twelve 公演情報 劇団6番シード「twelve」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    緻密な脚本に脱帽!
    ある事故が原因で死亡した12人を描く重量級ミステリー。
    トラック横転事故で死亡した12人の霊は、搬送先の病院の仮遺体安置所で、顔を合わせるが、11人の赤の他人に囲まれ、自身に何が起こったのか理解できずに、困惑する。
    それぞれには、それぞれの鍵でしか開かない扉があり、その扉を開けることで、断片的に記憶がよみがえってくる。12人の記憶の断片がひとつになることで、事件の全体像が浮かびか上がってくるという仕掛け。
    12人の霊は、自ら死を希望する者、ある者を助けようとして事故に巻き込まれた者など、関連する家族を含めて、見事に描き分けた作家の力量に感服した。出演者が多いにもかかわらず、誰一人として雑な描かれかたはされず、それぞれに、なぜ、今の状況におかれているのかを丁寧に描写されていた。
    死期が迫った人物は、大きな事故現場に吸い寄せられるという話を聞いたことがあるが、今回の脚本はまさにそれを髣髴とさせ、それぞれの死に必然があるかのように、感じさせられた。
    本劇団は初見であったが、コメディーに定評があるとのことであるが、引き続き本作のようなシリアスストーリーも取り扱ってほしい。
    今後に大きな期待を持たせる劇団を発見できた喜びは大きい。

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    2009/09/16 00:40

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  • 温かいコメントありがとうございます。吉岡を演じました土屋と申します。

    書き込みありがとうございます。初見ですごいお褒めのコメントを頂きまして、大変嬉しく思います。脚本の松本もコメディでは好評を得てますが、ここであえてのシリアスを展開しました。次回はコメディを上演する予定です。次回もお楽しみ頂けるよう、劇団の総力を上げて上演します。今後とも6番シードを宜しくお願いします。

    2009/09/17 02:03

    「観てきた!」書き込み、ありがとうございます。
    看護師長役で出演している太田真由美です。
    6C初観劇ありがとうございます。この作品で6番シードはまたひとつ大きくなれると思っています。
    次回は来年4月にコメディを上演予定です。
    これからも劇団6番シードをよろしくお願いします。

    2009/09/16 01:02

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