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「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』
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公演情報
DULL-COLORED POP「
「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』
」の観てきた!クチコミとコメント
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unicorn(1870)
満足度
★★★★
ラジオ体操第一
面白い。パンフイラストが絶妙なバランスで成り立ってるのがスゴイ。
ネタバレBOX
「マボロシ兄妹」
幻覚の見える兄(マエバ)とその妹(オクバ)や医者とか色々を、二人で演じていく…。
人間とか愛とか果ては椅子ってものまでを、相対的な関係性で捉えて舞台上で展開していく。幻覚なのか、妄想なのか、現実なのか、なんなのか、あんま細かく考えると余計にわからなくなりそうだけども、シンプルに孤独な人間の話と、シンプルに捉えたい。そして、ラストの兄と恋人の話から、一人じゃないんだと思いたい。そんな舞台。
「ふたりマクベス」
マクベス(山崎彬)と、マクベスを王にしようとする夫人(岡田あがさ)の話。
戦戦で寂しい夫人は、王が泊まりに来ることをチャンスとし王殺しをマクベスに強制するが、王となったマクベスは、その罪から暗殺に脅え昼も夜も眠れなくなり領主(部下)への暗殺を繰り返す…。
作者が「原作と随分違って結構同じ」と書いているが、初心者にもとっつきやすく、シンプルな構図にしてあるのが嬉しい。
順調に昇進を繰り返す男に、魔女が囁いた悪魔の罠。ろりえ「年末」の劇中で、「男は仕事を優先する」ってあったけど、マクベスの中の仕事(権力)と夫人への愛情のバランスってどこにあったのかな。無邪気な少女のような、狡猾な大人な女のような、色んな性質が混ざってる夫人の、愛を渇望する欲に支配されちゃったのか。
王暗殺後の二人の荒廃っぷりたるや見事だった。
あと、部下暗殺の報告書がシャっと投函されるのが上手い。ラストの血のついたのとか、とてもそそる。
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2012/12/30 19:34
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