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「私の知っている男は、これだけ」

「私の知っている男は、これだけ」

mon(2008年解散。現在は青年団若手自主大久保企画)

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/10/24 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★

苦しくはないが、酸素が欲しい。
開演前、タイトルが変わったことを聞いたからかもしれませんが、良くも悪くも難産を感じる一本。羊水とか、あくびの瞬間のような空気感は、アクアな展開・ぼんやりとした対象によく合ってもいます。
テキストは途中で追いきれなくなりましたが、役者や身体表現で楽しめないことはありません。ただ個人的に大久保亜美客演作を含め、小指値を観てきているせいか、その表現や、山崎皓司の引付けのような飛び方は若干食傷気味な感じもします。
一場ものでなくなったことにより、場に存在する状態は成立しにくくなっていますが、役者本人が滲み出ているあたりは「らしさ」かなと。

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

乞局

アトリエヘリコプター(東京都)

2007/10/24 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★

画廊版に期待。
初日。座った位置が後方だったせいでしょうか、前半はどうも楽しめませんでした。中盤、ところどころ魅力的な(「嫌な」「不快な」という意も含め)場面や人物によって引き込まれるも、全体は消化不良。
それぞれの駄目な部分、駄目な状況が、薄味ではないですが小出しな印象。

軸が移るという画廊版に期待。

うそつきと呼ばないで

うそつきと呼ばないで

タテヨコ企画

Galeri KATAK・KATAK(東京都)

2007/10/17 (水) ~ 2007/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ギャラリーとの融合
知人が出演しているので観劇。初タテヨコ。ギャラリーなので、背景には日常が移っている。ほんと、素で関係ない人が通って、こちらを見ていく様などはリアルだから話に即していておもしろかった。部屋の内外での演技のタイミングの絶妙さに驚く。えー、ピッタリしっくり!みたいな、さすがです。

ネタバレBOX

代田さんたちの埴輪の件が秀逸。
月並みなはなし[07再演版]

月並みなはなし[07再演版]

時間堂

インディペンデントシアターOji(東京都)

2007/10/19 (金) ~ 2007/10/29 (月)公演終了

満足度★★★★

心地よいオルゴールの音
というイメージが、黒澤さんの演出にはあると思う。なんつーか、心地よすぎて眠くなってしまうんです(爆)時間堂の今回の公演も、お馴染みの役者陣で、その人たちがまた音に合った曲(セリフ回し等)で演じるので、決して誰もが幸せな話でもないのに、ほっこりきます。というか、飲食OKって、ほえー!と思った。映画と同じ、というコンセプトなら頷き。でもすげーなー。この値段でこの内容はお得♪

月並みなはなし[07再演版]

月並みなはなし[07再演版]

時間堂

インディペンデントシアターOji(東京都)

2007/10/19 (金) ~ 2007/10/29 (月)公演終了

満足度★★★★

一見よくできたSF&心理劇だが、
初演と比べるとかなり印象が違う。今回は見たままを素直に受け止めるだけではなく、深読みをして裏を勘ぐってしまう作りに。107分。

ネタバレBOX

完全なネタバレです。
迷い込んできてしまったハズのミミと役人のハナは完全にグルであるように見えてしまう。またこの推測はほぼ正しいかと。その上でこの欠員補充の名目で選びたかった人、逆に言うと落としたかったのは月に行っても自分一人じゃ何も出来ない人だったのではなかろうか。
6人のチームの中で衛星を作る企業で働くコウドウだけは単身では機能しない。それを導くように紛れたミミが総意の中に加わる。場の監視により通知される結果がすでに文書になっていること、その監視下において他者を受け入れた状況が許容されていること、そしてなによりかミミが選んだ人が確実に見かけの選考から落とされている事実からも落とすべき人物を意志を持って選定しているのは間違いない。。落としたい人の具体的理由が推測どおりかはともかくとして。

ここまで考えて、照明も明るく、最後恋人同士が別れない結末が美しくも見えた初演のイメージが、今回の暗めの照明も手伝ってダークな思考の元に意志操作が働いてる意地の悪いものに見えてしまってしょうがない。

まぁそもそも再演するからには初演と違う考えがあってしかるべきだし、そういう意味では初演を観た自分にもここまで色々考えさせる作品に仕上げたのは作家黒澤世莉の見事な手腕ではなかろうか。
月並みなはなし[07再演版]

月並みなはなし[07再演版]

時間堂

インディペンデントシアターOji(東京都)

2007/10/19 (金) ~ 2007/10/29 (月)公演終了

満足度★★★★

安心して
雰囲気が好き。ただ安定しすぎている感じがする。
階段の音があそこまで響くのはちょっとマイナスかも( ̄ー ̄)

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

乞局

アトリエヘリコプター(東京都)

2007/10/24 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

僕は好きです。適材(=作品)適所(=劇場)
まず入った瞬間、アトリエヘリコプターという劇場とのコラボレーションがものすごく上手く取られていると感じました。最前列の箱椅子中央でしたが、今回に限り一番前の真ん中で、それも舞台を見上げる感じで観劇出来たのは良かったのかも知れません。。。次に、舞台美術の完成度がものすごく高いと感じました。照明や音響は仮バトンのためかなり制限があったと思いますが、それを舞台美術でカバーしているような印象を受けました(さすがハカマ団)。そして作品ですが、僕はこういう作品好きです。おそらく万人受けする作品ではないかと思いますが、そもそも1960年代が大好きなもので。そして政治的思想に対しても否定的な人間ではないので。ただ20歳代の若い人向きではなく、R35以上の世代にもっと観て貰えたら嬉しいです。

ネタバレBOX

確かに木引優子(青年団)さん、魅力的な方でした。この作品にもすごく溶け込んでいて良かったです。ものすごくおじさん受けする方じゃないかなぁ・・・
ワールド・トレード・センター

ワールド・トレード・センター

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2007/10/20 (土) ~ 2007/11/06 (火)公演終了

満足度★★★★

世界と私との関係を考えてみる
2001.9.11にNYで起こった同時多発テロの映像は衝撃的であったけれど、あの事件について私はどういった関わりを持ちうるだろうか。
自己の日常の外枠にあるものとして全く無関心でいることは、果たして「正しい」ことなのだろうか。
WTCビルを臨むビルの一室にあるとある日系情報誌の編集部に、あの日、不安を感じつつ集まってきた人々の姿を描くことで、世界と私の関係の取り結び付き方への問題提起を投げかける群像劇だった。

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

乞局

アトリエヘリコプター(東京都)

2007/10/24 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

戸籍って消せるのかな?
会話のテンポを生理に合わせた演出を堪能しました。あひるなんちゃらの根津さんの、所属劇団のときとは二味くらい違うピリっとした演技に痺れました(MUでもお世話になります)。みなさん適材適所で素敵。特に自殺塾のシステムが大好きです。

ただ戸籍って消せるのかな?「戸籍」と「死因」についてだけ思うことありました。そこからもうファンタジーとしてもいいのだけど・・(相対評価を避ける為にどの公演にも★は付けていません)

ネタバレBOX

初見で恐縮ですが気になったところを正直に。
「戸籍」に関しては時代設定を60年代に設ける必然性として、コンピューターが台頭する前の杜撰さなど利用してもいいかなあ、とは思いつつ。「死因」も自殺か他殺か疑問が産まれてしまうので、別にぼかさずクリアにしてもいい気もしました。戸籍と死因はもっと詰めて欲しい設定かな、と。肝心の「入れ替わる」ところなどは突っ込むと野暮になるので、現状で全然いいのですが。渋谷ルデコではまた改変されるそうなので、老婆心ながら書いてしまう次第です。
傾城反魂香

傾城反魂香

劇団山の手事情社

赤坂RED/THEATER(東京都)

2007/10/25 (木) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

センス溢れる
ちょっと気持ちわるいルパムがよかった。コピー機もトイレもベットの使い方も奇抜。衣装もオシャレ。スキがない90分。

月並みなはなし[07再演版]

月並みなはなし[07再演版]

時間堂

インディペンデントシアターOji(東京都)

2007/10/19 (金) ~ 2007/10/29 (月)公演終了

満足度★★★

はじめからゆったりと
時間堂、初見。はじめの役者の紹介がなんとなくゆったりとした時間を作り出し、心地よかったです。ゆらゆら流れる時間の中で、とても繊細・丁寧に描写していると思いました。部屋を盗み見ているような面白い感覚に陥ります。最後の2人が上を見上げる場面が印象的。きっと月を見上げてるのかなと思いました。せつなさがこみ上げてきますね。でも結果的に全員幸せになれるのかな。1本の小説をまるまる読みきったようでした。リョカ.の役者さん方も印象に残る方ばかり。そちらの本公演も気になりました。

ソウル市民/ソウル市民1919

ソウル市民/ソウル市民1919

青年団

AI・HALL(兵庫県)

2007/10/12 (金) ~ 2007/10/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

ソウル3部作
6年ぶりの再演ということで、大変希少な機会でした。「望郷編」は今年3月に見たのですが、びわこの中ホールだったので、やはりアイホールくらいの大きさがいいなと思いました。青年団の芝居は最前列で見るのが醍醐味かと。
「ソウル」「1919」とも、個人的には響きました。秀逸な作品です。ただ韓国(朝鮮)の歴史を知らないと、少し入っていきにくいかも。

ネタバレBOX

3部作ともお話の構造は同じで、時代だけが少しずつ変わっている。だからこそ浮き上がって見えてくるものがあるなあ、とかんじました。
シンプルなお話ですが、深い。簡単に相互理解など口にしてはいけないなあと感じます。共生のウソと真実というか。。。
是非3つ見ることをお勧めします!
ツーアウト

ツーアウト

自転車キンクリーツカンパニー

新宿シアタートップス(東京都)

2007/10/17 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

じてキンと、
一緒に年を取っていきたい。

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】

劇団四季

四季劇場 [春](東京都)

2000/01/01 (土) ~ 2016/05/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

大感激!
お子様向けのミュージカルと勝手に思い込んでいたので見ていませんでした。その認識は間違っていました。
オープニングのスピード感あふれるリズム。
間近で踊る動物達。
アフリカに行ったことは無いけれど十二分にサバンナを楽しめました。
ミュージカルが苦手な夫も楽しんでいました。
皆様にお勧めしたいです。

リグレッツ・オンリー

リグレッツ・オンリー

パルコ・プロデュース

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2007/10/15 (月) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★

コメディとは理解できなかった
いつも楽しみにしている黒柳さんの海外コメディ。
しかし、今回の劇はとても残念だったけどあまり楽しめませんでした。
日本ではまだこのジャンルについての理解が少なく、問題になることが
分かりません。
たけどアフタートークは楽しかったです。

音楽劇 「三文オペラ」

音楽劇 「三文オペラ」

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2007/10/09 (火) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった
10月19日と2回観賞しました。
確かに皆さんのおっしゃるように、歌詞がきちんと聞き取れるのは
ROLLYさんだけでした。
毎回しっかり歌ってくださって感激。
気のせいか、すこし、台詞が違っていたような〈アドリブ?)
(幕間も途中で立つ人がいたせいか、2回目は幕間なしになったいましたし)
でも、素晴らしかったです。

キャバレー

キャバレー

パルコ・プロデュース

愛知厚生年金会館(愛知県)

2007/10/26 (金) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

妖怪人間
アンコールで登場した松尾さんが熱唱してましたw
休憩アナウンスで松尾さんの声だったので いるのかしら?って思ってたら 出てきてくれましたよ~!


本編は もう そら ステキでしたよ!
阿部さんの魅力に釘付けです。

オセロー

オセロー

岡崎藝術座

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/10/25 (木) ~ 2007/10/30 (火)公演終了

満足度★★

パーツパーツは面白いトコあるけど、
圧倒的な量の台詞を一気に吐き出すとか、変わった動きとか断片的には面白いが、それが有機的に繋がってるとは思えず。70分。

ネタバレBOX

翻訳には忠実なので話としてわかりにくいことはないが、見せ方がわかりずらくしたり、集中力を欠いてしまうような描写になってたり。格好や小道具、音楽の使い方がちょっと理解し難かった。

後で聞いたトコによると特別編がかなり面白いことをしていたらしいだけに、そっちを観てみたかった気がする。
陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

乞局

アトリエヘリコプター(東京都)

2007/10/24 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★★

劇場版:話自体は観た中で一番。
初演も観てるけど、昭和の雰囲気の中での歪んだ人間関係の描写が◎。ラストシーンまで初演どおりだった方が好みだったかも。99分。

ネタバレBOX

劇場版ということでがっちりセットを組んでしまったのか、1960年代のアパートにしては部屋広すぎ。この広さが猥雑感を薄めてしまっていた気がする。

ラストシーンは一番のキメ台詞に音楽を重ねてしまったため、鮮やかさが損なわれている。そこに来るまでにクセを見せるとか、最後の場で服装を変えることで提示はしているので、容易に展開は推測できるようになっているが、そんなフリはなしに最後の言葉だけで落とした方がインパクトは大きかったかと。

役者では兄役を演じたあひるなんちゃらの根津氏が好演。
月並みなはなし[07再演版]

月並みなはなし[07再演版]

時間堂

インディペンデントシアターOji(東京都)

2007/10/19 (金) ~ 2007/10/29 (月)公演終了

居やすい。受け入れやすいのです。
観ていてふっと集中が途切れる事があったのですが、すぐにまた見入れました。途切れたのは芝居に飽きたからではなく、日常での会話で気休めがしたくなる時と同じ様な感じ。観劇をしていたという実感があまりなかった。あれだけ楽な気持ちで客席にいられたのは不思議な感覚でした。観劇に不慣れな人を誘って行ってもきっと大丈夫。

ネタバレBOX

各人物が改めて自己紹介と月に行きたい意気込みを語り、聞き終わると周りの人物が拍手をする場面がありました。それにつられて客席でもうっかり拍手をしそうになった方がいたのです。目の前で起きているのが劇中の事であるのを忘れてしまったのでしょうね。「…あ!」と思ったらしく、お連れの方と恥ずかしそうに笑っておられました。
劇中曲はありません。その状態で長い間が多用されているのですが、どれも有効的なので観ていられます。客席の物音で気が散る事もありませんでした。マチネに行ったからか周辺ではお腹の音が何度か。でも劇中に月でパンを焼きたいという人物がいるからか、「そうだよなー。人って生きてるもんなー」とか妙に寛容な気持ちでいられました。

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