満足度★★★★★
今もなお、これからもずっと心の中に生き続ける賢治の夢
公演から二ヶ月を過ぎてなお、心の中に虹のように浮かんでは感動を蘇らせ、
その度に新しい何かに気づかせてくれる、
この世界に生きる上で、大切なものを教えてくれる、
人間として生きている喜びをわき上がらせてくれる、
どんなに辛いことにも、負けることなく立ち向かう勇気をくれる、
愛することの本当の意味と向き合わせてくれる、
自分が、人を幸せにするための一歩、一歩を踏み出させてくれる、
命ある限り、心に描いた美しい夢を追い求めながら生きる誓いを立てさせてくれる、
果てしない時を超えて輝く星々に、人との繋がりの奇跡を教えられ、
宇宙の荘厳の中に存在する小さな自分を大切に想う心に目覚めさせてくれる、
一言では表せないほど、
いくらでもこの感動を連ねることができるほど、
素晴らしい舞台に出会えたことを、深く感謝しています。
宮沢賢治は、その魂は、生きています。
この世界を、「夢」として想い描こうと試みて、
倒れても、傷ついても、病もうとも、何度でも起きあがって、
美しい本当のこの世界を、夢見続ける覚悟ある者の心の中に、
生き続けているのですね。
本当に永遠なる美しいテーマを表現してくださって、ありがとうございました。
この作品は、この宇宙の大いなる者の御前にて上演されるべき、
尊いものだと想います。
満足度★★★
物語があまり入ってこない
面白くは感じたが、物語があまり入ってこなかったな。
とは言え約二時間の上演時間はあっという間に感じたので、物語の世界には入り込めたということか。
満足度★★★
ファンタジー
ファンタジーすぎるほどファンタジーなのに違和感がなく、物語にはすんなりと入っていけました。
ふんだんに散りばめられた宮沢賢治の世界観もマッチしていて、心の中に爽やかな風が吹き抜けていく感覚を覚えました。
ただ、個人的なことで本当に申し訳ないのですが「永訣の朝」を過ぎるほど感情的な表現で詠むのが苦手なので、せっかく入り込んでいた世界から引き戻されてしまったのが残念です。
満足度★★★
好みが分かれそう。
ファンタジーが苦手な方は観るのに忍耐力が必要な作品だったかもしれません。
お話自体はとてあたたかく、心を開くこととの大切さ、持つべき勇気などメッセージ性はとても力強くあった。
宮沢作品が複数登場してきて、久々に宮沢の本を手にとってもいいかなって思わせてくれたので、良かったです。
ただ、主人公が犬で友達が綿毛という設定から、「普通」ではなく、いわゆるこういう設定を素直に受け入れることがまず重要…!
役者さんのレベルは高く、安心して観ていられました。
でも休憩なしの2時間越えは事前に知らされていないとキツイです。終演が21時半過ぎるくらいなら、開演をもう少し早めて欲しかったかな…。もちろんいろんな事情があるかと思いますが…。
満足度★★★★★
見るたびに
幸いにも、複数回観ることができました。一回では気づけなかったこと、見逃していた表情、重なる思い。見るたびに涙の量が増えていきました。
主人公は犬、登場人物も犬、ロボ、猫、馬とファンタジーだけど、骨太。ガンッと心に響きました。かといって、ずっと重たいわけではなく大笑いするところもあったりで、本当に楽しい切ない時間でした。
満足度★★★★
賢治の生涯を絡めたオリジナルストーリーを軸に据えたところが独特
賢治の作品のうちの1編を軸に他作品をちりばめたものはいくつか観たが、賢治の生涯を絡めたオリジナルストーリーを軸に据えたところが独特か?
また、各キャラのそのものズバリではないが漠然と想起させる衣裳・メイクもステキ。
満足度★★★★★
爽やかなミストラルが吹き続けてます
楽しかったです!爽やかなミストラルが観終わった後も吹いています。
ひっこみ思案のかりんが周囲の出会いによって1歩1歩進んでいく。
かりんだけでなく、物語に出てくる1人1人がそれぞれ背負ったものを
持っていて その中で少しずつ成長していく姿が心あったまり素敵でした。
物語の端々に出てくる地名、描写。実際に行ったことはない土地ですが
一緒に旅をした気持ちになりました。いつか実際に行ってみたい!
宮沢賢治の世界もふんだんに詰まってて、世界観もよかったです。
満足度★★★★
良かったです
8年まえの作品の再演らしいが、東北ネタだからかな。 最初は着ぐるみっぽいし、うるさいし、イマイチそうに感じたが、だんだん独特の世界観に引きずり込まれていく。生き物は平等だったり、人に対する心遣いだったり、テーマは平凡だけれど、心がギュッとなる 笑いの取り方も上手く、しんみりし過ぎないのが、余計にせつない感じ。一番前で見ていたらもっとのめり込んだかも。
満足度★★★★★
「しあわせ」ってなんだろう
主人公が犬で、たんぽぽの綿毛と旅をして、
馬や猫やロボットまで、
「人」ではない登場人物がわんさか出てくるファンタジー。
それぞれが抱える感情の渦や
求める「しあわせのかたち」に、色々と考えさせられました。
とても前向きな気持ちになれる作品でした。
あと、衣装がものすごくかわいかったです★
満足度★★★★
絵本のように。
今回の作品は、宮沢賢治の魅力をふんだんに、散りばめたファンタジーです。
キューブリックと言えば「誰ガタメノ剣」のようにエンターテイメント要素の強い劇団のイメージが強いが、それを期待している方は、肩透かしを食うだろう。
ただ、ジャンルにとらわれず作・演出を務める緑川さんが、ファンタジックに、そして元気を与えてくれるというのはキューブリックなのだと認識を改めると、キューブリックの新しい一面として捉えることは容易だろう。
次はどんな切り口で観客を魅了してくれるのか、大いに期待したい。
満足度★★★★★
何回でも観たくなる!
優しさの裏に切なさと残酷さが隠れているお話。それでも最後に暖かい涙が溢れてくるのは、キャラクターがみな自分のためだけじゃなくて他の誰かを想っているから、でしょうか?
その心が知りたくて何度も何度も観たくなる劇だと思います!
満足度★★★★★
次回作が楽しみになる
犬がたんぽぽの綿毛と共に旅をするというファンタジックなあらすじであるにもかかわらず、内容は非常に硬派だと感じた。大きなテーマである「宮沢賢治」という作家は、夢物語を描いているようで実は冷酷な現実も織り込む。
そういう意味では、確かにこれは宮沢賢治がバックボーンに居る。
ただし、舞台は明るい音楽・可愛い衣装・コミカルな俳優たちの演技・迫力あるダンス・テンポの良い演出により、その暗さ・冷たさを敢えてほとんど感じさせず楽しく観られる極上のエンターティメント作品。
残酷な現実を越えて、走り続けろ。力強いメッセージも感じられ、感動した。
千秋楽は既に完売。
しかしこの作品を観たら、次にこの劇団がどんな衝撃を世に送り出してくれるのか、楽しみになる。次回公演は秋だそうだ。要注目。
満足度★★★
苦手な要素
「もっともキューブリックらしい」と言われてるという作品だと今知ったけど、昨年初めて「誰がための剣」を観て、その硬派なエンターテイメント性が気に入って今年この作品を観た私は、「童話」「寓話」は苦手な部類。しかも「宮沢賢治」は読まず嫌い。また、犬を飼っている故に犬物の映画/ドラマは敢えて避けるタイプ。苦手意識を抱えつつ観た割には、最後まで楽しむ事が出来た。その理由の一つは、やっぱり役者達の堅実な演技と躍動感が最後まで衰えない演出効果だとは思う。でも。観る側の嗜好傾向を超えるエンターテイメント性が作品に表現されないなら、今後は内容を選んで観るようになるなあ。最初から好みじゃない人は観ないでという事なら納得だけど。
満足度★★★★★
ずっとずっと
現世と前世、空間と時間の間を、浮遊しているような。
見終わった時の1番の感想。
懐かしくて、新しくて、どこかにありそうで、なさそうで。
不思議な感覚と、沢山の笑いと、ぽろり涙。
次見たら、また違う世界をみれそうな気がします。
満足度★★★★★
かりんとしずくとぼうけんのたびへ。
二時間の冒険の旅を楽しんできました。
観に行ってよかったなーと余韻をしみじみと噛み締め満喫中です。
問題は観終わってそのまま岩手に旅立ちたくなることかな。
明日が平日でよかったような、残念なような。うーむ。