梅村綾子

撮影：佐藤茉優花

対象作品

趣向「べつのほしにいくまえに」

受賞コメント

信頼する仲間たちの存在があってこその受賞です。みんなで獲った賞です。本当に嬉しい。これまで出逢ったすべてのひとたちに、ご縁に、心より感謝いたします。

私が演じたコーデリアは云います
『自分が自分の人生を生きてるって思えたら、わたしは幸せ』

誰もがその幸せを享受できる世界を目指したい。
こんな滅茶苦茶な世の中だけど、演劇にはそれを実現するためのヒントが詰まってます。
これからも諦めず真摯に作品づくりに向き合っていきます。

お祝いコメント

（趣向　主宰　オノマリコ）

梅村綾子さん、おめでとうございます。
梅村さんには、演劇『べつのほしにいくまえに』の骨組みとなる部分を多く支えていただきました。
『リア王』のコーデリアが現代に生きていたら、というところから着想したキャラクターです。法律に関わる複雑な台詞も多い役だったのですが、それを見る人に分かりやすいようになおかつ軽やかに表現してくださいました。また劇中は、人に対して公正であろうとする誠実さと、他人を放っておけない情け深さが、正にコーデリアだと思いながら見ていました。受賞されたこと、本当に嬉しいです。趣向一同で小躍りしました。これからのご活躍も楽しみにしております。

小口ふみか

対象作品

カリンカ「エアスイミング」

受賞コメント

『エアスイミング』は、最初から最後まで、二人きりで紡ぐ物語です。この度の審査会でも、二人一組での受賞の可能性を議論して頂けたというお言葉を目にし、胸が熱くなりました。本当にありがとうございます。

プロデューサーでありパートナーの橘花梨がいたからこそ、苦しくも尊い110分を生きる事ができました。

閉ざされた空間を鮮やかに構築して下さった堀越涼さん、スタッフの皆様、応援して下さったお客様にも、改めて感謝申し上げます。

お祝いコメント

（カリンカ　主宰　橘花梨）

毎日、誰よりも近い距離で俳優小口ふみかのお芝居を浴びておりました。語りきれないほどいろいろなものを兼ね備えた彼女に俳優として、ハッとさせられることも多く、尊敬の止まらない日々を過ごしました。共に作り上げることの出来た『エアスイミング』は、私にとって、カリンカにとって、かけがえのない宝物のような公演となりました。楽しかったなぁ！

おぐっちゃんの受賞、心の底からうれしいです。本当に、おめでとうございます！

端栞里

対象作品

南極ゴジラ「（あたらしい）ジュラシックパーク」」

受賞コメント

この度は演技賞をいただき、ありがとうございます。

湾田ほんとという役はいままでの私のなかで1番、演技してるなという感覚がなかったです。とにかく必死に喋って走ってずっコケて、ひいひい言いながらやっていました。それでも、苦しいくらい人間的で愛しくて私そっくりな部分はしっかりとお届けできたと思っています。

湾田ほんとと南極ゴジラと端栞里の一生懸命が上手に絡まって受賞できた賞だと思います。とっても嬉しいです。これからも全力で頑張ります。

お祝いコメント

（南極ゴジラ　キャプテン　ユガミノーマル）

この度は南極ゴジラの端栞里に演技賞という素晴らしい賞を頂きありがとうございます。

栞里は元々マネージャーとして南極ゴジラに加入したのですが、今はバリバリ前線に出て俳優の道を突き進んでいるメンバーの1人です。

『（あたらしい）ジュラシックパーク』は出演が劇団員のみの公演で、作品の評価が劇団の評価に直接結び付くプレッシャーのなかで湾田ほんとという主人公を軽やかにそして熱く務め上げた栞里が演技賞をもらうことは嬉しいとともに当然のようにも思えます。おめでとう！！

これからも一緒にとびきりおもろい演劇を作りましょう。

目黒宏次郎

対象作品

ながめくらしつ「この世界は、だれのもの」

受賞コメント

こんにちは、目黒宏次郎です。
受賞を知ったときに驚きと困惑、そのあとに喜びが来ました。これは僕個人というよりも共演者全員への評価だと感じています。
このような舞台芸術の場で現代サーカスが注目されたことも嬉しく、日本ではまだ発展途上のこの分野で自分がどのような表現ができるかをさらに模索していきたいと思います。
最後に、この作品でペアとして動くことが多く、人と接するのが不得手な僕と真摯に向き合ってくれた安岡あこさんに感謝します。

お祝いコメント

（ながめくらしつ　主宰　目黒陽介）

今回は若手の育成も目標にしていた公演だったので、出演者の中で最年少の目黒宏次郎が評価され、演技賞を受賞したというのは素直に嬉しいです。
現代サーカスは単純に技を披露するというより作品にテーマを持ち、そのためにアクロバットやサーカスのテクニックを使うことが多いですが、日本では発表された作品もまだ少なく色んなジャンルのアーティストと一緒に創作する機会も、なかなかないので、これから増えていけば良いなと思っています。

和田華子

対象作品

趣向「べつのほしにいくまえに」

受賞コメント

この度は、大変光栄な賞に選出して頂きありがとうございました。
オノマリコさんが描いた世界を、日本の現状の世界へ、丁寧に大切にお届けするにはどうしたら良いか、自覚的に模索する素晴らしい共演者の方々と共にお仕事が出来た、とても稀有な現場でした。作品のグランプリがとても嬉しい！ 最後の最後まで四苦八苦していた私を暖かく見守って下さった共演者やスタッフの皆様、何より劇場で、大切に場と時間を共有して下さったお客様に心から感謝です。
今後とも、コツコツと、地道に、俳優という仕事を続けていきたいと思います。

お祝いコメント

（趣向　主宰　オノマリコ）

和田華子さん、おめでとうございます。
和田さんは、この演劇『べつのほしにいくまえに』の中で、劇中と客席をつなぐ仲介役のように存在してくれました。 劇作家による企みの多い役でした。戯曲全体をときほぐして、どうやって観劇してくれる方々の中に着地させるか、一緒に考えた日々が懐かしいです。本当にありがとうございました。劇中で、ふわっと飛んで消えたり、横浜中を駆け回ったり、いたずら好きでチャーミングな姿も素晴らしかったです。受賞されたこと、本当に嬉しいです。趣向一同で乾杯しました。これからのご活躍も楽しみにしております。