『SHIBAHAMA』  遂に本日千秋楽!!!当日券出ます!!ぜひぜひおこしください。 公演情報 『SHIBAHAMA』  遂に本日千秋楽!!!当日券出ます!!ぜひぜひおこしください。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★★

    あらゆる意味で刺激的!
     快快が芝浜をモチーフに芝居をやると聞いて正直驚いた。ポップなパフォーマンス集団と、落語の世界が結びつかなかったからだ。ところが見事に快快の「SHIBAHMA」になっていた。

     会場に入った瞬間から、快快の世界が広がる。舞台の上にはまるで縁日のように楽しいものが溢れている。そして繰り広げられ快快流パフォーマンス。最初から最後まで徹底した観客サービス。そしてびっくり箱のように次から次へと楽しませてくれる。

     演劇?ショー?イベント?
    そんな垣根を取っ払ってそこに快快の世界がある。とても素敵だ。

  • 満足度★★★★★

    ポジティブさに恐怖
    どうもこれはChim↑Pomに遭遇した時と似た感覚。
    今はまだただ、UMAに遭遇した直後のような放心状態。
    芸術劇場ってああいう空間になるのか。
    おすすめはしないが観ておくべき舞台な気はする。

  • 満足度★★★★★

    圧倒的な「芝浜」の再構築
    たっぷりすぎるほどの遊び心とともに
    「芝浜」という噺のスピリットが再構築されていく。

    その創意の豊かさと緩急のバランス、
    さらには噺の枠組みからの広がりに
    圧倒されました

    ネタバレBOX

    たとえば、「時そば」とか「時うどん」などという噺、
    橘家円蔵師匠や笑福亭福笑師匠などは
    噺の仕組みをまくらでばらしてしまい、
    噺家としての腕で
    その物語にふくらみを与えて観客を魅了したりする。

    faifaiの「芝浜」にも同様のメソッドで
    噺のコンテンツを今に置き換えて
    見せ切る力がありました。

    冒頭、客入れの部分でランダムに登場する役者たちは
    作り手にとっての東京というか江戸の今を
    劇場全体に醸し出していく。
    当日ゲスト、「ニーハオ」の
    プレパフォーマンスライブなどもあって
    街の高揚感が醸成されていきます。

    そこから、いくつかのパターンで「芝浜」という噺のアウトラインが
    提示されていく。
    会場全体に広がる音と映像と
    役者たちのコントロールされた動きの中で
    したたかに
    「芝浜」のサマライズと物語の構成要素の提示が行われていく。

    その上で「芝浜」のキーとなる各ピースがひとつずつ
    faifaiの表現で語られていくのです。

    毎日「遊んでばかり」の熊、「遊び」の部分が
    観客参加のイベントで演じられていくのが楽しい
    なんとなく仕事をせずに
    だらだらしている感覚が具象化されて・・。

    「大金」の入った財布を拾ったという
    「大金」の感覚・・・、
    今様の「夢」の表現、
    3年間仕事をしたという「仕事」の肌触り、
    faifaiナイズされたそれらの具象化が
    噺の骨格をしなやかに内に隠して
    展開されていく。

    当日ゲストの白神ももこや高須賀千江子のパフォーマンスも、
    どこかゆるくて、
    でもfaifaiの役者たちとコラボした動きには
    ぞくっと引き込まれる切れがあって。
    楽しくて、その中に洗練があって、
    まるで名人上手の噺家の
    したたかなくすぐりを聴くよう。

    フィールドワークのレポートという形で
    熊さんたちの生きた落語の世界と
    今の「江戸」の広がりが縫い合わされて
    その先に噺がもつ普遍性が浮かび上がる。
    落語での地語りのような篠田の言葉で
    個々の要素がふたたび
    21世紀の東京の市井に結びあわされて・・・。

    そこから再び、
    faifai流の表現とぞくっとくる切れで描かれる
    「芝浜」が圧巻。

    役者たちの上下を切った表現が
    鮮やかなグルーブ感を導き出し、
    映像や音とともに
    圧倒的なパワーで
    faifai流「芝浜」が場内に満ちる。

    落語の「さげ」をさらに逆手に取った落ちも
    鮮やかに決まって・・・。
    落語の手法をがっつり取り込んだ
    パフォーマンスの懐の深さにひたすら瞠目。

    まあ、人によって好き嫌いはでるかもしれませんが、
    少なくとも私は、
    しっかりとしたおさまり感とともに
    一席を聴き終えた満足感を味わうことができました。

    ☆☆★★★









  • 満足度★★★★★

    ある意味、伝統芸能の正統な継承
    現代に置き換えた談笑の「シャブ浜」とか、嘘をつき、拾った金を隠した妻を殴打する話にしたりとか、古今の噺家たちが懸命に新たな「芝浜」作りに挌闘してきた歴史からポンと突き抜けちゃってるのに、紛うことなき「芝浜」だったなあ。

    ネタバレBOX

    もちろん、言葉だけで語り尽くす落語という芸には敬意を払いつつも、劇場全体を使って感応させちゃう祝祭的な力って、やっぱりスゴイよねと思う。

    そういう意味でも、これは紛うことなき演劇です!

    そしてまた、わりと「アリ」的な美談として描かれがちなこの噺を、あえて「キリギリス」的なダメ人間感で貫いていたのも心地よくて♪
    そうそう、そんなきっぱり酒とか博打やめられるなら、最初から溺れねえよ、みたいな(笑)。

    いやあ、なんか、かつて芝居小屋が、廓とおなじく、「悪所」と呼ばれていた頃の猥雑さを甦らせちゃったかも☆
  • 満足度★★★★

    なんと言っていいやら…凄かった
    快快の作品は私にとっては観るというよりは体験で、その点で今作はより本質的な意味で「体験」でした。ただの観客参加型イベントではなく、全体が「SHIBAHAMA」になっていて、全身全霊のメッセージも受け取れたように思います。

    ネタバレBOX

    私が見た回のゲストは岩井秀人さん。テレビゲームが本当に得意なんですね。岩井さんのアドリブだか演技だか見分けがつかない生々しさが凄かったです。日替わりゲストによって、作品の印象はガラっと変わると思います。
  • 満足度★★★

    真面目な人たちの真剣勝負なお楽しみ会
    これは、全身で楽しもうとする能動的な態度で臨まないと楽しめない。
    そういう「意志」を継続させないと、楽しめないかもしれない。
    気を抜いて観ると「飽きる」ところもある。

    ぶつ切り的な感じだからだろうか。

    全体的な印象としては、「ああ、やってる人たちは楽しいんだろうなあ」というもので、「お楽しみ会」的な印象を受けてしまう。ただし、それがちょっとうらやましかったりもする。
    出たいわけじゃないけど。

    ネタバレBOX

    全体的に言うと「楽しかった」のだが、確実に飽きてしまうところもあり。
    特に最初のステインアライブが流れるところは、なんだかつまらない。すぐ飽きた。
    とは言え、その後は持ち直し、面白いことが次々と。
    しかし、こちらが気を抜くと、あっという間に「飽きて」くる。
    「出し物」1個1個が、ポツン、ポツンとあるからで、その繋がりと、言葉による紹介の手際がイマイチのような気がする(そこのあたりがお楽しみ会的な)。
    もちろんうまく繋いでいるところもあるのだが、音楽と台詞のサンプリングが全体的なトーンを形作っているのだから、それをノリシロにしてもっとうまくウェーブのように全体をコントロールできたのではないだろうか。

    音楽に乗せたり、台詞のサンプリングを流したり、個所に仕込まれたスイッチを触ることで音が出たりという、音によるグルーヴが試みられていたが、どうもそれがグルーヴにはなっていないように思えた。
    もちろん、ちょっとした瞬間に気持ちよさが現れてくるところもあったが、動きの音感が、イマイチ、「手順」のように聞こえて(見えて)しまい、「波」や「うねり」になっていかないのだ。これは練習しても身につかないのかもしれないのだが、そこに「飽き」が来てしまう原因があるように思えた。

    また、首を絞めて落としたり、の後のスタンガンのくだりとか、本気ボクシングとかは、身体を張っていたりしたやつは(ホントに落ちたか、スタンガンを当てたのかは別にして)、演じる側のリスクと見合うだけの面白さはなかったように思える。もちろん、ボクシングなどは面白かったのだけど、その面白さは、例えば、会場全体を使ったTVゲームほどの一体感や面白さまでには到達しなかったと思う。

    身体を張ったあれらは、やってる本人の充実感はあるのだろうけど、どちらかと言うと、他の出し物のようなぐだくだしり、どうでもいい感じのほうが、よかったように思えるのだ。
    リアルに何かが行われるよりも、どうでもいいことが、リアルさなしに行われたほうが面白かったし、全体的なトーンも合っていたように思える。

    ただし、ボクシングのときに周囲を固める出演者やスタッフたちの、ただならぬ目つきだけは、見応えがあった。が、それも結局のところ全体のトーンを壊していたように思えた。

    全体的な印象としては、かなり本気モードで行われており、口調とか様子とは別に、観客の容赦ない視線があるだけに、真剣そのものだったように思えた。
    「真剣そのものに見えた」ことはプラスに働いていたかどうかは別として。
    一見楽しそうに見えているんだけど。

    今回のゲストは、歌の郷拓郎さんとアイドルユニットのフルーツ☆パンチだった。
    歌は、全体的に浮き足立っていた中で歌われたのであまり集中して聞くことができず、よさげな歌だっただけに、きちんと聞きたかったような気がした。
    アイドルさんたちは、とってもかわいいんで、これはちょっと得した気分。
    毎回ゲストが変わるということは、当然内容も微妙に変わるということで、その融合具合、接触具合によってはとてつもなく面白い日もあるのかもしれないし、ないのかもしれない。

    ついでに言えば、芝浜という作り話の虚構とアイドルという虚構のぶつかりが見えたら言うことはなかったように思えた。日替わりゲストなので無理だけど。

    なぜ「芝浜」なのか、というところは、私の中では解決しなかった。理由なんてないのかもしれないが。
    あえて言えば、芝浜という落語の作り話は、落語家の手によって、観客のイマジネーションの中に生きてくる。今回の舞台は、フィクションとノンフィクションとの狭間にあって、ウソとして見せたり、ホントとして見せたりというあたりが「芝浜」だったのかもしれない。
    フィールドワークのエピソードとしての合法○○ッグや、スタンガンの使用など、そのあたりの見せ方が、狭間にあった。
    いろんな法的な感じにしても狭間にあったかもしれないし。

    全身全霊を込めて、てきとうさを醸し出していたり、バカバカしかったり、悪のりしすぎたりしていたら、もっと楽しめたような気がする。
    取り組む姿勢が真面目すぎなのかもしれない。例えば、監視カメラの映像は意味ありげだし、その映像が監視カメラのものであると説明したり、サゲがアゲっていうオチも、最初にサゲの言葉を説明したりするし。真面目なのは結構なのだが、その真面目さが見えてしまうところが問題なのかもしれない。

    こんな雰囲気だったら、観客も舞台の周辺をぶらぶらさせたり(一定の範囲内で)、あるいは舞台のところに入れて、一緒に踊ったりさせてもよかったように思える。そういう「演出的な危険」や「ハプニング」まで取り込んだほうが刺激的だったのではないだろうか。

    奥の通路(トイレ側)の壁にこの宇宙がビッグバンによって始まってから芝浜を演じるまでの略歴の展示があったが、気がつかなかった人も多いのではなかったかもしれない。

    グッズを入り口付近で販売していたが、サボテンのアレとか販売していたら面白かったような気もする。無理だけど(笑)。

    まあ、あまり考えずに、観て、いや見て、はは、とか、ふふ、とか思っていればよかったのだろう。いや考えすぎてもよかったかもしれない。
    しかし、見終わってから、劇場を出た後の虚しさは何だったのだろうか。
  • 満足度★★★

    お勧めできるかは分からんが
    体験です。イベントです。明日が楽しみになるとは思う。

  • 満足度★★★

    お祭りでしたな
    多田さんも遊びすぎ

  • 満足度★★

    ヒドミから遠くはなれて
    劇場に足を踏み入れると、
    そこは折込チラシの置かれた客席が滑稽に見える舞台空間。
    そこで展開する大人の学芸会。
    このでたらめさ加減は間口を狭めてるよなぁ。
    みんな目が笑ってないから何か恐いし。
    もはや客席も劇場も必要としない団体になってる。
    「芸劇eyes」なるラインナップに組み込まれてるのはおかしいよね。
    M-1のテツandトモというか、直木賞にノミネートされた京極夏彦というか。

    ネタバレBOX

    客イジリ満載なので、嫌いな方はやめといた方がいいです。
    携帯電話の電源切らないで芝居観たのは久しぶりだな。
  • 「ダメさ」かげんそのものが「深さ」
    最初はなんか段取りの悪い学園祭みたいな感じがして、正直「ダメだこりゃ」と思ったのですが、だんだんそれが意図的であり、そのダメさ加減こそが落語『芝浜』のテーマなんだと…逆に深さを感じてしまい…これはただ者ではないな‥と。はっきり言えることは、フツーではない・・・ということ。で、また、評価の次元に乗せることにも躊躇してしまうくらいの世界だった・・・ということ。

    ネタバレBOX

    こういう作品が一番悩ましいですねぇ。「ダメだこりゃ」…ていう印象は間違いないんです。ひょっとしたら、「途中で帰る」くらいの勢いであったかもしれません。とろころが、このダメさ加減が実に徹底していて、そのうちに観ている方が深みにはまっていってしまう・・・挙句の果てには、「ひょっとしたら、これは面白かったのかも」とか思わされてしまう。そういう作品なんです。まるで、「裸の王様」をみてしまったときの気分というか、リトマス試験紙で試されてる感じとか・・・少なくとも、評価はできないです。・・・あえていうと、自分のまわりには、この作品を進められる友人はいないです。
  • 演劇というよりも
    評判がよいというだけの理由で、予備知識なしで劇場へ。「芝浜」なら話は知ってるから、多少理解できなくても大丈夫だろうと思って。

    ネタバレBOX

    会場に入ってびっくり。現代美術のインスタレーション作品かと思いました。で、その通りでした。演劇だと思うとどうかと思いますが、現代美術だと思うと非常に刺激的で楽しい作品でした。ただ、ちょっと悪のりしすぎの感もあり。
  • 芸術劇場のブランドが傷つきそう
    よいところは、客席の作り方尺の取り方や、コンポラアートな舞台美術のみ。それもすぐ飽きた。

    演劇というくくりでは、他の演劇人に失礼千万。タダの悪ふざけの過ぎた大学祭。そういうつもりで、途中から見たのだがそれでも、あまりに刹那的で、付け焼刃で、その場しのぎで、幼稚さ、拙さだけが不愉快に伝わったのみ。

    会場の受付では、芸術劇場のスタッフが「ご飲食は客席では出来ませんので、ロビーでお願いします」と案内をしているのに、客席に入ったら、その日のゲストの女優だか女郎だかわからん女が、ビールの500ml缶を呷っていて、それで、頭の中がブチ切れた。

    あと、赤ん坊の泣き声がするのでそっちを見たら、まだ、生まれて間もない、本当に小さな赤ん坊が母親と思しき出演者(内輪の人間?)に抱っこされていた。それで、アレだけの大音量の中パフォーマンスするというのだから、赤ん坊の感覚器の発達に悪い影響を与えていたに間違いなく、タダでさえ子どもが嫌いで、目の前に現れて欲しく無く、それが、虐待すれすれのところで抱っこされているのだから、ものすごくそれでも不愉快な思いをした。

    酒飲みゲスト女優は、演技などできず、ヨレヨレ。シラフでは過激な演技など出来ない女優など、服を脱がないストリッパーにすぎない。

    そのような場面があったため、その他のものも、演技ではなく、本当に合法ドラッグでラリってパフォーマンスしている、洒落にならないうそ、悪意ある虚偽を並べ立てた映像を流している、という受け止め方しか出来ず、非合法団体のパフォーマンスに参加してしまったという、見に来て損した、悔しいだまされた、と思わせる内容だった。


  • 201006041930
    観劇

  • 劇団初見
    やっと見れたのに、がっかりした。

  • 20100606
    。・`ω´・)ノ 「演劇じゃない」のは結構。でも、「作品」であってほしい

このページのQRコードです。

拡大