公演情報
劇団桟敷童子「亀と潜水艦」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
1946年夏、日本最大の引揚げ港 博多を舞台に 戦争の哀しき傷跡を描いた物語。 1945年11月に設置された博多引揚援護局から引揚者の一時宿泊施設の協力要請を受けた「萬年荘」、そこに居る人々と二日市保養所から来た女の哀しい出来事を絡めた叙事であり叙情。戦争は特に女、子供といった弱い者を犠牲にした。物語でも望まぬ妊娠をした女性、また登場こそしないが萬年荘の老女たちを通して戦災孤児にも想いを馳せる。
今回の公演は、今まで観てきた公演に比べると光(照明)と響(音楽)が印象的で、心情表現に優れていた。一方 ラストの大掛かりな舞台装置の(動的な)転換は小さい。しかし舞台技術と相俟って表れた光景は、やはり桟敷童子らしい見事なもの。そして何といっても三婆の愛嬌と悲哀といった相反する感情が物語を力強く牽引する。観応え十分。
(上演時間1時間45分 休憩なし)追記予定