満足度★★★
白
バラバラに蘇る老人の記憶と現実とが交錯する。
主に戦争を描く記憶側も見応えはあったが、
むしろ圧巻は現実側の方だった。
スタッフの会話はあまりに素っ気なく、関係ない雑談もする。
しかもその会話がいやに上手い。
老人の心を深く掘り下げながらこういう仕打ちをしてしまう。
作家の視野の広さ、力量を強く感じた。
惜しむらくは演出。
反復はちょっと繰り返し過ぎてくどかった。
布を多様に使う動きは、
面白いところもあるけど今一つキレイじゃなかったのが残念。
満足度★★★★★
凄い才能・・・
難しいテーマだと思うが、真正面からよく表現されていたと思う。
作り方もよく工夫がこらされていて上手い。
この作品、書かれた方は20代との事だが、ストーリー、視点、表現の手法、どれも素晴らしく、凄い才能だと思う。
これからも注目していきたいと思う。
満足度★★★★★
期待通りの芝居
会場入りすると、そこはもう白の世界。
そう・・、壁一面が白い布で覆われ、床には同様の無味透明を思わせる同色の白い布が一本の雲のように横たわっているのでした。
以下はネタばれBOXに収めました。