
最後のブラッディマリー
座キューピーマジック
「劇」小劇場(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
作品全体を通して、物語が一本の線で流れていくというより、印象的な場面が点のように散りばめられ、それぞれの空気や感情がふわりと立ち上がってくるような構成でした。ひとつひとつのシーンが独立して存在しているようにも感じられ、その積み重ねが作品の雰囲気をつくっている一方で、物語としての流れがふっと途切れ、気持ちが散ってしまう瞬間もありました。観客の想像力に委ねる余白が多い分、そこに魅力と難しさが同時にあるように思います。
また、空気感や静けさを大切にしている作品だからこそ、場面によっては声が大きく響きすぎてしまう俳優がいたのは少し気になりました。繊細な空気が流れる場面では、もう少し抑えた声の方が、その場の温度にそっと寄り添えたのではないかと感じました。
さらに、台詞の音感や音楽との呼応を意識した芝居も多く、独特のリズムを大切にしていることが伝わってきました。ただ、そのこだわりが時折技巧の方を強く印象づけてしまい、芝居そのものより“技術の存在”が前に出る瞬間もあったように思います。
それでも、空気をしっかり掴んでいる俳優が登場する場面では、舞台の温度がふわりと上がり、自然と視線を引き寄せられるような力がありました。
全体としては、どこか懐かしい小劇場の匂いが漂っていて、かつての舞台文化を思い出すような優しい味わいがありました。良くも悪くも“昔の小劇場”を思わせる雰囲気があり、そのレトロさが作品の魅力としてしっかり息づいていたように感じます。

おばけと穴
青コン企画(仮)
Social Kitchen(京都府)
2026/05/24 (日) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
4作品のオムニバス
穴二作品 AI系二作品(オバケも絡んでます)
1日で出来上がったとは思えない出来
これからも頑張ってください😊

【衝撃】おまえが貧乏なその理由【洗脳】
社会人天国
イカロスの森(兵庫県)
2026/05/22 (金) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
タイムリープもの
力はあるんだけど、力技でねじ伏せる的な演劇
関学神無月(廃部)系旗揚げ公演で期待したが…熱量で圧倒する作品で、自虐的なのかな…
次回に期待

complex
る・ひまわり
博品館劇場(東京都)
2026/05/21 (木) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ゲストがオープニングを先導
これがどうやらぶっつけ本番のフリースタイル
良い感じに温まったところでゴージャスな雰囲気全開ミュージカルショーの開幕・・・という楽しい流れ
選挙活動って妙にミュージカルと合いますね(笑)
幾つもの人物ストーリーと個性が入り混じって多彩に楽しめるミュージカル
大御所の存在感もあって実に見ごたえありました

ブン/ダン
劇団チャリT企画
新宿シアタートップス(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了

正義の血が騒ぐ
ライオン・パーマ
テアトルBONBON(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了

正義の血が騒ぐ
ライオン・パーマ
テアトルBONBON(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
シリアスでシニカルだけど、妙に笑いも多いハードボイルド刑事モノ。ライオン・パーマらしいですね。じわっと楽しめました。

ブン/ダン
劇団チャリT企画
新宿シアタートップス(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今の問題にドンピシャな内容で舞台を見ながら自分はどっちだろうと考えさせられた。近い将来本当になりそうで笑いながらも少しゾッとしました。

A Perfect Family
果報プロデュース
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
俳優の山本沙羅さんによるユニット「果報プロデュース」の第三弾公演。これまでの二回は既成台本(おそらく山本さんが思い入れのある作品)を上演していましたが、今回はユニット発信となる新作台本の上演でした。観劇後にSNS等で他の方の感想を読みましたが、とにかく観た方の話を聞きたくなる一作でした。

A Perfect Family
果報プロデュース
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/05/24 (日) 12:30
家族の在り方、人との接し方に想いを馳せる良い演劇でした。
個人的には、木村さんのキャラクターがハマりました。

ハムレット
松竹/梅田芸術劇場
日生劇場(東京都)
2026/05/09 (土) ~ 2026/05/30 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/05/23 (土) 17:00
若さ溢れるハムレット。完全な新しい戯曲を観たかのような面白さ。87分(23分休み)79分。
何回も観ている演目だが、若いキャスト陣と演出・美術・衣装の新鮮さで、まるで新しい芝居を観ているような面白さだと思った。ハムレット役の染五郎は憎々しい部分を強調するかのような演技で、父・祖父とは違った感触があるのが面白い。クローディアス役の石黒賢は舞台をあんまりやらない人で私も初めて観たがしっかりと役割を演じ、ガートルード役の柚香光は宝塚らしい華やかさで圧倒される。そして、お目当てのオフィーリア役の當真あみは、凛々しさ・可憐さ・美しさ・儚さ、全てで初舞台と思えぬ見事さ。特に狂気のシーンがゾクゾクした。他の役者陣も若々しいキャスティングが精講急いているように思った。衣装は時代を感じさせない現代的なスーツ系を採用。美術・照明・生バンドによる音楽もマッチして、ルヴォーらしい派手なエンディングも含めて、大満足の舞台だった。

正義の血が騒ぐ
ライオン・パーマ
テアトルBONBON(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
観てきました。ライオンパーマの刑事もの。チラシの写真から想像したとおり、みなさんかっこよかったです。散りばめられた伏線の回収、膨大な量のせりふ、クスリと笑えるところ。とても満足しました!

花よりタンゴ
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2026/05/12 (火) ~ 2026/05/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
俳優たちが活き活きと明るく魅力的に演じており、歌やダンスなどよく訓練されている印象。作品はいささか古臭い気がしないでもないが、とにかく俳優たちのパフォーマンスが良い。
ところで元男爵家のこの四姉妹、食事は誰が作ってるんだろう。あの時代、食糧の調達は大問題なはずだ。33歳の長女?とても作れそうに見えない。毎日銀座で外食?裕福じゃないという設定だし。

ロッキン
劇団かに座
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2026/05/22 (金) ~ 2026/05/24 (日)公演終了

エンドゲーム
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2026/05/15 (金) ~ 2026/05/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
不条理劇、特にベケットは、本だけ読んでいてもさっぱりわからないことが多いが、こうして舞台の形になって俳優たちに演じられ演出が付けられると色鮮やかに見えてくる。『ゴドー』よりは上演頻度が少ないと感じられるので、観られるチャンスがあれば観ておきたい。核戦争だか何かで人類が滅亡した後のシェルターで生き残った4人の不思議な一家が、悪い方向にしか進まない状況の中で取りとめなく目標に達しない会話を延々としているというストーリー。主人公役の近江谷氏が実に素晴らしい演技で、わかりにくい作品を豊かに色付けして見せてくれる。

軋み
Nana Produce
テアトルBONBON(東京都)
2026/04/23 (木) ~ 2026/04/29 (水)公演終了
実演鑑賞
劇団ブラジルの2008年作、今年は映画も公開された作品を全く別キャストで日澤雄介の演出で上演。4月29日までテアトルBONBON。120分。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2026/05/post-bf7980.html

世界名作全集 1 & 2
おのまさしあたあ
横浜ベイサイドスタジオ(神奈川県)
2026/04/24 (金) ~ 2026/04/26 (日)公演終了
実演鑑賞
割と無茶な一人芝居を上演し続ける「おのまさしあたあ」、新作再演をとり混ぜ シェイクスピア、ゲーテ、ポー、カフカなどの世界の名作を徹底的にパロディにした、1話30分×3話構成の2プログラム日替わり上演。 4月26日まで横浜ベイサイドスタジオ(神奈川新町駅すぐ)。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2026/05/post-d9af50.html

『「黒いポスト」』
劇団澄清
大手前大学CELLフォーラム(兵庫県)
2026/05/22 (金) ~ 2026/05/23 (土)公演終了

居場所・ドラマの基礎と応用(2プログラム)
中野成樹+フランケンズ
シアター711(東京都)
2026/05/19 (火) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
久々二度目のフランケンズは超短編と中編の組合せ2パターンの公演、Aプログラムに秋元松代の処女作「軽塵」があるのを見て速攻予約した(二、三日前の事。公演後半には完売間に合って良かった)。
1分の戯曲?を募集し(一、二個身内が提供したのも合わせて)約十編の芝居をやるというユニークな試みで、後半は本域芝居の「軽塵」が始まる。素舞台にユニフォーム的な衣裳、見慣れるのに稍々時間を要したが、リーディングとリアル芝居との中間あたりの感覚である。
演劇的「実験」要素のフランケンズへの先入観に比して「普通に演劇」という初観劇での印象は今回も同じく。

ブン/ダン
劇団チャリT企画
新宿シアタートップス(東京都)
2026/05/20 (水) ~ 2026/05/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
何作か観ずにやり過ごしたチャリT企画、そろそろ観ておこうと足を運んだ。ざっと見たら客層が若い。前の列に並んだあちこちピアスな女子組がどんな反応で観劇かも少しく関心。
日本の「まさに今」を、若干近未来の(前口上では「少しだけ違う世界の」)お話の中に展開。AI自警団(ロボット型)が街中に出没する管理強化された社会、にしては日常性の濃いアパート(シェアハウス的な)住人の様子とのギャップがサスペンス性を高めていく効果を生んでいる。
終演後前の席からは「面白かった」「見て良かったでしょう」、周囲から「怖かった」との声が耳に入って来た。この作品への感想としては100点ではないか。時事批評的な内容には納得な観劇。