満足度★★★★★
「白」の章拝見
順番から言うと、「白」から観たほうがよかったのでしょうか。
でも、「黒」→「白」で私は満足しました。
「黒」より「白」が好みだったかもしれません。
フィクションとノンフィクションの狭間の演劇。
ダニエル・シュミットの映画にも似た魅力。
海賊ハイジャック、もう完全に大好きな劇団になりました。
満足度★★★★
耽美おフランス。
フランス革命時代が大好きな私にとって、ここまで趣味(フェティシズム)の合う劇団は初めてでした。耽美感溢れる思想劇に呑まれ、白黒観劇後にさらに黒を当日券で拝見。小劇場に於いて唯一性のある世界観の虜となりました。
欲を言えば、もっとロベスピエールとサン=ジュストの衣装を時代考証に沿ったものにして欲しかったな、と。しかしあの時代の衣装はお金がかかるでしょうし、それは追々、もっと大きな舞台で観られることに期待しています。
なお、演劇として一番好きだったのは「シャウクロス」。時代や国を超えた異空間で断罪の象徴として存在するギロチンがそれは恐ろしく見えたものです。
「ロマノヴィチ」は太田守信さんのPVのようでした。知性と狂気に耽るクライマックスがとてつもなく美しくカッコ良かったです。
満足度★★★★★
千秋楽白の章、観てまいりました。
こちらはいつものハイジャックという感じのニヒリズムの肖像と、
ゲスト演出のH+と、シュルレアリスム宣言の三つで構成されていました。
シュルレアリスム宣言は別バージョン、H+は脚本も違う方なのでしょうか?
とにかく興奮しました!
黒白併せて文句なしの星5つ!!
満足度★★★★
熱演!!
黒のみと思っていましたが白も観劇しました。
前回とても面白かったので今回もと期待していました。
黒の章は凄惨ながらも物悲しく、
白の章は海賊ハイジャック独特の芸術面が光っていました。
途中役者の演技がいっぽん調子の箇所があったが、
のめり込んで見れたのであまり気になりませんでした。
次回の2月の公演も期待しています。
満足度★★★
黒鑑賞
「白の章」に続いて、黒を観ました。白より黒の方が暴力的な内容でしたが、深みのある充実した内容で好みのテイストでした。
『バートリ・エルジェーベト』
若い女の生き血を浴びて美貌を保った妃の物語。光のない空間に幽閉されているシーンでは実際に照明なしで数分の間は台詞だけが聞こえる演出で臨場感がありました。その次のシーンでの床一面の赤色がとても映えていました。
『ロマノヴィチ』
連続殺人犯は実は政府側の人間だったという話で、話の盛り上がりに欠ける気がしました。平良和義さん演じるアレクサンドル・ロマノヴィチのやり場のない苛立ちが良く伝わってきました。
『シャウクロス』
サン=ジュストの部下、マーカス大尉と無政府主義者のサッカウェイとの会話劇で、何が正義なのかを考えさせる内容でした。サッカウェイの妻の凛としたした振る舞いが格好良かったです。最後のシャウクロスの半狂乱の姿が物悲しくて印象に残りました。
『シュルレアリスム宣言』
先に観た白のバージョンのときより役者たちが楽しんでいる感じがして、観てる方もちょっと楽しかったです。しかし、このテキストを使う意図がよく分かりませんでした。
このようなオリジナル脚本のシリアスな西洋コスチュームプレイものをやる劇団はあまりないので、今後もこの方向性でさらに洗練された作品を観てみたいです。
満足度★★★★
黒の章 観劇
好みの芝居です。観れて良かった。いやいや別に前列に坐っていたからじゃありませんよ。芝居の内容と雰囲気,そして役者さんの演技がです。できれば白の章も観たかったのですが,都合がつかず断念。悔やまれます。劇団海賊ハイジャック,初見でしたが,次は長編を観てみたいと思います。それにしても,陰湿で狂気をはらんだ3つの短編の後のシュルレアリスム宣言,面白かったです。
満足度★★★★
初ハイジャック
黒白、両方観させてもらいました。剥き出しの感情と純粋なる悪意をストレートにぶつけられて、脳よりも心が疲れてしまいました。
しかし、短編でこんなに抉られるなら長編ならどうなってしまうんでしょうか、次回も是非観たいと思うものでした。
満足度★★★★★
過激さを超越した美
この劇団の公演としてはもっとも移植だったのではないかと思います。
ですが、どの話も壮麗で美しかった。
とても残虐な話であるのにもかかわらず、涙を流さずにはいられないという新鮮な感情を抱きました。こういうシリーズも続けていってもらいたいものです。
白の章も好評らしいので、楽しみです。
最終日に白の章を見に行く予定です。
満足度★★★
しろ拝見しました。
中世にタイムスリップしたような気がしました。ロベスピエールなど、高校の世界史以来聴くことがなかった名前が登場し、フランス革命の影の部分を見た気がしました。
黒も観にいくつもりで、チケットをセット券で買ったのに、風邪を引いて、観にいけませんで残念
満足度★★★★
黒の章
確かにこちらの方が黒い…どころか「漆黒の悪夢」な感覚。
また、白の章が直球で黒の章は変化球といったオモムキ。
なお、両編共通の「シュルレアリスム宣言」の配置から白→黒の順の方が収まりがいいように感ずる。
満足度★★★★
白の章
白でありながら「どす黒い」感覚なので、「黒はさぞや…」みたいな(笑)。
中心となる2編が内容は異なるものの「断罪」「描く男と描かれる女」という共通項があり、あたかも2人の作家の競作のような印象。
今度は「白」
「黒」同様に「シュルリアリスム宣言」があったけど、演出が違うんですね。「黒」に続き、オムニバスなので複数の話に同じ役者さんが出てるの観るのもオツでした。
満足度★★★★★
闇の光明
白と黒、両方観劇させて頂きました
実は海賊ハイジャックは初観劇
客演先で川添さんは何度か拝見した事があり
ホームではどんな姿を見せてくれるのか
非常に楽しみにしていましたが、良い意味で
裏切られてしまい、やられた思いです
もう一度観に行けないのが悔やまれる
満足度★★★★★
黒の章
短編集ということで、白の章、黒の章、どちらを見るか迷いました・・・。
スケジュール的に両方見れないので4本の黒の章を観劇いたしました。
相変わらずの個性的&ダークな舞台でしたが、日常では体験できない危機感、人間味、葛藤が感じられる良い作品でした。
次回も楽しみにしています。
満足度★★★★
あの絵は・・・
白の章も見させていただきました。
『H+』はゲスト演出の大輪茂男さんが演出された作品ということでいつもの海賊ハイジャックと違った雰囲気の作品が見れ大満足でした。
黒白チケットで5作品(シュルレアリスム宣言もあわせれば7作品)も見れお得な気がしました^^