
三谷文楽『人形ぎらい』
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/28 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
文楽でパルコがほぼ2週間、満席になった。渋谷で会いましょう、の若い男女にとっても、見て面白い公演だった、からである。新幹線は出てくるわ、通天閣は出てくるわ、いや文楽の人形劇であることまでネタにして笑っている内にお開きになるⅠ時間40分である。
それは良い、日本の伝統演劇である文楽が危機に瀕している今、苦労ばかり多い文楽脚本を書いてみた三谷幸喜の労を謝するには人後に落ちないが、同時にさまざまな文楽を巡る課題広く言えば日本の舞台芸術のあり方の問題もここに現われている。いずれ本格的な論議もあるだろうし、作者も、現代の当たり狂言作家の立場から誠を持って応えられるだろうから、ここは一人の観客としての感想である。
今回の上演戯曲はもう、現代劇の爆笑喜劇と思った方が良い。今、文楽は大衆芸能としては、大衆の支持を失っている。今回上演の戯曲は、『槍の権三』に依っている。近松門左衛門の姦通ものの代表作の一つで、昭和の時代には映画(篠田正浩・監督)にもなった名作で、ある。私は運悪く原典の、文楽も歌舞伎も見ていないが、内容は知っている。はじめの権三とおさいが密通して、互いの帯を取り違えるところなどはなかなか面白い仕掛けで、どう芝居で持っていくか、一度みて見たいと思っているうちに人生も終わりそうだ。この姦通は、もちろん両人の不義の意思(やりたい)があってこそのものだが、(しなかったという説もあるところも面白い)そこから話が転がっていく。
今回の『人形ぎらい』はここからは原作の大筋だけは辛うじて形骸を残しているといった程度(現代劇にしているからそれで当然で、それは全く問題ない)だが、この程度の不義は日常茶飯事になってしまった現在になると、見終わると、オビを取り違えた情事のあと始末が、お家の大事や主人公たちの生死に関わっていく武家社会の義理人情が懐かしく体内回帰して、これを人情劇として親身に見ていられたら面白かったのに、と言うあまのじゃくな感想になってしまう。そこが文楽衰退の原因という議論はよく聞くが、やはりそれだけではない。
物語の男女の構造も今の女性上位の世界になってみるとみるべき所はあるし、知らない世界の面白さもある。
現にパルコの観客を見ると、まず、文楽でこの作品を見た人はものの十人もいないだろう。浄瑠璃でもの語りを持っていくのは文楽の要素で、今を流行りの朗読劇にも繋がらないでもないのだが、新曲を作ってまで変えるなら、この浄瑠璃による聞き取りにくいナレーションに一工夫あってもいいではないだろうか。それでは文楽ではなくなってしまうという識者の意見を、考えてみるのも役に立つと思う。作品そのものは、是非残して欲しい。なにしろ近松の『三姦もの』一つである。欧米の今に残る姦通ものに匹敵できる名作として、時代は変わっても楽しみたいものである。

是々非々【揺・騒】
teamキーチェーン
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2025/08/05 (火) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/09 (土) 16:30
Cチーム【騒】を観劇。
舞台中央に被告、下手に検察官、上手に弁護人、奥(傍聴席)には被害者と被告の兄という裁判官席から見た刑事法廷の様子を基本配置に随時犯行再現場面を交えて描く集合住宅での騒音問題に端を発する殺人未遂事件の顛末。(以下ネタバレboxへ)

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
戦後80年…沖縄の悲劇を考えさせられる、素晴らしい舞台でした。
風化させてはならないと同時に、自分自身を含めた、戦争を知らない、次世代への継承の難しさも、改めて考えさせられました。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
8/16と8/18の2回鑑賞しました。とても良かったです。
始まりに一人一人がちょっとずつ舞台に出てきて、沖縄戦の世界に自然と引きずり込まれていきました。
話は一対の男女で進行し、それぞれのエピソードが混じって、面白い演出でした。そして、戦争の為に失ってしまうものの大きさに改めて気づかされました。このような戦争は二度と起きてはいけないことなのだと痛感しましたが、今の世の中、劇中にもあった同調圧力やセクショナリズムを感じるところがあります。
絶望的な戦況で負傷者の治療もままならならず、次第に追い詰められていく状況の中でやはり小池軍医の人としての優しさに救われました。生存者が比較的に多かったのも小池軍医の判断によるところが大きく、指導者で全然変わるものだと思いました。佐久市長のお話も良かったです。
一点、疑問だったのが、おばぁちゃんは当事者ではなく、ひいおばあちゃんから聞いた話でひいおばぁちゃんは何も話してくれなかったのに、なぜ孫娘に当時の状況を鮮明に伝えられたのかな?と思いました。

シモキタコレクション
制作「山口ちはる」プロデュース
下北沢 スターダスト(東京都)
2025/08/19 (火) ~ 2025/08/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
推しが出演するので行きました この小屋極小なので!世界一間近で観劇出来ます 演者らのクオリティーは高いです 楽しめました

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「ふじ学徒隊」の事は、文献やドキュメンタリーで名前は知っていましたが、実際に舞台で観ることで、当時の凄惨さや少女たちの苦悩がより鮮烈に伝わってきました。当時の皇国思想の中では、冷静な判断など到底できなかったのでしょう。それでも最後に小池隊長が「死んではならない」と告げ、生き延びた女生徒たち。その思いと命が、今日まで繋がっていることの尊さを強く感じました。
そして、こうして舞台を観て自由に感想を語れるのも、戦後の今だからこそ。当たり前ではない平和の時間に、改めて感謝の気持ちが湧きました。
ただ2時間を超える大作でしたが、登場人物が多いため、それぞれのエピソードがやや薄まってしまった印象もありました。
それでも全体としては、忘れてはいけない歴史を心に刻む貴重な作品だったと思います。戦後80年の今、この舞台を観られたこと自体が大きな意味を持つのだと感じました。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
風雷紡at座高円寺というだけで特別感。これまで広くてd倉庫、通常は楽園での記憶しかなく、昭和の事件に肉薄する舞台には狭い空間こそ相応しい感じもある。沖縄、ガマと来ればやはり大戦での沖縄戦が題材だろうか・・と推察しながらも新劇系の反戦ドラマは想像できない風雷紡。興味津々で劇場へ訪れた。
座高円寺1の満席状態というのを初めて見た(やや後方の見渡せる席からずらっとカボチャが並んで隙間がない)。ちょっと前の万有引力「奴婢訓」と、だいぶ前何かの公演で当日押しかけて満席と断られた事があったが、客席に座っての満席の光景は、壮観である。
女子挺身隊に駆り出された地元の女学校生と、当地に配属された軍人たち。臨時野戦病院=ガマ(洞窟)での群像が描かれる。鉄の暴風の艦砲射撃を命からがら逃れた先で、軍司令部が戦闘放棄する時点までの沖縄地上戦の期間を、男女一対にそれぞれエピソードを設けながら丁寧に描いている。
後日追記予定。

えがお、かして!
四喜坊劇集※台湾の劇団です!日本で公演します※
小劇場B1(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
本多劇場グループが継続中の日台演劇交流の一環で、昨年は日本人舞踏家を演出に身体表現を主とした舞台であったが、今作は若い男女各3名計6名によるのっけから歌が奏でられるミュージカル仕立ての舞台。一気に引き込まれる。
煉獄のような場所に者どもが滞留しており、完全に死んでいない状態の者はある一角にとどめ置かれ、完全に死んだ者はオークション(転生先を競り落とす)に参加できる。ここを管理する者(美形女優がコケティッシュに演じる)に導かれて男が一人やってきた。前世に未練全く無し。オークションに早く参加したい・・。透明な囲いが解かれた男が、平場に降り、他の者に交じるとオークション開始。そして歌。「家」を選ぶことで自分が次の転生先が決まるのだが、琴線を揺らすコード進行のキャッチ―な音楽に乗ってそれぞれのこだわり、夢を語り、転生先を決めて行く。全コインをベット!とやると落とせるらしい(転生すればコインは不要なので実質「早い者勝ち」のオークション)。苦痛や失敗、不遇(に終わった人生)からの転生とは、今生において人間が描く夢のメタファーでもある。その構図にドラマ性が既に胚胎しており、一人ひとりと新たな人生へと飛び込んで行く都度(伴奏はずっと鳴っている)歌われる歌に、もう観客の幾人かは涙を拭っている。
・・これは中規模劇場で、簡素な装置で「空間的間合い」の情趣も味わいつつ観るのが「正解」では(小劇場B1は小さい)、とは思いつつも狭さへの違和感はすぐに溶解し、ドラマに入り込んで行った。本作は10年間上演しているという。姉役の女優が当初から参加している人とか。歌は音程が揺れる箇所もあるが気にならず、勘所を押さえて歌の心が十二分に表現され、何よりも演技が的確。秀作である。

『雲の涯』
M.M.S.T
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2025/08/18 (月) ~ 2025/08/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
韓国人 男女2名 日本人女性1名 合計3名での演劇
戦後の混乱期を演じていたが、ハングル語のセリフに日本語字幕で、いまひとつ日本の戦後感に欠け、朝鮮戦争の戦後?とも…
内容も日本人でも表現しにくいな〜と思われる内容で、それを韓国人2人に表現させる事で…
迫力は有ったが…

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高でした。最後嗚咽しました。2時間を起こす長尺の舞台ですが長さを感じられないぐらいのめり込みました。いろんな人のいろんな思いがいろいろ交錯していてほんといろいろ考えさせられました。ほんと、80年前の沖縄では人の数だけいろんな思いがあったんだな…と思いました。知人にも「時間あればぜひ行って!」とさっそく紹介しておきました。最高の時間をありがとうございました。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
村田さんが出演されるとのことで、昼の回を観劇。
村田さんの殺陣をしない役は初めて拝見しましたが、良いお声は変わらずでした。
女学徒の悲惨な運命に涙したけれど、国民を巻き込んで戦争を継続し続けたことに対する怒りが湧き出て仕方がなかった。
太平洋戦争関連の舞台や映画を見るたびに、過去に悲惨な戦争があったことを語り継ぐだけでなく、情報収集力・分析力、戦況・情勢を俯瞰してみる力、判断力といった能力を持たない軍部、政府のせいで国民が犠牲になった、という事実も併せて伝えないといけないな。
一つ、気になった点。
孫娘ちゃんのおばぁちゃんに言いたくても言えない事がちょっと想像を超えててびっくり。命と沖縄のことを「継なぐ」ということなんだろうけど、そうじゃないよ、と思いました。孫娘ちゃん、家族関係は結構良好そうだし、今時の子だと思うから、その事態で思い悩む感じではないのでは?と思ってしまいました。そもそも、飛行機、乗っちゃダメだし。

舞台「死神遣いの事件帖 -終(ファイナル)-」
東映ビデオ
サンシャイン劇場(東京都)
2025/08/07 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
死神遣いの幻士郎さんの物語。これにてファイナルなのが残念すぎる映画と舞台が交互に上演上映される大好きなシリーズ、見納めて来ました。お別れが悲しくなりすぎないような、実は王様となった十蘭中心の死神サイドのスピンオフが有るのでは?と期待値からの妄想が絶えないしにつかロス状態です。毛利さんの外連味は粋で鯔背な幻士郎さんにピッタリで、映画では表現されない躍動感に繋がるんですよね。クリオネか妖精の様に袂をひらひら舞い踊る十蘭はまさしくこのシリーズ不動の美人ヒロインで、ようやく板の上で逢えた高揚した喜びと苦悩するふたりそれぞれの思いが観ている者たちの胸をこうキュッと締め付けたりふんわり撫で付けたり、やりおるな!まったく。ケシカラン!Wヒロキの相方ズッキーも、くそデカ鎌を振り回す梅ちゃんも、映像の百目鬼様もどなた様も見処満載で面白く回してくれる松本寛也さんザンヨウコさんにも大満足なファイナルでした。さみしいけど、悲しくなりすぎない。素晴らしいな。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
登場人物は多いが、みなセリフがよく聞こえ、最初から最後まで圧倒された。各人それぞれの立場での葛藤もちゃんと描かれ、現在まで続く物語だという思いが込められた舞台。

【8/17追加公演決定!!】おどるシェイクスピア 『RARE〜リア王〜』
CHAiroiPLIN
六行会ホール(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前半はコンドルズあるあるの世界観、からだであそんだり言葉遊び、人気アニメ主題歌の替歌風有りで、チケットの価格設定からも夏休み親子で楽しめるファミリーミュージカルとしての側面も有るのだろう。あちらこちらからかわいい笑い声も聴こえて来ました。
シェイクスピア四大悲劇の中でもラストが悲惨な印象な「リア王」の物語も、「レア王」の方ではハッピーエンドだったとか?いろいろ言われていたり「道化」の存在は「リア王」だけだとか、そういうことを知ってる人知らない人でスズキさんのお茶目で巧みな言葉遊びにニヤリと出来るか出来ないか別れちゃうのかな?貴方が知ってるリア王だけがリア王じゃないですよ、的な。凄く子供向けな部分と研鑽を極めた知的な大人な部分、深浅両方が美味しく楽しめるワゴンビュッフェのような贅沢な時間になりました。特に中村容さん、小林ららさんと四国在住現役大学生ダンサー関口晴さんのコンテンポラリーは圧巻でした。若い才能を見逃さないスズキさんの人間力も素晴らしい。もちろん彼のダンスもコミカルな演技も最高で、如何様にも楽しめる作品でした。あと音楽すべて清水ゆりさんなんですね。普通に今クラブイベントでかかってもみんな踊り出しちゃうくらいにカッコ良かったです。劇伴の枠を飛び越えてませんか?アコーディオン弾き語りとのギャップで瀕死になりました。

明け方の月に天使は踊る
劇団十夢
船橋市勤労市民センター(千葉県)
2025/08/17 (日) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
ストーリーは良いがセリフが聴きにくい
セリフカミ、滑舌悪、早口
無理に笑に持って行こうとしてるのか
観ている方は冷めてしまう

明け方の月に天使は踊る
劇団十夢
船橋市勤労市民センター(千葉県)
2025/08/17 (日) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
ストーリーは良い作品だと思うがセリフが聴きにくい、早口,滑舌悪、セリフカミ
無理やり笑に持って行ってる感があり流れが不自然

この中に1人、台本を知らない役者がいるvol.10
ろーまの平日
シアターココ(愛知県)
2025/08/15 (金) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

シャウト!
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽を観劇
高校時代にタイムスリップした主人公が本来の自分を取り戻すため奮闘していくシンプルなストーリー
主人公中心に彼を取り巻く同級生や教師達のキャラクターを余すことなく楽しもう!という公演だったかと
総勢18人もの役者さん(一部演出家さんも出演)で描かれる学園コメディーはアオハルの空気感が濃厚でしたが、この公演自体が現実に青春の断片そのもの
ダブルコールの舞台あいさつでは、最終日の思いも重なって胸が熱くなるのでした

明け方の月に天使は踊る
劇団十夢
船橋市勤労市民センター(千葉県)
2025/08/17 (日) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
役者一同、一生懸命な演技、手づくり感満載の演出・演技で微笑ましく感じました。
先生の汗びっしょりになって演技、どこまでが作り上げた演技なのか、どこまでぎ素の演技なのかしら、

『醜悪』
道楽息子
アルネ543(東京都)
2025/08/06 (水) ~ 2025/08/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/08 (金) 14:00
青年が父親を刺殺した事件を取材する記者を狂言回しに関わった者を悉く不幸にする疫病神のような人物を軸とした怒声と悲鳴あふれる物語。
鵺的の実在の事件をモデルにした作品群に通ずる味わい(人間関係や人物の感情が妙に生々しくてリアルに感じられる、とか)もありつつ、幻影に惑わされる人など「古典的怪談」的手法も駆使しさらに笑いまで盛り込んだ多彩なダークファンタジー。要素の配分によって必要以上に(?)ダークにならない匙加減が巧い。
ところでこれ、考えようによっては「リアル呪怨(スミコ=伽椰子説)」じゃね?(笑)
あと、28ページに及ぶwebパンフレットが見事♪