いと愛し 公演情報 いと愛し」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-20件 / 34件中
  • 満足度★★★★★

    空間
    いろいろな明かりが照らす 空間にて いろいろと大事なものを 抱えている3人が それぞれ すてきでした。

  • 満足度★★★★★

    素敵な舞台
    改めて女優とは優れた女性であると思わされる舞台でした。
    劇団競泳水着、恐るべしです。

    ネタバレBOX

    自分、故人、母の過去まで見えてくる奥行きのある話と妬みや羨みそして情愛までも巧みに表現している幅のある演技がマッチしていて素晴らしかったです。
  • 満足度★★★★★

    上野ワールドだねぇ
    間合い、台詞とも秀逸で、しかも役者がかわいい

  • 満足度★★★★★

    贅沢な時間
    大川翔子さん、細野今日子さん、川村紗也さんの揃い踏み、いい時間が過ごせました。

    ネタバレBOX

    突然死した音楽家のお葬式が終わった次の日の事務所で遭遇した女性三人の話。

    秘書(細野今日子さん)、音楽家の実の娘(大川翔子さん)、音楽家の愛人の娘(川村紗也さん)、三人の恨みや嫉妬が絡み合い、1対2になったり、1対1対1になったりして、三者三様の心情の変化が楽しめました。

    実の娘は父親を取られた感情と下手だったとはいえピアノの稽古を止めた後悔があって、数日前に音楽家が音大に通っている愛人の娘のために作曲した楽譜を事務所で見つけたときに嫉妬のあまり思わず持ち帰ってしまいましたが、返そうと思い直して持ってきたときに秘書と遭遇。

    秘書は愛人の娘から楽譜を探すように依頼されたため事務所に来ていたもの。そこに愛人の娘が受け取りに来て、三人劇の始まり。

    紅茶にミルクを入れる行為で実の娘が事務所に来ていたことを秘書は感づき、楽譜を持ち去ったことも確信。返したものの、今度は秘書が愛人の娘にまだ見つからないと報告。さあここで秘書の予想外の行動に、嫉妬の意味は何かということで最高に盛り上がるとともに、実の娘が愛人の娘に同情する変化が生じました。秘書は愛人の娘が指を怪我していることを心配した面もありますが、愛人の娘から指摘されたように、実は音楽家と学生時代に付き合っていた女性との間に生まれた子どもで、面と向かって愛されていた二人に対する嫉妬がめらめらと燃え盛ったようでした。

    最終的に楽譜は無事愛人の娘の手に渡り、ただ予定してあったコンサートについては怪我を治すことを優先させる方向に進むようで何よりでした。

    ミルクのこと、大川さんの涙が見られたことから下手側が好位置でした。細野さんは知的でてきぱきした感じ、川村さんは方向音痴で天然ボケって感じで、期待していたチラシのイメージとは異なっていて少し残念でした。という訳で、本作品の評価点は、大川翔子さん、細野今日子さん、川村紗也さんの順でした、悪しからず。
  • 満足度★★★★★

    この作品も今年を代表する作品になるかも。
    劇団員三人だけの公演。それなのに逆に豪華ささえ感じさせるのが凄い。三人の女優の個性が(いい意味で)ぶつかりあって素晴らしい作品が出来上がった。この空気感と質感は上野友之しか出せない。見事だ。今回、川村紗也が新境地を開いたような演技。ほれぼれした。

    競泳水着は昨年のCoRich舞台芸術アワードナンバー1作品を作った団体。今年は劇団としてはこの1作だが、この作品も今年を代表する作品になるかもしれない。

  • 満足度★★★★★

    セリフが切れる
    セリフがかなり印象に残った。
    切り込み方・切り返し方。設定のシチュエーションでああいうやりとりは
    えらく緊迫感があった。
    それでいて、適度なユーモアもあり
    とても締まったお話だった。
    女優さんも3人、それぞれ別の存在感があり印象的だった。

    ネタバレBOX

    にしても、あの甘栗、でかいねえ。
  • 満足度★★★★★

    力ある公演、、
    愛しくて、切なくて、面白くて、時には怒ったり、、

    でもやさしくて、様々な感情が渦巻いては、最後ホッとさせられました。

    競泳3姉妹に75分間ずっと釘付け!


    橘さきに対する陽々野暦の心情の移り変わりや、門脇玲子が段々見せる
    本心など、微妙な変化の感触がとても心地よかった。

    “いと愛し”の愛しいって、亡くなった作曲家のこともそうだけど、
    残された橘、陽々野、門脇の築かれた関係なのかもしれないと思いました。

  • 満足度★★★★★

    劇団員のみ
    劇団のいいところを凝縮したような感じがした。
    三人の女優もそれぞれ素晴らしく、三人を活かした脚本・演出、美術も素晴らしかったです。

  • 満足度★★★★★

    個性豊かな女優さん達。
    まさに期待通りの「競泳水着」の作品でした。
    個性豊かな3人の女優さん達が織りなす、人間模様。
    劇場の空間も上手に利用していて、その場の空気、物語にすぐにのめり込んでしまいました。
    上野さんの人を描く表現力の高さは、素晴らしいです。
    あっという間の時間でした。
    この作品が、観劇出来て良かったです。

    ネタバレBOX

    この話のキーワード的な「甘栗」。
    なぜ上野さんが作曲家の好物に「甘栗」を選択したのか?
    秋だから、余り甘くないから?謎ですが、
    大川さんが「甘いって言っちゃってるよ」には、笑ってしまいました。
  • 満足度★★★★★

    満足
    久しぶりの競泳水着の公演。今回は劇団員3人による芝居。
    上野さんの脚本ののセンス、演出のシンプルさ、大川さん、川村さん、細野さんの演技が、相乗効果を経てすばらしい作品に仕上がった。

    いい芝居を観れて満足であった。

  • 満足度★★★★★

    目印はコンビニ。
    「NOT BAD HOLIDAY」初見からずっと観てきたけど、今回が一番好きかも。
    三人のあいだの探り合うような間が好き。噛みあっているのかいないのか的な会話の面白さ。苛々しながらも優しさを感じさせる台詞も良い。

  • 満足度★★★★★

    大好きです。
    なんかこの空気感とかすごい好きですね。

    15MMでは細野さん&大川さん2人芝居だったので
    「いつかは3人のも見てみたいなぁ…」とつぶやいたのですが
    こんなにも早く実現するとは思いませんでした。

    キャストが3人でもまったく物足りなく感じるところがなく大満足でした。

  • 満足度★★★★

    三者三様の女優の魅力が光る
    いつも構成力抜群の上野さんと、劇団員3人の女優さんだけで、創り上げた舞台は、破綻がなく、魅力に溢れていました。

    3人の女優さんが演じる役と、衣装が又見事にマッチング。

    全てにおいて、一定レベル以上のセンスに溢れていて、厭きさせません。

    競泳水着の3女優さんは、それぞれ、ドキドキするほど魅力的で、これ、男性が至近距離で観たらタマラナイでしょうねえ。

    ただ欲を言えば、と言うか自分の好みから言えば、後半の展開にやや、必要以上の作意が感じられ、それがちょっぴり残念ではありました。

    ネタバレBOX

    最後の終り方が、あまり好きではない。と言うか、この作品では、もう少し、しんみりと終ってほしい気がしました。

    最後は、一人残った細野さん扮する門脇玲子の死者への想い、他の二人への想いを押し出して、エンドマークという方が、余韻が残って良かったように感じました。

    何故、玲子があそこまで、甘栗を拒絶するのかも、ちょっと不明でした。
    私が玲子だったら、最後に一人残った部屋で、甘栗を泣きながら口に含むように思うのですが…。

    コンビニのエピソードは、アクセントとして、面白かったけど、あの終り方は、ちょっと、3人のスタンスとして、作為的過ぎて、好きになれませんでした。
  • 満足度★★★★

    男が女性を描くということ
    男が女性を描くことは難しいことだと思う。
    女性は異性であるからわからないことがたくさんだ。
    しかし、この芝居は女性をうまく表現している。
    女性の嫉妬深さ、女性の距離感、女性の優しさ、そして女性の愛情。
    きっと上野さんは女性というものがわかっているんだろうなー
    同じモノカキとしてうらやましい。

    シンプルだけど、無駄がない。時間が経つのが早く感じました。

  • 満足度★★★★

    いとおしい
    劇団競泳水着。
    以前の公演を観た途端に劇団の活動休止だったので、
    待ち遠しい本公演でした。
    さらに劇団員のみの3名の公演。

    ある作曲家の元に3名が集う。
    大川翔子さん演じる作曲家の実の娘。
    大川さんってこんなに細かったんだとなで肩を見て、
    改めて認識(笑)
    とても皮肉の物言いする女性を好演。

    川村紗也さん演じる作曲家の内縁の妻の娘。
    川村さんのめがね娘でドジ属性の女の子にときめきました。

    細野今日子さん演じる作曲家の昔の恋人の娘。
    秘書であるので、その淑やかな美しい女性を演じていました。
    相変わらずの美しさです。眩しい(笑)


    物語は、作曲家が残した娘への曲を巡る、
    3人の娘の話です。

    それぞれの作曲家の父への想いが錯綜するが、
    死人同様に彼女達も全てを語る訳でない。
    そこは人の秘めた想いがある。

    ただ一つ。

    亡き者への愛しさだけは語らずとも共感する。
    きっとコンビニが救いの神だ(笑)

    シリアスで通すと思ったら、
    甘栗にAmazonとローソンのネタに笑った。

    いつも人を愛す簡単な気持ちを思い出させてくれる劇団です。

  • 満足度★★★★

    無題187
    本公演は2回目。中央部分の座席は指定席でしたので、自由席の左側ブロック最前列に座ります、比較的狭い舞台、椅子があって、なにやら書類が散乱、ノートや楽譜なども、奥のほうは、本やファイルを収めた棚、「ライ麦畑で~」「アルジャーノンに~」、文庫も単行本も。

    ネタバレBOX

    大川さん, 細野さんは15Minで観ていて、 川村さんは前回から1年ぶり(「溶けるカフカ」計画中)。3人の役の上での個性(衣装も)がよく出ていて、表情、動き、席によっては後ろ姿しかみえませんが、それでもどんな表情をしているのかがみえるように感じます。

    3人の関係が少しずつ現れ、そのたびに胸にじわっと沁み込んできます。今回、あらためて川村さんの温かさに触れたように思います。

    台本を2つ、前作のDVDを購入。
  • 満足度★★★★

    安定の
    芝居運び
    期待通りの上質な(上質な芝居と言うのが何かと問われたらわかりませんけれども…)ストーリー
    とにかく、上野さんの作るお芝居と言えば…的な雰囲気を感じられました

    欲を言えば、もっと良い意味で裏切られたい、と言う気がしました

    面白かったです!

  • 満足度★★★★

    良かった!!
    個人的には、とても良い時間を過ごせた!
    劇団員3人の芝居をがっつり観れるのは、なかなか贅沢だ(笑)。
    公演を重ねるごとに、劇団の新たな魅力を発見する。
    上演時間は75分。


    ネタバレBOX

    細野さんはヤンキー娘、川村さんは元気娘、大川さんはオトボケ娘が得意な
    分野だと、勝手に思っていたが、今回は皆、全く違うキャラだった。
    (細野さんはマダム風、川村さんは天然系の真面目な音大生、大川さんは短気な感じの役柄)

    にもかかわらず、皆自然な演技であり、それぞれの魅力を醸し出していた。
    あっという間の75分。満足した!
  • 満足度★★★★

    かなり時間が経ってしまいましたが
    素晴らしい作品でした。上野さんの作品は、ハズれる確率がゼロに近い。

  • 満足度★★★★

    プレビューとして
    劇団員だけの公演だからこそのチャレンジなのか、
    物語の組み上がりの秀逸のなかに
    脚本が役者に求める場の質感や密度の細かい作りこみが
    がっつりと折り込まれているように感じました。

    この作品、なんとか時間を見つけて
    公演期間の終盤に
    もう一度拝見したいと思います。
    終演時に感じたこの舞台の秀逸にとどまらない、
    伸びしろというか、
    公演の重なりの中でさらなる豊かさの醸成を、
    予感させ、
    期待させる「プレビュー」でありました。

    ネタバレBOX

    「プレビュー」ということだからでもないのでしょうけれど、
    序盤は場に醸し出される空気に
    役者が十分コントロールしきれていない
    硬さのようなものが感じられて・・・。
    しかし、役者たちの演技が精度を持って重なりだした中盤以降は
    この作品、そして役者が作り上げる世界の
    ビターさやウィット、ふくよかさ、
    さらにはしなやかなエッジが生まれ
    キャラクター達はもちろんのこと、
    その場にはもういない
    彼女たちを繋ぐ人物の面影の姿までが
    肌触りとして感じられ、
    深く浸潤されました。

    したたかで秀逸な作品だと思う。
    単に物語が組みあがっているというに
    とどまらず
    役者達が物語を成り立たせる以上の踏み込みを
    自らの力で作りこんでいける
    間口と奥行きがこの作品にはあって。



    作品が役者を縛っての輝くのではなく
    役者達が作品を踏み台にして刹那の輝きを作りあげる場が
    この作品にはあるように思う。

    終演後、
    良い芝居を観たときの感覚にしっかりとみたされつつ、
    役者たちが醸すであろう
    さらなるものへの期待が生まれたことでした。

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