満足度★★★★★
大変遅くなりました、、
震災直後に観たこの作品。余震の恐怖が続く中、5回通った日が遠い昔のようです。いじめ問題を重すぎることなく軽快に描いていますが、今DVDを観ても客席の皆さんと一緒に笑うことができません。しかし躍動感のある役者さん達は魅力に溢れ、特に大久保綾乃ちゃんの悲痛な演技は強く心に残ります。綾乃ちゃん、舞台に戻ってきてください・・・心から待ってます。
満足度★★★★
視点の置き所
舞台美術の見せ方のスマートさ、適度な風刺の盛り込み具合、笑いのネタは直接的で面白いけど、ちょっと古い感じ。
緩い視点で見たほうが単純に楽しめる。
満足度★★★★
冷徹な視線が貫かれて
単にシビアな状況を言い連ねるだけではなく
複数の視座から客観的に語られたことにより
作り手が描く世界に立体感が生まれていたように思います。
作り手の舞台を組み上げる様式のようなものが
今回は上手く機能していたように感じました。
満足度★★★★
なつかしい90年代
いいお芝居だったと思う。
話の間口も広いし、見てていろいろと楽しめた。
「エゴ・サーチ」の時と較べて、役者の力がアップして、
あてがきの面白さが空回りせず機能していたということだろう。
遊機械だったり、300だったり、つかこうへい、遊眠社だったり、第三舞台って、
そういえばこういう風に劇団の役者それぞれのキャラクターを
イメージを膨らませて、劇空間で愉しんでいたなあと、ふと思った。
歌舞伎の名題じゃないけれども、そういう感じでキャラクターを楽しめるお芝居を大きな空間で作っているのはある意味この劇団の強みだと思う。
満足度★★★
ちょっと残念・・・
全体的には、らしさはあったものの
話としての焦点の合わなさ、
この劇団には無かった色、
落とし所のつまづきなど
詰めの甘さが目立つカンジでした。
満足度★★★
これから老いていくものの演劇
まず、映像をからめた舞台美術がまさしく「美」術である。俳優ひとりひとりに「他に無い」特徴があり、座高円寺の小劇場とよべるぎりぎりのサイズをパワフルに満たしている。また、闇雲にパワーがある(小劇団ではありがちだ)のではなく、訓練された身体とコントロールされたメンタルに基づく確かな基礎力を感じる。それでも尚、私には退屈だった。
満足度★★
う~ん・・・
劇場空間が広いからなのか、本や演出の軸が定まらないからなのか、役者がいまひとつ自信を持ってやれてないからなのか、とくになにも積み重なってこなかった。残念。次回は大高さんも出演とのことなので、次回にいろいろと期待。
満足度★★
笑えなく感動もなく、「書簡」にプン・・狙いはこれ?
<笑えなく、感動もなく、「書簡」にプンプン・・はっ、狙いはこれ?>
役者さん、映像宣伝・美術、振付等スタッフさんには、誠に申し訳ありませんが、中途半端で、伝わって来るものが無く、更に「書簡」を見て、率直に「じつに困った作品であった(引用文)」と思いました。原因は背骨のない「本」、久々に登場の時は、監視社会うんぬんで、ん~さすが、と思いましたが・・。人生経験も豊富であるハズなのに、相も変わらずのネット(といじめ)でも良いのですが、その取扱いが、偏って散らかったままで、大人なのに遊び心も・・全て短絡的で中途半端で、挙句にいじめの解消(解決)策が「目には目を」でバットによる頭部殴打(R15指定)やりっぱなし、とは・・ん~煮詰まってきているのかなぁ。。
要は今も昔も、簡単明瞭、面白いものは、「面白く」、つまんないものは、「つまらない」なのです。
ご丁寧に「ごあいさつ」状での(言い訳)演劇論、書込み威嚇等、矛先を交わす大人の術は・・さすが。
この演劇界も仮想現実の世界、本の出来・不出来は別として、発表した時点で作者を離れ一人歩きし、良くも悪くも評価を受けるのは宿命でしょ?第一線ライブ(劇場)での勝負に、昔の名前は関係無く(大人だからなぐさめない)、ネット社会同様、評価が怖ければ、他の劇団、別のペンネームで勝負されては?時代・世代と戦っている事には最上の敬意を表します。劇団も役者さんも良いと思いますので、次回作の奮起を期待します!
満足度★★★★★
物語の力っっ
初虚構の劇団・初座高円寺。笑って泣けて、素直に面白かったです。きちんと各役者さんに見せ場があって、起承転結もしっかりして、物語自体はわかりやすい。でも、登場人物の葛藤やメッセージが胸に響く。登場人物や出演されてる役者さんとおそらく同世代の自分には、まるで自分の事を描かれてるような共感がありましたが、僕より上や下の世代の方はどんな風に見たのだろうと気になります。
青臭いと思われるのか、空想的で現実離れしてると思われるのか。世代を超えて共感できるのかなって思いました。
満足度★★★★
秘密とつながり
シンプルだけど構成が美しい舞台美術と演出にやられた、演者さんの
声の通りのよさが当たり前だけどとても心地よかった、以下はネタバレBOXで。
満足度★★★★
盛りだくさん
SF的なんだけど、現実的な問題も含んでいて、ダンスもあってと盛りだくさんでした。おもしろかったんだけど、僕はちょっと消化しきれなかったかな・・・。
満足度★★★★
流石だね!
やっぱり、レベルが高い!
今回は若さで押し切るようなこともなく
前回よりも断然いい作品でした。
もちろん、風刺もバッチリで鴻上さんの技が冴え渡ってた!
満足度★★★★★
良かったです。
達者な役者さんばかりで、SF的なんだけど、ダンスも決めるとこ決めつつ、適度なコミカルさと笑いもあるのに、社会風刺的なメッセージもありました。表に見える事だけが、真実ではないと、改めて、思いました。一緒に見た友人も私も、初見だったのですが満足で、次回作も見たいと、思いました。
満足度★★★★★
魅せてくれました
この劇団を見るのは3回目だが、毎回見せてくれる
SFであり、サスペンスであり、コントであり、さまざまな要素を取り込んで作製されている。
しかし根っこには社会にたいする痛烈な批判を含んでいて、人々が集団化することによる怖さや、マスコミ、ネットなどの報道・口コミにたいして暗に批判しているようであり、警鐘も鳴らしている。
芝居は踊りあり、謎解きあり、内容も面白く、役者さんも乗りに乗ってたようであった。楽しいひと時を過ごすことができた