最新の観てきた!クチコミ一覧

182981-183000件 / 189811件中
15 minutes made vol.3

15 minutes made vol.3

Mrs.fictions

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/01/24 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

200801251400
200801251400@ザムザ阿佐谷/各回終演後「おわりの会」有

隣にいても一人

隣にいても一人

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/01/17 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

【関西編】各キャラの押出しが強い。
テンポよい言葉に乗って、全員の姿勢が攻めている。このバージョン自体が芸になってしまってるような印象。面白いからよいけど。64分。

ネタバレBOX

いろいろと台詞に余計なおかずを入れているにもかかわらず、上演時間が短いのはそのテンポのせいか。ちょっと間が悪かったり、ウケを狙ってる台詞でハズしたりするのはご愛敬か。

芝居として気になったのは、昇平が物書きを終えてファミレスから帰ってくるときに手ぶらだったのにはちょっと違和感。
泥花

泥花

劇団桟敷童子

中野光座(東京都)

2008/01/21 (月) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

ハンパなく寒い!
とりあえず防寒!この時期で暖房ナシは厳しいですね。途中から体ががたついちゃって。普段なら心ががたつくところなのに。あとは舞台との距離がね。近いことで逆に迫力をなくしてた気がしました。

ネタバレBOX

当日パンフにもあるとおり、たぶんこぢんまりした物語なのでしょうが、確かにいろんなエピソードが混ぜられてるわりに深みがない感じが。それぞれの絶望が、種類が並べられすぎて一つ一つを味わう暇がなかったような。姉弟の絆が軸でありながら、食堂のおかみさんの不倫とか、社会の格差に対する運動とか、立ち退きとかね。
ムコウカタ

ムコウカタ

ちからわざ

新宿シアタートップス(東京都)

2008/01/22 (火) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★

なんだ?!
このバランスの悪さはなんでしょう?こんな曲者な役者さんたちを使って、この見通しのよい物語。言葉の選択や繰り返しはベタで、入り込めばすごいヒットだけど、ふと気づけばドン引きのきっかけにもなりかねない。泣いたとしてもすぐ醒める、というような、なんかすっきりしない後味。中途半端すぎて混乱が残りました。

ネタバレBOX

佐藤二朗さんのいやらしさとかすごくいいのに、オチの持っていきかたとかがすごくチープだったし。笹野鈴々音さんのキャラとかは出番少なくてもおいしいのに、結末どうなの?って感じだし。瓜生さんも素敵だったのに、最後は陳腐。なんかもったいなさすぎ。
PTA

PTA

ホチキス

吉祥寺シアター(東京都)

2008/01/19 (土) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度

パクリ?
どうにもこの設定、見覚えがある気がして。それでも別にいいんだけど、ネタにしてもキャラにしてもそれを超えてない。私の観るコンディションがあまりよくなかったのもありますが。。。それにしてもね。あと、当日パンフに役名が載ってるとよかったな。

ネタバレBOX

舞台美術は素敵でした。登場人物の一人が設計したことになっているんですが。黒板の設置の仕方とか、机の動きとか。かなりおしゃれでよかったです。
死してなお飛ぶラブダンディー

死してなお飛ぶラブダンディー

劇団虎のこ

シアターVアカサカ(東京都)

2007/12/19 (水) ~ 2007/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

終盤は胸を打つ
『クリスマス…』の主な登場人物の死後の世界を描くという奇抜な発想はいかにも虎のこだし、突拍子もない衣裳デザインやメイクも「あ、なるほどそっちの世界の住人だわ」と納得。(笑)

がしかし表面的にはそんなでも、愛する人を喪ったユキの想い、愛情の深さがクッキリと浮き上がってくる終盤は胸を打つ。

さらに、死後の世界では何故か人間の格好をしている猫のミーコがちゃんと猫っぽく見えるところや、『クリスマス…』の出演者がカメオ的に顔を出すところも良く、かなり満足。

クリスマス・ラブダンディー

クリスマス・ラブダンディー

劇団虎のこ

シアターVアカサカ(東京都)

2007/12/19 (水) ~ 2007/12/24 (月)公演終了

満足度★★★

「罰当たりな作品」?(笑)
ニール・サイモンの『カム・ブロウ・ユア・ホーン』の虎のこ流アレンジというか、「半分書き直した罰当たりな作品」(当日パンフより)だそうで、ドタバタっぽいところは虎のこ、4組のカップルが結局うまく行くというシャレた結末はニール・サイモンかな?な感じ

お台場SHOW-GEKI城「ワスレモノ」

お台場SHOW-GEKI城「ワスレモノ」

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/22 (土) ~ 2007/12/25 (火)公演終了

満足度★★★

楽しく鑑賞
夏に上演した『ノモレスワ。』の傍系エピソードを刈り込んで主人公をめぐるストーリーに特化したもので、「あぁそうだった」などと記憶を掘り起こしつつ楽しく鑑賞。また、カーテンコール後のオチは惑星ピスタチオの『破壊ランナー』最終版(99年6月)の「ボーナストラック」を連想

イザナギとイザナミ 古事記一幕

イザナギとイザナミ 古事記一幕

劇団千年王國

ぽんプラザホール(福岡県)

2008/01/12 (土) ~ 2008/01/13 (日)公演終了

満足度★★★★

イメージ
イメージしていたものを超えた独特な素敵な雰囲気でした。
こういう舞台もまたいいですね。普遍性や古典題材はとても興味深い。

投げられやす~い石

投げられやす~い石

ジェットラグ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2008/01/24 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

【大絶賛!】驚愕の物語。突き刺さるリアル。
やはり、男岩井秀人(ハイバイ)ただ者ではない!

ネタバレBOX

ただただ絶望に向かって進んでいく
演劇であることを大前提にした“乾いたウソ”と
セリフや動作の中に潜む“粘着質なリアル”が
緻密に練り上げられた衝撃作!

これを観ると、ぬる~い中途半端な物語の演劇など
この世から無くなってしまえば良いのに!
思う程の絶対的な強度。

ただかなり強烈な作品故、
気持ち悪いと生理的に思ってしまう人や
ウソっぽいと物語に入り込めない人も多分いるとは思う。

今までハイバイの作品を色々観てきた中で、
その全ての作品の主役に通じる、
痛々しい程のナイーブさの原型が全て
岩井秀人の中にあったことを確認できた貴重な作品。

それ程に岩井秀人の演技が秀逸。
山中隆次郎(スロウライダー)のチャラさも情けなくて滲みる。
中川智明もツインピークスの巨人の様な
この世の者で無いモノ凄い圧力を感じさせる存在感が恐怖!
内田慈はいつもにも増して、女の部分がぬめっとしていて、
色気を通り越して妖気の様なものを感じる。
彼女は、いつか気が狂った男にバラバラにされて
殺されるんじゃないか?と心配になる程。
前橋市立南高校演劇部

前橋市立南高校演劇部

X-QUEST

サンモールスタジオ(東京都)

2007/12/15 (土) ~ 2007/12/24 (月)公演終了

満足度★★★

新路線への挑戦はまずまず成功?
男性6人を中心にした高校演劇部の物語、前半に時折冗長な部分があるのは否めず、その結果2時間10分ほどの長尺になってしまったものの、後半のローラーブレード奪還や本番直前のシーンなどでホロリとさせられたので相殺ってところ。従来とはかなり異なる新路線への挑戦はまずまず成功か?

NoBody,NoParty

NoBody,NoParty

演劇集団アーバンフォレスト

SPACE107(東京都)

2007/12/19 (水) ~ 2007/12/27 (木)公演終了

満足度★★★★

中盤に驚異のシカケ
前半はTSBの『ショウ・マスト・ゴー・オン』と同工異曲だが、途中まで進んだところで時を遡り、場面が劇中の舞台に移ってその芝居がどれだけダメダメだったかを前説から見せるというのが斬新。

当然そのために装置の転換もあるのだが、これも見事なもので「あれ、転換前はどうなっていたっけ?」状態。

また、演じられる「ダメダメ芝居」も、前半である程度何が起こるか示されていたので「あ、この先でああなるのね」などとわかってより笑える、みたいな…

隣にいても一人

隣にいても一人

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/01/17 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

【英語編】青年団の飛び道具新人“
齊藤晴香”の暴走に大ウケ!

ただ、常々思っていることなのだけれど、
英語ネイティヴでない役者が、英語で芝居をするって
(英語以外でもネイティヴでない言語での芝居も同様)
いかがなものかなと。

ネタバレBOX

クエンも英語ネイティヴではないのですが、
今回の4人の会話力の差を感じてしまい、
これを例えるなら、
ボビー・オロゴンとリア・ディゾンと
デイブ・スペクターとアグネス・チャンの4人が
日本語で芝居をするのを観ているのに近いのではないかと。

もちろん4人の日本語はリアルなんだけれど、
4人で交わされる会話が持つリアルさという点では、
みょ~な違和感があると思うのだけれど。
こんぱす ~くるっと回って未来を指す~

こんぱす ~くるっと回って未来を指す~

MK-Box

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2007/12/20 (木) ~ 2007/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

成長してゆく海援隊士たち
龍馬の死によって動揺し、ぶつかり合い、弱気になったり迷ったりしながら一人前に成長してゆく海援隊士たちを描いており、その姿から「おまんももっとしっかり生きなあかんぜよ」と諭されているような心境になる。

また、勝海舟役に飯山弘章をもってくるのが巧い。実際の年齢差・経験などが演じているものとカブって「海援隊士たちと勝海舟の関係もあんな感じだったのかなぁ」とまで思ってしまう。

貴方と嘘と夜と音楽

貴方と嘘と夜と音楽

Rose Garden

中野スタジオあくとれ(東京都)

2007/12/19 (水) ~ 2007/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

歌・ダンス・芝居と三拍子揃った秀作
ジャズ・クラブのキャスト(シンガー&ダンサー)たちを描いた粋でオトナな芝居。

歌についてはスタンダードナンバーを中心に「恋人たちのクリスマス」や「年下の男の子」も交えて、しかもオリジナルのアレンジ(多分)が楽しいばかりでなく、歌唱自体もなかなか見事。

ダンスも、なんとこの小屋の舞台に14人もあげてのダンスシーンまで何度かあって、「劇」小劇場に30人くらいあげた秦建日子プロデュースの『月の子供』といい勝負?

芝居パートは、台詞などからその人物の人生経験がにじみ出るようにリアルで、脚本・演出・演技の相乗効果か?

私が出逢った6人のサンタ

私が出逢った6人のサンタ

YANKEE STADIUM 20XX

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2007/12/18 (火) ~ 2007/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

評価は真っ二つかも?
座長・夢麻呂のサービス精神が旺盛なあまり本筋以外の部分もたっぷりで、本末転倒とまでは行かないまでも、ワキ道に逸れすぎ(その結果上演時間は10分の休憩を挟み3時間15分)という謗りは免れ得ず、評価は真っ二つかも?

終盤での飛躍した(どころか強引な)論理と、スタートラインまで戻って「すべてなかったこと」にしてしまうというオチは引っかからないでもないが(本筋以外の部分に力を入れているだけになおさら)、オチ前の場に来春父親となる座長の心境がたっぷり練りこまれているのでご祝儀も含めて相殺?

隣にいても一人

隣にいても一人

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/01/17 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

【関西編】所々会話の間がズレてしまい、
笑いに繋がらなくもったいない箇所が、
気にはなったものの、
役者陣が芸達者で、面白く観る!

ネタバレBOX

<以下大阪生まれ故に偏見に満ちたコメントです。>
平田オリザの戯曲は関西弁(正確には大阪弁)には、
あまり向かないのかなと。

思うに大阪弁の会話においては、
動詞や形容詞、形容動詞が、ニュアンスのみの擬音になったり、
むりやりボケたり、突っ込んだりと、
内容の約半分(時に半分以上)が、
会話の内容とあまり関係が無い発語だと感じるので、
平田オリザの戯曲だと、間が良ければ良い程。
よく出来たベテラン漫才師のネタを聞いているようで、
面白いのだけれど、リアル感覚は薄れるのかなと。

イントネーションでニュアンスが出せる京言葉や
さめた印象の神戸弁なら向くのかなとも思い。

15 minutes made vol.3

15 minutes made vol.3

Mrs.fictions

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/01/24 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

お徳
すべて初見の団体さん。彩とりどり。
15分とはいえ7本を一度に見られるのは、なんだかお徳な気分。
あそことあそこは絶対本公演観に行くぞ。

繭

reset-N

シアタートラム(東京都)

2008/01/23 (水) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんていうか
もう言葉にならない. もう一度見に行こうと思います.

繭

reset-N

シアタートラム(東京都)

2008/01/23 (水) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鶏と卵。
電車が止まった影響で、最初の10分ほど観ていないことを前提に書きます。
なお、ほぼ20分遅れで開演したようで、制作的な配慮は十分だったかと。

夏井孝裕と、この作品で出会うことができたことが幸せかどうか判らない。
昔の評判とはどうにも違うようだし、そもそもNとして再起動の公演だという。

ただ言えることは、会話に静かに惹かれ、会話は世界へと導いてくれた。
会話の書かれ具合がよいのか、役者が手練れ揃いであるからよいのか。
それは、鶏と卵の関係であって、さほど問題ではない。
演劇的に世界が立ち上がっていることが肝要なのだから。

惜しむらくは、最初の10分。話を聞くほどに後悔が強まる。

ネタバレBOX

良くも悪くも夏井孝裕という人物が、留学したんだなと思ってしまう作品だ。
皇室物であることから明らかなように、日本をかなり強く意識的に描いた作品だ。
あらすじだけ追っていけば非常に鼻につく感じのする作品だ。

それでも、魅力を感じたのは先に書いたように会話の具合に他ならない。

次回以降も熱視線を送りたい作家に出会うことができて嬉しい。

このページのQRコードです。

拡大