
音楽劇 夜と星と風の物語
THEATRE1010
THEATRE1010(東京都)
2008/07/26 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
格調高い音楽劇
なんて素敵な音楽劇だったんでしょうか。時空を越えた壮大な浪漫ですね。舞台も綺麗で,バンドもすごい。ボイパーではなくてヒューマンビートボックスって言うんですね,驚きました。稲本響がピアノを弾くのかと勘違いしていましたが,その音楽も最高です。

閃光
reset-N
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了
満足度★★★★
おもしろい作品だと思ったけどね。
おもしろい作品だと思った。
クリエイター?クリエイティブ?な人にはこんな時があるもんだ。よね?
劇作家の「書けない」「書かない」。
「書かない」ってのは分からないけど。
「書けない」ってのは、いろんな職業に通じる共通点。
たとえば数学者の「ひらめかない」ってのは実に致命的なコトで、トニー賞を受賞した『proof』は閃かずに壊れた数学者を描いてる。

閃光
reset-N
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了
満足度★★★
「私演劇」じゃなくてもよかった
●「私演劇」じゃなくてもよかった
約4年ぶりのreset-N観劇。
なんだか悲壮感に満ちた感じで
「挑戦している」「苦境を打開しようとしている」
気合が漲っていた。
けど、俺は夏井さん個人やreset-Nの内情には興味が無くて
単純に4年前に観た作品『Rose』が素敵で、
今回時間とお金の都合がついたから観に行ったのだった。
だから、「ヌーベル何とか」という宣言や「私演劇」という新提案は
むしろ無いほうが素直に物語を愉しめたなぁ。
というのが観劇後のストレートな感想。
夏井さんパートを全部カットして、舞台上の
2組のカップル・先生・劇団員の女性だけの物語にしたら……
きっとreset-Nとしては「たいして新しくない」のだろう。
でも、無理して「新しく」しなくてもいいのにって思う。
夏井さんパートがなければ☆☆☆☆☆だった。
フライヤーに「皆さんの期待をかきたてるような
何かを書かなくてはいけない」と書いてあった。
劇中にも「自己ベストを更新してゆかねば」(?)
みたいな台詞があった。
「ベスト」や「期待」は客が勝手に判断するもんやし、
好きなもん好きな時に書いたらええやんって思う。
(フランス寄りの考え)
これまでも、そうやって自らにプレッシャーをかけて
書いてきたのだろうけど、作家の無理してる感に
あまり好感が持てなかった。
ありえないことだけど、「私演劇」という今回の試み自体が
reset-Nの演技だったらトリッキーで気持ち悪くて面白いなぁ。
夏井さんのプライベートは全然違って、
実は離婚していなくて…とか。
でも、そんなことは当然ありえない。残念。
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●「私演劇」をやるなら
この作品の「私演劇」というフレーズが何故こんなにも
気になったのかというと、これを書いている自分自身が
最近「私演劇」ばかりやりたくなって、「演劇」を辞めた
からだと思う。
(さらに、現在ちょうど締め切りに間に合わせるべく新作執筆中)
「私演劇」の世界はけっこうドープで中毒性が高くて
たしかに魅力的。朗読のオープンマイクなんかに出ると
皆「私演劇」である。
交通事故で障害を負って、満足に身体が動かないことを
満足に回らない口で叫ぶ詩人がいて、感動した。
友人にも私演劇ばかりやっている者がいて、
自らのぜんそく治療体験なんかをネタにして劇中で独白する。
なので、俺は決して「私演劇」に否定的なわけではなく
むしろ興味関心があり、「私演劇」好きとして
実は今作を肯定的に観たかったのだ。
でも、なんとなく無理してる感&中途半端感があって、
それほど肯定的に観ることはできなかった。
どうせ「私演劇」とするならば、夏井氏自身が作家を演じ、
劇中に元妻とのシーンまで創り、町田カナさんも出演して
いたら本当にスリリングだったのにと思う。
それは中途半端じゃない。それはヤバイ。それは観たい。
四方を観客に囲まれた中で、本音を言い合うのだ。
夏井さんに興味がなくとも、そこまでリアルな企画なら
期待しちゃう。
でも、そんなことは当然ありえない。残念。
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※俳優陣のプレイ、スタッフワークは大変素晴らしく、
立派で、お金を払うに足るものだった。
特に客演の俳優さんの活躍が目立ち、うっとりした。

休憩室
弘前劇場
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★★
切れ目。
職員室の中の静かなドタバタ劇。ただ、そこに嫌な切れ目がある。
そう感じさせたのは、不自然に場面が途切れる瞬間が多かったからだろうか。
どうも意識が繋がっていかない感じを受けてしまい、もやもやした。
長谷川戯曲の哲学とも違うような気がするし、そこは気にかかった。
それでも、青海衣央里が中国人妻を演じきったのは見事の一言。
やはり、弘前劇場は俳優陣の層の厚さが魅力の一つだ。
次作は新作とのこと。期待に胸震える。

E.S.P.
回転OZORA
駅前劇場(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

エロスグロテッサアッパーグラウンドオペレッタ
虚飾集団廻天百眼
タイニイアリス(東京都)
2008/07/26 (土) ~ 2008/07/28 (月)公演終了
満足度★★★
見ました
壮大な話にはせず、人類の生き残りである主人公の世界で語ったのはエヴァっぽいかも。
過去作品に比べ一番よくできてると思う。
「アムの解散」の生演奏がかなりヨカッタ。
世紀末お茶の間コント風の場面が好き。
半魚人はリアルに出さず観客の想像にまかせちゃった方がよかったかも(もっとおぞましい姿を想像していたので、ちょっと拍子抜け)
開演15分遅れ、スタッフ不足によるっぽい。

SMOKEY~スモーキー~
無頼組合
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/28 (月)公演終了
満足度★★★
こ・こりは??(・・!)
いつも、無頼の芝居ってハードボイルド的なところがあって、他の劇団と違った持ち味が魅力だったのだけれど・・。
以下は、ネタバレBOXに。。

三条会の「真夏の夜の夢」
三条会
千葉公園内 特設野外劇場(千葉県)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/29 (火)公演終了
満足度★★★
賑やかな、正に真夏の夜の夢
出演者も多く、演出ノートにも書いてあったけど「主役のいない話」なので、見るまえは不安でした。
でも、夜の野外舞台に様々な色の衣装をまとった役者さんがならんでいるという世界が既に幻想的な異空間でした。
「真夏の夜の夢」自体は特に好きでもないのですが、三条会のカラッとした演出で楽しく見れました。
正に夏祭り気分。
個人的には鈴木史朗さんをもっと活かして欲しかったな。
江戸川卍丸さんが勢いがあって楽しかったです。

『ジュリエット/灰』
テラ・アーツ・ファクトリー
新宿村LIVE(東京都)
2008/07/24 (木) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

タオの月
カプセル兵団
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/07/23 (水) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★
メタボな芝居
どうも、原作の多くを盛り込み過ぎた気がしました。
もう少し、どこかの部分に的を絞ってみたらいいのにと思いました。
決してダメな芝居ではないのだけれど、芝居では作りきれない部分を
子供が遊ぶ時みたいに口で状況を説明するのもちょっとなにでした。
殺陣といい、アクションといいとても素晴らしいものがあるのですが、
テンションが最後まで持たなくて残念でした。

SISTERS
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2008/07/05 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
この長塚節が好き
私の好きな長塚節作品でした。
暗くて重くてタブーな世界。
松たか子のキチガイ演技はメタマクでのマクベス夫人でも光ってましたが、ハマりますね。

大統領誕生
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2008/07/23 (水) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★★
うーん
悪くはないんだけど良くもない。
ポイントでは結構笑ったものの、全体の納得度は低い。
2時間ちょいの公演だったんだけど、すごく長く感じて疲れた。

E.S.P.
回転OZORA
駅前劇場(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

村の宝 ~ 墜ちよ生きよ、地に満ちよ (プレ上演)
みやしろ演劇パーティ/平原演劇祭プロデュース
宮代町コミュニティセンター進修館(埼玉県)
2008/07/26 (土) ~ 2008/07/26 (土)公演終了
満足度★★★
本番は、08/03 (Sun) 白昼です。
改装された「進修館」。どうやら旧市役所の背景の木立がさっぱり無くなってしまい、ポカーンとだだっぴろい場所になってしまった感がある。前後がステージでのバンド演奏だったから、広場いっぱいを使う演劇は面白いと感じる。
やはり埼玉はバンドもなんかおとなしい。
冒頭二十分だけやって、本番は「郷土資料館」の旧庄屋さんのお座敷を開放してあるスペースで上演。

ダルマ
カムカムミニキーナ
シアターアプル(東京都)
2008/07/24 (木) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★
遮光と
初めてのカムカムミニキーナでしたので大変期待しました。
がそれが過ぎたのか、少し残念な感じになりました。
最近で言えば、「犯さん哉」「アリスマテリアル」と
同じ系統に感じられました。
これが本来のカムカムの実力なのかは分かりません。
ちなみに、千秋楽で、最後小ダルマのプレゼント(1個)があり
じゃんけんの結果、女性が貰っていくことになりました。
シアターアプルでのカムカム公演もこれが最後だと挨拶がありました。
分かっていることといえ少し感傷的な気分になったのは
私だけじゃない、、ですよね。

アンタも喜びなさいよ
バナナ学園純情乙女組
桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)
2008/07/13 (日) ~ 2008/07/15 (火)公演終了
満足度★
宝箱に興味はないけど…
とある高校の女子便所。なのに色気なし。あの狭い空間をより狭く感じさせ、不潔感と息苦しさ満開!まるで映画『SAW』を思わせるような興味津々のオープニングからはその後広がることなく、徐々に押し寄せる絶望感。それでも彼女達は希望を求めて唄う!好きな様に唄う!ただ若さを訴えるかのように唄う!一歩間違うと団体芸で見せる鳥居みゆきの世界?・・・やがて、これに付き合ってきた自分の限界が見えてしまい、疲れきって落ち込む私が残されるのでした。
♪ポケットにロマン それと You wanna be my friend?

三月の5日間
岡崎藝術座
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★
内輪で、ローカルな。小田急の3日間。
演劇というより、パフォーマンスだと思った。それはいい。
「演劇」という枠組みの中で、その枠組み自体を解体/批評したチェルフィッチュの作品を、演劇の枠組み自体を取っ払って、独自の強力な誤読を押し通してしまった力技の公演。
「観た」というより、「体験」した、という感じで、それは、確かに楽しいのだけれど、納得できない(ごめんなさい)。というのは、『三月の5日間』は、きっかけでしかなくて、途中から、俳優が何をしゃべっているのかという、戯曲の内容の部分がないがしろにされて、演出家が何をしているのかという、仕掛けの部分だけをみせられているような気分になったから。
これなら、『三月の5日間』をネタにしたパロディの作品を、新作でやるべきだ、と、思った。

吉田ミサイル7時間一人芝居・第三弾《夏だ一番!ドラえもん奉り》
東京ディスティニーランド
タナトス6(東京都)
2008/07/26 (土) ~ 2008/07/26 (土)公演終了
満足度★
ある一線を、越えた。
大変ヘビーな7時間30分……。
「演劇ではない」のは当然としても、
最早「舞台芸術」や「パフォーマンス」の
領域からも少々逸れてきていると感じた……。
「何かを観に行こうとしている人」には
今回のイベントは向かなかったかもしれない。
吉田ミサイル本人から
前日にスタッフ宛のメールが届いて
以下のことが宣言された。
・「あしたの公演は公演ではありません」
・「僕が舞台をやるのではなく、
僕そのものがただ居るだけ」
・「面白くするつもりも
つまらなくするつもりもありません」
まさに…その通りになった(笑)!
なので、俺は付き合いきれるが
とてもじゃないけど友人知人には
薦められるものではなかった。
「作品」として各演目がかなりの密度と迫力を
もって並び、「公演」としての充実度を感じた
3月の『ロンダルキアでピクニック』が懐かしい。
今後の吉田ミサイルの世界の創作の動向が
大変気になる(もしかしたら転機になるかもしれない)
自分にとってはいわくつきのイベントであった。
つーかカンパ制のホームパーティーだった(笑)。
それでも不満が無いのは、彼が事前に宣言していたから。
つまり、狙って行われている逸脱だからである。
それが彼のやりたいことなら興味があるし、関わりたい。
逆に客としてはちょっと勘弁!!!

むじなの逆襲
劇団河馬壱
ウッディシアター中目黒(東京都)
2008/07/25 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
ノスタルジーと別役的おかしみ
奇妙な劇団である。
昨年も観たが奇妙。
しかし、昨年の免疫があるため
「観方」がわかってきた俺は今年異常に楽しめた。
詩的な言葉の羅列と、珍妙な替え歌。
いくつも重なるイメージのコラージュのような
シュールなシーンの数々。
別役作品ばりの不思議な静けさ漂う脱力系。
こみあげてくる「おかしみ」はじわじわと
観る者を侵食する。
50歳近い劇団員達(最高年齢65歳)は、
加齢のためか日常的に稽古をしていないせいか
声がでなかったり動きにキレがなかったりと
一部問題はあるのだが(笑)、
やたらと存在感があり、チャーミング。
手勢を巧みに配置する
演出 中川さんの力量を感じさせた。
また、今回は作家がよかった。
戻れない少年時代の「あの夏」や
いつの間にかなくしてしまった
思い出のアイテムに捧ぐ優しくも
寂しげなイメージのオブジェ90分。
夏を感じました。
戻れない夏も感じました。
この戻れない90分のことを
来年の夏もまた思い出すのだろうな。
おそらくこの芝居を観に来た20代の客で
こんなに感銘を受けている者はいないだろう(笑)。
観劇時の体調や気分の影響もあるのだろうが
あまりにもグッときたのでコリッチにアップした。
2008年7月27日、東京で上演されている芝居の中で
一番面白かったのではないかと思っちゃうほど、
今年の河馬壱はキレキレだった。
デビットリンチの映画より河馬壱だ。と言っとく。

ダブルブッキング
K Dash Stage
新宿シアタートップス(東京都)
2008/07/18 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了