満足度★★★★
面白く観させていただきました
キャスト数も多く、舞台の大きさに負けないお芝居だったという印象です。
セットもしっかり作られている様。
セリフも聞きやすく、しっかりした役者さんがそろっているのではないでしょうかね。
満足度★★★★
友達が絶賛
「twelve」はパズルミステリーという通り、散りばめられた伏線の数々は過去の松本さん作品の比ではないですね。前半は登場人物たちと同じように困惑していました。事故で亡くなった12人がどう繋がるのか、その家族たち、そして看護師を結ぶ糸もあり、先の予測がつきませんでした。
ひとつの謎が解けると同時に、新しい疑問が生まれる。いったいどんな結末を迎えるのかと舞台に集中しました。後半ですべてのピースが時間軸に沿ってはまっていく過程には感激しました。そして最後に開けた扉の先にある別れと希望。今までにない作品でした。
コリッチにも紹介されている舞台音楽に関わる仕事をしている友人がいるのですが、6Cのことを紹介したら前回のアトリエ公演を観に行ってくれました。楽しんでくれたようで、今回も観劇してメールをくれたのですが、とても感激した様子でDVDの先行予約までしていました。SNSの観劇日記を読んだら絶賛していたので、とてもうれしく幸せな気持ちになりました。メジャーな舞台で仕事をしている方だし、その人が私の大好きな6Cを気に入ってくれたのですから。
満足度★★★
12個の扉
枠だけの扉や照明が印象的でした。
始めは全く繋がりのない12人が実は細く絡まった糸で繋がっていてそれを思い出しながら進んでいくお話。
舞台の使い方が素敵だなと思いました。
満足度★★★★
点から点、そして・・・
ある事件・事故でなくなった12人が天国へ旅立つ前(但し始まった時点では死んでる自覚はない)にある一室で出会い、何故赤の他人同士がこの場所に閉じ込められてるのか、この場所が何なのか、それぞれが持っている鍵は何のためかなどを探りながら、持ってる鍵を使うことで当日のとある時間に戻り、当日の記憶が少しづつ思い出しながら、亡くなった事を受け入れながらも
何故亡くなったのかを知り、そして・・・。
それぞれの記憶が点であったのが、点が大きくなり、他の点と繋がっていき、最後は全ての点が何かしら繋がる。
いやーこの展開というか関連性はお見事です。
まあもう少し描いてもよかったと思う場面などはありましたが(時間が足りずカットしたか?)。
満足度★★★★
いまさらながら
いまさらながら書かせていただきます。
迫力がありとても見ごたえのある舞台でした!
最初は意味が分からない断片から徐々に確信に近づいていく、それが迫力のある演者さんたちによって構成されていて・・・とても楽しませていただきました!
満足度★★★★
ハードな『ワンダフル・ライフ』
気が付くと12のドアがある部屋に見ず知らずの面々と閉じ込められその日そこに来るまでの記憶がない12人の人々、一方、トラックの横転事故により負傷者が次々に運び込まれる救急救命センター…という状況から始まる物語、タイトルやチラシその他の事前情報から是枝裕和監督の『ワンダフル・ライフ』(99年)や劇団四季の『夢から醒めた夢』系統かと思いきや、一言で表現すれば「ハードな『ワンダフル・ライフ』」あるいは「裏『ワンダフル・ライフ』」といったところ?
そもそもが事故死だし、中には事故現場にいながらも実は絞殺されていたことが判明する者もいるし、それ以外でも違法行為がいくつか絡んでいて、サスペンスフル。(=コレはコレでアリ、どころか面白くて引き込まれる)
また、部屋の中の12人が順にドアをキーとして取り戻す記憶がジグソーパズルのピースのように組み合わさって、やがてそれぞれのつながりも見え始めるスタイル、最後の1ピースがピタリとハマって終わるのかと思ったら、確かにそうではあるけれど、むしろ根気強く並べてきたドミノの牌が様々な模様を描きながら次々と(というよりは一気に?)倒れて行くような感覚でワクワク。
そうして迎える結末は哀しみの中にちょとだけハートフルな部分があり、その配分が絶妙。
さらに「半円」以上「C」未満の上部照明(序盤の赤色灯も美しい)やフレームのみで表現した(それでも30kgあるそうな)ドアなど舞台美術もまた宣し。
満足度★★★★
連休だからか?
空席が目立っていたのが、勿体ない。扉を使った演出と待合室での個人プレイがなかな良かった。最後はスピーディーな展開でなるほどと納得。バラバラだった12人が最後につながりスッキリです。これもありだけど、コメディーが早く見たいですね。
満足度★★★★
ドアと開錠の音がよく響いていた
なんの繋がりの無い12人が一つところに集められた室内劇かと思いきや・・
場面いろいろ展開してました。
なんか海外ミステリードラマ見ている気分になりました。
私は好みの分野でしたが、連れは面白くは感じなかったみたいです。
明暗のハッキリ分かれる作品と、お見受けしました。
満足度★★★★★
あっという間の2時間半でした
6番シードさんの舞台を見るのは今回が初めてだったのですが、まず舞台セットがすごかったです!劇場に入った瞬間にもうtwelveの世界でしたね!!
満足度★
期待していたのに……。
まず…やたら『へぇっ?』だの『えっ?』って言い過ぎ。
変な間を作らないための演出なのか何なのかわかりませんが,やたら言います。気になってしょうがない。
アニメか!?と思うほどに。台詞の8割は,これでした。
さらに脚本の構成も、これまたやりつくされてるし…。
『CUBE』然り『アイデンティティ』然り『内田けんじ監督作品』然り…。
観劇していて先が読める読める。
あの現実世界の話は、『火曜サスペンス劇場』ですか?
「神田達郎」は何処の『船越英一郎』ですか?
火スペのSEが、いつ入るのかとワクワクしっぱなしでしたよwww
それに、せっかく一人ひとりに焦点を当てて、長々と見せてきたのに、最後にノーカット版をやっちゃぁ~台無しでしょ。やるにしたって、他の見せ方なんていくらでもある。
演出の手腕が問われるもんですが、あれはダメでしょう。
この構成にするんだったら、オチが最も重要なのに…まるでエヴァ最終話の「おめでとう」の件の如く、ふわっとした終わり…正直『はぁ?』でした。
役者さんも個々の芝居は素晴らしいのですが、全体で見るとまとまりがない。
扉の使い方は,うまいがそれだけ…。
映像作品にした方がよかったのでは?
それでも,微妙だと思いますが(汗。
非常に残念です。
満足度★
舞台を選ぶ意味
作者が目指すものが何かは分かる気がする。海外ドラマや映画の影響がそこここにある。でもそれは映像だから騙されるのであって、目前で生身の人間がやるとなると越えなければならないハードルがいくつもあると思う。
テンリロインディアンの時はまだ器の中に収まっていた気もするけれども、そこに泣かせたいという欲(それ自体は悪いことではないけれど)まで入り込んだために今回は取り返しがつかないくらいこぼれてしまったと感じた。泣くイコール感動でないことをわかってもらいたい。
限られた時間で、あっさり心を入れ替える人間なんて見たくない。それは人間でなく人形、ただの駒だと思う。それが嫌だから2時間ドラマでなく舞台を選ぶ。
2時間半休憩なしという周知は、開演のずっと前からすべきと思った。年輩の客も少なくなかった。作家が書きたいものを書くなら、せめて制作側は会場を観察し、ざわめきにもっと耳を傾けるべきと思った。
満足度★★★★
緻密な脚本に脱帽!
ある事故が原因で死亡した12人を描く重量級ミステリー。
トラック横転事故で死亡した12人の霊は、搬送先の病院の仮遺体安置所で、顔を合わせるが、11人の赤の他人に囲まれ、自身に何が起こったのか理解できずに、困惑する。
それぞれには、それぞれの鍵でしか開かない扉があり、その扉を開けることで、断片的に記憶がよみがえってくる。12人の記憶の断片がひとつになることで、事件の全体像が浮かびか上がってくるという仕掛け。
12人の霊は、自ら死を希望する者、ある者を助けようとして事故に巻き込まれた者など、関連する家族を含めて、見事に描き分けた作家の力量に感服した。出演者が多いにもかかわらず、誰一人として雑な描かれかたはされず、それぞれに、なぜ、今の状況におかれているのかを丁寧に描写されていた。
死期が迫った人物は、大きな事故現場に吸い寄せられるという話を聞いたことがあるが、今回の脚本はまさにそれを髣髴とさせ、それぞれの死に必然があるかのように、感じさせられた。
本劇団は初見であったが、コメディーに定評があるとのことであるが、引き続き本作のようなシリアスストーリーも取り扱ってほしい。
今後に大きな期待を持たせる劇団を発見できた喜びは大きい。
満足度★★★★★
1000ピースのジグソーパズル
全然関係ないと思われていた各個人の行動が徐々にある接点で繋がっていくというストーリー展開でしたが、ジグソーパズルにたとえると、最後の150ピースくらいがはめ込まれるスピードとテンションには手に汗握りました。役者の年齢層も幅広く、こっちが想像力を駆使することなく、ひとりひとりを見ることが出来ました。普段コメディーをやってるからこそ、シリアスな作品もテンポ良くこなせるのでしょうか。
満足度★★★
今回はシリアスでしたね。
コメディものが多く上演されてきたので、今回もと思っていたのですが、かなりシリアスなストーリーで、こういう作品もあるんだと、改めて感心。
断片的なストーリーに?でしたが、断片的なものが完全に組み合わさった時、納得いく仕掛けが見事。
満足度★★
観劇メモ
なぜそこに、その12人が集まっているのか。
1人1人にスポットを当てながらその謎を解き明かしていくお話。
前々回のテンテロとロジックを追っていくという点ではとても似ています。
この劇団は、いままでは各所で笑いを入れていたと思うのだけれど、
本作品はまったくないし、必要もないと思う。
ストーリーは自分には高尚すぎたのかあんまり理解できなかった。
満足度★★★★★
哀しくもかっこいい!
登場人物30人を超え、2時間半に及ぶミステリー大作。原作があるのかと思ったら全部松本陽一のオリジナルだそうである。これだけの骨太の物語が書けるだけでも松本陽一の力量は大したものだ。
ミステリーとしても完成度が高い上に、12の扉を使った演出が実に見事だ。そして6番シードの特徴だが、決めのシーンがとてもかっこいいのである。
哀しくてかっこいい、とても不思議な気持ちを今回の舞台は感じさせてくれた。笑いのあるシーンは少ない。それで2時間半もたせるのだから、大したものだ。