2002年4月結成。現在までに本公演24回、陶芸・書画・華道など、他芸術とのコラボレーションなどの取り組みを展開。2009年、精華小劇場での公演を最後に休団。2014年、20 代の女性中心の新メンバーで再始動。2015年『無名稿 あまがさ』が應典院舞台芸術祭『space×drama2015』にて優秀劇団に選出される。翌年space×drama2016にて、劇場との協働プロデュース公演『無名稿 機械』を上演。また同年wing cup 6にて『恋人がビッグフット』 が優秀賞受賞。その他、教文演劇フェスティバル(札幌)、大大阪舞台博覧会(2年連続)、「月いちリーディング」(劇作家協会主催)、「近代戯曲を読む」(演出者協会主催)など、各種イベントにも意欲的に参加。2017年5月、3年連続となる應典院舞台芸術祭space×dramaにて上演予定、またAI・HALL次世代応援企画 break a legに選出され、6月に上演予定。劇団内には「文学翻案」を手がける中條岳青と、若い女性のリアルを描くみずしまみほこ(劇団員集団創作)の二人の作家がいる。
これまで我々は、大阪を拠点として公演を打ってきた。演劇祭や賞レースへ参加する一方で、大正建築のビルやマンションの一室など、劇場外の公演や異種芸術とのコラボレーション演劇など、演劇活動の可能性を模索し続けてきた。 本年は、関西の老舗演劇祭「space×drama」にて、過去80を超える参加団体の中から上演6団体に選出され、5月にシアトリカル應典院にて公演、そして6月に伊丹のAI HALLでの上演が決まっている(平成29年度次世代応援企画break a legに関西代表選出)。上半期はこのように、我々にとって大舞台となる2つの劇場空間を使って、良質な演劇作品の創作を目指す。そして下半期から来年上半期にかけては、「創客」を目指し、関西圏外での公演や、コラボレーション演劇など、広い視野で演劇というものを見つめ、新たな表現を生み出して行きたいと考えている。