満足度★★★★
「コード(=ルール)からの逸脱がユーモアを生む」という旨のことが千葉雅也『勉強の哲学 来たるべきバカのために』に書いてあったと思いますが、この作品ではまさにルールを破ることでおかしみが沢山生まれていました。
満足度★★★★
2018年にスタートした「#部屋と演劇」と題されたプロジェクトの最新版。
観客は、部屋に見立てられた空間に、自分の部屋から持ってきたインテリア(といっても、サイズ的に生活用品や置物に限られますが)を配置します。
満足度★★★★★
演劇を普段どう捉えているかによって、どこに面白さを見出すか、それどころか面白いと感じるかどうかすら変わってしまう作品だと感じました。
物と空間の位置関係への異常な執着心がまず目を引きましたが、カリカチュアされているだけであって、自分の行動を客観的に見れば同じように見えるかもと若干の恥ずかしさを覚えました。
ラストに客電がついて部屋を片付けていく(=バラシていく)と、これまで意識しなかったブラックボックスの劇場が露わになっていき、リアルが剥がされフィクションが立ち上がっていくような感覚を受けました。これは通常の演劇とは真逆の体験で興味深かったです。そして物が片付けられた舞台上で、それまでと同じような動きを始めるのですが、まったく違和感なくむしろとても演劇的に感じました。観客の想像力が演劇たらしめるのではないかという当たり前の前提を、純粋直接的なものとして提示された気がしました。
ソリッドでチャーミングな動きを繰り返した俳優の貢献度もとても高いと思います。
満足度★★★★
まず大事な前提として、東京公演ではなく、京都公演を観た。おそらくこれはまったく違う上演だったのではないだろうかと想像する。本作は“部屋の中の生活というスケールから、人・もの・空間の相依的な関係の顕在を試みた”とある。三鷹SCHOOLでの東京公演はビルの一室を用いた「部屋」での上演、京都公演は「劇場」での上演となると、そもそも企画の意図と効果が違う意味を帯びてくるのではないだろうか。ちなみに本公演は、三鷹SCHOOLで上演される「#部屋と演劇」企画、のひとつだ。
満足度★★★★
鑑賞日2020/03/13 (金)
「ものを動かすことへの執拗なこだわり」
隣席には戸惑いの表情を浮かべている人がいたが、私は一瞬たりとも飽きなかった。まるで生活音をBGMにした日常動作という振付のダンス作品を観ているような心地になった。
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福井裕孝「インテリア」に関しては近いうちにnoteにあげます。
5年弱前
福井裕孝『インテリア』をE9で。一見ざっくりものをめぐる演劇の決まりごとの上中下にレイヤーを配してそれを縦横無尽に、という感じもするが多分そうじゃなく、もの(観念)自体が、舞台上に実際にある/ないの制度を通して個々に多様な「節度」を生んでいるように見えた。その節度が演者に振る舞い
5年弱前
【外部参加情報】 神田真直が、福井裕孝『インテリア』に舞台監督補佐として参加しています。 ぜひTHEATRE E9 KYOTOへ足をお運びください。 https://t.co/vLqeiZN5bj
5年弱前
【2020/03/15日 13:00-/17:00-】[京都府/東福寺駅]THEATRE E9 KYOTO▽福井裕孝 「インテリア」▽https://t.co/FZ5xVoIjgh(本日まで)
5年弱前
福井裕孝「インテリア」生き物にはそれぞれ生活体と呼ぶべきものがあるようだ。性質や統計とは切り離して考えるべき、抽象的で独立している体。男性・女性と作家、各々の演技内容の相違からそれが浮上してくるようだった。孤独からすら遠いところにある、生活と時間に関する静かな態度は例えば
5年弱前
福井裕孝『インテリア』@ THEATRE E9 KYOTO(京都)、観劇 来場者は"モノ"を持ち寄って舞台上に置く。「演劇」とはなんのことだろう? 2月には三鷹・Schoolで上演していて、そちらは観ていない。あまりに空間が違う… https://t.co/B2FljjJHeT
5年弱前
福井裕孝「インテリア」観劇。 試みとしては面白く思いました。 しかし、自室にある「インテリア」に対しての、部屋の主(役者)の無関係性が気になった。 観客がモノを持って行くことで介入することによって、部屋はステージごとに変わり、芝居にどう変化がもたらされるのか(続く)
5年弱前
【2020/03/14土 14:00-/19:00-】[京都府/東福寺駅]THEATRE E9 KYOTO▽福井裕孝 「インテリア」▽https://t.co/FZ5xVoIjgh(-03/15)
5年弱前
福井裕孝 “インテリア” – 物を配置、再配置することで時間をつくる驚きの演劇^_^カンパニーも劇場もできうる限りの環境を整えています。ご来場を心よりお待ちしております。 https://t.co/08cp5WZC6D
5年弱前
福井裕孝『インテリア』なんかとても変わったものを観た。整理しながらも散らかっていく感じがエントロピーの増大かと。最後は清々した。 バミリは微妙だなー。 CoRich舞台芸術まつり2020、参加作品だったか。この時期にやる10作品、どれも無事であってくれと祈りたい。
5年弱前
【最新版】今週末の関西の公演状況その1。 3/12~15 福井裕孝『インテリア』◎E9 3/13~15 やみいち行動『クローズアップぜんざい』◎ブンピカ ※NEW! 3/14・15 Studio Life×東映ビデオ『死の泉』◎COOL JAPAN PARK OSAKA
5年弱前
福井裕孝『インテリア』やっているところはやっている。そこをちゃんと観る。週末を考える。おうさか学生演劇祭は東京で勝ち抜いた三輪舎が土日にやるはず。 (@ THEATRE E9 KYOTO in Minami, 京都府) https://t.co/RhDSZa9dGf
5年弱前
今週末の関西の公演状況。※追記しました 3/12~15 福井裕孝『インテリア』◎E9 3/14・15 Studio Life×東映ビデオ『死の泉』◎COOL JAPAN PARK OSAKA ※会場変更 3/14・15 三輪舎『… https://t.co/2YfdE6VYUl
5年弱前
3月12日(木)~15日(日)福井裕孝 “インテリア” アフタトーク追加情報掲載! 3月12日(木)19:30(プレビュー公演) 3月13日(金)19:30★松田正隆 氏 3月14日(土)14:00★中村大地氏、野村眞人氏… https://t.co/lyPLMNxPFa
5年弱前
「Corich舞台芸術まつり!」は5月までですが、第一次通過10作のうちすでに、烏丸ストロークロック『まほろばの景 2020』、ゆうめい『弟兄』、OrganWo rks『HOMO』を観劇済。今週は、小田尚稔の演劇『是でいいのだ』、… https://t.co/AmJJ7SLoQk
5年弱前
【今週の公演情報】2020/03/12木-2020/03/15日[京都府/東福寺駅]THEATRE E9 KYOTO▽福井裕孝 「インテリア」▽https://t.co/FZ5xVoIjgh
5年弱前
【福井裕孝 “インテリア”】2020.3/12-15、THEATRE E9 KYOTOにて。出演者、観客が自身の部屋からインテリアを持ち寄り、上演空間に再配置することから始める作品... *アフタークもあり 3/13 松田正隆 氏… https://t.co/zyf3nqmp1Q
5年弱前
福井裕孝『インテリア』 京都/劇場公演は来週末です! 初日、3月12日(木)19:30のプレビュー公演は一律2,000円で少しお得です! ご検討中の方、是非お早めにご予約ください! チケット予約| ▶︎PASSK… https://t.co/gHrF7M7j2j #部屋と演劇
5年弱前