバレBOX

    正直、今回は谷さんファンで良かったなと思いました。
    前々から谷さんが好きで、でもだからといって
    毎回の作品が最高だというのではなく、
    谷さんの芝居に対するスタンスが大好きなのです。
    そういう意味でマボロシ兄妹に対する
    コメントはあえてしませんが
    とにかくふたりマクベスが最高でした!!
    どちらかというと舞台上でセッティングをしている
    谷さんの方が魅力的に感じてしまったのはごめんなさい。
    でもシンプルな演劇としての吸引力を
    この年一番強く感じた作品でした。
    もう好き過ぎるのでなるべく距離をとって
    応援していきたいと思ってます。
  • 満足度★★★★

    凄い熱量を含んでた。(観ばらし公演)
    山崎さんが悪い芝居では見せないような作品を新作。
    谷さんもかなり役者をしておりました、山崎さんもマクベスを熱演。
    演技の迫力というか熱量の方が印象に残る年末舞台でした。
    両方、長い台詞を言い続けた主演女優さんもお疲れ様でした。
    ポスト秋山奈津子!って(声も声の表情も似てる気がした)
    短期間だから出来た舞台なのかもしれません。
    助走期間が長いと考え過ぎとか色々芝居の体温が下がっていたかも
    風邪をひいてましたが、バラシ終了までなんとか持ちました。
    打ち上げだけ参加せず帰りましたが、ばらし参加したみなさん
    劇団関係者の方々、お疲れ様でした。
    また機会があればバラシしたいです~、特殊技能取得したい

  • 見応えあり
    【俺とあがさと彬と酒と】を観劇。

    関東の劇団・DULL-COLORED POPと関西の劇団・悪い芝居の二本立て。それも同じ女優を使っての芝居。ほぼセットはなく、芝居、台詞のみで進行していき、片方が精神性の世界を描き、もう片方はマクベス夫妻を描いている。まだ若手の部類に入ると思われる劇団だが、内容が濃く、こんなに重い芝居を作れるなんてかなりの驚きだ。各一時間の芝居だが、見ごたえあり。
    最近の若手の演劇界の潮流は、踊り、音楽、口語演劇が主流のように思われがちだが、先ずは戯曲ありの演劇本来の形に戻っているのだろうか?
    そんな事を考えさせられる二本立てであった。


  • 満足度★★★★★

    めったに観られない貴重な作品
    10時の回に伺った。朝だからすいているだろう、と正直思って行ったが、何が何が、既に多くのお客さんがいて、客席は、前方半分はほぼ埋まっており、最後列に掛けた。DULLカラのくろねこちゃんとxxxのお茶会の如く、コーヒーをいただいた。ラジオ体操、想定外のイベントだったが、ナイスアイデアだった。観客は皆さん結構楽しんでいた。谷さんの俳優ぶりだが、完璧だと感じた。感情の表現、台詞、…。恐れ入りました。
    個人的な責任で誰も責められないのだが、前半20分程過ぎたあたりから尿意をもようしてしまい、その後は、不謹慎にも早く終わらないかとカウントダウンしていて、観劇に集中出来なかったのが悔やみきれない。
    後半の作品は、落ち着いて観れた。大人の作品で鼻血が出そうになった。

  • 満足度★★★★

    女優、恐るべし
    細かいことは、もう皆さまが語り尽くされていることに、ほぼ同意。

    岡田あがささんを起用したくなる気持ち、よく分かりました。
    底知れぬ、振れ幅。
    佇まいから、滲み出る狂気。
    目も心も、釘付けにされました。

    演劇って、凄い!
    パンフレットが、厚い(熱い)!

  • 満足度★★★★★

    無題567(12-310)
    10:00の回(雨)。10:00開演という理由だけでみに来ました。9:35受付開場、おはようサービスがあるそうで...と入ると舞台上、テーブルが用意され、お菓子、飲み物..この時間なのにアルコール類も、その向こうではあがささんが着ぐるみパジャマ姿でホットケーキを照れくさそうに、手慣れていない様子(ホントはお上手なのでしょう)を演じつつ作っています。コーヒー、チョコ、カントリーマアム、それと手作りホットケーキをいただきました。その後、早起きの方には恒例のラジオ体操、全員起立、隣とぶつからないように元気よく。10:05照明が一段おち、ピアノの音、雨の音?10:07前説~「マボロシ兄妹」10:09荒い息遣いが聴こえてきます、11:05、休憩、「ふたりマクベス」11:17~12:09終演。

    ネタバレBOX

    ホットケーキは少し硬めでしたが、2度とない機会、ごちそうさまでした。

    「マボロシ兄妹」、兄と妹、先生..突然役割が代わり、表情も変わるので緊張感がいい具合に続きました。ただ、差し歯あたりまでいくと展開がみえてしまうので、牧場風景など省略してもよかったのではないかと感じました。
    自分が見えていることが「現実」を定義するというのは、脳の機能に関する書物をよむと「そうなのかぁ」とよく感じるところです。

    「ふたりマクベス」。原作は読んでいませんが、舞台(原作をベースとしたもの)をみたことがあるので、なんとかついていけたかなと思います。そうでなかったら何が「マクベス」なのかわからなかったと思います。
  • 満足度★★★★

    観た
    「マボロシ兄妹」
    妄想で幻の世界がどんどん広がっていく様がとても面白い。
    役者のセリフの応酬が見事。
    「ふたりマクベス」
    なるほど、そこを切り取ったかという作品。
    谷さんらしい演出が良かった。

  • 満足度★★★★

    女優・岡田あがさの魅力
    谷賢一さんが最強の演劇を作り出すということでとても楽しみにしていました。予想通り(決して悪い意味でなく)、役者の肉体を最大の武器としてシンプルにかつ力強く繰り出される「演劇」。流石だなと思うと共に、役者としての谷さん山崎さんの力量にも目を見張りました。が、それ以上に岡田あがささんの女優としての魅力・・・それは、女優になるべくして産まれたような美貌、目力、その強烈な個性に反して少女にも妻にも悪女にも性欲を持て余すただの女にもなれるしなやかさ・・・それらにずっと目を奪われて、相手役の谷さん山崎さんが少し霞んで見えてしまったのが惜しかったかなと感じました。プレビューを拝見したので、その後確実に進化していってるはず、そう考えると最終日に観れば良かったかなと思います。

    ネタバレBOX

    一ヶ月前に同様のコンセプトで上演された、さいたまネクストシアター「ザ・ファクトリー2」の衝撃が強かったのも☆1つ減らしてしまった原因かもしれません、ごめんなさい。

    しかし、同じような公演を打ってこのクオリティを出せる劇団は他にあるかなぁと考えると、やはりなかなか思い浮かびません。
    今のところ私の中ではやはり谷さんが最強のモンスター、これからも作品を観続けたいです。

    P.S.早期予約特典でいただいたロング・ロング・パンフレット(500円で販売されてました)、とても面白いです。
  • 満足度★★★★

    ラジオ体操第一
    面白い。パンフイラストが絶妙なバランスで成り立ってるのがスゴイ。

    ネタバレBOX

    「マボロシ兄妹」
    幻覚の見える兄(マエバ)とその妹(オクバ)や医者とか色々を、二人で演じていく…。
    人間とか愛とか果ては椅子ってものまでを、相対的な関係性で捉えて舞台上で展開していく。幻覚なのか、妄想なのか、現実なのか、なんなのか、あんま細かく考えると余計にわからなくなりそうだけども、シンプルに孤独な人間の話と、シンプルに捉えたい。そして、ラストの兄と恋人の話から、一人じゃないんだと思いたい。そんな舞台。


    「ふたりマクベス」
    マクベス(山崎彬)と、マクベスを王にしようとする夫人(岡田あがさ)の話。
    戦戦で寂しい夫人は、王が泊まりに来ることをチャンスとし王殺しをマクベスに強制するが、王となったマクベスは、その罪から暗殺に脅え昼も夜も眠れなくなり領主(部下)への暗殺を繰り返す…。
    作者が「原作と随分違って結構同じ」と書いているが、初心者にもとっつきやすく、シンプルな構図にしてあるのが嬉しい。
    順調に昇進を繰り返す男に、魔女が囁いた悪魔の罠。ろりえ「年末」の劇中で、「男は仕事を優先する」ってあったけど、マクベスの中の仕事(権力)と夫人への愛情のバランスってどこにあったのかな。無邪気な少女のような、狡猾な大人な女のような、色んな性質が混ざってる夫人の、愛を渇望する欲に支配されちゃったのか。

    王暗殺後の二人の荒廃っぷりたるや見事だった。
    あと、部下暗殺の報告書がシャっと投函されるのが上手い。ラストの血のついたのとか、とてもそそる。
  • 満足度★★★★

    年末ですね~♫
    開演前は、場内が役者を交えた和やかな雰囲気でしたね。女優サンが舞台上でホットケーキまで焼いてくださって。

    一転して劇中では迫真の演技を堪能しました。

  • 満足度★★★★★

    演劇ラブ
    年の瀬にものすごいものが見れた!!まだ間に合う、千秋楽の見バラシ公演(これ、無料で見れるの?!)見れる方はうらやましいなぁ!!「マボロシ兄妹」は観念論的不条理劇で、もう何が現実で何が幻覚かわからなくなる、まさに脳みそぐんにゃり系物語。「ふたりマクベス」は直球過ぎる正統派古典劇で、でも新鮮な驚きとマクベス愛に溢れる物語。今の流行とか関係なく、やりたいことをやりきるという公演コンセプトが潔く、実際成功していると思いました。どちらも2人芝居なのにものすごい濃密で、刺激的で、洗練されていて、とても1ヶ月足らずで製作したとは思えない完成度だった。両方出てるあがささんの佇まいは凄まじい、ラブコール受けて出演するだけあるなぁ、妖艶な色気で稀有な存在感。こんな衝撃的で意欲的な作品を作演しながら、出演してもきっちり役者もこなせる男性2人には脱帽する。そしてそして、豪華な豪華なパンフレット。もう詰め込まれまくったパンフレット読むと、共感も感動も多くて、この公演の魅力がより深まり、あぁ演劇はまだまだ楽しくて驚きに溢れてるなと思いました。

  • 満足度★★★

    あり・・?@あくまでプレビュー
    「ふたりマクベス」は割と予想の範囲内だったかも。

    悪女と良妻を自由に行き来できる女優としての魅力は十分に伝わったけれど、
    正直『男あがさ』のファンの自分としては(なかなかこんな野蛮な男優はいないもので・・(笑
    見応えは確かにあったけれど、
    せっかくの岡田氏の男役が観られないのはちょっと残念だったかなぁ・・(苦笑
    タイトルから想像されるより思ったよりエンゲキエンゲキし過ぎていたかな・・?という感じもしたり(もっと野蛮な何かを想像していたから

    対照的に「マボロシ兄妹」は、
    観ていて文字通りの男優女優の心地よい台詞スマッシュの応酬に
    頭がクラクラするようで・・(笑

    ただ、この戯曲が出来上がったのがやっぱり2週間位前のためか、
    まだ俳優の立ち位置がぐらついているみたいで
    (それも演出家の目論見通りらしいが(笑
    ひょっとしたら最終日には俳優たちはその立ち位置を完全に自分のものにしているかもしれないから(それはそれで詰まらない(笑
    一応前から予定はしていたけれど、
    明日の朝公演でこちらだけはもう一度観てみよう(最後は完成されていると思ったので最初と真ん中を見てみたいと思っていた。
    (あと、『ふたりマクベス』の方までは時間的にキツイかもしれないし、マクベスの二人は流石の俳優でもあるので、プレビューの段階で既に役を完全に自分のものにしていたようなので。

    ・・ちなみに、3人とも実力は折り紙つきなので
    採点は相当辛めです(苦笑

    もっともっとすごいものはいくらでもできるだろうと思うので、
    若手のように頑張ってほしいと☆5つとかを付けるのではなく、
    「もっともっと派手にガンガン行ってくれ」と言う意味での☆3つです(派手にやりすぎて破綻するくらいがこの3人には自分にとっての☆5つです(笑

  • 満足度★★★★

    プレビュー公演!
    プレビュー観劇。谷さんを役者として観たのは「心が目を覚ます瞬間」以来久し振り。
    確かな物としての認識をズラす面白さを感じた。
    あがささんの凄さを改めて感じ入る。

    ネタバレBOX

    「ふたりマクベス」 山崎さん血で濡れた手では滑ってノブが回せなかったのかも。
  • 満足度★★★★★

    気鋭の演出家と小劇場の天使
    マボロシ兄妹、ふたりマクベスの2本立て。どちらも約50分
    2人の作家が相手方の芝居に出演。あがささんは両方の芝居に出演

    前者は不条理劇か、しかし洗練された会話と静かな舞台が、観客をとりこにさせていく。なぜかミロという画家の作品が頭に浮かんできた。

    後者マクベスは2人芝居として演出。マクベスは大劇場で何回か見ているが、コンパクトな舞台でそれだけ役者の力量が試される。
    しかし、狂気に取り付かれたマクベスは凄みをもってせまってくる、夫人のあがささんも前者とは違う妖艶な演技でせまってくる。

    すごい舞台だった


  • 満足度★★★★★

    「演劇って、やっぱり面白い!」と改めて思わせてくれる50分×2
    公演タイトルのある種「ふざけてるの?」感からは想像できないほど、真摯で鋭くて刺激的な50分×2。
    どちらの作品も、それぞれの形で人間の抱える「謎」に全力でぶつかってったような印象で、かっこよかった。

    まだいろいろと消化しきれてないけど、今年の観劇締めをこれにしたのは正解だったと思う&脚本を買ってこなかったのは失敗だったか。

    岡田あがささんがここまで魅力的な女優だったとは知りませんでした。すいません。

    マクベスは、ってかシェイクスピア作品は、またちゃんと読まなくちゃ、ってか読みたいなだなあ

    ネタバレBOX

    「俺」と「あがさ」と「彬」の成分が濃すぎて、あまり「酒」要素は感じられなかったような・・・

このページのQRコードです。

拡大