実演鑑賞
満足度★★
演劇鑑賞会にて 2023.8.2
鋭い観察眼と綿密な取材を元に人間や題材を多面的にとらえる戯曲で数々の賞に輝く横山拓也(俳優座HPより)の作品ということで、かなり期待していた。
3年前の評判作とは思えない、拍子抜けの舞台だった。役者が、とても高校生には見えなくて戸惑う
健の父親が自分の母親の介護を選ぶのも息子として一つの選択かもしれない。だが、自分や家庭を捨てた夫に彼女はどれ程絶望し苦しんだろうか。母子家庭の生活苦から酒や薬に溺れた彼女を私は責められない。養育すべき我が子に依存してしまうケースも珍しくない筈だ。
彼女は果たしてモンスタークレーマーなのだろうか?
結婚願望がありながら、同僚の既婚教師戸倉と不倫をしていた教師の浦川に、これもまた「結婚の現実」であることを垣間見せたかったと思う。
わずかな間に劇的に変わっているジェンダー観の変化に舞台はついて来られたろうか。
満足度★★★★★
前方席だったので、いきなり舞台にデーンと階段状のものがあって見づらそうと思っていたら、それは回って別の表情を作るのでした。
舞台の奥に現れた車椅子の老女と中年男性が誰かは最後にわかるのですが、切なかったです。
満足度★★★★
iakuの横山拓也さんの脚本を俳優座の眞鍋卓嗣さんが演出。
チラシの文面や写真からの漠然とした(メロドラマチックな)予想などかすりもしない切実な内容にしっかりと惹きつけられた約2時間。
戯曲・演出・キャストそれぞれの確かさが美しく実を結んだ、見応えのある舞台だった。
老舗劇団らしいしっかりと細やかで誠実な舞台。よいものを見せていただいた、と思う。
誰もが懸命に生きている。
押し潰されないように距離感を大切に生きる人。
責任を全うしようと自分をすり減らしながら生きる人。
正解なんか分からないし、結果論でしか語れないのかも知れない。
そんな世の中なのに、建前や世間体をかなぐり捨てた「おかしなことを言ってるのは分かります。でも舞原くんは、今、私を必要としてます。」と生徒の事を最優先して言い切った先生の姿に感動して涙が溢れてました。
満足度★★★★
鑑賞日2020/01/19 (日) 14:00
iakuの横山拓也が俳優座に書き下ろした2作目。横山脚本にしては、かなりシビアな展開になっているが、最後は人間を信じていると言えるものになっている。とある高校の37歳女性教員の浦川は、担任するクラスの生徒で、副顧問をしているサッカー部の新キャプテンである、家庭に問題を抱える生徒の健の話を度々聞いているが、実は不倫もしている。新たにスクール・カウンセラーが来ることになって、物語が動く……。横山の作品にしては珍しく「悪い人」が出てくるのだが、それも已むを得ないと思わせる展開は巧い。しかし、結局は健が救われたのか、よく分からない展開が切ない。タイトルは七十二候の一つだが、健の思いを表わしているようだ。
ただし、教頭をちょっとピントがずれた人物として描いているが、実際の学校は校長より教頭(今は副校長と呼ぶことが増えている)を軸に動くことが多いのが現実に思える。
満足度★★★★★
俳優座でも小劇場界に出張る保亜美や清水直子、また若手を配し、年配をエライ役にしない戯曲、杉山至の(久々見た)グレイトな美術で、新劇の俳優座の舞台である事をふと忘れ「事態の細かな推移」を凝視する小劇場演劇の世界に入り込んでいた。
女性の会話がやはり巧い作家。俳優座俳優が精度高く戯曲の要求に答えていた。危うげなストーリーが崖から転落せず踏みとどまってイイ話に収まるが、これが青少年(人間)理解の議論に一石投じる結末となり、広く現代批評ともなる。微かな辛味が(私としては)作品の命であった。
満足度★★★★★
劇団俳優座と言えば、「新劇」と呼ばれた老舗劇団のひとつ。でも最近、元気があるようには見えません。若い観客が少ない、少な過ぎる。演劇人口が減ったとは思いません。宣伝が上手く有名俳優の出る舞台はチケットが取れないほどの人気なのですから。今日は久々の劇団俳優座の俳優座劇場公演。平日の昼、満席ではありませんでした。良い作品だからと言って客を集められるとは限らない。そんな日本の演劇界の現実を感じるのです。
iakuの横山拓也氏の書き下ろした戯曲を眞鍋卓嗣が演出、昨年の『首のないカマキリ』に続く第2弾。誰もが経験している学校の話。生徒側から言えば、素敵な先生の思い出。先生側から言えば、優秀な生徒より手を焼いた生徒の苦労。ありきたりの話のようですが、父の不在、母子家庭、男子生徒と女性教師、ヤングケアラー、現代性があります。同じく高校が舞台だった畑澤聖悟『親の顔が見たい』(2009年)のような迫力がありました。
新任のスクールカウンセラー藤堂智絵(保亜美)が物語を分かりやすく解きながら展開し、主人公舞原健(深堀啓太朗)の家出へと話が進みます。担任教師浦川麻由(若井なおみ)が優しく接します。舞台は抽象的なセットですが、回り舞台を上手く生かしています。舞台を回し、照明を変えることで、一瞬にして「場」を変える。上手い。緊張感が途切れないのです。前回『首のないカマキリ』と全く異なるキャラクターを演じた健の母親役の清水直子。どんな芝居でも存在感抜群の劇団桟敷童子の板垣桃子と重なります。私が驚いたのは、同じく前回に続いて出演の後藤佑里奈。潔癖性の強い今時の女子高校生役がぴったり。本公演の連続出演、とても嬉しいのです。
開演前から悩みを抱えた健が舞台にいました。物語のスタートラインを明確にしているのが良い。タイトルですが、雉は「ケーン」と鳴くのですね。「健」とのつながりなのでしょうか。そして最後の「えっ!」と誰もが思うまとめ方。素敵な作品に仕上がっていました。是非多くの若者に観てほしい。もちろん若くない人にも。高校生を対象にした演劇鑑賞会でも、衝撃的ですが、人間関係のあり方を考えさせる適切な作品だと思いました。
満足度★★★★★
生徒、教師、親、それぞれ縦や横のコミュニティーが織りなす人間模様。
清濁合わせ持つその鮮やかさたるや。
まるでスポンジになったかの様に舞台から溢れ出る感情が、紡がれる言葉が沁み込んできました。
男子生徒の女教師に恋焦がれる頑なさにピッタリ張り付いた涙したくなる痛み。
ごくごく普通の37歳でもある女教師の、一人の女として、常識ある教育者として、人生の先輩である大人として一体何が正解なのか、悩ましい心情。
もう切なくて切なくて胸が締め付けられます。
登場から速攻でこちらのペースをも掴み取ってしまうカウンセラー女性の人間力、
代表者として真価を問われる校長の立ち振る舞い、
ある意味台風の目でもある母親の目が離せない言動、
調子に乗って全て挙げてしまうとネタバレになってしまいますが、もう出演されていた人たち全員が(時には厄介ながら)とても愛おしい。
ことごとく教頭先生には笑わせて頂きましたが、これは油断すると同じ穴の狸になりかねないので気を付けなくちゃ(笑)
確実な総合力で心揺さぶられる極上の人間ドラマでした。
満足度★★★★
学園ものである。どこにでもありそうな高校の青春物語なのに、現代社会の辛いところをシャープに織り込んで、見事な現代人間ドラマになっている。さすが、横山拓也!
昨年の秀作「熱い胸さわぎ」のカップリングとでもいうべき作品で。同じく母子家庭の母子が主人公になっている。こちらは子供が男の子、あちらはひと夏の物語、こちらは冬。家族、親子がすべての人間の避けられない根源的人間関係だということを作者がよく心得ている。
ぎりぎりの暮らしの母子家庭の高校二年生男子の冬物語。体をすり減らして働く母(清水直子)を重荷に感じて、サッカーの部活と、担任の年上の女教師(若井なおみ)に避難所を求めているケン(深堀啓太郎)。母との殺伐とした日常関係と、もう二年間も、祖母の介護のためといって国へ帰ってしまった父の不在で心理的に追い詰められているケンを、担任の女教師は話し相手になり求めに応じてハグしてやる。そういう、人間同士の肉体的接触の多義的な意味あいもこの作者は巧みに取り込んでいる。「あつい胸騒ぎでは「乳房」、こちらは「父」。その「ハグ」が学内で問題になる。
物語は高校に派遣されてきた新任のスクールカウンセラー(保亜美)を通して分かりやすく展開し、ケンの家出、失踪へと広がっていく。
感想1。新劇団が、小劇場のめぼしい作家に作品を委嘱するのは、ここ数年の趨勢で、文学座、青年座、民藝はもとより、銅鑼とか青年劇場とか、以前から戯曲主導でやってきた劇団はどこでも同じことをやっている。それぞれの文芸制作部の力がなくなってしまって、窮余の策だろうが、作品的にはあまり成功例がない中で、この作品はかなりうまくいっている。よくある、劇団側も作者の側もお互い帳尻を合わせました、という発注作品的安易さがない。深みのある出来のいい現代青春ものになっている。見ていても気持ちがいい。
感想2。さすが俳優座で演技がモダンで鋭い。脇がもたもたしていない。母親の清水直子の無駄のない人物造形。学校の校長(山下裕子)と教頭(河内浩)もウけ芝居をやりたくなるところを見ごとに抑えてリアリティを担保する。たいしたものだが、ここでも、熱い胸騒ぎのiakuと俳優座の違いがくっきりと出ている。どちらがいいというレベルではなく、二つの提示が舞台にある。面白い。
それにしても、ブレヒトと田中千禾夫、千田是也の俳優座も変貌するものである。しかし、時代とともに歩まざるを得ない演劇では変貌を畏れてはいけないだろう。
感想3。平日の昼公演、客席は三割がた空いていた、若い客も少ない。Iaku公演なら満席である。客席数が違うというかもしれないが、アゴラで見るより、最初から演劇劇場として作られた六本木の真ん中の俳優座の方が客にとってはいいに決まっている。そこで僅か10公演でも客が埋まらない(アゴラの手打ちは15公演全席完売である)というのは、やはり、経営部がよく考えなければならないだろう。つまらないことを言うようだが、せめて、当日客席パンフで、配役くらいは知らせるべきだろう。俳優座なら役者は誰でも知っている、配役表など無駄だと思うところがダメなのである。
満足度★★★★★
ぎりぎり支えられたプラ・モデルの現場報告。 その空気圧の高さに縮み上がるなか、われ知らずスパークした勢いで 覚悟と真心の両輪が回りだす。
非難し合うのでなく 避難し合うこと。 今度は私の番・・・ほの甘いやすらぎに満たされる秀作。
満足度★★★★★
鑑賞日2020/01/10 (金)
今年の観劇初めがこれって幸先いい!!すごくずしんとずきゅんときたぁ~~~。カマキリに続いてなので劇団俳優座の色はこうだからこうしたらいい!があったのかしら。観る世代によって感じ方も違うのだろうな。親子で観るのも良いかもですね。
ハグで始まり時を隔ててハグで終わる、
オープニングとエンディングの整った形式美と
その両シーンで流れる同じマックス・リヒター?の
郷愁を誘う曲の旋律との相性抜群の作品。
舞台セットのムーブメントの諸相が、舞台上の
人物たちの振舞いと連動してその内面や人間関係の
繋がりのデリケートな揺れ動きの表出に寄与している
だけでなく、その揺れを増幅して後方の観客にも
伝えようとするアンプ的な役割を果たしている感もあり。
また、ほとんど間を置かず連続接続する場面転換など
『インコグニート』で魅せてくれたスタイリッシュな
演出術の片鱗がうかがえるのも好印象。
満足度★★★★★
いやあ、ガツンとくる芝居で気持ちがいい。観に来てよかった。今回の舞台は2列目が最前列になるので、前方の席のチケットをお持ちの方はご注意を。
満足度★★★★★
脚本、演出、出演者、セット、とにかくウマいの一言。いかにも今風の学園群像劇、グッときましたね。しかしながら終盤で、あのおじさんとおばあさんは実はそうだったのか、とちょっとした驚き。
満足度★★★★
人間関係の微妙な距離、甘酸っぱい三角関係、愛情一歩手前の親密さを巧みに描く横山拓也らしい舞台。小劇場とは違って、広い舞台を、効果的に使った演出もよかった。
高校の女性教師ウラカワ(若井なおみ)を避難所にする男子生徒ケン(深堀啓太朗)。サッカー部の新キャプテンになった彼の家は、母親(清水直子)が夜勤に疲れ、酒に頼って家事はできず、ケンが主婦代わりである。いわゆるヤングケアラーとして、健気に母を支えているが、もう限界になっている。父親は母親を見捨てて家を出たまま、2年以上帰ってこない。
一方、新しく学校に赴任してきたカウンセラーのトモエ(保亜美)に、ケンに思いを寄せる女子マネージャー(後藤佑里奈)が、ケンとウラカワが抱き合っていたのを見たと相談を持ち込む。はたしてケンとウラカワは教師と生徒の一線を超えてしまったのか。独身のウラカワは、不倫関係にあるトガワ先生(宮川崇)との関係も終わらせたい。シリアスなドラマに、空気の読めないおせっかいな教頭(河内浩)が笑いをおりこみ、スピーディーで緩急のある舞台は、非常に濃密な時間を作り出す。
俳優は母親役の清水直子や教頭役の河内浩の脇役がしっかりと要所を締め、ウラカワの若井なおみとケンの深堀啓太朗の主役は、落ち着いた抑制的な演技でよかった。カウンセラー役の保亜美が教頭に次ぐ、第二のトリックスターで、洒脱な演技で笑いを誘っていた。
満足度★★★★★
横山拓也の書き下ろし。舞台は、とある高校。独身の担任教師(女性)と、精神的に問題のある母親を世話する教え子(男子)との〝恋愛〟事件を軸に、ヤングケアラーという極めて現代的なテーマを投げかける。家庭に事情を抱えた生徒とどう向き合えばいいのか、女性教師の悩みが手に取るように伝わってくる。おそらく真面目で熱心な教師ほどぶつかる難問なのだろう。よく取材された脚本。俳優陣の熱演もすばらしかった。特にトンチンカンな教頭役は、シリアスドラマに唯一笑いをもたらす存在として光っていた。問題作。
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劇団俳優座「雉はじめて鳴く」…舞台美術しかり、見せ方とか、役者さんたちのちょっとした動き、すっかりこの作品の沼にはまってしばらく抜けないと思うけど…教師をしてる友達他と3人で、まぁ観てない2人にほぼこっちが一方的にメールで投げかけ… https://t.co/klvckTR65x
5年弱前
劇団俳優座「雉はじめて鳴く」…(続) 教師をしてる友達から、今起きてる生々しい現実を聞くことがあるだけに、余計に重なり考えてしまう。何が正しいのか分からないし、正解より結果なんだろうな。それぞれの気持ち、その時の精神状態にもよるだ… https://t.co/V0W3jteVQA
5年弱前
六本木俳優座劇場…劇団俳優座 「雉はじめて鳴く」日曜の千秋楽観劇♪いい作品を観られて熱いものが込み上げてきた。それぞれの寄り添い、関わり、愛し方、どの側からも考える。家庭は学校は何をしてくれるのか、何が出来たのか、守ってくれるのか、そして当人自身。日が経っても思い出す度に考えてる
5年弱前
*ここ数日の観劇* 劇団俳優座 『雉はじめて鳴く』 kittenにも出演してくださった 若井なおみさん出演 すごく上質で 人間が生きていて 世界が美しくて 心がずっと動いていました 心の動きをいただきました https://t.co/koupIp7IMf
5年弱前
★俳優座 2020年1月公演 「雉はじめて鳴く」 本日、千穐楽の幕をおろしました。 ご来場、ご観劇して下さった皆様 ご協力、応援して下さった皆様 ありがとうございました。 皆様のおかげで舞台の神様にも大手を振ってありがとうを言えます^ ^ 心よりありがとうございました!
5年弱前
俳優座「雉はじめて鳴く」観劇 いい役者は呼吸から素敵だなあと思う 自然でエゴがない素直な芝居 久々に繰り返し見たい劇団に出会った気がする
5年弱前
ブログにアップしました。 「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに」と「雉はじめて鳴く」 https://t.co/kWOISj82Rt https://t.co/m16vFNRWad #DOMANI #傷ついた風景の向こうに #新国立美術館 #雉はじめて鳴く
5年弱前
続き) 俳優座「雉はじめて鳴く」。回り舞台が登場人物の心境とシンクロするように効果的に使われている(役者は大変そう)。時折,本筋の進行に関係なく登場する中年男と老婆は何だろうかと思わせて,最後にそうだったのかと思わせる展開は,横山作品の更なる進化を感じた。
5年弱前
先週の今年初観劇は、俳優座「雉はじめて鳴く」(俳優座劇場)。家庭に問題を抱える高校生とその担任教諭,スクールカウンセラーらの織りなす群像劇が,横山拓也の軽妙な台詞のやりとりで進行。悩みを抱える人に寄り添う場面、関わる場面での距離感や限界(を意識すること)を仕事柄考えさせられる。
5年弱前
2020年観劇記録②「雉はじめて鳴く」@俳優座劇場 宮崎吐夢さん大絶賛の横山拓也さん脚本!いやぁ、凄いもん、見た!忘れられない!演出が違う方だったので、横山さんの演出も何としても見たい!!
5年弱前
俳優座「雉はじめて鳴く」。iakuの横山拓也さん脚本ということで千秋楽の回。とても面白かった。話はゆるっと流れてどうなるかと思ったら綺麗に着地、抑えの効いた演出も良かった。
5年弱前
眞鍋さん演出「雉はじめて鳴く」観劇。千秋楽おつかれさまでした。淡々と、深々と刻まれていく心模様。演劇、楽しませていただきました。ラスト、やられた。 https://t.co/9Vmkoznyrn https://t.co/E3yndhML09 #俳優座
5年弱前
劇団俳優座「雉はじめて鳴く」千秋楽。深掘啓太朗演じるナイーブな高校生が印象的だったが、それ以上にその彼のモンスターマザーを演じた清水直子が圧巻で、事なかれで過ぎようとする人々を撹乱し、息子への強烈な呪縛を強いる。この壊れた家庭の軋みが慎ましいhelpと共に先生への恋慕へと繋がる。
5年弱前
俳優座「雉はじめて鳴く」 めちゃくちゃ良かった… 今観られてほんとに良かった。 余韻。
5年弱前
劇団俳優座『雉はじめて鳴く』、なるほど、面白かった。
5年弱前
雉はじめて鳴く③溌剌とした正義感との対比も鮮やかでその辺りの横山の手腕が今回も冴え渡り終盤に登場する場面を一瞬だけ冒頭に挿入する事でその後の舞台に不穏な空気を意識させる演出も見事。全体的に奇を衒う事のない直球の脚本と小劇場とは質の違う俳優座のストレートな演技が上手くマッチしてた。
5年弱前
雉はじめて鳴く②少年を心配し手を尽くす先生と友人を、一瞬で加害者に仕立てるモンスター母に圧倒され(名演!)背筋が寒くなる。真面目で重くなりがちなテーマも自分の事しか考えない能天気な教頭がコメディリリーフとして絶妙な笑いを振りまき、母親が抱えるドス黒い闇と主人公に想いを寄せる少女の
5年弱前
雉はじめて鳴く①傑作「首のないカマキリ」に続くiaku横山拓也×俳優座の第2弾も期待通りの素晴らしさ!高校生活と家庭環境の問題を背景に、少年が心に抱えた孤独と焦燥を丁寧に描き出す。学校と教育委員会や児相の関係にもメスを入れ、打算で… https://t.co/KzJ3iiyhid
5年弱前
「雉はじめて鳴く」千秋楽!会場前いつもと変わらず黙々と台詞チェックやアップをする俳優陣。最後まで良いと思えることを追求してくれるスタッフ陣。かっこいい。劇場に足を運んでくださる方、楽しんで頂けたら幸いです。よろしくお願いします。 https://t.co/a9Dgamd7ke
5年弱前
雉はじめて鳴く①傑作「首のないカマキリ」に続くiaku横山拓也×俳優座の第2弾も期待通りの素晴らしさ!高校生活と家庭環境の問題を背景に、少年が心に抱えた孤独と焦燥を丁寧に描き出す。学校と教育委員会や児相の関係にもメスを入れ、打算で… https://t.co/CBKW1FNYk2
5年弱前
雉はじめて鳴く ダンスオブヴァンパイア チケットはなんとかお譲り先が決まりました。 リツイートありがとうございました
5年弱前
後藤佑里奈ちゃん出演の「雉はじめて鳴く」を観に行きました! 2020年初観劇の舞台がこの作品で良かったと思える素敵な舞台! 場面展開もスピーディーで物語自体にも仕掛けがあって2時間あっという間! ゆりなちゃんの女子高生役、面白… https://t.co/gwRjDs1gSB
5年弱前
★ 1月公演「雉はじめて鳴く」 大好評、本日 千秋楽! 当日券 販売有り、お見逃しなく! 1月10~19日 @ 俳優座劇場 作/横山拓也(iaku) 演出/眞鍋卓嗣 鋭い観察眼と綿密な取材を元に人間や題材を多面的にとらえ… https://t.co/0kyOO0xVM5
5年弱前
期間限定で六本木店のHUBさんとコラボしています。 オリジナルカクテル 「フェザント」(税込660円) ウォッカベースのフルーティな味わい。 爽やかでとても飲みやすいカクテルです! ★チケットご提示で飲食代10%OFF ご観劇の… https://t.co/euRU3LnD6Q
5年弱前
俳優座劇場にて 「雉はじめて鳴く」 鑑賞。深い脚本、読めない展開、そしてラストは涙が止まらず。 本当にいい作品でした。誘ってくれたSさんありがとう✨ https://t.co/PE2X3kzeG6
5年弱前
★ 1月公演「雉はじめて鳴く」 大好評、残り2ステージ! 当日券 販売有り、お見逃しなく! 1月10~19日 @ 俳優座劇場 作/横山拓也(iaku) 演出/眞鍋卓嗣 鋭い観察眼と綿密な取材を元に人間や題材を多面的にとら… https://t.co/uuUUuOuEKp
5年弱前
雉はじめて鳴く @俳優座劇場 七十二候『雉始雊(きじはじめてなく)』に上演される『雉はじめて鳴く』か… なんかいいね、とジャケ買い。ポスターの爽やかで切ない雰囲気から、恋愛モノだと思っていたら、見事に裏切られた。もちろん、いい意… https://t.co/Iv8IMEEhaY
5年弱前
俳優座 横山拓也作・眞鍋卓嗣演出『雉はじめて鳴く』高校教師の女性と、家庭に問題を抱え彼女に心を寄せる男子生徒の物語。デリケートな事柄に踏み込みつつファンタジーに昇華させるのが良くも悪くも横山らしい。相変わらず巧みな芝居運びや人物造形。抑制の効いた演出や回る美術(杉山至)も効果的。
5年弱前
俳優座『雉はじめて鳴く』横山拓也が本領発揮。37歳の教師(若井なおみ)と17歳の生徒(深堀啓太朗)の「禁断の恋」に可憐で鬱陶しいカウンセラー(保亜美)がからむ。一見軽快な展開からすれ違い傷付け合う人と人との関わりが浮かび上がる。少… https://t.co/XzWusLEgQ7
5年弱前
あ、でも『ヒトハミナヒトナミノ』もいい劇作ですね。 作者の横山さんが書いた『雉、はじめて鳴く』は俳優座劇場で日曜まで上演中です。昨日見てきましたが、軽やかな会話の中の人間の存在感。 https://t.co/KeB7FA67hY
5年弱前
【今日の赤旗文化面】 オカタケの文学館へ行こう!⑥ 岡崎武志さん 根岸・子規庵 1畳の小舟で俳句革新の大海へ 演劇評「雉はじめて鳴く」(劇団俳優座) 学校教育から国、社会へ(評者:瀧口雅仁さん) https://t.co/CqqnyUvp57
5年弱前
★ 1月公演「雉はじめて鳴く」 大好評、残り3ステージ! 当日券 販売有り、お見逃しなく! 1月10~19日 @ 俳優座劇場 作/横山拓也(iaku) 演出/眞鍋卓嗣 鋭い観察眼と綿密な取材を元に人間や題材を多面的にとら… https://t.co/PFcf9rAtey
5年弱前
@takuyayokoyama あつい胸騒ぎ、雉はじめて鳴く、と次々と舞台を観て感動しています。これからもよろしくお願いします。
5年弱前
俳優座『雉はじめて鳴く』 『海の凹凸』のときも感じたのだけど、戯曲家さんのホームではなく、俳優座さん、眞鍋卓嗣さんを通すことで、戯曲を見つけ直す思いがする。
5年弱前
劇団俳優座『雉はじめて鳴く』回り舞台という美術セットも含め、横山戯曲を大きめの劇場で上演する方法論を示すことに成功した演出の眞鍋卓嗣、功労賞ものだ。
5年弱前
劇団俳優座『雉はじめて鳴く』アフタートークで本人もそんなことを言っていたが、横山作品は基本的に会話劇のため、狭いところでしかやれないようなイメージがある。しかし本作を見ると、その良さを失うことなく、ある程度大きい劇場でもやれる可能性が見えてくる。
5年弱前
劇団俳優座『雉はじめて鳴く』若井なおみや後藤佑里奈など他の女優陣も皆良い。男優陣も悪くはないが、物語の主軸が女性キャラの方に置かれ、演技的な見せ場も多いため、ちょっと割りを食った感じはある。
5年弱前
劇団俳優座『雉はじめて鳴く』役者では、カウンセラー役の保亜美と母親役の清水直子が特に印象的。保は異様にコミュ力の高いカウンセラー役を、明るく弾むようなエネルギーで演じ、物語を前に転がすエンジン役となっていた。これまでに見た彼女のベスト演技。
5年弱前
劇団俳優座『雉はじめて鳴く』清水はいつもならしっとりとした優しい母親みたいな役が多いのだが(『首のないカマキリ』もそうだった)、本作では180度逆の、荒んだ精神を抱え、分かりやすい虐待などしないにもかかわらず子どもを精神的に追い詰めていく毒親を見事に演じている。
5年弱前
劇団俳優座『雉はじめて鳴く』作劇で息を呑んだのは、バックにいる「あの2人」の存在だ。話の流れから、この2人は最初のうち、会話に出てくる2人だと思う。ところが最後の場になって、「え?実はあの2人?」と思う。
5年弱前