満足度★★★★
まさしく「千年女優」。。。
観劇中も夢中だったんだけど、観劇後にジワジワァと感情が揺さぶられていく・・・パンフレットを読めば、さらに感情の深みが増す。。。
良い芝居だった・・・!
役者さん5名の熱演もさることながら(冒頭で気になった白のスニーカー、というより運動靴も途中から全く気にならず)、音響・音楽・照明・舞台装置・衣装も抜群!
終演後のオマケのパフォーマンスも秀逸(←このときの衣装・・・美しいです)。
芸能界を引退しても「女優」な主人公が、実際の過去の自分と、かつて演じた数あまたの役とを絶妙に絡ませていく(←キチンと説明できてません)。。。
「わけがわからない」級のファンタジーなのに、せつなくなったり・・・泣きそうになっちゃったり・・・笑っちゃったり・・・哀しくなっちゃったり・・・
こんな芝居ははじめてです。。。
満足度★★★★★
シンプルな舞台装置と衣装、そして
圧倒的なパフォーマンスと凝りに凝った演出。お見事!の一言です。音楽もすばらしい。演劇というものの業のようなものを見せつけられました。テンポとせりふの歯切れも良く、男性の声を演じるとき、五人の女優さん全員が声を合わせて男の声を作る見事さと斬新さには目を見張りました。すごいパフォーマンスですね。また、軽くパンッ、と手を合わせただけで場面の変換や時間の推移、次元の移動などを意味していましたが、原作の世界観を忠実に写しており、アニメ好きをもうならせる演出でした。原作者も大好きだったというこの舞台、今 敏氏のファンの人達にはもちろん、できるだけたくさんの人に観て欲しいです。
満足度★★★★
駆け抜ける千年女優
アニメをどうやって表現するのだろうと少々、不安だった。アニメや映画はワンカットワンカットを繋ぎ合わせて作られる分だけ、かなり有利だ。舞台は生だけにその表現方法も限られてしまう。
しかし、舞台はこれは誰役という説明も交えながら見応えがあった。導入音楽も素敵だ。
以下はネタばれBOXにて。。
気持ちよかった
見て何よりも感じたのは駆け抜けた疾走感であった。
アニメの舞台化という二番煎じ的な要素が全くなかった。
むしろもともと舞台として書かれたのではないかと思うほど素晴らしかった。
舞台化する際にどうしてもアニメにしかできない表現というものが発生すると思うのだがそれを5人の役者たちを使って変質していた。
アニメの再現ではなく、原作から作りなおしたという感じさえした。
そして繰り返される疾走シーン。何度見ても飽きないのだ
照明・音響もすばらしい
満足度★★★★★
「女優」は、千年を走り抜け、千年を生きる
あのアニメ『千年女優』が見事に舞台化されていた。
しかも本当に5人だけで演じきるのだ。
アニメとほぼ同じ95分の上演時間で。
舞台を観て、改めて今敏監督の凄さをも実感した。
アニメのほうのファンも、舞台を観ながら映像が1カット1カット脳裏をよぎり、満足できる作品ではないだろうか、とも思った。
満足度★★★★★
今 敏監督の代表作が。
あの、優れたアニメ映画を観た人なら誰もが「あんな作品、舞台になるの?」と訝しく思うだろうが、一度、パフォマンスに触れた後では、映画ですら、あの物語のひとつの解釈であったのか、と驚きと感動とともに深く納得するだろう。初演時、今 敏監督は、大阪に足を運び、繰り返し観劇したというが、フェイクにフェイクを重ねて、こちらの現実感を揺さぶった挙句に、リアルとしか言いようのない何かを垣間見させるスタイルは、まさに今監督のものであり、映画版にはない、豊富なアイディアの数々も、原作に真摯に向かい合った結果のアダプテーションであることが理解できる。とにかく、活き活きと動きまわる女優たちの姿が素晴らしく、こちらの知性と感性を絶えず刺激してくる。今監督は鬼籍に入られたが、この東京公演もどこかで観てらっしゃるかもしれない。
満足度★★★★
圧倒された
ストーリーが面白かったかと聞かれても思い出せないぐらい、そのパフォーマンス性に圧倒された!
5人が何役もこなし、目まぐるしく舞台上を行ったりきたり、息がピッタリあっていて、並大抵の稽古量ではないのでは?
また要所要所にコロスが入れられ、独創的でいい。
満足度★★★★
想像を遥かに超えた舞台
原作を知らずに観劇、照明の素晴らしさ・コスチュームの斬新さに見とれながらも、小道具の少ない中での動きも工夫が見られ、久しぶりにうっとり。空を舞い、水中に舞う不思議な感覚を体感。自分が美しく舞う錯覚に陥らせて頂きました。5人の美しい女性に乾杯したいくらいです。
ただ、エアーダンスのコスチュームには一考が必要。
満足度★★★★
舞台化の成功例
5人の役者が絶えず動き回り、映画のカットバックさながらめまぐるしい場面転換。とにかく圧倒されっぱなしでした。
芝居というより、長時間のダンス・パフォーマンス。台詞の量も多いのですが、それ以上に多い体の動き、マイムの数々。練習量を想像すると気が遠くなります。
音響も照明も舞台上の動きとぴたりと合い、驚異的ですらあります。
元となったアニメ映画を観た時には実写のほうが合っているのではと思ったものですが、今回の舞台を観ると、それ以上に舞台のほうが合っている、と思わせてくれました。このような例は滅多に無いです。
満足度★★★★★
想像以上!
最初、ちっとこれはキツイかなって思ったら、段々慣れて来たと言うか、引き込まれたのか凄く楽しめた♬
5人の女優さんが役をコロコロ変えるのも、全く混乱したりする事無く、むしろ、この物語の魅力になってた。アニメ的エフェクトも良く考えられた演出で、ほんと良く出来た完成度の高い作品だとおもう。
また音楽が良くって、直ぐにて耳に馴染んで、今も頭の中でエンドレスに流れてる(これってミュージカルとかで、その作品を好きになるかどうかのポイントだよね)
この作品は、また観たいって思わせる物があるから、何度でも再演して欲しい。