最新の観てきた!クチコミ一覧

161-180件 / 183809件中
クリスパ ❤ グランデ

クリスパ ❤ グランデ

劇団娯楽天国

ザ・ポケット(東京都)

2024/11/20 (水) ~ 2024/11/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです!!
ちょっとそれは強引な展開では?と思いましたが、登場人物たちもそれぞれの事情、思惑からそれを望んでいる節もありなので、ドーンと受け止めて一緒にハラハラドキドキしましょう。
当パンと劇団報がいただけたのも良かったです。

ネタバレBOX

12月の上演ならもっと臨場感?があったかと。いっそ観客側に雪が降るとか→片づけが大変ですね。ごめんなさい。
ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us- 2024 TOKYO Remix

ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us- 2024 TOKYO Remix

waqu:iraz

スタジオ空洞(東京都)

2024/11/12 (火) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ダンスとラップで進む展開、アドリブも入りながらのやりとり面白かったです!

部活から羽ばたけ!Campus☆idols

部活から羽ばたけ!Campus☆idols

藍星良Produce

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

最初に登場してきた女の子たちには、特になにも感じなかったのが、物語が進むにつれ、キャラクターや考え方などが肉付けされて、ラストには、それぞれが魅力的に見えてきました!
アイドルを取り巻く環境の光と闇は、いろいろありますよね!?

栗原課長の秘密基地

栗原課長の秘密基地

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

正論と現実、比べるのがどうかとは思いますが、政治の世界でも同じようなことが繰り広げられているのかな~なんて思いながら観ていました!?
少しモヤモヤの残る後味でした

関西演劇祭2024

関西演劇祭2024

関西演劇祭

COOL JAPAN PARK OSAKA・SSホール(大阪府)

2024/11/16 (土) ~ 2024/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

45×45で4000円で、繋がれるのか…出演劇団も地元では…
あえて地元の二劇団を拝見
EVKKは相変わらず難しい 演舞との融合で幻想的な空間を演じルが、なぜ最後に人魚が自分の肉を食らうのか…
ストーンエイジはらしさ爆発 笑い馬鹿馬鹿しさの中にもストーリーはしっかり
楽しめました‼️

孤という毒2

孤という毒2

獏天

サンガイノリバティ(東京都)

2024/11/20 (水) ~ 2024/11/29 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

1人芝居ということでどんな舞台というか演出になるのかな…と思っていましたがああいった感じのものだったのですね。ストーリーもわかりやすくよかったです。役者さん、役者を始めてまだそんなに時間たってないのですね… もうながいこと役者をやっているかのような演技でした。自殺という重いテーマではありましたがそこまで重くならず楽しく拝見させていただきました。

コウセイネン

コウセイネン

演劇集団円

吉祥寺シアター(東京都)

2024/11/14 (木) ~ 2024/11/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

みな直さなければと解っているのに、放置されていることは現実にたくさんある。丁度選挙の時期で、今のネット時代を背景に、大小の困ったことでさまざまの議論が起きた。演劇にとってはテーマに困らない絶好の時期ではあるのだが、もちろん、演劇で解決できるわけではない。しかし、社会の問題解決を考えさせるきっかけになれば、という提案の社会ネタの演劇は一つのジャンルにもなっている。
中津留、中村ノブアキ、シライケイタ,歴史ネタになると古川健、と今世紀になってから、このジャンルは現実再現から次第に現実社会の切り込み方も深くなって、自分の周囲だけで満足の小劇場や歌って踊ればコワくないの若者演劇を駆逐してきた。一方で、便宜的な筋書きで無難な結論や「推奨マーク」をつけてきた運動体の旧新劇団は、数少ない絶滅危惧種、ほぼ宗教団体になっている。松本哲也もその流れに連なって頭角を現してきた小劇場の作者だが、今回は円の発註で,犯罪更生者と一般社会とのズレをテーマにしている。現実に更正のための保護司が殺害される事件が起きた背景もあるだろうが,このドラマは、結論を急がないで幾つかの現実社会にありそうな事例を舞台化している(このジャンルでは桑原裕子「ひとよ」(KAKUTA)という秀作があった)。
多様化している現代の社会問題との取組みは、現代演劇の一つの旗印でもあるので,新劇団は時代をキャッチアップしてテーマを深化させてほしいものだ。
この舞台は、社会が個人の犯罪に向き合うシステムの難しさを問うている。犯罪に向き合う社会もそれぞれ個人(保護司のシステムや家族の自助)を立てているので、犯罪をきっかけに向き合わざる得なくなった個人の領域に踏み込んでいる。無理な「推奨」的なストーリーを組んでいないので、最近、上手くなったなぁと思わせる「ドキュメンタリー劇」の世界が生きている。スジや解決に動かされると言うより、そこに居る人のありようで思わず、心打たれるシーンがあった。それは観客それぞれの生きている世界にもよるだろう。
まずは成功作で、2時間10分休憩なしの長さを持たせている。
どうかと思うのは,劇が終わった後、無理矢理直結で見せられる、5分と限定したアフタートークで、これが、なんと、内容とは関係ない出演者のウラ芸集。重苦しい話なので、これで客を帰しては,と言う配慮だろうが,折角の舞台を自ら崩壊させてしまっている。旧新劇の無神経が図らずも露呈したというところか。


ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us- 2024 TOKYO Remix

ジゼル、またはわたしたちについて-Giselle or about us- 2024 TOKYO Remix

waqu:iraz

スタジオ空洞(東京都)

2024/11/12 (火) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/11/12 (火) 19:00

勝手にキャッチコピーを付ければ「浮世に喝」か? とかく生き辛いイマの世のあれこれを指摘し時には対応策を提示したり。それを17曲に及ぶ楽曲にのせての90分、リズミカルで観易い。
楽曲にはラップも多く、そんなあたりが「シン・waqu:iraz」みたいな?(笑)
また、事前情報にあった waqu:iraz 3人のみによるパート、内容、表現とも圧巻。使用許可などに尽力された武井さんに賞賛を惜しまず。

ノーサプライズ

ノーサプライズ

劇団SOFT GEAR

上之町會舘(岡山県)

2024/11/16 (土) ~ 2024/11/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

・・・何を書けばいいのだろう。
   何と、纏めればいいんだろう。
   何を説明すれば、この舞台を観ていない人に、届くのだろう。
   いやぁ、私は観れたもんね~~~けけけ。(喜びのダンス)

 ただ・・・大好評のデジタルパンフレット、
 アナログ派には、上手いことプリント出来ないんで星ひとつ減~~~。
  

ネタバレBOX

・・・ふふふふふ、久々のフクイ演劇を堪能しました。

 「物語というものは、起・承・転・結から成る」というの、全てのストーリィ作りの基本中の基本。ストレートでも変化球でも、最後はキャッチャーミットにストン!と納まる。
 だがしかし、フクイ脚本に於いては「アレ?」となる事がしばしば。終わった後で「私だったら、アソコでこうして、ソコはこうすれば、解り易く・・・」などと 色々「思考錯誤」してみるのだが、不思議な事に「うん、やっぱさっきのでベストだわ」という所に落ち着くのだ。
 前半の「お隣の夫婦喧嘩編」(勝手なサブタイトル)は、オールスターキャストによるなドタバタコメディ。ちょっと不条理っぽいけど、肩の力を抜いて大笑い出来るオハナシ。
 後半は、遡る事一年前のタイマン会話劇。幕切れはひとり。コア~~~な緊迫感と、かる~~~い心地よさが同居する、不思議な感覚。
 時間軸が逆だけど、前後を入れ替えちゃ駄目なんです。カメラを止めるな。
 
 まぁ、キャッチャーミットは観客一人一人が持っています。
 でもあんまし構えてないで、笑えばいいんです。
 解らない事は解らないままでいいんです。
 天から見下ろしたら、あんまり大したことありません。
 全て、赦されますから。
ロボット

ロボット

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2024/11/16 (土) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

100年前の戯曲とは思えない、現代と近未来を予見したところがいくつもある。
「一番役立つ労働者は?」…「安い労働者さ。給料上げろとか、疲れたとか言わない」と言うところで、まず資本主義批判と階級闘争のテーマがある。そんなロボットに何もかもやらせて人間は「好きなことだけする」と無能化していくのは「主人と奴隷」の弁証法そのものだ。
科学、進歩が人間を幸福にするのかと言う問題提起もそこに重なっている。ロボットが反乱を起こすのは「2001年宇宙の旅」のHALに繋がり、現在のAIの進化の行き着く先の暗示のようでもある。人類絶滅に直面するのは、核戦争の隠喩のように見える。

ロボットの反乱が新しい未来を切り開かないのは、視野の狭い革命への揶揄のようにも取れて、作者の複雑な社会主義観が垣間見える。
人類が子供を産まなくなる、という展開は絵現代の少子化を予見したように見える。

ということで、非常に知的思索的な芝居なのだが、ヒロインのヘレナをめぐる男たちの滑稽ぶりや、何かが起きそうな不穏な空気、ロボットに包囲されて生き残りのために死に物狂いになる姿など、見ていて面白いシーンもタップリある。メリハリつけて上演台本・演出と、渡辺いっけいのユーモアある芸達者がとくに笑いを産んでいた。

5、6年前に戯曲を読んだのだが、ロボット工場にインテリたちが見学に行くんだというおぼろな記憶しかなかった。それも誤りで、ヘレナ(朝夏まこと)が孤島のロボット工場に行き、案内されながら、人間そっくりのロボットに驚き、工場幹部の男たちに歓迎され、という出だしだった。ヘレナはどこかの社長令嬢で、実は人権擁護協会の代表で、ロボットの酷使、心を作らないことを批判している。この孤島の工場の人間たちの右往左往に限定したところが、芝居としては上手くて、成功している。

ネタバレBOX

ロボットの命を製造する秘密を、ヘレナが燃やしてしまい(なぜ燃やしたかは言わなかった。誰も問わなかった。展開の都合と、観客がおわかってくれるだろうという期待)、たった一人残った建築家は、ロボットたちに命じられても、新しいロボットを作れない。

ろぼっとのへれなと若い男のロボットの間に、「相手のために自分を犠牲にする、離れては生きていけない」という愛AIが生まれて、新しい命を予感させて終わる。

演出では、一人残った建築家を囲む壁(檻)を作り、「サイゴノニンゲン」という看板を立てて終わる。「命は不滅ではない。滅ぶものだと覚えておいてください」の訴えに、科学技術万能論と、戦争、争いあいへの警告が込められていた。
タビのウタ

タビのウタ

ボラ☆ボラ

吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)

2024/11/20 (水) ~ 2024/11/23 (土)公演終了

満足度★★★

舞台美術(大道具?)に金かけてんな〰️とまず 次に演劇と音楽のコラボということで、プライスにあった内容かなと期待したのですが… 
演劇内容が使いふるされた感じ満載で、舞台美術や演奏とバランスが… 少し期待ハズレで、コスパ感に不満 あの豪華な舞台美術いる内容かな?もっと戯曲を濃くして欲しかったです…

ガラクタ

ガラクタ

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2021/11/19 (金) ~ 2021/11/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2024年11月の再演、上野ストアハウスで。
見逃していたので再演はありがたい。原発の「ゴミ」、高線量の放射性廃棄物の地層処分がテーマ。文献調査に手を挙げた北海道の自治体を舞台に、原発マネーで賛成派と反対派に分かれて街が分断される様子を描いた。
NUMO(ニューモ)が実名で出てくるのがおもしろい。地震国の日本に地層処分の適地があるとは常識的に考えられないが、適地を日本地図に落として自治体の手上げを待つなどというやり方で核のゴミを処分するのを「将来世代への責任だ」と言い張るニューモの担当者のせりふが利いている。

スナックと料理店という、地元の人が集まる場所に勤める人たちを登場人物にしたのがとてもいい。日ごろは同じ地元住民として仲良くやっているのに、放射能は怖いかもしれないがとにかく賛成、こんなものを地元に作らせたら破滅だと考える反対派に分かれ、「反対派の店」「賛成派の店」に分かれてしまう。原発マネーの罪深さをうまく浮き彫りにしている。

期待通りの切れ味で、再演を観られてよかった。トラッシュのファンでない人も、日本の原子力政策のいいかげんさを分かりやすく知ることができる。ぜひ見てほしい。

逃奔政走

逃奔政走

フジテレビジョン

三越劇場(東京都)

2024/07/05 (金) ~ 2024/07/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『逃奔政走-嘘つきは政治家のはじまり?-』観劇。
冨坂さんの書いた本で、鈴木保奈美さん、相島さん、佐藤B作さんとがっぷり四つのアガリスクエンターテイメントの皆さんが見れました。
カーテンコールのときの笑顔が良かったなあ。笑ったし、終わったあとも気持ち良い作品でした。

なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『なかなか失われない30年』観劇。
複数の時代それぞれにストーリーがしっかりあって、かつそれぞれが絡み合って破茶滅茶になりそうだけど、しっかりと面白いコメディに仕上げるのは、やっぱアガリスクだなあと。
堪能しました。

つきかげ

つきかげ

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2024/11/07 (木) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/11/08 (金) 14:00

前作「白き山」の5年後、晩年の斎藤茂吉と妻や息子・娘たち、編集者を参考にしたフィクション。一言で表現すれば「ハード&ビターなホームドラマ」で認知傾向が出始めた茂吉の姿が痛々しいが彼を支える家族らの姿(家族愛的なもの)や漂うユーモアに救われる。
それにしても茂吉役の緒方さんを筆頭に配役/役作りが的確でリアリティを感じるというか引き込まれるというか。
また、中学生時代にどくとるマンボウシリーズを読んでいたためある場面で頷くことしきり。

線引き~死者に囲まれる夜~

線引き~死者に囲まれる夜~

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2024/11/14 (木) ~ 2024/11/21 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。ワンツーワークスさんでこんなに笑ったことはなかったと思います。
思うところあって、星は4です。
思うところはQRコードからアンケートに書こうと思っています。

ネタバレBOX

私も霊感は限りなく0なので絶対に幽霊を見ないと言う自信?はあるし、なんなら幽霊に抱きしめられても気づかないと思いますが、それはそれで残念なことかもしれないですね。
この春に逝ってしまった義父も母も、満足して逝ったのか私の愛が足りないのか全然会えないです。もしかすると私の背後で怒っているのかもな・・・とか考えた舞台でした。
宙浮くカルト

宙浮くカルト

中央大学第二演劇研究会

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2024/11/14 (木) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 実際に大きな事件を起こしたカルトをベースに入信した信者、教団幹部、入信者家族や教師等関係者を中心に描いた作品。最初の事件発生から既にほぼ1ジェネレーション。事件は我が国の不健全性の陰画と見ることもできる。

ネタバレBOX

 ホリゾント中央にはラメのような光沢を持つ光背が掛けられ教祖の威光を高める演出が為されている。この光背の左右にはブルーの布が下がり出捌けに用いられる。また上手・下手側壁には黒幕で袖が作られこの2か所も出捌けとして用いられる他、演技スペースを広く取る場合は、テーブルやベンチを側壁にはめ込んで収納できるようにもなっている。室内は壁、家具類は基本的に白、教祖の座す椅子の膝から下の部分だけが黒い布で覆われている。 
 登場人物のうちカルト信奉者の衣装は白、教祖の衣装は黒っぽい。また司教も白い着衣だが上着にはかなり長い帯状の布を首回りに掛けて権威を現わしている。彼女がこのカルトの実質的推進派の中核を為しているのは教祖の実の姉であること、教祖に祭るのはジェンダーギャップのある社会では男の方が適当との判断からであろう。因みに教祖が訓戒を垂れる儀式の際は宙に浮く形を採っているが今作が実際に事件を起こしたカルト集団を下敷きの題材として用いており、事件を起こしたカルトの教祖は浮遊し得たとの噂が散々流されたからであろう。司教は入団者たちを新人類と呼びこれまでの宗教の如く既成の神を信仰の対象とするのではなく未来に生まれるべくして生まれる神を崇めることを目指しているが、今作で描かれるカルト内部では、入団者の間からも注射や薬物で五感の亢進性を高め一種のエスパーに仕立て上げようとするカルトの方針を問題視する意見が出、教団の掟に背いたと見做された者は殺害することも止む無しとの発想が強くなって教祖も姉とは異なる世間一般の道理に近い姿勢を取り始め遂には姉及び強硬派を追い詰める事態に至ってカルトは崩壊する処まで描き後日譚も描いて着地させている。
 これ以外にも序盤で血縁を否定しカルトの信者となった者を家族として接し他の諸々の社会的結束を断って自分たちの内部規範の内だけで行動し、判断する組織の道程を今作は中心に描いてゆくのであるが、入信した者達の殆どが学校の勉強は良くできるが、身内の関係(親子関係のミスマッチや親の愛情が子供に伝わらない等深刻極まる問題を抱えていること)が上手く行かないことが入信の契機となっていることの不気味もキチンと描かれている点は特筆に値しよう。警察や公安に親族が相談しようにも入信者本人の意思で教団の拵えた施設に家出をして移っているので個人の意思を権力がしゃしゃり出て規制するのも憚られるという、敗戦前の警察権力の横暴から来、敗戦後に曲がりなりにも民主主義国家を標榜して何とか被って来た仮面を剥がすわけにはゆかぬとの判断もあるのだろう。決して国民を守るなどという発想でないことは人権などあって無きが如き裁判や絶え間なく起こっているでっち上げによる起訴等の実例をみれば明らかである。何れにせよ、我が国が抱える様々な矛盾と国民無視の態度、政治の救い難さ、そして民衆の大多数の不甲斐なさが生み出したこのような不気味な事件を敢えてベースにして作った作品である。若者たちの健康な感覚がグー。
Day Dream Dance D.C.

Day Dream Dance D.C.

空想実現集団TOY'sBOX

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

αcrux(アクルックス)チーム観劇
ダンスチーム五人と
事務所側三人が綺麗に
色分けされていて
ミュージカルしてて
分かりやすくて楽しめた舞台でした
敵役の雰囲気が
何か手塚治虫さんの配役風に
思えて面白かった
明るくて元気の貰えた作品でした

ネタバレBOX

両親から継いだ劇場を壊したくて
遺言に従った方法で
使えないダンサーらを集めたのに
ってのが骨組みで
王道の展開ながら
説得力強く進んでいって
ラストはショーを成功させるぞ
っていうとこでオープンエンドです

まー舞台が地下施設設定だから
ラストの盛り上がるショーシーンは
できないよねーって納得

閑話休題
劇団名はS取ると
トゥアハー・デ・ダナンという
強襲揚陸潜水艦を連想してしまいます

前説も楽しかったデス
霞晴れたら

霞晴れたら

劇団かに座

横浜関内ホール(神奈川県)

2024/11/15 (金) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

説明通りの話ながら
舞台セットも衣装や小道具なども
丁寧に表現されてて
物語に説得力を持たせてました
個性的な登場人物らも
なかなか楽しかった

ただー病室の窓から見える
煙突って終末処理場のだよなぁ
入院中には見たく無いかも
とかは思ったが
現実では病院のすぐ隣に
あるとこもあったようでー
まぁ ですかね~って

ネタバレBOX

ラストはトラブルメーカーだった
喫煙者さんが亡くなって
火葬されたと思える煙を
病室から皆が見て
タイトル回収してのエンディング
でありました
栗原課長の秘密基地

栗原課長の秘密基地

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2024/11/13 (水) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

次から次へとー
本当に怒涛の展開で
説得力のある骨太な展開で
ラストまで引き込まれた舞台でした

ネタバレBOX

各登場人物背景が
しっかりと作り込まれていて
重なって展開するストーリーが
有り得そうな話で
面白かった

ラストは課長さんの進退が
ちと不安ながら
本人が納得してる感じを
丁寧に描いていて
好感の持てる終わらせ方でした

このページのQRコードです。

拡大