混在。人物が客席に背を向ける。複数の会話が同時進行する。その辺りには「あぁ、現代口語演劇らしいな」と思わされます。しかし平田オリザさんのそれと比較するとちょっと異質な混じり物も散見。現実には有り得ないディフォルメの強い人物がネタ的に登場したり、終盤の某2人が煙草を吸う場面での発言内容についてなど。これを吉田さんの個性と捉えるか、それとも省いたほうが純粋な現代口語演劇になると捉えるか。個人的に今は後者寄りなのですが、むしろこの混じり物を上手く特化させる事が出来ればそれはそれで新たな作風が生まれる様な気もするのです。
ネタバレBOX
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2008/04/13 22:49
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