満足度★★★
白バラバラに蘇る老人の記憶と現実とが交錯する。主に戦争を描く記憶側も見応えはあったが、むしろ圧巻は現実側の方だった。スタッフの会話はあまりに素っ気なく、関係ない雑談もする。しかもその会話がいやに上手い。老人の心を深く掘り下げながらこういう仕打ちをしてしまう。作家の視野の広さ、力量を強く感じた。惜しむらくは演出。反復はちょっと繰り返し過ぎてくどかった。布を多様に使う動きは、面白いところもあるけど今一つキレイじゃなかったのが残念。
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2007/12/13 00:07
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