すべての夜は朝へと向かう 公演情報 すべての夜は朝へと向かう」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-20件 / 41件中
  • 満足度★★★★★

    期待を裏切らない
    期待して観に行きましたが、期待を裏切らない良い内容でした。
    ありがちな話な気がするけど、なにか入り込んでしまう。これを観た後、満足して、気分良く帰宅しました。

  • 満足度★★★★★

    微妙な感覚
    場面使いが上手い。そして何よりその場面に流れる微妙な空気が上手い!!リアルに素肌に感じる舞台だった。

  • 満足度★★★★★

    俳優が魅力的すぎる
    初日に見たんですが本当に魅了されてしまいリピしました!
    村上誠基さんが好きなのが主などうきだったんですが、村上さんもよかったし武子さんが本当にすばらしくて、キャスティングのうまさという点でもすごく完成度高いと思いました。川村さんの役もよかったですね。

    みんなこんな四六時中恋愛のことばっかり考えてないだろと思うんですけど、そんなこと考えてたら劇中の大川さんに怒られたかたちとなり衝撃でした。

    恋愛経験の思うようにいかないところとか、そこでかっこわるい振る舞いをしてしまうこととか、理屈では割り切れないところとか描きつつ、それでもどのキャラクターからも人としての魅力が感じられて、作者の人間観が素敵だと思いました。また機会があったら見たいです。

  • 満足度★★★★★

    みました
    完璧とはいいませんが、文句つけるところは私にはありませんでした。まあ私には似合ないおされ加減ですが。

  • 満足度★★★★★

    たとえるなら・・・
    大のアラサー男である、
    自分がキュンキュンして恋したくなってしまう、
    そんな作品でした。

    リアルな部分はごくごくそこにあるかのように自然。
    主人公の修(武子太郎)が同じ年の設定でなおさら共感。

    女優陣は、それぞれ異なる魅力で全員に魅了された。

    それぞれの夜明けへ向かう物語が
    端々で繋がっていることで
    現実でも自分たちは何かしらで繋がっていることを
    改めて思い知らされたりもして。

  • 満足度★★★★★

    会話と女優の華を楽しむ舞台
    決して派手ではないけれど、じっくり吟味された台詞が、男と女の関係を描く。
    台詞(会話)を楽しみ、女優を楽しむ作品ではないだろうか。

    ネタバレBOX

    タイプの違う女性が出てくるが、どの女性に対しても作者の視線は優しい。
    脚本を書きながら、登場人物に気持ちを込めていることがうかがえるようだ。
    そこには、「愛」を感じる。

    それぞれの女性ごとのエピソードに対しては、好みというか、好き嫌いというレベルでの反応もあろうが、いろんなタイプの女性の「いいところ」(華のある場所)をクローズアップして見せ、またきちんとフォローしていく。例えば、田舎に帰る女性に対しても、優しい視線で、ストーリーで優しい手を差し伸べる。
    それは同時に世の中の女性すべてに対して、エールを送り、大げさに言えば、リスペクトしているということのメッセージを送っているようだ。

    どの女優も活き活きして、舞台の上に確かに「いる」。
    肉体としてだけではなく、その人物がいることがわかるのだ。
    彼女たちの細かい背景が説明されているわけではないのだが、台詞の行間、演技の中に彼女たちのいろんなことが滲んでくるよう。

    当然、この女性たちを演じている女優さんたちが、脚本の言葉をきちんと自分のモノにし、表現しているからこそ、脚本が活き、作品が面白くなっているらは言うまでもない。

    どの人も本当にうまいと思う。ナチュラルさと演技のバランスがとてもいいのだ。

    男性のほうの描き方も、同じ男性から見ていると、なかなか痛い(笑)。
    つまり、自分を横から見ているようで恥ずかしいのだ。
    いつまでも引きずっていたり(登場する男性は全部そうだったような)、自分の中だけで、いつまでもぐじぐじしていたり、とか。弱いなあと。

    決して派手なストーリーやストーリー展開ではないし、甘い、と言えば甘い展開やストーリーかもしれないけれど、いいもの観たという観劇後の気持ちがとてもいいのだ。
    派手ではないけど、きちんと観客の興味を先につないでいく手法はうまい。それも、とにかく引っ張って引っ張ってということもなく、気持ちのいいところで明かされ、そして展開していく。それがいい。

    男と女のすれ違い、その会話の噛み合わなさ、思わず、頷き、密かに笑ってしまった。
    これって、男性が脚本書いているから、男性目線の、女性の見方なのだと思うのだけど、例えば、コンビニに行くと言って外に出た2人が、別れた理由とか話しているのを聞いて、女性の観客はどう思うのだろうか。男性的には「そうそう!」と思うんだけど。

    で、結局、劇団員の彼は年上好みだったわけだ(笑)。
  • 満足度★★★★★

    どろどろ、爽やか
    何となく自信の持てない男に共感しました。

    ネタバレBOX

    賢い、気まぐれ、執着…の三人娘、ミーハーの立場としてもとても楽しめました。

    男が女に次第にのめり込んでいくあまり、男女の力関係が逆転してしまう様を最初の数分間で描き切ってしまうのが凄いですね。8月の『SUMMERTIME』以来の相楽樹さんも素敵でした。

    男女のどろどろした関係も東京駅午前9時に向かうにつれ爽やかさが溢れてきて、観終わった後とてもいい気分になりました。
  • 満足度★★★★★


    すんなりと入りこめた気がします。

    ネタバレBOX

    夜の時間が経過していく 感じを、
    とても感じました。
  • 満足度★★★★★

    上質
    冒頭の導入に始まり、場面転換、最後のシーンに至るまで、
    とてもスムーズでダレることなく最後まで楽しむことができました。
    ちょっと甘酸っぱかったり苦かったりするお話でしたが、
    それでも見終わった後の余韻、後味がとても良かったです。

    2012年最後にとても良いものが見られてよかったです。

    ネタバレBOX

    トープレで見た相楽樹さんがやはり素晴らしかったです。
    今回は歳相応の高校生役でしたが、力の抜き加減とか
    空気感とかダルそうな会話とかすごくリアルでした。
    今後も注目していきたい女優さんです。
  • 満足度★★★★★

    切り口の角度がもうひと工夫
    夜が明けて泣く者がいたほうがけてが深くなりますよ。近景はよく描いてますが遠景で考えると、まだ軽量級ですね。ひいてみればどこかで誰かが笑って、どこかで泣いてるのが日常なんですよ。良い若手で★4つ。初見でした。

  • 満足度★★★★★

    ストレートに染み入りました。
    それぞれの独白の感じも良く、
    芝居自体は特に凄いことが起きるわけでもないのだが、
    強い吸引力と確かな世界の存在感を全体に感じました。
    もう各役者が全員といっていいほど素晴らしく、
    粗なくバランス良くキラキラして見えました。
    これだけストレートに素敵な作品に出合えて幸せでした◎

  • 満足度★★★★★

    (゜ロ゜)
    なんか、あの空気感がいい。すぅーっと入ってくる。

  • 満足度★★★★★

    前回公演より、断然好み
    もう還暦近い年齢ですが、十分共感できました。(笑)

    登場人物全員の気持ちに、必ず一度は寄り添わされる瞬間があり、相変わらずの上野さんの作劇構成の巧みさに、してやられた感じ。

    鈍感なお客も付いて行ける程度のわかりやすい伏線を引いて、観客の優越感を擽りつつ、しかし、後半で、まさかの謎解きめいたシーンを挿入し、変化をつけて、冗長にならず、随所に、作劇の高度なテクニックを駆使して、飽きさせないのが、凄い!キャストも、それぞれ、好配役並びに、好演でした。

    共感できないというコメントもありましたが、私は、恋に臆病だったり、自分自身の気持ちを掴み兼ているような不器用な登場人物の気持ちに同化して、若かりし頃の恋愛時代を懐かしむ感情が芽生え、心地よい作品だと感じました。

    ネタバレBOX

    いつも思うことながら、競泳水着の女優陣は、ずるい!

    どうして、こんなに、それぞれ、個性的で魅力的な布陣なのかと、拝見する度、驚きます。

    大好きな、クロムモリブデンの武子さん演じる、恋が不得手な修のユルキャラぶりが、最高でした。

    他の予備校教師が、ちょっと、そうは見えない人もいたけれど、喧嘩別れした和也とゆりが、路上で言い争いながら、だんだんに元の鞘に納まって行くまでの、工程が、ドキドキするくらい、秀逸極まりない脚本と演出でした。

    ザンさん演じる恵美子と、劇団員の天童の成り行きは、最初から、予想がつくように描かれる一方、細野さん演じる真希と桜井の関係は、意外な謎解きが、後半に用意されていて、こういう、作劇の緩急の巧さには、舌を巻きます。
    妻の不貞を試すような行為を、教え子に強要する、神田には、一番共感できませんでしたが、各人物の女性心理には、それぞれ思い当たる部分もあり、ちょっとこそばゆい思いもしました。

    特に、予備校教師を自分の方で好きになっておきながら、あっさり振ってしまう高校生の千晴が、「自分の気持ちの変化に一番驚いた」とかって言う台詞、思わず、心で「同感!」と叫んでしまいました。

    上野さんには、今後も、こういう、トレンディドラマ的な、群像恋愛劇の大家として、更に腕を磨いて頂きたいなと思いました。

    私が大好きだった、役者引退した、ある劇団にいた男優3名に、一度でいいから、競泳水着の恋愛模様を演じてほしかったなあと、叶わぬ思いに、涙して、サンモールを後にしました。
  • 満足度★★★★★


    ほんとに朝へ向かっている感じが好き。

    いくつかのエピソードがあって、それぞれもっと深くても、とは思うけど、それが逆にいいのかも。

    セリフがいつもながら感心させられる。

    しかし、次の日考えずに朝まで、仕事以外で最近してないなあ。

    ネタバレBOX

    武子さんの爽やかな感じがなんともいえずいい雰囲気でした。

    いろんなタイプの人のいろんな感情とか思考とかが織り交ぜられていて
    皆、前を向いている感じがした。

    サブウェイのターキーブレストは好きです。
  • 満足度★★★★★

    そして人は朝を待つ
    特別な事件は起こらないが、リアルでありながら厳選された台詞と構成が素晴らしく、
    群像劇の登場人物がそれぞれ丁寧に描かれて“おまけのキャラ”なんてひとりもいない。
    ”芝居のリアル”の面白さを堪能させてくれる作・演出が秀逸。
    泣くような話じゃないのに、ラスト何だか涙が出て来た・・・。

    ネタバレBOX

    舞台は上下2つの空間に分かれている。
    それぞれにソファとテーブル、上は元予備校教師修(武子太郎)の部屋で
    下は神田夫妻(根津茂尚・細野今日子)の部屋だ。

    冒頭、修が登場して自分の恋愛顛末を一人称で語り始める。
    予備校講師だったとき、生徒の高校生千晴(相楽樹)と交際して振られ、
    別に職場にバレたわけではなかったが、結局予備校を辞めてしまった。
    今はバーテンとして働いている。
    高校生千晴の姉が、下の空間の妻・神田真希だ。

    修の部屋に飲みに来た予備校講師仲間4人それぞれの恋愛模様と
    神田夫妻の静かなすれ違い生活が描かれる。

    妻の心を知りたくて友人に「妻を誘って反応を教えて欲しい」と持ちかける夫、
    彼の妻に近づきながら次第に心惹かれていく男、
    年下の彼氏に執着し過ぎて振られる女、
    喧嘩しないと本心が伝えられないカップル、
    ひと回りも年下の男の子から告白される女・・・等々
    みんなすんなり転がらない恋に悩んでいる。

    上野友之さんの脚本・演出は奇をてらったものではないし、大事件も起こらない。
    でも登場人物の心の揺れが水のように沁み込んで来て深く共感してしまう。
    照明の効果でテンポ良く場面が切り替わって、次のカップルに焦点が当たるという構成。
    一人ひとりに丁寧に添うような無駄のない台詞と自然な仕草。
    ヘタな役者なら退屈になりかねないところだが、皆見事にはまって生き生きとしている。
    客は“不自然”に敏感だし、リアル過ぎると余計なものまでついて来る。
    “芝居のリアル”は日常から普遍性を抽出したものであると思うが、そこの加減が絶妙。

    元予備校講師修を演じた武子太郎(たけしたろう)さん、
    艶のある声で、でも張り過ぎず、不思議な色気のある人だ。
    どこかで聴いた声だと思ったらサイバー・サイコロジックの「掏摸」に出ていらした。
    その時は役の特殊性もあってあまり入り込めなかったのだが
    今回どこにでもいる普通の男という逆に難しい役を自然に繊細に演じて素晴らしい。

    つきあっている年上の女に別れを告げ、ひとまわりも年上の女性に告白する
    元ひきこもりの青年を演じた大柿友哉さん、ストーカーめいた行為に辟易しつつ
    勇気を振り絞って別れを告げるところ、ひきこもりだったというコンプレックス、
    それらがとても素直に伝わってきて、東京駅での告白に“朝”が来たことを感じさせる。

    高校生役の相良樹さん、恋の意味は良く分かっていなくても、
    姉夫婦の不和は微妙に感じ取る繊細さを持つ千晴を自然に演じている。
    制服の高校生を演じると妙に力が入る役者さんを見かけるが、千晴の適度な脱力感が超リアル。

    終盤、千晴と修は街で偶然再会するのだが
    千晴が立ち去った後、修は「本当に好きだったんだ」とつぶやく。
    その短い言葉に、千晴より大人で“執着”や“替え難さ”を覚えた男の哀しみが溢れていて
    せつなくて泣きそうになった。

    「明けない夜はない」けれど、時に「明けても夜のままの人生」はある。
    それでも私たちは「朝」を信じて眠りにつく。
    その繰り返しの中でちょっと立ち止まって考えさせる舞台だった。
    「朝」って、きちんと向き合わないと訪れないものなんだね。
  • 満足度★★★★★

    今回も素晴らしい時間でした
    上野さんが描くキャラが役者陣ときっちり一体化し、物語の世界観が間違いなく目の前に広がってた。今回も素晴らしい時間でした。

  • 満足度★★★★★

    夜の群像劇。
    恋のお話です。君ら、身近な人を相手にくっついたり離れたりしすぎなんだよっ!とつっこみたい気がしなくもないですが、面白かったです。ザンヨウコさんが素敵でした♪

  • 満足度★★★★

    空気感好き。
    相変わらずの空気感で大好きです。

    細野相楽姉妹はホントに
    いぃ目の保養になりますね(笑)

    主人公がいない分
    感情は入り込みにくい部分はあり
    そういった意味ではりんごりらとかの方がすきでした。

  • 満足度★★★★

    揺れる想い
    男性登場人物の「ボンクラ感」と女性登場人物の「手練れ感」が対比的で面白かったです。
    リアルだけどロマンチックな群像劇は上野さんの作家性の真骨頂ですし、相変わらず、女性を「オッ」と思わせるほど美しく魅せるのは、上野さんの作家性と言うよりマジックですね。

  • 満足度★★★★

    9作品目
    冷たい雨だったが、思いのほか早く止んでくれた。折り畳み傘にしておいて正解だった。で、この寒い中、サンモールスタジオにて「Goodnight」以来の劇団競泳水着。この劇団の作品を観させてもらうのも、もう9作品目だ。

    お見事です。上野友之さんの作品は外れませんな、もう。俺なんかでは到底感じ取る事ができない、女性目線での恋愛ストーリーを書かせたら関東演劇の当代一に近付いてきているのではないか。かつてトレンディードラマシリーズという連作を上演していたが、そこからの大人アプローチへの成長が著しい。この劇団の成長は、「そして彼女はいなくなった」辺りから二次曲線を描き始めている。

    後半にさしかかって少し話が重くなり過ぎてダレ始めたかなあというタイミングで、細野今日子さん&根津茂尚さん夫婦のエピソードがスッと入ってくる。あのタイミング、あの構成は技だ。上演時間を見越したタイミングで、やり過ぎの無いコミカルさを挿入するのって実はかなりの度胸とテクニックを要するのではないかと思う。最後のザンヨウコさんのエピソードも、2012年の素敵な締め。

    劇団員の中で一番演技の幅が広い大川翔子さん。今回もお見事だった。川村紗也さん、細野さんももちろん上手なのだが、この2人は若干タイプキャストになりつつある。大川さんは毎回違った温度の役を全く違和感無く演じているので、俺の中での評価がとても高いのだ。お見事、お見事。

    相楽樹さん。とても演技がうまい。ものすごく若い段階で舞台に挑むアイドルを何度か見かけているが、皆驚く程演技がうまいの。相楽さんもそう。ゴールデンのドラマで目にする日も近いかもしれない。まあ事務所の力次第なのだろうけれども。

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