公演情報
「ムーランルージュ」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしい笑顔で ギラギラ照明の中 生きるを 踊った皆さん にブラボー。 過去の知らなかった日々を 一日を 一瞬を わが物にした皆さん おめでとう。われらは その 刹那に せめて エクストラの一部になり 拍手を贈りたい。笑いと涙は こうして流すものだ と教えてくれた 時間をありがとう。
映像鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/04/20 (水)
価格3,000円
動画配信で視聴。
前半75分は、時代背景や人物紹介などの緩やかな進行。
だが、15分の休憩を挟んでの後半60分は、主要人物たちそれぞれに思わぬドラマが待ち構えていて…。
嗚呼、なんで体調不良で劇場に行けなかったか!と、ほぞを噛むほどの珠玉の舞台。
実演鑑賞
満足度★★★★
著名な劇作家の既成戯曲に小劇場で遭遇することはまずない。「斎藤憐」という名前は知っていても作品を拝見するのは初めてだ。この機会がなければ今後も観る事はなかっただろう。それだけでもありがたい。
舞台の方は約2時間半という長編ながら、時間を感じさせなかった。もちろん戯曲の力もあるが、それにも増して演者、スタッフの寄与するところは絶大である。その昔、新宿にあった小さな芝居小屋で、躍動し苦悩する人々の「生」が正に眼前にあった。観客は束の間、それを垣間見て納得したり、考えさせられたり...。これぞ芝居の魅力だ。
歌や踊りも素敵だったが、小道具や衣装もしっかり時代考証されていた。(衣装チェンジの素早さには驚いた)「ムーランルージュ」用語集も知らないことが多く、ありがたかった。感染対策も徹底されており、全てにおいて観客に「安全に楽しんで帰ってほしい」という演者、スタッフの気概が感じられた気持ちいい舞台だった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
やはりこの団体にハズレはない
「良質な戯曲を取り上げ、上質な舞台創作を目指す」をコンセプトに、1970年代以降に書かれた日本国内の戯曲を上演している ことのはbox
今回は「上海バンスキング」で岸田國士戯曲賞を受賞し、時代の雰囲気を的確に描き出す斎藤憐の「ムーランルージュ」
1931年から20年間、新宿にあって赤い風車で名を馳せた大衆劇場「ムーランルージュ」を元にした、飢える中、生きるために、自分が自分であるために舞台に立ち続ける人々に捧げるラプソディ
舞台が舞台だけに歌あり踊りありで役者も大変だったろう
衣装替えの素早さも見ものだった
それぞれ味のある演技だったが、中心人物以外でGHQ将校ジェシー村中役の如月せいいちろーや舞台美術の佃光役の佐野眞一の個性的な演技がひときわ目を引いた
篠田美沙子の死んだ幼児を連れたつもりで劇場を回る姿も心を打った
久し振りに見た長年の付き合いの井上一馬が渋い演技をしていたのは嬉しかった
踊りは郡司聡美と中右遥日が際立ち、畠山はなのの表情が良かった
萬劇場をこんなにフラットに使った舞台は初めて見た
良く見ると後ろの方は「ムーラン・ルージュ」の舞台裏を細かく作りこんでいるが、逆に言うと殺伐とした感じ
手前はまさにステージだ
内容はある意味二重三重の構造になっていて、軍部の検閲が終わって自由になったと思ったらGHQの検閲があったり、占領軍将校の中でも日系人が差別されていたり、日本側も第三国人の問題が残っていたり(差別の複雑な構造)
さらには「占領」は「解放」なのか(米軍による、旧日本軍による)
その都度自分の視点もギアチェンジしていく
前半で気づかされたのは戦死した者(と生きて帰ってきた者)に対する考え
この間観た舞台の鴻上尚史が書いた台詞「生きている者が死んだ者にできることは死んだ者を覚えていることだ」はまさに昨日の天安門事件の舞台に当てはまったが、今日の舞台でも考えさせられた
後半ではやはり人種差別についてか
「用語集」が配布されたが、改めて自分の子供の頃にはまだ「戦後」の香りが残っていたと思う
「もはや戦後ではない」と経済白書の序文に書かれたのは1956年だが、60年代になっても敢えて言えば小学校の友人の中にはドブ板を渡って入るバラックのような長屋に住んでいた者もいたし、親や祖母からしばしば戦中戦後の話を聞かされていた
劇中出て来る東京大空襲についても
祖母は良く軍歌を歌っていたし・・・
(戦後すぐに亡くなった祖父は戦時中は率先して金属を供出し、戦後は闇物資をきらって栄養失調で都電の中で倒れたという)
休憩時間に隣の若い女性二人組の会話が聴こえてきたが、なんにも知らずに観ているの?という感じだった
でも考えてみれば昨日一緒に「5月35日」を観た25歳3人も天安門事件を知らずして臨んだわけだし、だんだんそういうことになるのかもしれない
願わくば舞台を観て様々なことを学んでその時だけでなく史実を記憶にとどめてほしい
2時間半に及んだが長さを感じさせず、今月は上質な内容の舞台を多く観られて嬉しい
実演鑑賞
満足度★★★★★
途中、15分の休憩を挟み2時間35分の大作だが、一瞬たりとも目が離せない。ウクライナからの凄惨な報道を見るにつけ、戦争が炙り出すもの・ことの実質を描き深く考えさせる秀作である。観るベシ!
実演鑑賞
満足度★★★★
前回のストレートな演劇から、今回のレビューを含む群像劇にこの劇団の守備範囲の広さに感銘を受けました。
「ムーランルージュ」にはあの名作「上海バンスキング」の原点を見た思いがして、とても興味深かったです。
これからも、名作の復活をよろしくお願いします!
実演鑑賞
満足度★★★★★
華やかで戦後間もない日本の娯楽をこんな人たちが支えていたのかな。と、思いながら拝見しました。舞台の時と、そこに繋がるエピソードのメリハリもあり、長時間でしたがあっという間に終わった感じでした。
一人一人の人生も少しずつかいまみえて、演者のみなさんは、とても素晴らしい演技だったと思います。
応援してる篠田さんのダンスも見られて満足でした。
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い! お薦め。
戦後の「ムーランルージュ新宿座」での軽演劇やレヴューの上演という表舞台 とその劇場で生計を立てていた人々を描いた裏舞台、その二面性をもって戦後の世相を切り取った群像劇。ムーランルージュはフランス語で「赤い風車」を意味し、新宿座にも 実際 屋根に赤い風車があったらしい。ムーランルージュ新宿座のキャッチフレーズ「空気・めし・ムーラン!」には、人間にとってなくてはならないものという劇団の自負が込められていたとも…。
物語は、戦後間もない頃の「ムーランルージュ新宿座」が舞台、戦禍で焼け野原と化した時代を背景に、生きること、作劇と検閲、恋愛といった話を織り込み飽きさせない。ただ、戦後の空気感のようなものが漂ってこないのが少し残念。
物語は、新宿が焼け野原の時代を背景にしているが、チラシは今の新宿・・・高層ビル群が建ち並び、隔世の感といった風景(情)を表す。街の復興・変化はあったが、人の心にある差別・偏見といった意識はそう簡単に変えることは出来ないような…。
表層的には華やかであるが、色々考えさせる事柄を点描しながら人間讃歌を謳った骨太作品。
公演には、戦後の事情を反映した台詞も多く、そのために「『ムーランルージュ』用語集」を配付する心遣い。一読しておくと更に物語を楽しめる。
(上演時間2時間30分 途中休憩15分)
実演鑑賞
満足度★★★★
戦後間もない頃のレビュー劇場を舞台とした群像劇、休憩1回を含む計2時間35分、華やかなレビューシーンや素敵な歌声が印象的で、思ったより戦争の爪痕を強く感じる内容にちょっと考えさせられました。
実演鑑賞
満足度★★★
斎藤憐の80年代後半に発表された戯曲。「ムーラン・ルージュ」とはフランス語で「赤い風車」を意味する。19世紀末パリに誕生したキャバレーでフレンチカンカンなど扇情的なショーで大人気となった。今作の「ムーランルージュ」は「ムーラン・ルージュ新宿座」のことで、戦前から戦後まで存在した大衆劇場のこと。
戦後、廃墟と瓦礫の焼跡の中で「ムーランルージュ」は再建される。幕が開けば橋本愛奈さんのレヴュー。流石に歌が上手い。オーナーの青山雅士氏は彼女を口説き続けている。
そこにニューギニアで戦死した筈の彼女の旦那である松浦慎太郎氏が生環。彼は座付きの構成作家であった・・・。長身で端正な顔立ちの松浦慎太郎氏はいずれ映像方面で成功することだろう。
戦時中は内務省や警視庁の検閲で何度も上演不許可を受け、戦後もGHQの検閲で何度も書き直しさせられる台本。レヴュー一座の群像劇でありつつ、敗戦直後の日本人が共有していた気分が見事に醸成されていく。
米兵達にレイプされていたところを救われる石森咲妃さん。
GHQの検閲官である日系人を怪演した如月せいいちろー氏。
必ずねづっちのようななぞかけで事態を比喩するベテラン大道具役佐野眞一氏の名演。
空襲で亡くした赤子の亡霊と共に生きる篠田美沙子さん。
役者陣は皆魅力的で各々見せ場がある。
阿佐田哲也の『麻雀放浪記』なんかを思い出す、捨て鉢でニヒルな魂の抜け殻、アプレゲールの無頼派。生と死、恋と嫉妬、アメリカと日本。アメリカに敗戦し占領された現実から目を逸らし、悪い軍部から解放して貰い救われた善良な民衆の振りをする日本人の変わり身の早さ。大勢に迎合することを美徳とした全体主義。太宰治の懊悩。「愛する者を食べさせてやること以上に価値のあることはない。」との真理。
歌われる楽曲のセンスが良く、1933年のアメリカのヒット曲、『イッツ・オンリー・ア・ペーパームーン』が作品のキーとなる。
「これはただの紙の月
段ボールの海に浮かぶだけ
でも君が信じてくれたなら
それは本物にだってなれる」
実演鑑賞
満足度★★★★★
歌、ダンスありの華やかな舞台と裏側のそれぞれの事情や、悩みの対比を楽しめた。
個人的にちょうどいい感じでのところで休憩をはさんでの二時間半で助かりました。
休憩なしの場合は、一時間半前後だとありがたい。
日系アメリカ人役の役者さん、かたことの日本語大変でしたね。
本当に日系人ぽくて、インパクトアリで印象に残った。
ひとりひとり、役者さんの個性がよく表現されていて、良いお芝居でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
斎藤憐のムーランルージュを初めて観劇。上海バンスキングと同じ匂いが感じられ,とても懐かしく楽しむことができた。ことのはの演技も益々洗練されてきたようで,感心しながら観劇できる。休憩をはさんで2時間半の舞台ではあるが,集中が切れることなく,満足の観劇時間であった。
実演鑑賞
満足度★★★★
斎藤憐の『ムーランルージュ』は今回初めて観た。本作で描かれるのは、戦後の新宿に再建されたムーランルージュと、そこを取り巻く人たち。とはいっても、自分の年齢ではこの時代の新宿のリアルな空気など分るはずもないし、新宿のムーランについては、森繁や由利徹などのコメディアンが出た劇場だと、各人の評伝本や小林信彦の本などで知ってはいても、歌手や踊り子さんたちを含めた一座というイメージを、あまり持っていなかったというのが正直なところ。
休憩15分を挟んだ二幕構成だが、一幕は思いの外、舞台が弾まず、二幕で持ち直したという印象。ただ、これは客入れ時のBGMで考え込んでしまった影響が多分にあるかも。
実演鑑賞
満足度★★★★★
実際に新宿にあったと言うムーランルージュ。戦後間もなくに再開されて、多くの人に喜びや楽しみを届けたのだと思う。「どんなに辛いことがあっても舞台に出ればニッコリ笑って歌うの。」と言う役者さんたちに励まされ、慰められたことだと思います。
そんなムーランルージュに生きた人々の群像劇。いろんな生き様に共感できたりできなかったり、胸が痛くなったり。ちょっとしたレビューやお笑い(?)も楽しめました。