
JUMP
アミューズ
シアターアプル(東京都)
2007/05/18 (金) ~ 2007/06/24 (日)公演終了
満足度★★★
楽しめたんだけど・・・
セリフが無く、終始、コミカルで、アクロバティックなアクションが続くから、それなりに楽しめるパフォーマンス・ショーだったけど、常に笑わせようとしていたので、途中で飽きてしまったな・・・どうもドリフを見ている感じもしてきてしまったし・・・
出来れば、一瞬でもいいから、真剣なバトルシーンが観たかったな・・・

月の船
快飛行家スミス
KAWAGUCHI ART FACTORY(埼玉県)
2007/05/13 (日) ~ 2007/06/05 (火)公演終了
満足度★★
アングラファンタジー
まず、小屋のインパクトに驚きました。
工場跡と聞いていたので、汚いのかなと思っていたら、全くそんなことはなく、アーティスティックでキッチュな場所でした。
役者の方がどても魅力的でした。ストーリーものというよりはポエティックな言葉の羅列の中にお芝居が在る感じでした。
最後の舞台仕掛けは、爽快でした。

「おねがい放課後 (志賀ちゃんセブンティーン)」(タイトルと設定年齢が変わりました)
ハイバイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/05/24 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
こんな志賀さんは
いろいろけなされている「おねがい放課後」ですけど、こんな志賀さん映画やテレビじゃ見れないし、演劇でだって、信頼できる中年男性とか大学教授とかの役とか固定化されつつあるのに、こんな役をあてた作者はえらいと思う。だって、志賀さんがごにょごにょ・・・(内容はネタバレBOXに)
20歳という設定にしてはちょっと幼いのかなという印象はありますが、そのナイーヴさ加減が男心をくすぐります。
原点に立ち返って、志賀さんがこの役をやっているおかしさをもっと評価しよう。

サロ・ギュラ
zupa
小劇場 楽園(東京都)
2007/05/25 (金) ~ 2007/05/29 (火)公演終了

業に向かって唾を吐く
elePHANTMoon
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/05/25 (金) ~ 2007/05/29 (火)公演終了
宗教を扱った不安は杞憂でよかった。
映像系とHPを見ただけで言い切ってしまうのはもったいないくらい真逆。映像もなければ、音楽もあまり流れず、逆にいうと正統派の皮を被ったなかで「映像系」な処理を感じるのは二つ。
1、映画で重要なシーンだけを編集で削いだように、ポイントのみで出演するキャストが非常によい。
2、テーマがある故、セリフが濃い。小劇場はアート志向といいつつテーマを客席に丸投げしてる異常事態なんで逆に正解かと。特に手品師達がタネに付いて話す会話は濃くて好み。
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松尾スズキ以降に宗教ものを扱うのは、マジモンでタブーだったと思う。それは松尾スズキが正し過ぎて、どうしてもそれの劣化コピーになってしまうし、思想やパワーが松尾を越えてること自体まず無い。そういうテーマを今更扱いながらうまいなあ、と感心したのは宗教に対して「どうしようもなく共存」という収束における点だろう。大抵、御神体壊して終わり〜とかそういうのが多い中、これだけ現実感のあるオチはないだろうとぼくは思う。
創価学会とか幸福の科学が「オウム以降も何でまだあるの?」という問いに対するアンサーが少し入ってる。相手がまた人間だから、に尽きるのだが。『A』で森が興味本位で触れた部分より更に着地している。だからやっかいだし、心底恐い。観る前に「宗教モノ」に感じた不安は、一周してる感覚によって、杞憂に終わってよかったよかった。
(相対評価を避けるため★はどの公演にも付けてはいません)

業に向かって唾を吐く
elePHANTMoon
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/05/25 (金) ~ 2007/05/29 (火)公演終了
満足度★★★★
宗教は終わらない
なぜなら宗教は人間の営みなのだから・・・なんてことを考えました。
「ふくすけ」以降今でも宗教芝居は数ありますが、その中でも、ちゃんとまとまって、良い公演だったと思います。楽日当日に滑り込みました。

チューブラルーム
双数姉妹
新宿シアタートップス(東京都)
2007/05/26 (土) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★
楽しみにしていただけに
最後列から見たからなのだろうか、見ていて寒く感じられた。
感性的に書かれた軽いセリフを、熱演している役者たちがとてもいやだった。
劇作家の頭の中にある社会って、会社(それもステロタイプされた)か学校しかないのだろうか。それだけじゃ、話に広がりが出ないと思う。
舞台装置の使い方はおもしろいが、ガタガタとうるさい。
劇中歌も寒い。CDにするほどではない。
後説の役者紹介と物販を困惑気味にする役者たちにも疑問。
話が暗くて、初心者には勧められない。

ツグノフの森
G2プロデュース
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/05/18 (金) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★
G2
G2作演、大王が作の時との人気、評価の差。意識せずとも結果的に作によってG2プロデュースの印象は異なり。それをたまに裏切って欲しかった今回も△。

ツグノフの森
G2プロデュース
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/05/18 (金) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★
説明
ギャグでサービス満点に笑わせてくださったり、愛嬌だけでもあぁステキって思える役者さんがいらしたり、楽しく観られるところもあったんですが、説明が多すぎるような気がして、中盤以降はいろいろ考えるばかりになってしまいました。もっと意味不明になっても良かったんじゃないかな~と思いました。

『手紙』
dlb-EnterPrise 舞台演戯事業部 Do-リンク場
テアトルはこざき(福岡県)
2007/05/26 (土) ~ 2007/05/27 (日)公演終了
満足度★★★
いまだ成長中
初Do-リンク場。
注目すべき役者もちらほら。
うまいのだけれど経験不足が見え隠れ。
これからもっと大きくなっていくのだと思います。
脚本も、設定はすごく面白い。
思いつきはすごくいいのに展開の仕方が力不足。
ちょっとコツをつかむだけでもっと面白くなるはずです。

犬は鎖につなぐべからず
ナイロン100℃
青山円形劇場(東京都)
2007/05/10 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
今年のベスト1
岸田戯曲の世界が丁寧に再現されつつ、ケラの色でしっかり染まっている。七つの戯曲はケラの魔術によって融合され、さらに豊かで味わいのある小宇宙が作り出されていた。
とにかく観に行って、狂騒としみじみの奇跡的な結合を堪能してもらいたい。
私は大傑作であると思いました。

ツグノフの森
G2プロデュース
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/05/18 (金) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★
難しいのかな
G2さん好きなのに今ひとつ乗れなかった。きばって先行でとったのに。オープニングの流れとかはいいんですけど。ストーリーの絡まり具合はいつもどおり複雑で、うまいこといってるんだけどなんだかその展開に必然性がなく唐突。ちょっと残念。

マリー・アントワネット
東宝
帝国劇場(東京都)
2007/04/06 (金) ~ 2007/05/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
凱旋公演4回目にして
2列目で観たこともあり、とかく情熱が強く伝わってきました。
凱旋公演の観劇4回目にして、またもう1度観たいと思わせる何かがありました。
カリオストロの位置付けにはやはり疑問符のままですが、ここにきてもう慣れました^^;

「おねがい放課後 (志賀ちゃんセブンティーン)」(タイトルと設定年齢が変わりました)
ハイバイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/05/24 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★
志賀くんが…
微妙ですねえ。。。お父さんや友達との交流の様子は好きなんですけど、どうしても「志賀くん」は志賀さんにしか見えない。志賀さんの演技が、ではもちろんなく、脚本や演出の中で若い心を持っているっていう部分が描かれていないように思います。自慰行為だけではそれは伝わりませんよ。もっと10代の心の動きが欲しかった。単に年寄りが若者に混ざっちゃったけど、無理してがんばっちゃっているようにしか見えませんでした。もったいないなあ。

サロ・ギュラ
zupa
小劇場 楽園(東京都)
2007/05/25 (金) ~ 2007/05/29 (火)公演終了
リピートしてきました
初めて観たときほどのゾクゾク感はありませんでしたが、濃いぃ空間を楽しんできました。
リピしたから分かったのですが、この作品でもアドリブ部分てあるんですね^^

7
studio salt
相鉄本多劇場(神奈川県)
2007/05/16 (水) ~ 2007/05/24 (木)公演終了
満足度★★★★
人の温もりと冷たさがありますね
学校の先輩が出演するということで初studio salt ですが、リアルな芝居で人間の陰の面と陽の面両方が描かれていて、現代の抱える問題提起をされたなぁ、と感じました。リアルなお芝居っていうのは、なかなか自分の実生活と重ねてみやすいので、結構ヘビーな内容でしたが、観終わればちょっと暖かな気持ちと問題が残る、そんな深いお芝居でした。設定も好きです。

ツグノフの森
G2プロデュース
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/05/18 (金) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★
うぅん
片桐さんを生で見ることを目的にいったのですが、うーん……。自分的には、もっと焦点を絞って欲しかった感じはしました。沢山言いたいことがありすぎて、それを結果的にとってつけたような印象になってしまったのが残念です。でも片桐さんは素敵でした。

まつさをな
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2007/04/07 (土) ~ 2007/05/06 (日)公演終了
満足度★
独自性?+照明?+他のお客様?
初見でしたがかなり予想とは違った雰囲気でした
高校の頃いくつもキャラメルの脚本を部活で読んで
すごく良いイメージを抱いていただけに残念
●独自性?:
ストーリー自体にもメッセージにもオリジナリティを感じられませんでした
別にキャラメルの舞台でなくても同じようなものはどこにでもある
と思ってしまいました
●照明?:
見所がよく分からなかったです
特に照明を見ようとして観ていたわけではないのですが
「え 今なぜこの明かり?」とかなり気になってしまいました
●他のお客様?:
私以外のほかのお客さんは本当に大満足なようでした
入りもとてもよかったしキャラメル常連さんらしい雰囲気を感じました
こういう分かりやすい誰でもがそう言ってほしいメッセージのほうが
多くのお客さんに伝わりやすいのかな

軍鶏307
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2007/05/20 (日) ~ 2007/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
内容+空間支配力+前説
なぜか客席で開演を待つ間とても緊張してしまいました
5/26ソワレ@上手最後列+27大楽@下手最前列で拝見できました
●内容:
優れた作家は異性の描写が飛びぬけて正確・繊細である
という自分自身の判断基準からしても
「愛するものを守るためにどんなことでもする」という愛し方・女性版
が腰を据えて徹底的に描かれた内容には大満足でした
一番の悲劇は衝突しあっている双方ともが
戦争による癒しがたい傷を抱えていて
衝突の原因もまた戦禍の名残りであるということ
前回の海猫街のように社会的な力が圧倒的に強い側が弱い側を…
というのではなくどちらも社会的には非常に弱い立場で
だからこそ不本意な争いに抗う十分な力を持っていない
でもどうにかしてなるべく良心にかなう生き方を探すという
メンドリさんを筆頭に戦争の傷跡コラージュ
といった感じで広く深く味わうことができたと思います
●空間:
「メンドリさんの戦争はまだ終わってはいない」
というのを言葉を用いずに舞台上で見せつけるという
空間の支配力に感服でした
赤いライトカーテンに染められた空間で竹やりを振り回す鈴木めぐみさん
客席を巻き込んだ空間を包む大音量の音楽(なんか3拍子の悲しいやつ)
メンドリさんの心がどんどん流れ込んできて胸がキリキリしました
●前説:
劇団員全員で客席誘導をしている劇団は
やはりお客としてとてもとても心地のよいテンションの上がり方になって
本番を観る心構えがよくできる気がします
特に前説は当日お手伝いのスタッフに任せる団体とは比べ物になりませんよね(当然だが)
今回もスッキリ集中力を高めて開演に臨むことができました

犬は鎖につなぐべからず
ナイロン100℃
青山円形劇場(東京都)
2007/05/10 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
必要性のある舞台
岸田國士、ケラ、役者、青山円形劇場、盆廻し、ダンス、和装。その必要性あり、血とミルクのように混ざり合う美しきバランス、演劇的配合。