最新の観てきた!クチコミ一覧

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東京裁判

東京裁判

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

至福の時間。知恵熱でそう。
こんな大傑作が、キャパ45人の小屋でひっそりと
執り行なわれているなんて。ここに居合わせた人は、後々まで
自慢できることでしょう。
この作品は、おそらく20年近く演劇を観続けてきた自分の、
オールタイムベスト10に入ります。
演劇ファンでいて本当に良かったと心から思う。

この作家はいずれ必ず世に出ます。見ておくなら今のうち。

星5つなんかじゃ足りんよ。

ネタバレBOX

東京裁判の被告人弁護団5人の陣取る机。法廷のその一角を
描くことで、ここからは見えない検事席を、判事席を、被告人席を、
法廷外の敗戦日本の情景を、日本を取り巻く世界のバランスを、
そして時間を超えて現代の状況を、鮮やかに描き出す。

ラスト手前、柳瀬弁護士の日本の報復権に関する論述。戦勝国側の
同時通訳が止まり、堂々の意見が述べられるシーン。このおそらくは
作品の骨子にあたるであろう台詞。

泣きました。

一人でも多くの被告を救うため、あるいは贖罪のため、あるいは
家族のため、全身をかけて凛と立ち向かう敗戦国の弁護人達。
その姿は、この難しいテーマに凛として進んでいくこの若い
カンパニーの作家や役者達の姿と重なります。これぞ演劇の醍醐味。

「名探偵シャーロック・ホームズの来日~帝國怪人総進撃~」

「名探偵シャーロック・ホームズの来日~帝國怪人総進撃~」

劇団東京ミルクホール

シアターVアカサカ(東京都)

2007/11/28 (水) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高!
今回も本当に楽しませて貰いました!ミルクホールはなんでこんなにも
楽しい気分にさせてくれるんでしょう。。。まだ焼津公演が残っているし、そっちも楽しみにしてます☆怪人・・・最高です。
とにかく思った事は、展開が斬新です。

モナコ

モナコ

プリセタ

駅前劇場(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/04 (火)公演終了

入り込めませんでした
奇抜な設定やバラエティにとんだ境遇のキャラクターは良かったと思います。でも、今ひとつ入り込めませんでした。・・なんでだろう。芝居をみるこちら側が、どういう気分で舞台に向き合うかって大事だと思います。そのバイオリズムというか、波長がシンクロしたとき、とてつもなくつまらない内容でも感動しちゃったりするわけで、今回はちょっと合わなかったのかも・・・。ごめんなさい。

うくひと

うくひと

花上直人

新小岩ZAZA(旧 新小岩劇場)(東京都)

2007/11/30 (金) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

雨にはただ降ることしかできないから。
季節のいい時期に、誰にも見られない日中の荒川で水中パフォーマンスを続けてきた成果の一端か(現代美術でいうランドアートに近い考え)。プールに浮かんで小一時間も仰向けに遊泳。しかも喋りながら。

ネタバレBOX

前半は俳句を並べて茫漠。やや説明的な長い助走という感じか。

後半に仏語(ラテン語?)と何かの詩的な言葉をずっと叫んだ後水をはね散らかす場面が焦点。ここは素晴らしい。

女の子の生舌をもってきたり、自分の肉体(還暦すぎても引き締まっている)をも示して意外な面も見えた。
世界の涯て Lands End

世界の涯て Lands End

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2007/11/21 (水) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

200712011900
200712011900@PARCO劇場

夜光星ディスコルーム

夜光星ディスコルーム

エムキチビート

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/03 (月)公演終了

「やこうぼし」と読むのです。
「やこうせい」だと思ってました。ごめんなさい。
まさにディスコでショーを観ている様な照明効果と場転の手法。それが目くらましに終わらず、役者12人は漏れなく相当な猛者。面白い。これは、いい。とてもいいです。

ネタバレBOX

脇役が1人もおらず、それぞれの物語を展開させて最後までにちゃんと終結させている。印象に残らない人物がいないし、嫌悪感を抱かせる人物もいない。それぞれの正義がきちんと描かれているので不快にならなかった。
攘夷志士と新撰組の立場でありながら同郷であり、友人になったと思ったのに殺し合うハメになる2人。部下や巻き込んだ一般人を守る為に全てを自分の罪にして出頭しようとする男。なんだろ。それだけ抜き出したらありがちな気がしてしまう。が、そこまでが気持ちよい流れで来るので全く鼻に付かない。むしろ目頭にちょっときた。
思い返すと、生きたまま幸せになる人物が全然いない。「惜しいな、生きてて欲しかったな」とか思った。移入し過ぎた。
火星の倉庫

火星の倉庫

ヨーロッパ企画

イムズホール(福岡県)

2007/11/30 (金) ~ 2007/12/01 (土)公演終了

満足度★★★★

仕掛けに感動
ゆるい感じが面白い。
あ~、いるよねこんな人、が、こんなことするよね、ってことをする。
後半一気に盛り上がって仕掛けが次々と登場。
いちいち仕込んであるものが面白い。
装置の使い方もすごいなあと思った。
はじめに装置と役者がからむこと前提でつくられたそうだ。
なるほどね。

ネタバレBOX

エイリアンにはびっくりだった。
壁が動いちゃうのもびっくり面白い。
役者が空間全体を動き回るのには、なるほどねと思った。
新♀世界

新♀世界

スパンドレル/レンジ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/03 (月)公演終了

満足度★★

描きたい世界が全然見えない。
舞台となる場所の時代背景、外界の提示が弱すぎるため、起こる事件や事態との関係性や展開の必然性が少しも伝わらない。114分。

ネタバレBOX

前半は淡々と進むだけの展開は情報量も少なく、意図も分かりにくい。プロットをしっかり作った上でちゃんとわかるように提示すべき。

近未来的な話で、戦争をも起こしてるような国内事情で無精子妊娠症でできた子供を政府主導で抹殺しようとするなんて全然意味不明。天皇の出産云々のエピソードも全然効いてないし。

消えものの扱いが見ていて不快にしかならない。もっと見せる舞台として考えられなかったか。

最後の方の大仕掛けや生音も目先を変えるものではあるが活かしきってるかというとそうではないし。他の要素を入れる余地があるならもっと脚本で勝負してほしい。
東京裁判

東京裁判

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

緊張と緩和が調和したエンタメ。
大きな題材のここを切り取ったか、というピンポイントの選択で、その全景をも想起させる、フィクションに見えない真実味あるフィクション。82分。

ネタバレBOX

緊張感ある芝居は基本ながら、時折織り込まれる笑いが見事なバランスを生んでいる。史実がある以上結末は分かっているのだけれど、彼らなら何か変えていけるのでは、と思わせるような展開だった。シンプルながら最後まで舞台から目を離せなくなるくらいのめり込ませる話の作りは秀逸としかいいようがない。これぞ野木作品の真骨頂。
ジャンキー・チエの木人犯

ジャンキー・チエの木人犯

モノヅクリズム ソラトビヨリ。

ART THEATER かもめ座(東京都)

2007/11/28 (水) ~ 2007/12/03 (月)公演終了

満足度★★★★

聞きしに勝る魅せる舞台!
隣町に吸収統合される小さな小さな田舎町で、今宵、大きな演会が始まる。

その演会に出演する劇団は一つのはずなのに、勘違いから二つの劇団が神楽町にやってきてしまうところから物語りは始まる。

大きな演会では時間の制限もあり、二つの劇団の芝居を上演するのは難しいので、二つの劇団の芝居を観てからどちらかに決めることになる。

交互に芝居を上演するのだが・・・

ライト級梅田のあのバカバカしさが堪らない。


結局薬局、お互い譲歩しながら二つの劇団は一つの物語を独自に手探りで作っていくあたり、絶妙です。


とにかく笑った!笑い転げた!更に観客の笑い声が可笑しくて、沸騰するくらい笑ったっ!(^0^)

しかし、笑いだけの軽い芝居ではない。お勧め。


最後に劇団員をきちんと時間をかけて紹介するのは、いいね。観ていて微笑ましい。

東京FLC 小劇場第六世代演劇祭でも、鈴木さやか・直江真梨奈・田口勝久らが出演してたから、なんか・・・懐かしかった。

楽しませてもらったっ!ありがと。


東京裁判

東京裁判

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2007/11/29 (木) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつの間にか共闘していた。
この題材に対して、直球ど真ん中で投げ込めるだけの本格派がいたことに驚き。
完成度の高い会話劇は、客席と舞台との境界が曖昧になるものだ。
張りつめた空気の中、闘う男たちの様を観て、境界が曖昧になるどころか、共闘している気分にさえなれた。
これぞ、観劇の至福。そう言いきりたい。

これほど、上質な会話劇を書ける人を見逃していた自分の過去を呪う。
ポストオリザの一人として、野木さんはもっと取り上げられてよいと思うのだが……。

KANADEHON忠臣蔵

KANADEHON忠臣蔵

花組芝居

世田谷パブリックシアター(東京都)

2007/11/30 (金) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

世界一受けたい授業「KANADEHON忠臣蔵」。
刃傷やら仇討ちといった定番の場面を楽しみつつ、史実とは違う見せ場に感心しつつ。
何やら、観劇というよりは楽しくお勉強している気分の2時間半。
エンタメ分が低い分、ずーんとした男どもでお腹いっぱいといったところ。

アフタートークでは、各段の解説やら裏話やら満載。
こちらこそ、全段通しで聞いてみたい“授業”といった感じである。

ミュージカル ハレルヤ!

ミュージカル ハレルヤ!

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2007/12/01 (土) ~ 2007/12/13 (木)公演終了

満足度★★★★★

日本発の本格ミュージカル、心温まるストーリー
歌も踊りも舞台も演出もすべてオリジナルの日本発のミュージカル。
日本にいてブロードウエイばりの楽しさを心ゆくまで味わいました。音楽には演歌風もあり、日本人にはたまらない。
出演者は皆、歌、演技とも抜群。特に川平慈英の歌・演技は抜群でした。TVで見ていた彼と違う素晴らしい彼を見ることが出来ました。山崎君の歌や演技も素敵でした。山路和弘のラストシーンはきっとず~っと私の心に残るでしょう。女性陣4人も個性溢れる演技ととっても素敵な歌声で印象に残っています。
ストーリーも期待を嬉しい形で裏切られる、心温まるものでした。
笑って、泣いて、あっという間の3時間が終わり、家内と二人、心癒されて家路につきました。
いまだに興奮冷めやらぬ私です。
ぜひ多くの人に観ていただきたい作品です。

ところで、このミュージカルのDVDや楽譜、台本は発売されるのでしょうか。
もし発売されたらぜひ買い求めたいと思っています。

雪月花

雪月花

劇団やぶさか

横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)

2007/12/01 (土) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかったです。
女性ばかりの時代物。髷や高島田、着物に袴、下駄に草履、脇差、懐剣。小道具多いし、どうなるのかな?と、軽く心配していたのですが、やれてしまうものなんですね。ちょっとの笑いと切ない情愛(母子・兄弟)。人間関係が少し複雑でしたが、私には好きな内容でした。メインの男役・お二人はカッコ良かったですし、町娘役の方は可愛かったです。
『劇団やぶさか』さんのまた違った面を見せていただきました。
終わったばかりですが、次回作も期待したいです。

「名探偵シャーロック・ホームズの来日~帝國怪人総進撃~」

「名探偵シャーロック・ホームズの来日~帝國怪人総進撃~」

劇団東京ミルクホール

シアターVアカサカ(東京都)

2007/11/28 (水) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

ばかばかしさ炸裂
とってもばかばかしい、けれど家族愛なんかを感じさせる舞台でした。
体をはったギャグなども良かったです。
歌やダンスも楽しかったです。
ただ、いろいろ詰め込みすぎて、少し長いかなと思いました。
もう少しコンパクトにまとめられればと思います。

14.√1.90

14.√1.90

toi

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/11/27 (火) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです
静かに流れる時間とセリフ。
不思議な雰囲気に引き込まれました。
それぞれの人間模様とちょっぴりのユーモアで、なんだか温かくなる舞台でした。
個人的にはもっとハッピーエンドが好きですが、楽しめました。

三つの頭と一本の腕

三つの頭と一本の腕

劇団桃唄309

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/11/21 (水) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度

高校生版も観劇
演技が素直で本公演版よりも観やすくなっていて
中には上手いなぁと思う子もいて
1時間ほど頑張って観るが

ネタバレBOX

物語自体に興味が持てず、
情報の出し入れや演出にも特に惹かれず
福島県の現役高校生をキャスティングする仕事も
まぁ、無いなぁと思い
心の幕を閉じました。
14.√1.90

14.√1.90

toi

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/11/27 (火) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

映画の代わりに気軽に観れる演劇
渋谷のギャラリーで映画の代わりに
気軽に観る演劇はコレ位の
少し心がザワザワとする位の
ライトな短編モノが良いのかなと。

先月の危婦人の「これも、愛。それも、愛。」も
そういう観点では良い作品だったなと。

ZuQnZの「長い夜の過ごし方」がイタダケなかったのは、
演劇としてつく“嘘”がシリアスで大きすぎたコトかと。

観客との物理的距離がとても近い場合、
非日常の話を扱う時には、
相当戯曲を練り込まないと、
逆に観客との心理的距離が
どんどん離れていってしまう結果になりかねない。
ま、いかに上手く観客にその嘘に乗せられるかがキモかと。

ネタバレBOX

個人的には五七五や駄洒落のギミックは、
全く面白いとは思えず。

舞台の奥行きを狭くして、人物を上手と下手に
極端に立たせて会話させるやり方は
独特の緊張感を生みだして、
台詞をしゃべっていない表情も気になって、
思わず右向いたり左向いたりしてしまう位とても面白い。
ふたつの向島2-東京⇔上海-

ふたつの向島2-東京⇔上海-

トリのマーク(通称)

現代美術製作所(東京都)

2007/12/01 (土) ~ 2007/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

壁面を360°使って世界を構築。
青いテープだけで上海の移り変わりが次々と表現されていく。そして重なる日本との似たところ。久々登場のキャラも嬉しい。36分。

ネタバレBOX

絵柄を作りっぱなしにするかと思ったら、転用したり、またテープ使う場所を戻ってみたりと前のテープアートの時と比べると動きに変化が。とても面白いし、あまり他に似たようなのも見ないのでこれはトリの通常公演より観た方がよいかも。
ウィキッド

ウィキッド

劇団四季

電通四季劇場[海](東京都)

2007/06/17 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

〔海〕開場5周年記念ステージ
「ウィキッド」初体験でした。面白かったです。いい席だとチケット代は高いですが、あれだけ豪華だったら納得。
感想をトラックバックしました。〔海〕開場5周年記念ステージの舞台写真をもらいましたので、よかったらご覧ください。

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