
ダウト
文学座
吉祥寺シアター(東京都)
2008/04/12 (土) ~ 2008/04/22 (火)公演終了

恋人としては無理
柿喰う客
ギャラリーSite(東京都)
2008/04/13 (日) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
祭りと勝負を繰り返す。
大人数での柿は祭りで、少人数だと勝負に思えます。「傷は浅いぞ」の時にそれを確信しました。そして今回、フランス帰りの5人芝居。特定の配役という制約がなく、それぞれの人物に1つ小道具が当てられていてそれを手にすると該当人物になるというルール下での演出。それを柿のハイスピード&ハイテンションで行うので、あれよあれよと変わっていきます。ちょっとした手品の域。最近で言えば小指値(現・快快)「霊感少女ヒドミ」とか東京デスロック「3人いる!」みたいな感じですかね。様々な意図があってこの形にしたのでしょうが、選択肢にこれを入れられるだけの演出力が中屋敷さんにあった時点で勝負の結果はほぼ決まっていた感じ。とはいえ、それを実演する役者にも相応の力があってこその勝利。3月の第4週まで玉置さんは別現場の本番があって、フランスに飛んだのはその数日後。一体いつ稽古をしたのやら…。恐れ入ります。

とけながら降ちてきた雪
劇団前方公演墳
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/04/08 (火) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
すがすがしい気分です。
2時間半・・・
自分にはあっという間でした。
シリアスな場面と笑いの場面、適度に緊張が緩みとても良かったと感じました。演出に強弱があり、どの役者さんの場面にも時折入る笑いがあるにも拘らず、すぐにシリアスな場面に戻ってもこちらもすぐに引き込まれていきました。きっと音響、照明、演出、そして役者である皆様の魅せる力がすばらしく、それらが一つにまとまっているからだと思います。
とても印象に残りました。
見終わった後は本当にすがすがしい気分になりました。
有難う御座いました。
これからの舞台も楽しみにしています。

やや無情…
双数姉妹
新宿シアタートップス(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

顔よ
ポツドール
本多劇場(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧倒されました。
何かと噂だけは耳にしていたポツドール、ついに自分の目で観てきました。
なんて現代を抉った舞台なんだろう。それが素直な感想。
希薄になってゆく人間関係の中で繋がりを求めようとし、またそれを簡単に破壊し、生きてゆく人間。
ここまで見せつけられると、もう圧倒されてしまいます。こんなにも醜くて自分勝手で。
でもそれでも、人間って愛しいなと思える部分がある。
いい芝居でした。

私、わからぬ
空間ゼリー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
これが空間ゼリーですか。
勝手にアングラ方向な芝居をやる団体だという印象を何処からか持っていたのですが、いざ始まってみると昼ドラでした。先日の箱庭円舞曲「お前がダメな理由」にちょっと似た感じ。
ちょっとした違和感。空間ゼリーに所属の役者同士で演技スタイルにちょっとした差があったのです。客演の人々は方向性を合わせている感じがあったのに、何故所属役者に差が?演出の意図ではなさそう。その役者自身が気付いているのか気になります。岡田さんの名前はちょくちょく目や耳にしていましたが、個人的には北川さんをチェックしたくなりました。

醜い恋
核ベビ~コアベイビーズ~
タイニイアリス(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
そんなにダメかなー。
とある宗教内での話。教祖は主人公の母親。彼女はキスをすると相手の精力を奪う事が出来る。主人公は母親に精力を奪われる度に外的年齢を1つ重ねていく少女に想いを寄せていた。でも、インポ。
過去と比べてどうだったかという話をすると、別にそんなに悪かった訳ではないかと。ちゃんとやればやったで出来るんだからそうすればいいものを、遊び部分を多めに入れちゃうのなんてむしろいつも通りだった。でも確かに中盤辺りでそれが強くなり過ぎて物語を進める気があるのか怪しく感じたのも事実。最終的に物語の落ち所がハッキリしなかったのが不評の元だと思います。「結局何が言いたかったのか」に対しての答えがない。観るべきは醜い恋をする主人公の心情でした。しかし、そこが難点。既に起きた出来事への追憶で物語が進むものの、その心情自体には終始変化がなかった。その分、観る側にしても感情の込め所を見付けられなかったのではないでしょうか。

うちのだりあの咲いた日に
青☆組
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/04/05 (土) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
混在。
人物が客席に背を向ける。複数の会話が同時進行する。その辺りには「あぁ、現代口語演劇らしいな」と思わされます。しかし平田オリザさんのそれと比較するとちょっと異質な混じり物も散見。現実には有り得ないディフォルメの強い人物がネタ的に登場したり、終盤の某2人が煙草を吸う場面での発言内容についてなど。これを吉田さんの個性と捉えるか、それとも省いたほうが純粋な現代口語演劇になると捉えるか。個人的に今は後者寄りなのですが、むしろこの混じり物を上手く特化させる事が出来ればそれはそれで新たな作風が生まれる様な気もするのです。

顔よ
ポツドール
本多劇場(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★
トランス状態を生むほどの過剰さ
序盤の1〜3章までで、この物語の根底をなす視点を余すとこなく表現しきる辣腕ぶりは見事。で、その後の「過剰さ」が作品に凄みを与えていて。繰り返される人のイヤな部分は観ている観客側にも思い当たるところがあるはずで。その、ふたをしておきたかった部分を「お腹一杯」見せられたことで、観ていて「負のトランス状態」になった。これは作演出家の底力と言わざるを得まい。実は新たな演劇的手法を取り入れ演劇表現の先端性を保とうとしているし、大きな劇場サイズに対処するための演技法を取り入れたりして、エンターテイメントとしてのクオリティ向上にも余念がない。このあたりのバランス感覚には、いい意味でのしたたかさを感じさせられた。う〜む、凄すぎる。

私、わからぬ
空間ゼリー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
5年前を思い出した
「空間ゼリー」の芝居は、初めて見た人は、大抵、「とても面白い」と思う筈。
一方、テーマ性やテイストが似ているので、二度目以降は、最初ほどの感動を味わうことは出来ないと思います。料理に例えると、腕の良い料理人だが、素材の違いは有っても、味付けが似ている、数か月に一回食べる分には十分なおいしさだけど、欲を言えば、もっと新しい驚きが欲しい、という感じがします。
今回は、抑制の利いた演出だったので、初めて見た人にとって「平凡な話」と思った方も多かったかも知れません。肉料理ではなく魚料理という感じで。肉を食べたい、と言う人には、始めからアウトだったでしょう。
その分、過去何作か見ていた私は、少し新鮮に感じました。ヒステリックで分かり易い演出が多かった斎藤ナツ子さんの演技が、いつもと違っていたのが、特に良かった。
☆
丸5年前の春、初めて「空間ゼリー」を観て、たまたま、観客との懇親会があって、斎藤さんと長話する機会がありました。
その時の斎藤さんは、謙虚で、非常に周囲に気を遣う方で、ちょうど、今回の「一子」の様な印象でした。今回の芝居を観て「あの時の『ペルソナ』に似てるな~」という思い出したのでした。ペルソナ。パーソナリティ。仮面。人見知りで他人に素顔を魅せるのが怖くて、優等生に振る舞ってしまうと言う、キャラクター。それを芝居で表現してくれた様に見えました。
そもそも、何故長話になったかと言えば、斎藤さんが演技について熱く語ってくれたからです。5年前なので内容は良く覚えていませんが、演技が好きだ、という話は特に熱心で、彼女の別の『ペルソナ』が垣間見えた様な気がしました。
そんな、未だ20歳くらいだった彼女を見て、私は思いました。「彼女はずっと、芝居を続けるだろうな」と。で、仕事に悩んでいた私は、思いました。「彼女が芝居をやめない限り、私も仕事を続けてみよう」と。そんな感じで賭けてみたくなった、というか感化されました。
☆
人間の感情は複雑怪奇で、自分の事すら、まるで捕らえ所がない面があります。自分がどうしたいかさえ、良く分からなくなる。でも、強い感情は、時として人の心に影響を与え、人生の判断の指針となる事もあります。
私はそういう事を思いながら、このお芝居を観ていました。

ソレカラ、
ミクロドロップ
大博多ホール(福岡県)
2008/04/11 (金) ~ 2008/04/12 (土)公演終了
がんばった
公開稽古を見学に行かせて頂いたので少し観方が違ったかな。
全体的にはよくまとめあげているなという印象。
照明はキレイでGood!

顔よ
ポツドール
本多劇場(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★
見応えあり
ポツドールは前回からの観劇なので三浦大輔さん脚本は初観劇。
個人的には傑作でした!
人間の持ってる表と裏とを美醜というテーマで浮かびあがらせた巧みな企みが成功してます。
不細工同士がお互いを誉め殺すのが楽しくて好きです。
でも、エピソードを4つにしないと話が持たなかったのも事実かな。ひとつの話でじっくりみせることができるのか、そんな三浦作品も見てみたい。

うちのだりあの咲いた日に
青☆組
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/04/05 (土) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★
淡い味わい
しっかりした和室の舞台に、集まる親類や家族。演出まで含めてそのまま青年団の舞台を見てるようでした。
まだお若い作家さんなのに、素晴らしく細やかな演出。他の作品も見てみたいなあと思いました。アフタートークで「小津安二郎作品のようだと言われた」と言ってましたが、確かにそんな味わいの作品でした。

顔よ
ポツドール
本多劇場(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

私、わからぬ
空間ゼリー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★
初空間ゼリー
丁寧で静かな演出。長女と次女役の演技が良いです。でも2時間の舞台のわりには訴えてくるものが少ないです。これなら半分の時間で良いのでは?
演出は良いけど戯曲に難あり、と思いました。わざわざ芝居にするにはありふれた内容なのでは?

御前会議
青年団若手自主企画 柴・宮永企画
アトリエ春風舎(東京都)
2008/04/07 (月) ~ 2008/04/14 (月)公演終了
満足度★★★★
平田作品を演出するということ
平田作品を演出するということはきっとある種の自信や発想がなきゃできないと思うし、若手企画と言えども同じ劇団内でこういうものができるっていうのは、やっぱりいいなぁと思う。そういう意味でしっかり楽しめました。

恋人としては無理
柿喰う客
ギャラリーSite(東京都)
2008/04/13 (日) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
少人数の方が面白い
4人芝居の「傷は浅いぞ」でファンになってからの2回の公演は面白くなかった。今回は劇団員5人の芝居で、それぞれの個性や演出の妙がみれて久々に面白かったです。やはり柿は少人数の方が面白いと思います。
小道具=役を前面に押し出して小道具を持ち回ることで役者が入れ替わるあたり、面白い演出でした。

とけながら降ちてきた雪
劇団前方公演墳
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/04/08 (火) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
この劇団良い!
こんな楽しい面白い幕末ものの芝居見たのは初めてです。楽しかったなぁ!2時間半があっという間でした。いろいろな突っ込みも絶妙で,素直に笑える。役者の個性も生きているし,良い劇団だと思えます。また見てみたいな!

THE BEST PARTNERⅡ
ジーモ・コーヨ!
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/04/10 (木) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★
面白かったんだけど
まあまあ面白くて退屈はしなかったんだけど,話が綺麗過ぎてて,ちょっと捻くれてしまっている自分には物足りなさが残った。最後にみんな良い人でしたみたいな終わり方をされるのもちょっと。子供に見せる芝居なら全く文句はないんだけどね。

とけながら降ちてきた雪
劇団前方公演墳
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/04/08 (火) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★
期待通りでした
少々時間が長かったものの、非常に短く感じられました。
自称「竜馬ファン」の小生ですが、エンターテイメントとして
楽しく観劇できました。
再演ということもあるのか、テンポも軽快で、ある時は重みもあり、秀逸でした。
ちょっと気になったのは、照明がありきたりだったところです。
もう少し工夫があったら素晴らしかったです。
今後とも 期待したい劇団です。