満足度★★★★★
体験するものだ
今、観なきゃいけない芝居。
芝居は観るものではなく、
体験するものだという当たり前の事実を、
痛感させる。
何故?
今?
澁谷で?
ルデコで?
自己批判できる人なら、
観に行って間違いなしだよ。
日本人なら、
現代人なら、
涙があふれてどうしようもない。
満足度★★★★★
すっごい、迫力!
危機迫る空間と、迫真の演技に、圧倒され、引き込まれました。物語には、緊張しっぱなしでした。単純な私は、なんだか全身、軽く、筋肉痛???
満足度★★★★★
革命ごっこ
1970年代初頭、革命と言う名のもと、闘い続けた若者たちがいた。彼らは左派同盟と赤色革命軍共同部隊として統一し『連合戦線』と名称を改める。
その残党5人が軽井沢の別荘を占拠したてこもった10日間の出来事を追う。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
集団狂気の恐ろしさ
重い題材だけにシリアス一辺倒の話。お笑いやお涙頂戴の場面は一切ないが、物語にぐんぐん引き込まれ、あの時代に蔓延していた狂気はいったいなんだったのか、今も別の形で狂気が満ちていないかを考えさせられような芝居でした。
満足度★★★★
今の時代にも見せられる工夫
まずは今の時代に、この題材をまともにとりあげようという勇気に感服します。
連合赤軍については何度も映画やドラマ等で描かれ、普通に描いたのでは暗くやりきれない話でうんざりするだけに終始するか、或いは映画「光の雨」のように劇中劇という変化球によって今の時代の観客にも見せられるようにするか、となるところですが、この作品はほんの少しの工夫をすることで見事に解決しています。
冒頭からインターナショナルやら”新左翼”用語やらで時代の空気を表現するという、あまりに正攻法なやり方に若干不安を感じましたが、役者さんたちの力技で1時間40分という上演時間を最後まで引っ張っていったことに感銘すら覚えます。何か特別な舞台装置であるとか、派手な演出など一切無しに、役者の力量だけであそこまで見せることが出来るというのは並大抵ではありません。
ただ、予備知識の無い人が”総括”や”自己批判”を見るとどう感じるのかは気になるところです。
満足度★★★★
セリフに聞き惚れました。
なんて言うんですかね、言葉がですね、あの時代のあの連中特有のなんとも角張った感じの硬さを持っているんですけど、それが束になったことで、三角や四角なんかの角張った積み木だけでぎっちりと建てられた建物の様に、なんとも隙が無い感じで、聞いていてやけに心地良いんですよね。隣の人は少々ウトウトしていたようですが、僕はなんだかウットリとしてしまいました。
満足度★★★
胸締め付けられる作品
チョコレートケーキという名前だけ見ると、甘いメルヘンでもやってくれるのではないかと思うのだが、真反対の芝居。最初から最後まで笑うシーンなどひとつもない。
暗く重く胸を締め付けられるような作品。途中で見ているのが辛くなった。それでも演技陣が達者なので魅せられる。
連合赤軍の事件をベースにしながら、それを一ひねりしている。このひねりが面白い。蒻崎今日子がキーとなる女性を演じている。その女性が徐々に変化していく様子を見事に演じている。魅力的だ。
個人的にはこの連合赤軍事件は同世代の事件なのでとても辛くて見ていられない。そういう意味で苦手な分野の芝居だが、作品としてはよく練られていたと思う。初日ゆえのばたばた感も若干あったがそれは明日以降よくなるだろう。
満足度★★★★
女恐いというか…
この公演を「観たい!」の時には「男臭いというか…」だったのでまずはこのタイトルを付けました。まったく下調べなしにこの作品を観ました。当日パンフ差し込みにある用語集も見ませんでした。帰宅後読み返し、また楽しめるこの充実感でこの料金は安い!と思いました。今日が初日とは思えないくらいしっかりつくりこまれていました。
満足度★★★★
飢えたる者は今何処
浅間山荘事件の舞台と関係者の背景を借りたオリジナルストーリー。
史実を知っているだけに思い切った展開に戸惑う。
予備知識が多過ぎて、純粋なフィクションとして楽しむのは難しかった。
とはいえ、なかなかの力作ではある。
「浅間山荘事件なんて知らないよ」という人には密室サスペンスに映るのかも。
菊池豪、西尾友樹の客演陣が印象に残る。
ルデコの座席選びはいつも悩ましいが、音響ブース前の正面4席がベストかな。