最新の観てきた!クチコミ一覧

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屋上庭園/動員挿話

屋上庭園/動員挿話

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2008/02/26 (火) ~ 2008/03/09 (日)公演終了

満足度★★★

人間讃歌
見栄をはったり、意地をはったり、本音をなかなか言えなかったり、本音がなかなか伝わらなかったりする不器用な人間が、不器用に人と触れ合って愛し愛され傷つき、傷つけてゆく。
全力で生きる人の悲しさと滑稽さが浮き彫りになる人間讃歌でした。

不透明な室温

不透明な室温

劇団バームクーヘン

タイニイアリス(東京都)

2007/02/08 (木) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

何が悪かったのか。
焦点はそこですね。今改めて並んだ名前を見ると役者は面白い面子。演出の見せ方にも面白みはあった。じゃあ脚本なのかといえば、別にそう悪くはなかった。ただし、これらは今思えばなので。やる時期が早かったのかもしれません。時代が彼らに追いついていなかったのではなく、単純に彼らの能力と思惑の不一致。今やったらもっと面白くなると思う。だけどもう同じ面子じゃやらないだろうな。そういうもんですね。

Legend~風のなかの塵~

Legend~風のなかの塵~

株式会社エアースタジオ(Air studio)

AirStudio(東京都)

2007/02/01 (木) ~ 2007/02/05 (月)公演終了

ううん?
物語としては日本に人が住めなくなった未来の話で、それでもそこに留まり続ける人々に取材を挑む中国人レポーターとカメラマンがの接触。初めは温和に見えたリーダー格がやがて…。
何度か再演しているらしいのですが、それにしては完成度が低い。先述の通り、変化があるので追って見ていけるものがある。でも過程がない。なんだか急に手の平を返した様に人柄が変わるので、それこそ二重人格に見えるくらい。なので行動の信念もよく分からない。そんな中、結構簡単に劇中で殺し合いとかさせちゃうのが嫌でした。
あと、パンフがないのって寂しいですね。

キスの実

キスの実

核ベビ~コアベイビーズ~

タイニイアリス(東京都)

2007/01/31 (水) ~ 2007/02/04 (日)公演終了

なんだろ、この人ら。
2、3人ものすごくウザい役者がいる。違うの。嫌悪感じゃないんですよ。無視出来ないウザさなんです。愛に近い。しかも1人ならまだしも複数いるってどういう事だ!脚本も時々すげーウザい。なのでやたらと印象に残ります。なんだろ、この人ら。

ネタバレBOX

結構ハイペースでそれなりに完成度の高い作品を送り出してくるのに、本人達はデカくなってやろうぜ!的な気持ちがそんなにないらしいです。なのにそんなにストイックにやれる理由は何処にあるのか。なんだろ、この人ら。
水の簪(かんざし)

水の簪(かんざし)

謎のモダン館

NBCビデオホール(長崎県)

2008/01/20 (日) ~ 2008/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

今まで見たことのない…
今まで見たことのない世界観で、特に後半はゾワッと鳥肌が立つようなシーンもあってとても楽しめました!
上手く言えないんですが、見終わった後もただ呆然と舞台を見つめ続けたい感じ…余韻って言うんでしょうか…見終わった後、自分の中に「何か」が残る作品だと思いました。

バズノーツのマクベスPPR

バズノーツのマクベスPPR

バズノーツ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2006/12/27 (水) ~ 2007/01/07 (日)公演終了

初アゴラ。
思えばこれが初のアゴラでの観劇でした。公演それ自体が既に演出されていましたね。

ネタバレBOX

パンフで降板者のお知らせが載っていて、それがまさかの約20人!だから「残った4人でやります」と。青年団でよくみる、さらっとした前説でその説明がされました。勿論、それは方便。でも4人で「マクベス」をやるのは本当。役者は壁際に待機していて、頭上にメモ帳らしきものが吊るされている。それを捲って出てきた役を演じるというスタイルでした。当時の自分は初めて見るやり方だったので、かなり刺激的でした。
本当は存在しない役者名もパンフに載っています。その中で()が付いて所属名で「劇団ここからはがせます。」というのが(笑)。今後の予定にもそいうのがあります。よく見ると「鷺」という字や「USO800」という言葉が。
ジェントル怒髪天

ジェントル怒髪天

多少婦人

東京アポロシアター(東京都)

2006/12/01 (金) ~ 2006/12/03 (日)公演終了

ジェントルだけど、怒!
脚本提供を受けた「又起請」、酒井雅史の作・演出「程良く過剰な彼女の感情」、渡辺裕之の作・演出「オペレッタ二幕 引一斥」

以上の3本。

ネタバレBOX

本来の団体のカラーと明らかに違う演目をトップに持って来ているものの、全体で見れば正解な並びだった様に思います。それを経て笑いを多く散りばめたものをやって、ラストはお得意の恐怖演劇で締める。後味の微調整も上手く済ませた感じでした。
上海、そして東京の屋根の下で

上海、そして東京の屋根の下で

サンハロンシアター

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2006/11/22 (水) ~ 2006/11/26 (日)公演終了

THE★お芝居。
現代における演劇の方法論とかを追求するのではなく、客席に何かを届けたいという趣旨。予想を裏切る様な物が観たい人には刺激不足かもしれませんが、人伝に過去の出来事を聞くのが好きな人にはぴったり。大人数なので出演時間の差は残念に思うところです。まぁ、規模が大きくなれば事情も沸きます。

コンパクトディスクリードオンリーメモリー

コンパクトディスクリードオンリーメモリー

国道五十八号戦線

明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)

2006/11/10 (金) ~ 2006/11/13 (月)公演終了

CDROM。
ものすごーい規模の図書館の話。そこを守ろうとする人、壊そうとする人、なんだかよく分かんないけどいる人。交錯の末に…。

ネタバレBOX

シチュエーションコメディかと思わせる様なドタバタで終盤まで持って行き、ラストは一気に雰囲気を変えて締める。綺麗な流れでした。え、結局どっちなの?みたいな第三舞台の「トランス」っぽいラスト。観ていると頭を整理しつつなので、「似てるなー」とか一瞬思ってもまたすぐに観る事に集中します。そうしないと置いていかれたまま終わっちゃうから。
CR卒業物語

CR卒業物語

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2008/06/13 (金) ~ 2008/06/16 (月)公演終了

満足度★★★★

新鮮!!
びっくりしっぱなしの公演でした。最初の演出から驚かされました。

それやらないだろーっていうのを堂々とやっていて、面白かったです。

ギャグの内容は好みがあるかもしれませんが、とにかく、新しい舞台を見た気がして、とても新鮮でした!!

想夏のカケラ

想夏のカケラ

Team Good Speed

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2006/11/10 (金) ~ 2006/11/12 (日)公演終了

そうねぇ
雰囲気を作りたかったのだろうけど、作り方が分からなかったのかも。
今でも活動しているらしいのであえて言ってしまうと、演技は壊滅的。台詞を口にするのに自信なさげだし、目の前の相手がどう反応しようと自分は自分で作った人物像があるからそれを壊さずにやる事を目的にしてた。今はどうなってるんでしょうね。変わっている事を願います。

ネタバレBOX

ラストに花火を見上げるのは演出担当の方の中で早い内に決まっていたんじゃなかろうかと。そこに辿り着かせる様に作っていった印象が強いものの、どうも足りないパズルを無理矢理に当てはめてしまった感じ。その前にもうちょっと何かあったほうが良かった気がする。
うなぎとそうめん

うなぎとそうめん

TOCA*

名曲喫茶ミニヨン(東京都)

2008/06/13 (金) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

まるごと舞台
毎回の如く、甲斐の作品には女優石川油は欠かせない。
なぜなら、甲斐の作品自体が生活臭があるからだ。

それは孤独を補う薄汚れた臆病な犬だったり、枯れた鉢植えだったり、生活に疲れたオンナだったり、堕落した色あせた画像が浮かびあがるのです。


ですから、彼の作品には派手な目鼻だちくっきりのオーラのある女優は似合わない。


で、石川油なのです。
彼女には幸薄い役がよく似合う。

非常に素晴らしい女優です。
ビニール袋を提げた、うらぶれたオンナの役を本当に自然に演じてました。


以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX


名曲喫茶ミニヨンでの一室の全てを舞台にした作品。
観客はワタクシ達ですが、同時にワタクシ達はそこに座っている事で既に客という役柄を演じているのです。

ワタクシ達を巻き込み、あたかも本当にそこで起こっていると感じてしまうような設定です。


選曲はボレロとカノンです。
カノン・・・現在の著名な音楽にカノンコードが使われてると言っても過言ではないカノン。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=463875363&owner_id=7113540




荻窪の喫茶店ミニヨンに集まった黒い服の女(川端の妻)とスーパー帰りの女(川端の元カノ)と珈琲を入れ忘れる女(川端を愛したオンナ)の3人が川端が亡くなった今でも、川端を愛し、川端の思い出に浸り、どうしようもない思いにかられる情景を切なく時には激しく揺れながら、それでも自分を騙し騙し今を生きるオンナ三様を描いた作品。


「川端はあなたを抱きましたか?」

妻が珈琲を入れ忘れる女に質問した言葉。
これが妻の全ての感情の集約です。


甲斐の本には必ずといっていいほど、季節や匂いや温度や湿度、埃、食べ物、色が表現される。

それらは生活であり錆びた血の匂いであり、息遣いだ。


表現する手法は決して広くない。
時代を遡り時空を超えてロマンを追求するものでは、決して無い。

舞台の設定はレストランだったり、喫茶店だったり、身近な場所なのだ。
物語りも決して難しいものではない。
切り口は実に単純で現実に起こりうる作風なのだ。



そうして、必ず人間とは何か、生きるとはなにか、という
普遍的なテーマを一貫して追求する。



今回も夏蝉のジージーと鳴く暑苦しい声や、先輩の背中から射す逆光、部室の汗や埃の匂いの表現は素晴らしいです。


よくぞ、ここまで。。

人間の感情の流れを描いたら、彼の右に出るものはいないのではないか?


そう思わせる作品でした。。


相変わらず素晴らしいです。

本能G

本能G

ACTOR’S TRASH ASSH

麻布DIE PRATZE(ディ・プラッツ)(東京都)

2006/10/20 (金) ~ 2006/10/22 (日)公演終了

信長がギューン!
信長がギューンってなって、みょーんってして、便器があって、みんながギャーとかわーってなります。よく分かんないですか。理解しなくていいです。Don't think,feelです。ASSHの番外公演ですが、結構似てます。気になる方はまたの機会を待ちましょう。

プリマ転生

プリマ転生

ロリータ男爵

吉祥寺シアター(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/09 (月)公演終了

満足度★★★

この
くだらない感じが好き。
ふざけてるのかと思いきや、しっかり作ってある感じが好き。

今回は吉祥寺シアターという空間を上手く使った演出だと思う。

立川ドライブ

立川ドライブ

THE SHAMPOO HAT

シアタートラム(東京都)

2008/05/29 (木) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと、な
初シャンプーハット。
今まで彼らが作ってきたものを観たことがない、
そんなわたしにとって今回の「立川ドライブ」はもの足りなかった。
もっともっと緊迫した追い詰められている感じを味わいたかった。

恋-アントン・チェホフ-

恋-アントン・チェホフ-

シンクロナイズ・プロデュース

劇場MOMO(東京都)

2006/10/17 (火) ~ 2006/10/22 (日)公演終了

難解というより頑固。
最近チェーホフを読む機会がありましたが、それまでこれを観たのをすっかり忘れていました。「三人姉妹」を完全に初見のつもりで読んだのに、実際にはこれで観ていたはず。なのに覚えてない。記憶の糸を手繰るだけ手繰ってその理由を考えたら、観たはずのいくつかの場面が思い出せました。それは以下に。

ネタバレBOX

そもそもチェーホフは難しいというか、受け取る側が自分の中で反芻させたり反響させたりしないと味わいが出ません。その分やる側も特に何を意図するでもなくやったら、ただのポーズになってしまう。これを観た時は客席側にあまり影響力みたいなものがないと感じました。むしろ『僕らチェーフフなんてやってますよ。観てください』ってくらいの雰囲気。譲歩がない。あえて難しいものに挑むという前向きな姿勢は充分な評価対象になりますが、やる側がそれを意識しちゃうとねぇ…。
I do I want

I do I want

空間ゼリー

サンモールスタジオ(東京都)

2008/06/13 (金) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

なんでもない話なんだけど面白い
舞台は、とあるとあるサークルの一室。
場を支配する気まずい、重苦しい雰囲気が秀逸!

ネタバレBOX

結局の所、
なんの事件も起こらず、訴え昇華する何かもない。
いや、あるんだけど、それほどたいした物じゃない。

しかし、一時も飽きを感じず80分があっという間に過ぎてしまう。
その場の、イライラ感、重苦しさ、投げやり、将来への葛藤。
そう言った物がとてもよく伝わってきて、それ自体に感動すら覚えた。
川崎プラザホテル

川崎プラザホテル

ラゾーナ川崎プラザソル

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2006/10/12 (木) ~ 2006/10/15 (日)公演終了

【ユニットC】
劇団820製作所「彼」
柿喰う客リンク劇団ごふくだんご「来週は桶狭間の合戦」
IIt's a GREEN!!「Time after Time」

以上の3本。

ネタバレBOX

もうやんないのかなー、ごふくだんご。っていうか柿喰う客リンク。2009年に玉置さんがやるらしい作・演出のあれはまたリンクものとは別なんでしょうか?
It's a GREEN!!はちょっと覚えてる。「たーらこー♪たらーこー♪」のメロディで「そーうじー♪そーうじー♪」って歌ってた。
川崎プラザホテル

川崎プラザホテル

ラゾーナ川崎プラザソル

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2006/10/12 (木) ~ 2006/10/15 (日)公演終了

【ユニットB】
劇鶴「Impact-正義とは-」
劇団Human Dust Union「プライスレス」
演劇集団カナブンズ「初どろ」
柿喰う客「人面犬を煮る」

以上の4本。

ネタバレBOX

正直、柿しか覚えていないのです。目的は確かにそれを観たかったからなのだけれど、どうせなら他のもずっと覚えていたかったです。
王様とおばさん

王様とおばさん

東宝

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2008/06/10 (火) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

娘と孫娘と私、女3世代で観に行きました。
初めて宮本信子さんを舞台で拝見しました。私と同じくらいの年齢かな・・・
心根が優しい、大変かわいい女性でした。舞台って総てがさらけ出されるようですね。

ネタバレBOX

人の魂にはそれぞれ年齢があるという事を聞きました。
作、演出家の福島三郎さんの魂は2000年ぐらいじゃないかな?きっと歴史の登場人物を沢山経験し、人の悲しみを一杯見てきた人だろうと思います。

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