葡萄酒いろのミストラル 公演情報 葡萄酒いろのミストラル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★★

    今もなお、これからもずっと心の中に生き続ける賢治の夢
    公演から二ヶ月を過ぎてなお、心の中に虹のように浮かんでは感動を蘇らせ、

    その度に新しい何かに気づかせてくれる、

    この世界に生きる上で、大切なものを教えてくれる、

    人間として生きている喜びをわき上がらせてくれる、

    どんなに辛いことにも、負けることなく立ち向かう勇気をくれる、

    愛することの本当の意味と向き合わせてくれる、

    自分が、人を幸せにするための一歩、一歩を踏み出させてくれる、

    命ある限り、心に描いた美しい夢を追い求めながら生きる誓いを立てさせてくれる、

    果てしない時を超えて輝く星々に、人との繋がりの奇跡を教えられ、

    宇宙の荘厳の中に存在する小さな自分を大切に想う心に目覚めさせてくれる、
    一言では表せないほど、
    いくらでもこの感動を連ねることができるほど、

    素晴らしい舞台に出会えたことを、深く感謝しています。

    宮沢賢治は、その魂は、生きています。

    この世界を、「夢」として想い描こうと試みて、
    倒れても、傷ついても、病もうとも、何度でも起きあがって、

    美しい本当のこの世界を、夢見続ける覚悟ある者の心の中に、

    生き続けているのですね。

    本当に永遠なる美しいテーマを表現してくださって、ありがとうございました。

    この作品は、この宇宙の大いなる者の御前にて上演されるべき、
    尊いものだと想います。

  • 満足度★★★

    物語があまり入ってこない
    面白くは感じたが、物語があまり入ってこなかったな。
    とは言え約二時間の上演時間はあっという間に感じたので、物語の世界には入り込めたということか。

  • 満足度★★★

    ファンタジー
    ファンタジーすぎるほどファンタジーなのに違和感がなく、物語にはすんなりと入っていけました。
    ふんだんに散りばめられた宮沢賢治の世界観もマッチしていて、心の中に爽やかな風が吹き抜けていく感覚を覚えました。

    ただ、個人的なことで本当に申し訳ないのですが「永訣の朝」を過ぎるほど感情的な表現で詠むのが苦手なので、せっかく入り込んでいた世界から引き戻されてしまったのが残念です。

  • 満足度★★★

    好みが分かれそう。
    ファンタジーが苦手な方は観るのに忍耐力が必要な作品だったかもしれません。
    お話自体はとてあたたかく、心を開くこととの大切さ、持つべき勇気などメッセージ性はとても力強くあった。
    宮沢作品が複数登場してきて、久々に宮沢の本を手にとってもいいかなって思わせてくれたので、良かったです。

    ただ、主人公が犬で友達が綿毛という設定から、「普通」ではなく、いわゆるこういう設定を素直に受け入れることがまず重要…!

    役者さんのレベルは高く、安心して観ていられました。
    でも休憩なしの2時間越えは事前に知らされていないとキツイです。終演が21時半過ぎるくらいなら、開演をもう少し早めて欲しかったかな…。もちろんいろんな事情があるかと思いますが…。

  • 満足度★★★★★

    見るたびに
    幸いにも、複数回観ることができました。一回では気づけなかったこと、見逃していた表情、重なる思い。見るたびに涙の量が増えていきました。

    主人公は犬、登場人物も犬、ロボ、猫、馬とファンタジーだけど、骨太。ガンッと心に響きました。かといって、ずっと重たいわけではなく大笑いするところもあったりで、本当に楽しい切ない時間でした。

  • 満足度★★★★

    賢治の生涯を絡めたオリジナルストーリーを軸に据えたところが独特
    賢治の作品のうちの1編を軸に他作品をちりばめたものはいくつか観たが、賢治の生涯を絡めたオリジナルストーリーを軸に据えたところが独特か?
    また、各キャラのそのものズバリではないが漠然と想起させる衣裳・メイクもステキ。

  • 満足度★★★★★

    爽やかなミストラルが吹き続けてます
    楽しかったです!爽やかなミストラルが観終わった後も吹いています。

    ひっこみ思案のかりんが周囲の出会いによって1歩1歩進んでいく。
    かりんだけでなく、物語に出てくる1人1人がそれぞれ背負ったものを
    持っていて その中で少しずつ成長していく姿が心あったまり素敵でした。

    物語の端々に出てくる地名、描写。実際に行ったことはない土地ですが
    一緒に旅をした気持ちになりました。いつか実際に行ってみたい!
    宮沢賢治の世界もふんだんに詰まってて、世界観もよかったです。

    ネタバレBOX

    ひっこみ思案のかりん(市場法子さん)が賢治の妹トシの魂を思い出し、
    勇気を出して輝き始める姿が素敵でした。全体を通して全力疾走のかりん
    どれだけ走ったんだろう。がむしゃらな姿は勇気をもらいました。

    そして賢治(伊藤十楽成さん)の存在感!圧倒的で惹きつけられ、
    その表情に揺さぶられました。トシが物語を読む姿を嬉しそうに見る姿、
    亡くなるシーンの悲痛な叫びが離れられません。賢治、トシが交互に詩を
    読む所が印象的でした。

    しずくに猫、犬、馬、バルコック、モダンガール水沢さん。1人1人の
    キャラクターが濃く、かわいく 全員がわちゃわちゃと盛り上がっている
    シーンは微笑ましく、また笑いをこらえるシーンが多かったです。
    バルコックと水沢さんのパワフル具合はたまらなかった!
    仲が悪いように見えた猫、犬たちも最終的には仲良くなって一緒に
    行動している姿に心あたたまりました。

    犬の事務所にはいつか相談事を持って行ってみたい。
    解決はしなくてもほっとして帰ってきそうです。

    まだまだ余韻にひたって、ミストラルが吹き続けています。
    楽しい時間をありがとうございました!
  • 満足度★★★★

    良かったです 
    8年まえの作品の再演らしいが、東北ネタだからかな。 最初は着ぐるみっぽいし、うるさいし、イマイチそうに感じたが、だんだん独特の世界観に引きずり込まれていく。生き物は平等だったり、人に対する心遣いだったり、テーマは平凡だけれど、心がギュッとなる 笑いの取り方も上手く、しんみりし過ぎないのが、余計にせつない感じ。一番前で見ていたらもっとのめり込んだかも。

  • 満足度★★★★★

    「しあわせ」ってなんだろう
    主人公が犬で、たんぽぽの綿毛と旅をして、
    馬や猫やロボットまで、
    「人」ではない登場人物がわんさか出てくるファンタジー。

    それぞれが抱える感情の渦や
    求める「しあわせのかたち」に、色々と考えさせられました。

    とても前向きな気持ちになれる作品でした。

    あと、衣装がものすごくかわいかったです★

  • 満足度★★★★

    絵本のように。
    今回の作品は、宮沢賢治の魅力をふんだんに、散りばめたファンタジーです。
    キューブリックと言えば「誰ガタメノ剣」のようにエンターテイメント要素の強い劇団のイメージが強いが、それを期待している方は、肩透かしを食うだろう。

    ただ、ジャンルにとらわれず作・演出を務める緑川さんが、ファンタジックに、そして元気を与えてくれるというのはキューブリックなのだと認識を改めると、キューブリックの新しい一面として捉えることは容易だろう。

    次はどんな切り口で観客を魅了してくれるのか、大いに期待したい。

  • 満足度★★★★★

    何回でも観たくなる!
    優しさの裏に切なさと残酷さが隠れているお話。それでも最後に暖かい涙が溢れてくるのは、キャラクターがみな自分のためだけじゃなくて他の誰かを想っているから、でしょうか?

    その心が知りたくて何度も何度も観たくなる劇だと思います!

  • 満足度★★★★★

    次回作が楽しみになる
    犬がたんぽぽの綿毛と共に旅をするというファンタジックなあらすじであるにもかかわらず、内容は非常に硬派だと感じた。大きなテーマである「宮沢賢治」という作家は、夢物語を描いているようで実は冷酷な現実も織り込む。
    そういう意味では、確かにこれは宮沢賢治がバックボーンに居る。

    ただし、舞台は明るい音楽・可愛い衣装・コミカルな俳優たちの演技・迫力あるダンス・テンポの良い演出により、その暗さ・冷たさを敢えてほとんど感じさせず楽しく観られる極上のエンターティメント作品。

    残酷な現実を越えて、走り続けろ。力強いメッセージも感じられ、感動した。

    千秋楽は既に完売。

    しかしこの作品を観たら、次にこの劇団がどんな衝撃を世に送り出してくれるのか、楽しみになる。次回公演は秋だそうだ。要注目。

  • 満足度★★★

    苦手な要素
    「もっともキューブリックらしい」と言われてるという作品だと今知ったけど、昨年初めて「誰がための剣」を観て、その硬派なエンターテイメント性が気に入って今年この作品を観た私は、「童話」「寓話」は苦手な部類。しかも「宮沢賢治」は読まず嫌い。また、犬を飼っている故に犬物の映画/ドラマは敢えて避けるタイプ。苦手意識を抱えつつ観た割には、最後まで楽しむ事が出来た。その理由の一つは、やっぱり役者達の堅実な演技と躍動感が最後まで衰えない演出効果だとは思う。でも。観る側の嗜好傾向を超えるエンターテイメント性が作品に表現されないなら、今後は内容を選んで観るようになるなあ。最初から好みじゃない人は観ないでという事なら納得だけど。

  • 満足度★★★★★

    感動しました!
    個性的な登場人物(動物)たち。
    それぞれの想い、それぞれの幸せ。
    そういうものが舞台に溢れていてとても感動しました。

    ネタバレBOX

    今まで自分のために生きていた臆病なかりんが
    兄の支えになりたいと願うトシの記憶を取り戻して強くなり、
    そんなかりんの周りで他の人や動物も成長し強い絆で結ばれていく。
    きっと、かりんが戻った後、ユウキも少し成長するんでしょうね。

    ごちゃごちゃしていても活気のある東京や大自然の広がる東北、
    吹き抜ける風、強く生きていく生き物たち。
    そんなものを感じられる素敵なお芝居でした。
  • 満足度★★★★★

    若さとパワー溢れる!
    というか絶対必須ですね。

    ネタバレBOX

    引っ込み思案の犬のかりんが、病気で外に出られなくて大正11年に亡くなった宮沢賢治の妹の生まれ変わりだったとは。はっとしましたが、その後にその旨の説明は不要かなと思いました。

    犬もタンポポもそれらしかったです。お金持ちの家の猫が野良犬のために肉を運んでいたり、汽車に乗るためにみんなが協力したり、動物同士の友情も熱かったです。なんかリトル・チャロの原型かとも思いました。

    賢治は昭和8年に亡くなっており、妹が生まれ変わったときには生きていると思っていた賢治がいなかったということなら昭和10年頃でもいいんじゃないかと思ったりもします。

    当時の世相が客層みんなに理解され、普通の成人なら生存しているであろう生きていれば50代、更に蒸気機関車が走っている時代ということで昭和23年が選ばれたのかなとは思いますが、ちょっと古臭い感じがします。

    本編は今の小中学生に観てもらいたいような作品ですから、設定を現代にしてほしいと思いました。賢治の妹だと気づくだけで充分です。馬は要らないですが、銀河鉄道は登場させればいいと思います。

    ところで、かりんの上下左右の走行距離は凄かったです。2時間もの間、風に飛ばされたりして舞台からはけたり登場したり、いったい何キロぐらい走り回っているのだろうかと思いました。それだけで尊敬ものでした!
  • 満足度★★★★★

    心の奥に響きました☆
    始まりからこんなに引き込まれた舞台は初めてです(*´∇`*)
    ストーリーも役者の方々も魅力的で素敵満載で大満足♪

    ネタバレBOX

    市場さんの表情の豊かさ、谷口さんの満面の笑みに一目ぼれし、
    なんといっても松本さんのふわっふわのグレーの髪にわしゃわしゃしたくて堪らない気持ちになりました♪松本さん魅力的で目が釘付け(//∇//)
    後半市場さんの声がかれてしまってたのが痛々しかったです★お大事に!!
  • 満足度★★★★★

    ずっとずっと
    現世と前世、空間と時間の間を、浮遊しているような。
    見終わった時の1番の感想。

    懐かしくて、新しくて、どこかにありそうで、なさそうで。

    不思議な感覚と、沢山の笑いと、ぽろり涙。

    次見たら、また違う世界をみれそうな気がします。

  • 満足度★★★★★

    東京→東北→宇宙
    壮大な冒険物語。
    テンポがいいので、ストーリーの中にぐいぐい引き込まれました。
    衣装がこれまた超カワイイ。

  • 満足度★★★★★

    かりんとしずくとぼうけんのたびへ。
    二時間の冒険の旅を楽しんできました。
    観に行ってよかったなーと余韻をしみじみと噛み締め満喫中です。
    問題は観終わってそのまま岩手に旅立ちたくなることかな。
    明日が平日でよかったような、残念なような。うーむ。

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