満足度★★★★★
今もなお、これからもずっと心の中に生き続ける賢治の夢
公演から二ヶ月を過ぎてなお、心の中に虹のように浮かんでは感動を蘇らせ、
その度に新しい何かに気づかせてくれる、
この世界に生きる上で、大切なものを教えてくれる、
人間として生きている喜びをわき上がらせてくれる、
どんなに辛いことにも、負けることなく立ち向かう勇気をくれる、
愛することの本当の意味と向き合わせてくれる、
自分が、人を幸せにするための一歩、一歩を踏み出させてくれる、
命ある限り、心に描いた美しい夢を追い求めながら生きる誓いを立てさせてくれる、
果てしない時を超えて輝く星々に、人との繋がりの奇跡を教えられ、
宇宙の荘厳の中に存在する小さな自分を大切に想う心に目覚めさせてくれる、
一言では表せないほど、
いくらでもこの感動を連ねることができるほど、
素晴らしい舞台に出会えたことを、深く感謝しています。
宮沢賢治は、その魂は、生きています。
この世界を、「夢」として想い描こうと試みて、
倒れても、傷ついても、病もうとも、何度でも起きあがって、
美しい本当のこの世界を、夢見続ける覚悟ある者の心の中に、
生き続けているのですね。
本当に永遠なる美しいテーマを表現してくださって、ありがとうございました。
この作品は、この宇宙の大いなる者の御前にて上演されるべき、
尊いものだと想います。