「CoRich舞台芸術まつり!2024春」の審査員5名のご紹介です!(あいうえお順)

丘田ミイ子

ライター

大学で文学を学んだのち2011年よりライター活動をスタート。『Zipper』、『リンネル』、『Lala begin』などのファッション誌で主にカルチャーページを担当。出産を経た2014年より演劇の取材を本格始動、『SPICE』、『ローチケ演劇宣言!』、『演劇最強論-ing』などで執筆中。小説やエッセイの寄稿も行い、直近の掲載作に私小説『茶碗一杯の嘘』(『USO vol.2』収録)、エッセイ『母と雀』(文芸思潮第16回エッセイ賞優秀賞受賞作)などがある。近年は『演劇最強論-ing』内レビュー連載<先月の一本>の更新を機に劇評も執筆。2023年は『条件の演劇祭』批評企画や演劇批評誌『紙背』に寄稿。劇場を出た後も続く日々の中で、ふと思い出すあのシーンやセリフ。心の中で再生せずにはいられない演劇との出会いを心待ちにしています。

河野桃子

編集・執筆・広報

桜美林大学にて演劇・舞台制作を専攻。卒業してからは国内外をあちこち移動する生活をしながらライターとして活動。東日本大震災をきっかけに週刊誌・テレビ・IT企業勤務などを経て、フリーランスのライター・編集者に。現在は、演劇・ダンス関連のインタビューやレポートの執筆・編集、公演パンフレットの編集のほか、観劇のアクセシビリティ、演劇のネットワークづくり、各地の劇場・行政・芸術祭の取材や広報に携わる。ほか企業経営、国際問題、災害支援などにも関わっている。
演劇やダンスなどのパフォーミングアーツをめぐる状況は変わり続けています。変わらないこともあります。あなたがなぜここにいるのか、その存在を感じたくて出会いたくて、劇場(それは箱という意味ではなく誰かと誰かがともにいる場所)に出かけているのかもしれません。今この時に、お会いできることを楽しみにしています。

關智子

演劇研究・批評・翻訳

早稲田大学他講師。専門は演劇学、現代英国演劇、戯曲理論。批評、翻訳も手がけつつカンフェティ等でライター業も行う。著書に『逸脱と侵犯 サラ・ケインのドラマトゥルギー』(水声社)、共著に『紛争地域から生まれた演劇』(ひつじ書房)、『西洋演劇論アンソロジー』(月曜社)。戯曲翻訳にアリス・バーチ『アナトミー・オブ・ア・スーサイド』(第16回小田島雄志・翻訳戯曲賞受賞)、ナシーム・スレイマンプール『白いウサギ、赤いウサギ』。「演劇」をラディカルに更新する作品に出会えると盛り上がります。

深沢祐一

編集者・ライター

学生時代に社会学を専攻し現代演劇界のフィールド調査をもとに修士論文を執筆。2013〜17年に早川書房に在籍し、雑誌『悲劇喜劇』やハヤカワ演劇文庫、海外文芸・ノンフィクションの書籍編集を担当。近年の仕事に『国際演劇年鑑』の共同編集や雑誌・web媒体への公演レポート・インタビュー寄稿など。23年より京都芸術大学非常勤講師。「観劇」環境の変化を感じるこの時代に新しい才能との出合いを期待している。

松岡大貴

豊岡演劇祭2023 プロデューサー・コーディネーター/一般社団法人COs 代表理事

日芸卒、同大学院舞台芸術専攻修了。公立文化施設の事業担当を経て、東京芸術劇場プロフェッショナル養成研修修了(2019)。
2020年「豊岡演劇祭」の立ち上げに参加。2022年より現職。同年、フェスティバル運営や自治体と協働事業を行う一般社団法人COsを設立。
フェスティバルが舞台芸術において果たす役割について考えています。目的が多様となる中で、昨年から審査員を務めるCoRich舞台芸術!のフェスティバルにおいては「応援」ということが重要な目的であると感じています。直接手伝う事は出来なくとも、共に立つ事は出来るかもしれない。困難な状況の中で創作を続ける皆さんに、連帯の意を表す事は出来るかもしれない。真剣に、ある部分においては厳格に、しかし温かいフェスティバルとなることを願っています。

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