舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11) 公演情報 TAKE IT EASY!「舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    まさしく「千年女優」。。。
    観劇中も夢中だったんだけど、観劇後にジワジワァと感情が揺さぶられていく・・・パンフレットを読めば、さらに感情の深みが増す。。。

    良い芝居だった・・・!

    役者さん5名の熱演もさることながら(冒頭で気になった白のスニーカー、というより運動靴も途中から全く気にならず)、音響・音楽・照明・舞台装置・衣装も抜群!
    終演後のオマケのパフォーマンスも秀逸(←このときの衣装・・・美しいです)。

    芸能界を引退しても「女優」な主人公が、実際の過去の自分と、かつて演じた数あまたの役とを絶妙に絡ませていく(←キチンと説明できてません)。。。

    「わけがわからない」級のファンタジーなのに、せつなくなったり・・・泣きそうになっちゃったり・・・笑っちゃったり・・・哀しくなっちゃったり・・・

    こんな芝居ははじめてです。。。















    ネタバレBOX

    スピーディー!

    テンポがイイ!

    斬新なのに練れている「入れ子システム」!(←主人公にいたっては、5人全員が演じるのだ!)

    ・・・たまりましぇん。。。(←もちろん、原作&脚本・演出もイイ!)

    主人公は5人が演じるのだが、1番長く演じるのは、前淵さなえさん。

    この前淵さん。一番、走り方が鬼気迫ってるのよ。。。

    そのあたりに「オンナの性(さが)」を強く感じたなあ・・・ま、感じたのは終演後なんですが(観劇中は、ただただ「彼のことが大好きなんだなァ」としか思ってなかった)。

    ラストのセリフ「彼を追いかける私が好きだったの」を聞いて、ようやく「あの走り」を正しく(?)理解できた。。。

    同行者の姪っ子は、かなり早い時点で「自分に酔ってるな」と感じていたらしいですが(『キャンディ・キャンディ』で、最後の最後までアルバートさんがウイリアム大おじさまであることに気づかなかった過去の自分を思い出した・・・まったく成長してないネ)。

    ただ、ラストのセリフが秀逸だからこそ、伏線的なものがあったほうが良かったかな(あったかもしれないし、そもそも伏線など必要のない自明なことなのかもしれないが)。。。

    ああ・・・もう一度、観たいっ!!!

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    2011/02/19 23:31

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