満足度★★★★★
【おすすめ】ふたりマクベス、マボロシ兄妹
モーニング公演とバラシ公演を観ました。演劇好きが集まって、演劇の濃い話をしようじゃないか、僕はこう思うけど、あなたは、あなたは・・・と作品を通して対話していました。バラシ公演の回、熱く燃えました。普段演劇の話ができないフラストレーションを作品で晴らしてくれました。一回限りではなく、年末の年中行事として定着することを希望します。演劇万歳。
満足度★★★★★
朝から観る側をマジにさせる力
ラジオ体操をして、リラックスしたあたりまでは、
気楽に観れるかなと油断をしていましたが、
舞台が始まると3秒で、ガッツリと取り込まれました。
満足度★★★★
凄い熱量を含んでた。(観ばらし公演)
山崎さんが悪い芝居では見せないような作品を新作。
谷さんもかなり役者をしておりました、山崎さんもマクベスを熱演。
演技の迫力というか熱量の方が印象に残る年末舞台でした。
両方、長い台詞を言い続けた主演女優さんもお疲れ様でした。
ポスト秋山奈津子!って(声も声の表情も似てる気がした)
短期間だから出来た舞台なのかもしれません。
助走期間が長いと考え過ぎとか色々芝居の体温が下がっていたかも
風邪をひいてましたが、バラシ終了までなんとか持ちました。
打ち上げだけ参加せず帰りましたが、ばらし参加したみなさん
劇団関係者の方々、お疲れ様でした。
また機会があればバラシしたいです~、特殊技能取得したい
見応えあり
【俺とあがさと彬と酒と】を観劇。
関東の劇団・DULL-COLORED POPと関西の劇団・悪い芝居の二本立て。それも同じ女優を使っての芝居。ほぼセットはなく、芝居、台詞のみで進行していき、片方が精神性の世界を描き、もう片方はマクベス夫妻を描いている。まだ若手の部類に入ると思われる劇団だが、内容が濃く、こんなに重い芝居を作れるなんてかなりの驚きだ。各一時間の芝居だが、見ごたえあり。
最近の若手の演劇界の潮流は、踊り、音楽、口語演劇が主流のように思われがちだが、先ずは戯曲ありの演劇本来の形に戻っているのだろうか?
そんな事を考えさせられる二本立てであった。
満足度★★★★★
めったに観られない貴重な作品
10時の回に伺った。朝だからすいているだろう、と正直思って行ったが、何が何が、既に多くのお客さんがいて、客席は、前方半分はほぼ埋まっており、最後列に掛けた。DULLカラのくろねこちゃんとxxxのお茶会の如く、コーヒーをいただいた。ラジオ体操、想定外のイベントだったが、ナイスアイデアだった。観客は皆さん結構楽しんでいた。谷さんの俳優ぶりだが、完璧だと感じた。感情の表現、台詞、…。恐れ入りました。
個人的な責任で誰も責められないのだが、前半20分程過ぎたあたりから尿意をもようしてしまい、その後は、不謹慎にも早く終わらないかとカウントダウンしていて、観劇に集中出来なかったのが悔やみきれない。
後半の作品は、落ち着いて観れた。大人の作品で鼻血が出そうになった。
満足度★★★★
女優、恐るべし
細かいことは、もう皆さまが語り尽くされていることに、ほぼ同意。
岡田あがささんを起用したくなる気持ち、よく分かりました。
底知れぬ、振れ幅。
佇まいから、滲み出る狂気。
目も心も、釘付けにされました。
演劇って、凄い!
パンフレットが、厚い(熱い)!
満足度★★★★★
無題567(12-310)
10:00の回(雨)。10:00開演という理由だけでみに来ました。9:35受付開場、おはようサービスがあるそうで...と入ると舞台上、テーブルが用意され、お菓子、飲み物..この時間なのにアルコール類も、その向こうではあがささんが着ぐるみパジャマ姿でホットケーキを照れくさそうに、手慣れていない様子(ホントはお上手なのでしょう)を演じつつ作っています。コーヒー、チョコ、カントリーマアム、それと手作りホットケーキをいただきました。その後、早起きの方には恒例のラジオ体操、全員起立、隣とぶつからないように元気よく。10:05照明が一段おち、ピアノの音、雨の音?10:07前説~「マボロシ兄妹」10:09荒い息遣いが聴こえてきます、11:05、休憩、「ふたりマクベス」11:17~12:09終演。
満足度★★★★
観た
「マボロシ兄妹」
妄想で幻の世界がどんどん広がっていく様がとても面白い。
役者のセリフの応酬が見事。
「ふたりマクベス」
なるほど、そこを切り取ったかという作品。
谷さんらしい演出が良かった。
満足度★★★★
女優・岡田あがさの魅力
谷賢一さんが最強の演劇を作り出すということでとても楽しみにしていました。予想通り(決して悪い意味でなく)、役者の肉体を最大の武器としてシンプルにかつ力強く繰り出される「演劇」。流石だなと思うと共に、役者としての谷さん山崎さんの力量にも目を見張りました。が、それ以上に岡田あがささんの女優としての魅力・・・それは、女優になるべくして産まれたような美貌、目力、その強烈な個性に反して少女にも妻にも悪女にも性欲を持て余すただの女にもなれるしなやかさ・・・それらにずっと目を奪われて、相手役の谷さん山崎さんが少し霞んで見えてしまったのが惜しかったかなと感じました。プレビューを拝見したので、その後確実に進化していってるはず、そう考えると最終日に観れば良かったかなと思います。
満足度★★★★
年末ですね~♫
開演前は、場内が役者を交えた和やかな雰囲気でしたね。女優サンが舞台上でホットケーキまで焼いてくださって。
一転して劇中では迫真の演技を堪能しました。
満足度★★★★★
演劇ラブ
年の瀬にものすごいものが見れた!!まだ間に合う、千秋楽の見バラシ公演(これ、無料で見れるの?!)見れる方はうらやましいなぁ!!「マボロシ兄妹」は観念論的不条理劇で、もう何が現実で何が幻覚かわからなくなる、まさに脳みそぐんにゃり系物語。「ふたりマクベス」は直球過ぎる正統派古典劇で、でも新鮮な驚きとマクベス愛に溢れる物語。今の流行とか関係なく、やりたいことをやりきるという公演コンセプトが潔く、実際成功していると思いました。どちらも2人芝居なのにものすごい濃密で、刺激的で、洗練されていて、とても1ヶ月足らずで製作したとは思えない完成度だった。両方出てるあがささんの佇まいは凄まじい、ラブコール受けて出演するだけあるなぁ、妖艶な色気で稀有な存在感。こんな衝撃的で意欲的な作品を作演しながら、出演してもきっちり役者もこなせる男性2人には脱帽する。そしてそして、豪華な豪華なパンフレット。もう詰め込まれまくったパンフレット読むと、共感も感動も多くて、この公演の魅力がより深まり、あぁ演劇はまだまだ楽しくて驚きに溢れてるなと思いました。
満足度★★★
あり・・?@あくまでプレビュー
「ふたりマクベス」は割と予想の範囲内だったかも。
悪女と良妻を自由に行き来できる女優としての魅力は十分に伝わったけれど、
正直『男あがさ』のファンの自分としては(なかなかこんな野蛮な男優はいないもので・・(笑
見応えは確かにあったけれど、
せっかくの岡田氏の男役が観られないのはちょっと残念だったかなぁ・・(苦笑
タイトルから想像されるより思ったよりエンゲキエンゲキし過ぎていたかな・・?という感じもしたり(もっと野蛮な何かを想像していたから
対照的に「マボロシ兄妹」は、
観ていて文字通りの男優女優の心地よい台詞スマッシュの応酬に
頭がクラクラするようで・・(笑
ただ、この戯曲が出来上がったのがやっぱり2週間位前のためか、
まだ俳優の立ち位置がぐらついているみたいで
(それも演出家の目論見通りらしいが(笑
ひょっとしたら最終日には俳優たちはその立ち位置を完全に自分のものにしているかもしれないから(それはそれで詰まらない(笑
一応前から予定はしていたけれど、
明日の朝公演でこちらだけはもう一度観てみよう(最後は完成されていると思ったので最初と真ん中を見てみたいと思っていた。
(あと、『ふたりマクベス』の方までは時間的にキツイかもしれないし、マクベスの二人は流石の俳優でもあるので、プレビューの段階で既に役を完全に自分のものにしていたようなので。
・・ちなみに、3人とも実力は折り紙つきなので
採点は相当辛めです(苦笑
もっともっとすごいものはいくらでもできるだろうと思うので、
若手のように頑張ってほしいと☆5つとかを付けるのではなく、
「もっともっと派手にガンガン行ってくれ」と言う意味での☆3つです(派手にやりすぎて破綻するくらいがこの3人には自分にとっての☆5つです(笑
満足度★★★★
プレビュー公演!
プレビュー観劇。谷さんを役者として観たのは「心が目を覚ます瞬間」以来久し振り。
確かな物としての認識をズラす面白さを感じた。
あがささんの凄さを改めて感じ入る。
満足度★★★★★
気鋭の演出家と小劇場の天使
マボロシ兄妹、ふたりマクベスの2本立て。どちらも約50分
2人の作家が相手方の芝居に出演。あがささんは両方の芝居に出演
前者は不条理劇か、しかし洗練された会話と静かな舞台が、観客をとりこにさせていく。なぜかミロという画家の作品が頭に浮かんできた。
後者マクベスは2人芝居として演出。マクベスは大劇場で何回か見ているが、コンパクトな舞台でそれだけ役者の力量が試される。
しかし、狂気に取り付かれたマクベスは凄みをもってせまってくる、夫人のあがささんも前者とは違う妖艶な演技でせまってくる。
すごい舞台だった
満足度★★★★★
「演劇って、やっぱり面白い!」と改めて思わせてくれる50分×2
公演タイトルのある種「ふざけてるの?」感からは想像できないほど、真摯で鋭くて刺激的な50分×2。
どちらの作品も、それぞれの形で人間の抱える「謎」に全力でぶつかってったような印象で、かっこよかった。
まだいろいろと消化しきれてないけど、今年の観劇締めをこれにしたのは正解だったと思う&脚本を買ってこなかったのは失敗だったか。
岡田あがささんがここまで魅力的な女優だったとは知りませんでした。すいません。
マクベスは、ってかシェイクスピア作品は、またちゃんと読まなくちゃ、ってか読みたいなだなあ