最新の観てきた!クチコミ一覧

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REMEMBER DREAMER

REMEMBER DREAMER

MDP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2006/09/29 (金) ~ 2006/10/01 (日)公演終了

ゲームっぽい。
物語の展開、イベントまでの経路。そういったものがゲームっぽい。そもそも劇中BGMは基本的にFFのものを使用。なのでそういうのが好きな人にはハマるかも。個人的にはもうゲームをしてないので忘れた感覚でした。

「自分症候群~self syndrome~」

「自分症候群~self syndrome~」

tri-be factory

北池袋 新生館シアター(東京都)

2006/09/22 (金) ~ 2006/09/24 (日)公演終了

いーけぶくろー。
第18池袋演劇祭参加作品。「記憶のスープ」「じじこくこく」「papillon」 の三本立て。それぞれの作品には何の接点もなく、純粋にオムニバス。違った色合いを楽しめたという前向きな意見も持てる一方で、一番質が高かった最後の演目を観るまでに疲れてしまったのも事実。回によって上演順を変えるとかしてもよかったかもしれない。

ネタバレBOX

舞台未経験者の起用が目立った。明らかにそう見えるので見守る気持ちも沸いたけど、実年齢の三倍くらいある役をディフォルメさせつつ演じていたのはちょっとなぁ。金を払ってまで観たい芸域ではなかったです。
「協力」に東京ブラジャーがいた。へー、なんでだろ。
センの風とムラサキの陽

センの風とムラサキの陽

劇団バッコスの祭

池袋小劇場(東京都)

2006/09/15 (金) ~ 2006/09/18 (月)公演終了

わたしのー。
年末の紅白で「千の風になって」を見て、これを思い出しました。今後もそういう機会には思い出すと思います。

顔に自信がある

顔に自信がある

柿喰う客

新宿シアターモリエール(東京都)

2006/09/08 (金) ~ 2006/09/11 (月)公演終了

時事。
主役をオーディションで選考した本作。とはいえ、いつもの如くに脇も濃い。「脇も濃い」ってなんか微妙な言葉回しですね。「みんな濃い」に訂正します。モロに旬の時事ネタを扱っていたので、余程に世辞に疎くない限りは分かったはず。世の中って面白いんだなーと思いました。

ネタバレBOX

「親兄弟にバレる」も国家に纏わる物語でしたね。これと合わせてなんかお国柄三本立てとかやらないでしょうかね。デスロックの国際三本立てに対抗する感じで。やらないかー。
R.A.T.S

R.A.T.S

帰ってきたゑびす

「劇」小劇場(東京都)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/03 (火)公演終了

満足度★★★

ぬおお
何と言ってもやはり舞台美術に驚いた。
席について舞台を眺めたときどこから登場するのか疑問だった。
芝居がはじまると暗転に響く新聞紙のがさがさという音、
新聞紙に囲まれた舞台セットの間を通って役者が登場する
これは恐怖感を増す効果があった
得体の知れぬものがこちらに近づいて来る恐怖。

他にも関心するところは多くあったが、
ドアがもっとバタンッと音をたてて閉まれば
なお良かったように思う。

ジェントルマンズキッチン

ジェントルマンズキッチン

劇団6番シード

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2008/06/11 (水) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

まさかのキャスティング
若手公演ということで、結構パワフルな箇所があり、そして静かなところがあり、メリハリがよかったと思います。
オープニングの演出が素晴らしい!迫力があって、一人でニヤニヤしてました。

詳しい話はネタバレBOXに。。。

ネタバレBOX

まず本の話。
設定がキッチン、というだけで面白いし、そこに色々な国籍の人が働いている・・・。ユニークな舞台設定でした。
ただ、もっと外国人という設定を出してほしかったとも思ってしまいました。
せっかくあんな風に色々な国の人がいるのだから、設定に、思いっきり主張が出てもよかったかな。。
きっと、外国の人ならではの苦労や、魅力があったはず。

オーダーメイドで母親の味を作るなら、彼らはきっと日本ではない、自分の母親の味を思い出したと思う。きっと色々な国の料理を思い浮かべたと思う。。。そう思い浮かべると話が広がり、とても面白い題材や設定だっただけに、ちょっと残念でした。

様々な理由があるかもしれないけど、キャストの人数が多いために一人一人の個性が薄れてしまったのも気になった。あとちょっと!と思うキャラクターが多かった。
でも、役者さんの台詞まわしは素晴らしかった!うん、本当に素晴らしく上手でした。

役者さんの話。
初めがちょっと早口で聞き取りづらい箇所が。
しかしぴーちゃんがキラキラ光ってた。外人の役、全体的に上手過ぎでした。かなり研究したんだろうな。とてもとても好感がもてた。
伸びると期待したのはけんごくんでした。

照明の話。
人数が多かったけど、ピンスポを上手く使って見る所を分かりやすくするのが上手かった。色のついた照明で、ワクワクした☆

大道具の話。
とても感心。多いキャスト、狭い空間を上手く見せていた。構造が、なかなか上手かったです。フライパンがおしゃれ♪




ジェントルマンが出てきたとき、「これは・・・まさかのキャスティング・・・!」と心の中で叫んでしまった(笑)いい意味でとーっても裏切られました。
あのバタバタした空気に漂う、ジェントルマンのマイペースな雰囲気、演技・・・。ミスマッチが、面白みを醸し出していました!
それがこの舞台の、魅力なのだなと思います。
「DRACULA」―ドラキュラ伝説―

「DRACULA」―ドラキュラ伝説―

産経新聞社

新国立劇場 中劇場(東京都)

2008/06/12 (木) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

予想外の面白さ
海外ミュージカルのいいとこどりのような気がしないではないけれど、テンポよしきダンスシーンよし歌もたっぷりで予想外の面白さでした!
平日昼とはいえ、だいぶ席に余裕あり。もったいない。

ネタバレBOX

同時期に公演中の海外ミュージカルよりも、はるかに良い出来だと思う。
恐竜と隣人のポルカ

恐竜と隣人のポルカ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/05/24 (土) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

VIVA!石野真子
石野真子のアイドル時代をご存知の世代の人には
相当なツボなんではないかと思います。
かく言うわたしは、若干彼女の時代には年齢が幼かったため
ギリギリ付いて行ってたって感じでした。

出演者全員が役者人生放棄してるんと違うか?な
弾けっぷりで、かなり笑えました。

アイドル石野真子ファンと、ドタバタダークな笑いが好きな人は
観て損はない…というよりむしろ明日の活力のために観るべき作品だとおもいました。
パルコ劇場公演はこの日で千秋楽でしたが、
これから地方公演ツアーに回られるそうで、
大阪に来るのが今から楽しみです。

ME AND MY GIRL

ME AND MY GIRL

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2008/05/23 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

名作
見終わったあとの気持ちがよいこと。
キャスティングぴったり。主要キャストが歌ウマさんなのもうれしい。

劇団四季みたくロングランしてほしくなる名作。

ネタバレBOX

ジャッキー役がわりは、ちょいと女狐っぽい城咲あいは「そういう女かも」となるが、明日海りおは打算の打の字も感じさないかわいさがジャッキーの恐ろしさを醸し出していて、オイラ的には明日海りおに軍配。

宝塚屈指の歌姫さん(出雲、彩乃)お二人が退団というのは寂しいなあ。
歌劇 ~ 音楽 OTORAKU ~

歌劇 ~ 音楽 OTORAKU ~

夢野カブ一座

吉祥寺シアター(東京都)

2008/06/13 (金) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

多分これは
60年代初め頃まで盛んだったと聞いているレヴューショーの系統のものだろう。それもミュージシャンメインで綺麗処のダンサーが居ない奴か。

ネタバレBOX

“サウンド・ドッグ・システム”という発明品のために音楽家の“魂”を買い漁る悪魔_毒蛇魔太郎(島津栄介)。月から来たアイドル歌手マリア(natsu)。狂言回しのバーテンダー_月島海(辰巳蒼生)。マリアをメジャーデビューさせるためにバンドから追い出されたボーカル_夢野カブ。こういった登場人物たちを軸に、ある種の“アングラ劇”みたいに、ワンポイントで突拍子もない事をやる人物がヒョッと出て来る。ほかには、ソウル歌手持田浩嗣さん。弾語りの函館くん。トランペットと手品の辰巳コ五郎さん。などなど。
ちょこっと出て強烈は印象を残したのは「阿佐ヶ谷バレルハウス」のマスター、ex.ピンクフラミンゴの矢野間健さん。ファーイーストゴスペルシンガーズの森崎ベラさん(横浜)。ミスタースリムカンパニーOBの加賀山伸さん(おそらく薬での妄想を延々と話すサイケな寅さん)。
後半お話が断片化して支離滅裂になってくるのだが、演奏で締めるという感じ。
札幌にはゆるく繋がった歌い手たちの集団が幾つかあるのですよ。福岡にもどうやらあるらしい。仙台は層がごく薄い。夢野カブさんたちは中央線沿線一派かいな。
極個人的には、持田浩嗣、森崎ベラといったシンガーを知ったことが収穫大きかった。
幽霊船

幽霊船

劇団サーカス劇場

夢の島公園 特設テント劇場(東京都)

2008/05/16 (金) ~ 2008/05/26 (月)公演終了

満足度★★

テント公演の収穫は…?
夢の島を舞台にした作品をいざ夢の島で上演する!というのは当人たちにとっては本当にうれしいことだと思う。第五福竜丸が本当にそこにあるとは知らなかったし、「ゴミの島」「死の灰」とくれば作家の想像力を掻き立てるものがあるだろうと思う。ただ、初演ならまだしも再演なのだとしたら、もう少し“場”について検証してほしかった。今、夢の島は綺麗に埋め立てられていることを皆知っていながら、観劇に行く道すがらでは何となく「ゴミ処理場」のようなカラスが飛び交う「ゴミ溜め」を想像している。だから、せめてテントの周辺だけでもその“期待”に応えてゴミやガラクタに埋もれるような感覚を与えてほしかった。再演で勝ち取った夢の島での上演、という高揚感は、その紆余曲折を知らないただの観客には伝わらなかったのかもしれない。

ネタバレBOX

ああいった場所での公演は、条件(制限)も多いと思うので、さすがに船は燃やせなかったのかな、とは思うが、そのための野外ではなかったのか、とも思う。火を使うことさえ難しかったのかな。本物の第五福竜丸がすぐ近くにライトアップされているのだから、借景とか、うーん、何かそこも使えなかったのかな、と歯がゆい感じもあった。もちろん、ラストシーンの重点が「火見子の立ち姿」にあるとしたら大きなお世話なのかもしれませんね。
ショウジさんの息子

ショウジさんの息子

渡辺源四郎商店

アトリエ春風舎(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

幸せな出会い!!
これを観てしまうと、今後、若い役者が(若くはなくても年相応とは言えない役者が)老人を演じている舞台がどうにも陳腐に見えてしまうかもしれない、これは本当に危険だ!もちろん、宮越さんがシェイクスピアの台詞を朗々と語るシーンは想像できないので、日常を描いた畑澤作品だからこそその愛すべきキャラクターを活かせるのだと思うが、当日パンフレットにあった畑澤さんの父親への想いも含めて、この舞台の評価のかなりの割合を占めるのが宮越さんの存在だった。それだけに、畑澤さんや劇団が宮越さんを「私物化」してしまいやしないか、といささか心配にもなったり…。だから、宮越さんの演劇界への登場は、本当に危険で幸せだ。

ネタバレBOX

なぜ息子が元・ローカル芸人である必要があったかは、分からなかった。お見合い相手の女性が密かに彼に憧れを抱いていたことへの伏線だけだったとしたら少し寂しいが(というのも元の芸人仲間たちが訪ねて来るシーンが少し暑苦しく感じてマイナスイメージがあったからだが)、女性のある種ストーカー的な好意を際立たせるためか。廃材を組み合わせただけのような舞台セットもよく見ると趣向が凝らしてあって、リアル過ぎる物語に寓話性を加味してくれたような感じがした。
HIDE AND SEEK

HIDE AND SEEK

パラドックス定数

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★

「読後感」ばっちり…!
江戸川乱歩を小中学校時代に読み漁っていた私としては、もともと「大人目線から見た乱歩」をどうにか時間を見つけて自分の中に構築したい、と思っていた。だから、「宿題やりなさい」と言われて、「今やろうと思ってたのに!」とふくれる小学生のような気分になった。…と、それは個人的な事情だが、文系バリバリの台詞と世界観に溺れるのは本当に気持ちいい。乱歩と横溝と夢野久作が知り合いだった、という事実も何故かうれしいし、その3人ばかりでなくその登場人物まで絡んでくる贅沢。また、変に怪奇趣味に走らずに、ちょっとした幻想でとどめた演出も奥ゆかしく、好感が持てた。

ネタバレBOX

うがった見方で申し訳ないが、劇作家か小説家かの違いはあれど、作家が作家の苦悩や葛藤を描くことに私は少し抵抗がある。しかし、それは3人+3人が車座になってああでもない、こうでもない、とエンドレスに議論を戦わせていくラストシーンでどうでもよくなった。3人+3人が、そういったプレッシャーをも乗り越えて、多くの傑作を遺したという事実があったから。本当にまた本を読みたくなった。
億万長者婦人故郷ニ帰ル。

億万長者婦人故郷ニ帰ル。

JAM SESSION

「劇」小劇場(東京都)

2008/04/15 (火) ~ 2008/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇玄人さんたちを味方に!
明転した瞬間から引きこまれた久々の作品!テーマは重苦しいのに、「欲望」「理性」「正義」のせめぎ合いという頭脳戦が楽しくて、終始ニヤニヤしながら見てしまった。まるで明確なテーマが先にあって物語で肉付けされたかのような面白さだ(そういう作風の作家なのかもしれないが)。1956年に書かれた原作だというが、西沢さんにはこういった作品をどんどん掘り起こし、現代によみがえらせてほしいと思った。物語の展開によって(視点が変わることによって)、どういう結末を迎えてほしいかという私自身の正義がコロコロ変わるのも怖かったが、この、永遠に答えの出ない感じは何だろう?と思えば、遺族感情や世論に重きを置いた今の日本の死刑制度に似ているのだ、と思い至った。クレーレは、「復讐」をキーワードに容疑者に対して声高に死刑を叫ぶ遺族のようにも見える。もちろんこの作品にはそれに「金」の要素が加わっているので、そのままとは言えないが、来年以降、同じような選択を迫られる裁判員たちが確実に生まれるのだなあ、と思うと、後味の良さ、悪さは問題ではない、これは一筋縄ではいかないぞ、と何故か覚悟を決めたり…。ずっと後まで影響を与える作品だった。そんな知的な作業をしているだけに、もう少し宣伝ビジュアルを洗練させて、演劇玄人たちを味方につけてほしいと思った。

恋人としては無理

恋人としては無理

柿喰う客

ギャラリーSite(東京都)

2008/04/13 (日) ~ 2008/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★

やったもん勝ち!
他の作品を全く見てない分、ハードルを上げることもなく興味から入り込めた。超ハイスピードな展開にもついていっている自分にびっくり。役者たちが小道具一つで一つの役を入れ替わりながら演じていく演出は珍しくはないけれど、役者の技量は相当なもの。元ネタが聖書からきているというのは興味深く、「恋人としては無理」という人間臭い部分につなげた脚本はよかった(圧倒的な情報量を精査する間もなく終わってしまった感は否めないが)。フランスにも行って(しかもこの演目で!)、凱旋公演なのにたった一日の上演!それ自体がやったもん勝ち!そのまま突っ走っていただきたい。

スケッチ・オブ・ザ・ピザ・ナイト ~香ばしい、春の一夜~

スケッチ・オブ・ザ・ピザ・ナイト ~香ばしい、春の一夜~

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/04/01 (火) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

満足度★★★

どちらの立場で見るべきか
私の年代だと、「トレンディー・ドラマ」といえば“W浅野”とか「東京ラブストーリー」とか、「金はある!愛は軽い!」というものだったので、クライマックスで小田和正やチャゲアスがかかって爆笑!という展開を勝手に予測して見に行ってしまった。だけどそれは若い皆さんが作っているだけあって、「ハチミツとクローバー」だったのだった。もちろんベタなドラマ風の仕草や台詞に笑いが起きないわけではないが(そしてそれを楽しみにしている方も多いようだが)、昔「りぼん」や「なかよし」で読んだ少女漫画の世界にどっぷりと浸かって見てみれば、俄然受け入れ態勢は万全となり、爽やかにせつなくなったりする。そしてそう言われてみればイケメンが多いじゃないか!とうれしくなったりする。劇団の狙いはいったいどっちなんだ?一度の観劇ではまだ読めない。

葦ノ籠~アシノカゴ~

葦ノ籠~アシノカゴ~

黒色綺譚カナリア派

青山円形劇場(東京都)

2008/03/19 (水) ~ 2008/03/23 (日)公演終了

満足度★★

勝手な要求か…
ちょっと気になっていたところに観劇のチャンス到来。
「アングラ」というワードから浮かび上がる、観客を独特の劇世界に「ひきずりこむ」ような言葉の応酬と異形の役者たちの存在感を求めて青山円形劇場に向かったが、趣向を凝らした空間作りには感心したものの、全体的に面白いか(楽しめたか?)といわれると、こういう表現方法もあるよね、程度にしか思えなかったのが残念。やはり「ザ・役者」がいないと難しいのか…。もちろん、こういったお芝居は空間が使えてなんぼ、のところもあるので、そういった意味では次回に期待したい。

humming2

humming2

ポかリン記憶舎

cafe MURIWUI(東京都)

2008/03/18 (火) ~ 2008/03/24 (月)公演終了

満足度★★★

居心地のよい気恥ずかしさ
「わざわざ劇場に行ってまで見なくてもよかったなぁ…」と思う作品も多いのに、カフェ公演!行く側としてはこれはかなりの冒険!必ず開演時間5分前までに到着しないと中に入れないとか…見る位置によって見え方が違うとか…狭いとか…、いろいろな障害はあるが、そういった不便さも公演を成立させている側の気配りで許せてしまった。ありがとうございます。演者が近すぎて気恥ずかしいのはきっとお互い様…!ふんわりと空間ごと楽しむ(味わう)ライブの醍醐味を堪能させていただきました。

ブレヒトだよ!

ブレヒトだよ!

劇団衛星

京都市東山青少年活動センター(京都府)

2008/02/23 (土) ~ 2008/03/02 (日)公演終了

満足度★★

単調さが残念…
だいぶん昔に見て以来、久々の観劇。難しいことを抜きにしても楽しめるけど、難しいことを知っていると更に楽しめる、という知的な遊びに満ちている劇団だと今回初めて知った。見た目も演出も何となく学生劇団風で、成り立ってはいるけれども不安感は常に…(すみません)。それは演出が単調だったからかも?同じ展開でもそれを逆手に取って畳み掛けるような変化があれば、こちらも不敵な笑みでお返しできたかもしれません。あと、私は勝手に「ブレヒトだよ!」の「だよ!」を、「8時だよ!全員集合!」の「だよ!」だと思っていたので、テンションの違いに不意をつかれました(笑)!宣言どおりの幕切れで、そこはあっぱれな痛快さでした。

シナトラと猫(改訂版)

シナトラと猫(改訂版)

MCR

駅前劇場(東京都)

2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

『椎名』を拝見!
初日だったので、これ大丈夫?!というシーンもあったが、それは初日の醍醐味なので一舞台ファンとしては良しとしたい。一度しか見に行けなかったが、十分に満足した。一挙上演するからには、3つの物語をどう絡ませるかが作家の一つの腕の見せ所だろうに、そこを評価できなかったのは残念…そこに乗っかりたかった。また、笑えて泣けてせっかく面白いのに、これまで見に行くことがなかったのは、チラシが目に留まらなかったからのような気がする。これは勿体無い!せめてタイトルと劇団名は読めてほしいな、と思いました。また見に行ってみよう、と思ったのに、次にまたスルーしてしまうと困るので…!

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