満足度★★★★
絵本のように。今回の作品は、宮沢賢治の魅力をふんだんに、散りばめたファンタジーです。キューブリックと言えば「誰ガタメノ剣」のようにエンターテイメント要素の強い劇団のイメージが強いが、それを期待している方は、肩透かしを食うだろう。ただ、ジャンルにとらわれず作・演出を務める緑川さんが、ファンタジックに、そして元気を与えてくれるというのはキューブリックなのだと認識を改めると、キューブリックの新しい一面として捉えることは容易だろう。次はどんな切り口で観客を魅了してくれるのか、大いに期待したい。
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2012/05/27 21:17
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