
粛々と運針
iaku
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2026/04/09 (木) ~ 2026/04/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
幾何学的なデザイン。ステージと客席はシームレス。大きな円形の輪っかが天井から吊り下げられている。バックには左右から登る階段と中央の谷間、その上に白く長いシーツが被さってM字を描いている。開演すると円形の輪っかが斜めに降りて来る。階段を登って鄭󠄀梨花(チョン・リファ)さんと林英世さんが左右に腰を下ろし、白い布を手に取り縫い物を始める。チクタクチクタクと。運針=並縫い。輪っかの下りた中央がステージ。その外では椅子に座って出番まで待っている役者達。
中山義紘(よしひろ)氏と佐々木ヤス子さん夫婦の物語。オカマを掘られて首にコルセットを着けている中山義紘氏。夢だった一軒家を建てローン返済の為にもバリバリ働く佐々木ヤス子さんは課長代理38歳。家の周囲で子猫の声がする。猫を見付けたい。中山義紘氏は小動物が苦手で見付けた所でどうするの?と口論になる。変な空気。佐々木ヤス子さんはある相談をする。
花戸祐介氏、鈴鹿通儀氏兄弟の実家。家を出て結婚もしている弟と40過ぎても高校出てずっとコンビニのバイトを続けているだけの兄。母親が膵臓癌で入院、手術が必要。本人は尊厳死を望むと言う。それに肯定的な弟と絶対に許せない兄の口論。
三組の会話が並行して語られる。
佐々木ヤス子さんは38歳設定にしては若すぎる。井上貴子と福田麻貴をフュージョンさせたような感じ。凄く魅力的な女優。
中山義紘氏は村野武範の若い頃みたい。
テーマは「生と死と自分と他人」。ずっと自分のことも含め考え続けてしまうような舞台。
是非観に行って頂きたい。

母の人生、ガブリと食らう
劇団道学先生
吉祥寺シアター(東京都)
2026/04/04 (土) ~ 2026/04/13 (月)公演終了

新宿発8時15分
シス・カンパニー
日本青年館ホール(東京都)
2026/04/09 (木) ~ 2026/04/26 (日)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/04/09 (木) 18:00
なんかスゴイものを観た。奇想天外と言って良い面白さ。101分。
作・演出:三谷幸喜,音楽:荻野清子のコンビが作る「誰も観たことのないミュージカル」だそうだが、新宿発8時15分の電車が事故で止まったことで起こる様々…、の物語。対応する職員や、乗客達に起こりそうなことが次々と展開されるものの、途中でちょっとしたノイズがあり、それをときほぐすミステリー要素もちょっとある。物語的には三谷が得意なシチュエーション・コメディで大いに笑わせる。多くの役者がそれぞれ何役もやるのだが、演劇的には天海祐希と浅野和之が深い。ミュージカル面では新納慎也とシルビア・グラブが華やか。

ころパン
0F-ゼロフレーム-
扇町ミュージアムキューブ・CUBE02(大阪府)
2026/04/08 (水) ~ 2026/04/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今迄の0Fテイストとは全く違う作品
こんな作品もできるんや〜と驚き
但しコスパは…
色々な社会問題を取り入れながら、生きる意義を見いだしていく 人生を再認識させられる作品

粛々と運針
iaku
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2026/04/09 (木) ~ 2026/04/19 (日)公演終了

おくらいり
ゼータクチク&ACTACTION by TEAM HANDY
新宿眼科画廊スペース地下(東京都)
2026/03/27 (金) ~ 2026/03/31 (火)公演終了

The Closet Revue
EPOCH MAN〈エポックマン〉
ザ・スズナリ(東京都)
2026/04/04 (土) ~ 2026/05/04 (月)上演中
実演鑑賞
下北沢のスズナリで一ヶ月のロングラン公演。観劇前は単純に「凄いなぁ」と思っていましたが、観劇後には、小沢さんの覚悟、そして強い思い、それらの現れのように感じました。ロングラン公演を行うことで、じわじわと口コミが広がっていき、テーマに共感する人が観に行ったり、逆に共感できない人が観に行くこともあるでしょう。より多くの人へ、より多様な人へ、作品を届けたいという強い思いがあるからこそ、スズナリでのロングランだと、想像しました。

ポルノ
ゴーチ・ブラザーズ
本多劇場(東京都)
2026/04/02 (木) ~ 2026/04/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/04/08 (水) 18:00
最高に面白かった。全俳優のファンになる作品であった。禁猟区が大好きな私としては自分の好きなことの発見にもなった

奇跡かな
劇団かもめんたる
本多劇場(東京都)
2025/12/25 (木) ~ 2025/12/29 (月)公演終了

舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
ホリプロ
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2026/01/10 (土) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

人間失格
Office8次元
新宿シアタートップス(東京都)
2026/02/13 (金) ~ 2026/02/22 (日)公演終了

寝不足の高杉晋作
アナログスイッチ
新宿シアタートップス(東京都)
2026/02/25 (水) ~ 2026/03/08 (日)公演終了

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン
テニミュ製作委員会
Kanadevia Hall(東京都)
2026/03/07 (土) ~ 2026/03/15 (日)公演終了

水の間の子供たち
サルメカンパニー
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2026/03/28 (土) ~ 2026/03/31 (火)公演終了

クワイエットルームにようこそ The Musical
Bunkamura
THEATER MILANO-Za(東京都)
2026/01/12 (月) ~ 2026/02/01 (日)公演終了

汗が目に入っただけ
フジテレビジョン/LIVE FORWARD/アガリスクエンターテイメント/サンライズプロモーション大阪
やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)(山形県)
2026/05/23 (土) ~ 2026/05/24 (日)開幕前

GOTTANI!!2026
CHAiroiPLIN
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2026/04/04 (土) ~ 2026/04/05 (日)公演終了
実演鑑賞
2025年11月にニューヨークで上演された、踊る小説『橋づくし~The Seven Bridges~』(作・三島由紀夫)の凱旋上演、そして新作となる、踊る詩集『こだまでしょうか』(作・金子みすゞ)の二本立て。力強い群舞シーンが印象的なカンパニーですが、この二作はどちらも10名以下のダンサーで構成され、身体性や人間性により重きを置いたように感じられました。

砂の女
『砂の女』製作委員会
紀伊國屋ホール(東京都)
2026/03/19 (木) ~ 2026/04/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
鑑賞日2026/04/04 (土) 13:00
森田剛さんはとても素敵な舞台俳優になっていました。
原作を読んでいたら 変わるのか??
条理とか不条理とか 他者からの強要や自身からの自発的な行動とか 話しの内容は理解できるのに何とも感じる物が無かった。周りはスタンディングオベーションしていたが 自分に感情が無いのかと心配になった。

ミュージカル『どろんぱ』
ワタナベエンターテインメント
SkyシアターMBS(大阪府)
2026/04/03 (金) ~ 2026/04/07 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2026/04/04 (土) 17:30
かつての末満健一ピースピットファンにとって懐かしさを感じる作品だった。2幕目は何故子供を探していたのかの謎解きもありストーリー展開も良い。妖怪は伝承で信じる故に存在する。ミュージカル形式はあまり好きではないが作者のメッセージが伝わるいい芝居だった。

母の人生、ガブリと食らう
劇団道学先生
吉祥寺シアター(東京都)
2026/04/04 (土) ~ 2026/04/13 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
これは傑作。今年観た中でも抜群。観ていて嬉しくなってニヤニヤしてくる。深井邦彦氏の追求する世界と道学先生の積み上げてきた歴史が融合して新たな地平を見せるビッグバン。『水星とレトログラード』を思わせるシーンもあり、ニヤつく。
きっちり笑いを取りに来る青山勝氏。
藤崎卓也氏のキャラの強さ、無双だな。卑怯。
ただ声がデカいというだけの川合耀祐(ようすけ)氏も素晴らしい。ここはキツイ役どころ。
福田ユミさんはある意味主人公。
松永玲子さんは昨年12月中旬に下駄骨折。そのまま『焼肉ドラゴン』凱旋公演をこなし、入院、手術。今作が復帰公演。松葉杖をネタにする。
かんのひとみさんはいつもながら最高。
最強の布陣で臨んだ戦。
一人暮らしの78歳の老婆がアパートの浴槽で死んでいた。背中を向けて浮いていた。
その娘である長女59歳独身=かんのひとみさん。次女54歳=松永玲子さん、シンママ。三女46歳=福田ユミさん、晩婚。43年前に家を出て行ったっきりの母親。直葬を執り行い遺骨を受け取る。母の暮らした電球が切れたままの暗い部屋でかんのひとみさんはふと思う。ここに住もうと。
今回、観とかないと後悔する。演劇曼荼羅は組み上がった。ここ数年の作品群は今作に結実する。
是非観に行って頂きたい。