「緑のオウム亭ー1幕のグロテスク劇ー」

雷ストレンジャーズ（東京都）

公演に携わっているメンバー：6人

団体紹介

2011年に翻訳古典劇を、作家の意図を細やかに解釈しつつ、現代の日本でいかに上演するかを大切に丁寧に作品作りをするユニットとして始動。主宰はドイツ・ハンブルグ出身の小山ゆうな。
イプセン「フォルケフィエンデー人民の敵ー」は2015年『てあとろ』誌　渡辺保氏今月のベストスリーに選出され〈イプセンの原作を休憩なしの二時間にまとめて、しかも現代性ー公害と行政、権力と反権力、権益と正義、兄弟の葛藤をもって今日の芝居にした。小山ゆうなという演出家の仕事をはじめてみたが、その切れ味のよさと、リアルさを捨てずになおかつ観念的な思想を浮かび上がらせるのがうまい〉と評された。本作は2016年12月に、『国際演劇祭　イプセンの現在』に招聘され、シアターχにて再演を果たす。
2016年谷岡健彦氏に〈今年の活躍に期待する演劇人として（中略）小山ゆうなの名前をあげておく〉（『テアトロ』誌）と記される。
その他の過去上演作品　シラー「たくらみと恋」「群盗」、ラティガン「ブラウニング　バージョン」、メーテルリンク「青い鳥」等。

応募公演への意気込み

１７名の出演者で１時半弱の作品という雷ストレンジャーズ初の試みです。
フランス革命時のパリの怪しげな飲み屋をウィーン世紀末に生きたシュニッツラーが風刺劇コメディとして描いた作品を現代どうお客様と共有するか、楽しい作品にすべき奮闘中。

将来のビジョン

日本人が古典作品をこのように解釈してこのように表現しているという事を
他の国の人々と共有できるよう世界に発信出来る作品づくりをめざす。