
わが闇
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2007/12/08 (土) ~ 2007/12/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
傑作
本年度Myベストワンかも。
最初3時間と聞いて長いと思ったけれど、観終わってみると納得の3時間。
これで6000円は安い。

息の根に根付く
地球割project
アドリブ小劇場(東京都)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★
白
バラバラに蘇る老人の記憶と現実とが交錯する。
主に戦争を描く記憶側も見応えはあったが、
むしろ圧巻は現実側の方だった。
スタッフの会話はあまりに素っ気なく、関係ない雑談もする。
しかもその会話がいやに上手い。
老人の心を深く掘り下げながらこういう仕打ちをしてしまう。
作家の視野の広さ、力量を強く感じた。
惜しむらくは演出。
反復はちょっと繰り返し過ぎてくどかった。
布を多様に使う動きは、
面白いところもあるけど今一つキレイじゃなかったのが残念。

O L と 魔 王
舞台芸術集団 地下空港
シアターブラッツ(東京都)
2007/11/29 (木) ~ 2007/12/02 (日)公演終了
満足度★★★
予想外
タイトルやあらすじからは正直全然期待していなかったけど、
実は割と面白かった。
序盤はメタシアターギャグとか客イジリである意味予想通りだったけど、
中盤からは若干強引ながらも結構普通に楽しめた。
いわゆるファンタジーで好印象を抱いたのは久し振りかも知れない。
衣装とかエンディングが良かった。

ときめき都内
劇団チャリT企画
OFF・OFFシアター(東京都)
2007/11/27 (火) ~ 2007/12/02 (日)公演終了
満足度★★★
赤
ツカミが良かった。
狭い舞台で球技をやっていた。
ツカミが良かっただけに、中盤から冗長に感じた。
一つ一つのネタを引っ張り過ぎていたように思う。

THE LIGHT IN THE PIAZZA
フジテレビジョン
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2007/12/07 (金) ~ 2007/12/16 (日)公演終了
満足度★★★
雰囲気は素敵
シンプルだけど舞台装置と照明は素敵で、とてもエレガントでシックな
雰囲気が舞台から劇場全体を包みます。
そう、イタリアの風を感じます、劇場のスペックと作品の大きさが
良く合っていて心地よい居心地。
最近、乱発気味なミュージカル界、僕としては嬉しい限りだけど
似たような作品、強引に制作している感が強い作品も少ないのは
事実。
そんな中、この作品は、差別化さえて存在感ある作品です。
しかしながら、キャストが、いま三つ・・・。
乱発されているミュージカルに演者のボリュームというか
実力者が育ってきていないというか、
四季以上に同じ役者が、ぐるぐる回っており
しかも、役柄にこなされていない。
内容はネタバレに書くにしても、どうも違和感というか
しっくりこない。
島田歌穂や鈴木綜馬の親って若すぎないかっていうか
生活感がないから、浮いてしまってしかたがない。
新妻の役は、是非、華原の朋ちゃんに演じて欲しかった・・・。
ミュージカルだから歌えなきゃいけないんだろうけど、
この作品は特に難しいから歌えなきゃいけないんだろうけど、
どうもねぇ、しっくりこない。
それが非常に残念。
最近、上演前に注意事項のアナウンス、多いですよね。
携帯電話、飲食はもとより、前のめりになってはいけません
、ビニールをガサガサさせちゃいけません、咳払いはいけません・・・
何だろうなぁと思っていたんだけど
今回、仕事を早退して珍しく平日マチネに行ったら、
明らかに平日夜や休日とは明らかに違う客層。
皆様マイペースで、ガサガサされる女性の方々、
マナーの注意事項が多いのわかるなぁ、まぁこの人達守ってなかったけど。
だからかどうかわからないけど
今回、音響コントロールの場所のそばだったのだけど
スタッフも、静かなシーンでも
ガタガタとアクセサリーつけたり外したり、ビニールのジャージを着たり脱いだり、ばたばた足音立てて歩いたり・・・。
ミュージカルを上演する劇場ではないので
専用スペースがないのは仕方ないにしても
この作品は非常に静かな作品なので
余計に耳障り、このスタッフの騒音は、ホント帰りにクレームしようかと
思った。
この作品、全席指定で1万1千円もするんです。
スタッフの騒音が出るのが仕方ないなら
その付近の席でも6千円程度にすべき。
1万1千円って、安くないんです!!!!

惑星クレイジー
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
甘棠館show劇場(福岡県)
2007/12/11 (火) ~ 2007/12/21 (金)公演終了
満足度★★★★
これはオススメです!!!!
すっごくおもしろかった!!いつにもましてテンポのいい川口コメディ
ツボにはまっちゃいましたね~
限りなく5つ☆に近い4つ☆ということで(*^-^*)

N.G.
K's Produce
萬劇場(東京都)
2007/11/07 (水) ~ 2007/11/11 (日)公演終了
満足度★★★
一長一短?
癌の本人への告知について軽くて不謹慎な部分があるのと、命にかかわる場面ですぐに医者を呼びに行かないのが引っかかったが、高校時代にバッテリーを組んでいた2人の友情関連とか親子関連など良い部分もあったので相殺か?

岡田あがさ一人芝居「ワタシガタリ」
空間ゼリーLabo
pit北/区域(東京都)
2007/12/10 (月) ~ 2007/12/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
岡田あがさらしいお芝居
彼女のいいところは一見クールに見えて表情豊かなところだと思います。
しかし、空間ゼリーの公演では、
(役柄的にしょうがないのですが)クールな表情しか
見せないところに不満を感じていました。
今回の公演では脚本も自分で書いていたというし、
アドリブ満載で色々な表情の彼女を見ることができたし、
とても満足しています。
自分が自分のために脚本を書いたことで
彼女らしさを最大限に引き出せていたと思います。

爆裂!サイクロン学園
いれずみベービー
池袋小劇場(東京都)
2007/11/02 (金) ~ 2007/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
思わぬ傑作に遭遇
やたらに濃いキャラたちによるおバカ・ナンセンスコメディと思わせておき後半では熱血感動学園青春ものに転ずる構成のみならず、アーティスティックなダンスや見事なナマ歌まであって、予想外(失礼!)に出来が良く思わぬ傑作に遭遇した感じ

のみこむ。
モンキーworks
ギャラリーLE DECO(東京都)
2007/10/31 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
満足度高し
物語がミステリーとして上出来なばかりでなく、小屋の特質を活かした照明、リアルでタイミングもピタリと合った音響、ナマの演技を補うカタチでさり気なくインサートされる映像など、演出面でも見どころが多く満足度高し

息の根に根付く
地球割project
アドリブ小劇場(東京都)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
凄い才能・・・
難しいテーマだと思うが、真正面からよく表現されていたと思う。
作り方もよく工夫がこらされていて上手い。
この作品、書かれた方は20代との事だが、ストーリー、視点、表現の手法、どれも素晴らしく、凄い才能だと思う。
これからも注目していきたいと思う。

岡田あがさ一人芝居「ワタシガタリ」
空間ゼリーLabo
pit北/区域(東京都)
2007/12/10 (月) ~ 2007/12/10 (月)公演終了
満足度★★★★
観客を圧倒するような密度の高さ
約一時間の一人芝居、構築された空間の密度の高さに目を見張りました。
閉塞した空間の中で動く眩いものに惹き込まれて・・・。
終わるころには観客側も消耗していたような・・・。
強さというか力を十分にもった稀有なパフォーマンスだったと思います。

マイルドにしぬ
プロペラ犬
HEP HALL(大阪府)
2007/12/07 (金) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

抜け穴の会議室
Team申
京都府立文化芸術会館(京都府)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

この世界にはない音楽
空想組曲
新宿村LIVE(東京都)
2007/12/05 (水) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
広がりを作り出すまなざし
舞台のトーンが上手にコントロールされていて
物語が奇異に感じられないところに
ほさかよう氏の実力を感じました
牛水里美嬢初見、舞台で映える演技も魅力的でしたが、後半のきわめて地味な演技が物語全体に大きな広がりをあたえてもいました。
ラストでは不覚にもちょっと落涙

なつかしの学童疎開
劇団演奏舞台
門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)
2007/12/07 (金) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
反戦
この劇団は本当に頑固なまでの一貫主義です。
前回の『テンマ船のゆくえ』から、変わらず、戦争を取り上げ、反戦を訴えてきました。
そう・・原爆投下の被害国である日本が声を大にして訴えるべきなのだと。
昭和19~20年にかけて大戦下、大都市の当時国民学校3年生から6年生までの児童が国の命令で強制的に集団疎開させられました。
これはその学童達の60年後の視点を軸にした作品です。
この劇団は非常にプロ意識の強い素晴らしい劇団です。
発声や演技が格段と他の劇団と違います。
劇団独自の背骨と腰と丹田を軸とする呼吸法により鍛錬した役者を媒介して、 演技者からも観客からも自立した「共有の表現」を展開しています。
また、毎回舞台にライブ演奏のロックバンドを導入し、 芝居と臨場感溢れるサウンドとの相乗効果を生み出しています。
相変わらず、柳原和音が劇中、泣いていました。
彼女は広島出身ですから、戦争に対する想いが他の人達と明らかに違う。
その想いが劇中、感情のうねりとなって涙が溢れてくるのでしょうね。
勿論、ワタクシも泣きました。
原爆の体験談を聞かせますから、おどろおどろした悲惨な様子も語ります。
芝居とは、芸術であったりファンタジーであったり希望に充ち満ちた物語であったり、時にはお笑いであったり。と常に夢見がちに考えてるワタクシですから、何故、このような戦争の語り部の観劇を?
と、自問自答してみる。
たぶん、それは柳原和音の人間性に惚れたのかと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この部分は長くなるのでネタバレBOXに。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↑この文章を見たときから柳原和音に会いにいくのです。

馬鹿とけむり
劇団PA!ZOO!!
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/12/11 (火) ~ 2007/12/16 (日)公演終了
満足度★★★
PA!ZOO!!の世界感ってすごい
仮題のままだったので、本題に変えました。よろしかったでしょうか?(^^;;
こてこてのコメディは最初あきれつつも、いつの間にか引きずり込まれてしまう。
あの酔いっぷりは絶対に素だ(笑) 疲れた体と心にPA!ZOO!!がきく。

28
劇団お座敷コブラ
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
大きな可能性を感じる集団!
きっと賛否は分かれる作品だ。シーンがテンポ良く進むので、そのテンポについて行けない方や、ファンタジーの世界観を知らない人にとっては、ストーリーが全く理解出来なかったと思う。なんだかゲームみたいだねと言う結論で終わってしまったと思う。しかし、ファンタジーやロールプレイングゲームなどを日頃から楽しんでいる人にとっては、とても楽しい作品だったと思う。
ちなみに、私は後者。とてもよい芝居だと思った。
まずは脚本、ストーリーの質の高さ。彼の描きたかった世界観がとても魅力的なモノであった。その魅力的な世界観を、とても旨く構成していた。脚本に落とし込んだ台詞がとても輝いていたと思った。
そして、アクションがとても上手く構成させれている上、とてもかっこうよかった。最近、アクションは小劇場で流行っているが、私は雑なモノが多いと感じていた。中には、私が観ていても危険を感じるモノもあって、その制作責任者の感覚を疑うことさえあった。しかし、この作品のアクションはとても考えられていて、とてもレベルが高かった。
このお座敷コブラの主宰で、作・演出の伊藤裕一さんは、なんと23歳。背が高く、なかなかかっこいい奴で(笑)、脚本や演出、そして芝居のセンスなど、とても将来が楽しみになった。
若いキャストが多く、若干雑な部分が目につくが、それを補う様々な魅力的な部分があって、まとまった良い芝居だったと思う。
劇団の方向性「かっこいいファンタジー」は私もとても好きな世界観なので、今後しばらく動向に注目したい。
また、WHATCOLORにも出演してくれた、岡田の演技は久しぶりに観たのだが、彼女はこうした動きのある芝居が向いているのだと思った。ダンスも殺陣もなかなかなモノで、彼女らしさがとても出ている役だった。若い相手役の、少し雑な演技に引っ張られることなく、しっかりとそのシーンを彼女の世界観に持っていく存在感は、とても良かった。
そしてもうひとり、気になる俳優が。それは、私の劇団WHATCOLORとも縁のあるジャングルベル・シアターの神田英樹さん。存在感のある飛び道具的な役だったけど、本当におもしろかった(笑)。
彼は本当に見るたびに、成長している。
是非彼らには、私たちの劇団に出てほしいと思った。
とにかく、将来性を感じられた公演で、とても気持ちよく劇場をあとにした。

ネバーランドの瞳
劇団ひろぽん
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2007/12/07 (金) ~ 2007/12/10 (月)公演終了
満足度★★★
3ステージ
1日3ステージという日の、最後の回に行ってきた!
役者に疲れが見える人がいたけれど
お話は良かった。
紋切り型の連続でもあるが、ラストに向けてはとてもいい。

Get Back!
グリング
ザ・スズナリ(東京都)
2007/11/28 (水) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
静かだが凄い
嘘が前提のお芝居で、リアルに見せるには、ただ等身大の演技をしても、イコール、リアルにならない。のだが!この劇団は凄い。特に大きな事件ももちろん起らない。おとぎ話のような設定もない。なのに!リアルだ。全般的に進行は静かだけれど、舞台の上で起きる小さな出来事の積み重ねが、沁みこんでくる。日々の生活で感じたことのあるざわさわする居心地の悪さに共感できる。そして、最後には突きつけられる。それで終わりにはならないのも日々の生活なのだが、それをも含んだお芝居。なんて凄い。いいもの観ました。