最新の観てきた!クチコミ一覧

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幸せ最高ありがとうマジで!

幸せ最高ありがとうマジで!

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/10/21 (火) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

マンネリ?
期待よりも低かった。永作さん他それなりって感じだったが
常連吉本さんにちょっと飽きを感じる。パルコだからこうなったのかな。
劇団本谷として大切な舞台だったと思うんだけど
その期待に負けた感じがぬぐえない。

蒼天の星

蒼天の星

office「未塾」

大阪市中央公会堂(大阪府)

2008/11/08 (土) ~ 2008/11/08 (土)公演終了

満足度★★★

頑張ってました
1日2回2時間50分休憩なしの長丁場。
1回目 2回目と見るごとに良くなっていました。本公演を企画だとか…ぜひ次の舞台も観て見たいです。

エリザベート

エリザベート

東宝

帝国劇場(東京都)

2008/11/03 (月) ~ 2008/12/25 (木)公演終了

満足度★★★

あらら
朝海シシィ、芝居はいいのに、歌が…。高音がまったくでてない。聞いててすごい不完全燃焼感。ヴィンディッシュ嬢のほうがはるかに声がでてるっていかがなものか。

脇ではヘレネの南海まりちゃんが好演だったと思う。娼婦役もエロチックでよかった。

きみのなかのえもの

きみのなかのえもの

最新旧型機クロックアップ・サイリックス

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

味わい深い
扇貝。
入ってすぐ、シアポケっぽいと思ったことは内緒。
クロサイにはこういう劇場が似合う。
今回の内容は比較的分かりやすいと思った。
現代を生きる私たちは「生きて」いるのか。

ネタバレBOX

「大量」が健在でうれしかった。
男と女の役割が分かれているのも面白いところ。
しかし、なぜハダカにネクタイなんだ・・・
波しぶき

波しぶき

バッカスカッパ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

普通で、よかった
同じ町内に良くある家庭内のゴタゴタ、そんな話だ。飛び道具のないストーリー展開は安心してみていられるし、お互いの心理状態もよくわかる。舞台を観ているというよりも、親戚のイザコザに自分が巻きこまれたような気がする内容。台本には説明不足的な箇所があった(というか話しが飛んでしまった)ような気がするのだが・・・・。

きみのなかのえもの

きみのなかのえもの

最新旧型機クロックアップ・サイリックス

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

新劇場オープンにふさわしく
 豪華な役者陣が、それほど広くはない“扇貝”を縦横無尽に暴れまわる。

ネタバレBOX

個人的にはラストの天野君にしみじみ。あと、自分の身の周りを見渡しても、女子が元気ですよね・・・。
トランス

トランス

中野成樹+フランケンズ

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2008/11/05 (水) ~ 2008/11/06 (木)公演終了

希望ではない演劇
5年くらい、となり町に住んでいたことがあるのに、江古田の町は初めて。なんだか、下北沢みたいな、雑多な感じの駅前。劇場はどこ? とさがすと、なんと、八百屋さんの上に。わりと見つけにくいところに案内が。でも、ちょっと、楽しくなる。

なんだか、演劇が、ひっそりと、生活にまぎれこんでいる感じがした。

多田淳之介さんは、有名人。ファンも多いみたい。僕の後ろの席に陣取った、演劇人らしき人々も、「多田さん、カッコいい」という話をしていた。パフォーマンストークのゲストとして、何度も見かけたけど、演出をみるのは初めて。ここでのレビューなんかをみると、かなりアグレッシブなことをする人みたい。

舞台は、真っ暗。雑居ビルの一室にしては結構広くて、がらーんとしているのは、セットもなにもない空間だから。

席について、開演を待つ間、みんな、熱心に、字がびっしりの冊子を読んでいる。なんだ? と思っていると、それは、多田さん主催の東京デスロックの、次回公演のチラシ。思うところがあって、東京デスロックは、次回公演で、東京での公演を休止するとある。そして、次回公演の予備知識として、ひとつ、評論が、全文掲載されているのだ。小さい字で、びっしり。みんな、これを読んでいたのだ。

東京公演を休止とは、残念。デスロック、観たことなかったから。そして、多田さんという人は、なんだかストイックだな、と思った。周囲を振り切って、走る、そういう才能を持った人なのだろう、とも。

それは、今回の「トランス」を観終わった今、とても感じることだ。なんだか、ストイックで、観客を振り切って、独走。もがいて、苦しんでいるような舞台だったのだ。

ネタバレBOX

開演前に、多田さんが出てきて、「トランス」の物語を説明する。

これが、身もふたもない説明。「……というシュールな設定の作品で」というところで、笑いが起こる。「……というどんでん返しがあって」「……という、さらなるどんでん返しがあって」と、どんどんネタバレして、「……となって、みんな、なんとなく、いい話をして終わる、そういう話を、いまからやりまーす(チェルフィッチュみたい)」と終わる。

つまり、「トランス」を知らない僕のようなものへの配慮なのだろう。そして、この舞台は、物語の面白さを追求しない、ということの表明でもある。これは、形式をみせる、演出をみせる舞台。僕らは、そういう条件付けをされて、舞台の世界に向き合わされる。

作品そのものも、誰かの、語り、という構造。「93年の作品なので、それを考慮して下さい」という、多田さんの解説があったけど、それにしては、今風だ。

役者は、パジャマに、目隠し。手探りで、よろよろと、歩く。台詞は、抑揚のない、機械的なもの。客席と、舞台との温度差が、じっくりと準備されて、観客は、最後まで、観察者として、舞台の、作品の、批評をさせられる感じ。重苦しい雰囲気に、客席はよどむ。

中盤あたりから、4人の役者たちは、3人の登場人物を、入れ替わり始める。この入れ替わりは、結構唐突で、しかも、二人の会話を一人で、棒読みでやったりするので、区別がつきにくい。あえて、そうしているような感じ。とことん、わかりにくい。僕は、あらかじめ教えられたあらすじをたよりに、力なく、見つめるのみだ。

多重人格者の治療のはずが、実は、医者が患者で、患者が医者だった、というのが、説明されたどんでん返し。そして、さらに、もう一人が、実は医者だった、と告白する、さらなるどんでん返しも。

これが、不気味に、演じられる。誰かが、「実は私が医者です」というようなことをいうと、もう一人が、「でも、それは妄想です。実は私が医者です」。するとさらにもう一人が、「でも、それは妄想です。実は……」。終わることのない、妄想のスパイラル。みんな、必死に、でも抑揚なく、目隠しで、声をからして、叫ぶ。異様。

そして、「いい話」。「でも、あなたが私を必要としていることは、真実です」とか、そういうもの。とても空っぽなものとして、見せられる。役者の声をかき消すような、大音量の音楽(空虚なJポップの不気味な寄せ集め)が止まって、暗転の後、明るくなって、目隠しをとって、幕。

なんだったのか。やっと終わった、という安堵の思いがあった。解放されたような感覚。脱力感。無力感。

最新の流行の形式が、93年に流行した演劇の形を借りて、痛烈に批判されている、そんなふうに感じた。そして、それだけではなくて、なんだか、演劇そのものに対する、無力感みたいなものを、感じた。目隠しされて、真実がなにかわからないまま、必要としてくれるものだけを信じてすすむ、役者たちが、演劇そのものみたいに(今、後付けだけど)、映る。

僕は、もともと、小説とか、詩とかが好きだった。でも、なんだか、あちらの世界は、今、どうしようもない閉塞感に苦しんでいる。そして、演劇の世界から来た人たち(前田司郎とか本谷有希子とか岡田利規とか)が、そんな世界の希望として映った。演劇の世界には、まだまだ可能性があると、盲目的に、信じていた。

でも、ずっと演劇の世界にいる人たちから見れば、そんな演劇の世界にも、ある種の絶望を感じることもあるかもしれない。

今、演劇界は、なんだか、お祭りのような感じ。演劇そのものの可能性を疑う人は、少数派だろう(自分の可能性を疑う人は多いけど)。そんな中、多田さんのストイックな、演劇そのものに対する無力感は、熱にうかされた演劇への、鋭い批評として、重要かも。周囲の狂騒を振り切って、ずっと先のほうをみているみたいだ。

その分、多田さんによって、観客としての僕らには、結構多くのものが求められている、あるいは、(あきらめて)求められないでいるのかもしれない。

今回は、かなり、きびしく、苦しく、つらい、観劇だった。気休めの希望は、与えられない。うすっぺらなJポップにも負けてしまうような、演劇というものは、そもそも何なのか。そんなことを、知らないうちに、考えさせられる、舞台だった。

<追記>
他の方々のレビューを読ませていただき、血の気が引いた。なるほど、最後に役者たちが目隠しを取って、目をしばたたいているところに、希望のかけらをみることもできたのか、と。

僕は、舞台よりも、自分ばかりをみてしまっていて、舞台にこめられているものよりも、自分が先に(目の前の舞台を観る苦しさから)解放されてしまい、それで、安心してしまっていたのかも。

まだまだ、正面から、舞台と向き合うことが、できていない証拠。目が覚める思いがした。それだけ、この舞台が、真摯な姿勢で作られているということだと、思った。

(満足度の評価は、留保させていただきました。)
テキサス芝刈機

テキサス芝刈機

クロムモリブデン

青山円形劇場(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★


予想外に感動作。

円形にしては客席と舞台が遠く(物理的にではなく)感じましたが、クロムの世界を堪能したという意味では今まで1番かも。何度も鳥肌がたちました。
(ちなみに私は「サルキュー」が初クロムです。)

公演期間が短いので1回の予定でしたが、リピーターは1500円だし時間も空いてるしでリピート。

髪の色とメイクのせいか、とかげさんがサトエリに見える瞬間が・・

来年のレッドシアターではフルメンバーのクロムが観たいです。

ネタバレBOX

鳥肌がたった所

・ゾンビーズが救助隊に。
・ミクの「痴漢と聞いて何を思い出しますか?私は何も思い出しません。」
という台詞の本当の意味が分かった瞬間。
・過去を乗り越えた後のミクの笑顔。

今回も金沢さんが可愛らしい。
幸田さんとの「ファー」「アイアン、アイアン」とか、猫のように威嚇するとか。

「世界の車窓から」やワンダのCMの曲など音楽も楽しかった。

2度目で気付きましたが、ミクの鞄に付いてるバッジ?がカッコ(ミクの過去ってことか・・)の服と同じ柄でしたね。
昭和島ウォーカー

昭和島ウォーカー

パルコ・プロデュース

東京グローブ座(東京都)

2008/11/02 (日) ~ 2008/11/23 (日)公演終了

満足度

舞台をナメてるのか?
話題のヨーロッパ企画。
興味あるから行かないか?と言う友人に連れられ観劇。

しょーじき、つまらなかった。70%は寝てたかな。
「笑ってください」「感動してください」と言わんばかりの、ありふれたごくごく普通の脚本と演出。
照明・音響効果がまったく意味をなしてなく、感心したのは金かかったんだろうな、という舞台美術のみ。舞台でやる意味あったんだろうか。
役者陣も下手糞ばかり。
これで8500円なんて詐欺に近い。

客席の9割以上が女性でした。

機械と音楽

機械と音楽

風琴工房

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

初めから
惹きつけられました。ストーリー、舞台セット、演出、音楽、全て良かったです。特に音楽が美しかったです。ロシア革命の事を予習していけば良かったと後悔ですかね。そして素晴らしいお芝居を有難うございます。

きみのなかのえもの

きみのなかのえもの

最新旧型機クロックアップ・サイリックス

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

飽きさせない舞台
博多扇貝。入ってすぐわかった。シアターポケットと同じ感じ。
天井低いし、座席は桟敷。靴脱いで座って。
でも良かった、クロサイはやっぱり素敵♪
ポストトークで川原さんの扇貝ができた話しを聞いて
すごく応援したい気持ちがわいてきた。
シアポケが怪しい雰囲気の路地の奥にあったのと対照的に、
扇貝はサンパレスホールというメジャー劇場の下にある。
入りやすいのか入りにくいのかわかんないって(^^;
あと環境等を整えて4月からの貸し出しを目指しているそうだ。

ネタバレBOX

森久さんは芝居も上手しけど、司会も上手い!
ちらしの自転車・・・やっとわかった(^^;
ワールドシンフォニー

ワールドシンフォニー

アタラシプロン

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

道程に続く不条理劇
アタラシプロンは朽木晴彦がピンでやってる劇団だ。MUみたいなものだ。最近、こうゆう形の劇団が増えたような気がする。メリットもデメリットもあると思う。
最大のメリットは脚本によって、イメージどおりの役者を投入できる事ではないだろうか?
そして、今回のキャストも実に秀逸だった。

以下はネタばれOXにて。。

ネタバレBOX




朽木が書いた前回の「道程」は模倣家族を演じるという不条理劇だった。

今回も彼独特の不条理は突っ走っていた。彼の路線は今後もこういうダークな色合いで進むのだろうか?今回の「ワールドシンフォニー」は彼自身の協奏曲でもあったような気がする。今回の最大のテーマは愛だ。それぞれがそれぞれの思いを抱え空回りして落ちる。

愛が欲しいが為に誰かの乾いた残像を追い求め、心の隙間に音もなく忍び寄り囚われる。囚われたそのものは何か?それも愛なのだ。

心の病で入院中の姉が居た。姉が壊れてしまったのは元恋人から裏切られたせいだと思い込む妹。妹は復習を誓い元恋人の弟を利用して陥れ元恋人を殺させる。入院中の姉には特別な能力があって彼女が絵を描いた人物を死に追いやる事が出来るのだった。この能力を利用して妹は、自分の邪魔になる人物を次々と殺していく。

姉は担当のドクターから心が壊れているのをいいことに、遊びと称して性的虐待を受けていた。そのことを世の中に暴露する看護師。やがて、ドクター自信も壊れていく。

一方で姉は妹が大好きだった父親から性的虐待を受けていたことを妹に告白する。元恋人は実父から姉を助けたという真相を始めて知って愕然とする妹。そして、狂っていると思っていた姉が正常だったことを知る。

何が正常で何がそうでないのか。濡れ衣をきせられて殺されてしまった元恋人。全てが少しずつ狂っている。

生きるってしんどいね、と妹。

一人の少女が生きる過程を描いた作品だ。まさに『道程』なのだ。彼女が抱く悩みも混迷を極めている。だから叫び、悩み、苦しむという熱さがある。生きる、ということは、逃げる事も隠れる事も出来ない。だから、少女は死にたかったが死ねなかった物語を、朽木特有の温度で描いている。暗い闇を持った少女の苦悩は、どうしようもなく青臭くて幼稚なものだったのかもしれないけれど、こうやって底知れぬ深い闇にはまっていく。


朽木の作品は次回も観ようと思う。彼の書く作品にはそう思わせる何かがある。




ピンぼけの日、病んだ魂

ピンぼけの日、病んだ魂

メガロザ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/11 (火)公演終了

満足度★★★

ある意味、ワールド
"説明"のようなざっくりな雰囲気は伝わったが、詳しくは伝わってこなかった。か、途中で作りこみはグダグダになったか

SHOW BOOT

SHOW BOOT

女王陛下

OFF・OFFシアター(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/10 (月)公演終了

満足度★★★

小劇場ミュージカル
小さな小さな、だけどミュージカル。とても好感が持てました。詳しくはネタバレへ。

ネタバレBOX

オアシズと、女王陛下のミドリちゃん、大地輪子さん、グラビアアイドルの福田麻衣ちゃんが、とにかく歌って踊って、大サービスの作品です。正直最初の方はひどくつまらなかったけど、こういうものだと割り切って観れた中盤以降はとっても心地よい時間でした。ショービジネスの世界にあこがれ、とにかく観客を楽しませるという点で、5人とも小さな空間を所狭しと踊り、歌ってました。これは、演劇ではありません。ショーととらえるのがこの作品を楽しむこつだと思います。

なにしろ5人の女性のみですから、逃げ隠れのできない状況です。ほとんど5人とも出ずっぱりだし。やはり女王陛下の二人は素晴らしいですね。楽しませることに徹してました。光浦さんや大久保さんは、もう既に有名人だけど、(OFFOFFの外の花がすごいことになってました!)テレビで見るより数段よかった。ツボは同じなのに、好感度抜群です。福田麻衣ちゃんも、コスプレに水着に大サービス!みんなで歌って踊って、それはそれは楽しそうだった。

でも、それがすべてです。女王陛下の公演は、前々回、前回と、少しずつパワーアップしてますが、このスタイルで確立したのでしょうか?小劇場でのショービジネス。うーん、それってかなりニッチだなぁ。
邪沈(ヨコチン)

邪沈(ヨコチン)

乞局

笹塚ファクトリー(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/10 (月)公演終了

過去三作の中では最も好き。
突発に思える人物の行動に今回は背景や繋がりがよく見えました。その上で迎えたから、嫌気の差す様な場面も「瀬戸際の事態」として受け取れた。
事前にあらすじを読んでおいたほうが補完出来るかも。

ネタバレBOX

アフタートークで収穫。下西さんの変わった題目・人物の命名や作風についての話だけでなく、岩井さんの作品の作り方もチラッと。何より二人の会話そのものが愉快だった。上手かった訳じゃなく、むしろその逆で。
波しぶき

波しぶき

バッカスカッパ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★

過去の闇
一言で言うとこんな感じ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

とある町工場の夫婦は子供が欲しかったが、中々出来ない。原因は夫婦の両方にあったが、この夫婦はお互いの事を思いやって本当のことが言えない。

妻は子供が出来ないのは自分の体が原因だと、同じサークル仲間の男に相談する。同じように夫も従業員の矢守に最近の妻の様子がオカシイ。子供が出来ないのは自分の体に原因があると、相談をする。

ここでの夫(社長)の気弱な仕草が観ていて楽しい!(^0^)
なんだかんだ言って夫婦はお互いを愛しているのだ。

一方で、従業員の矢守は金子社長の父親から暴力を受けて育った過去があった。矢守は仕返しとばかり、この工場を潰そうと画策した結果、工場は潰れかかる。

矢守の本来の目的を知ってしまった妻は、矢守の裏切りを心優しい夫に知られないように配慮するが、夫は全てを聞いてしまった様子で、夫の下した最後の決断がとても男らしい。

弱々しく見えた社長がいざという時にとった行動が何とも憎いのだった。
妻を最後まで守ろうとする姿勢は8年前の約束どおりこれからも、ずっと君を守っていくよ。と暗に正している。更に矢守が持っている過去への執着を、ここできれいに清算させる。

この作品に作家がどんな思いを託し、何を描こうとしたのか、そこを外してしまったら芝居をやる意味がない。
オリジナルは世の中にアピールしにくいという現実があるが、作家が自分なりに掴んだ「書きたかったもの」の根幹は人間の本質なのかもしれない、と私は思う。この作品は大きなうねりはない。派手さもなければ、パラダイスなはっちゃけたシーンもない。むしろ、地味で日常のどこにでもいるような夫婦と下町の潰れそうな工場なのだ。そんな普通さをとらえた物語で、暖かい作品だった。

どこにでもあるような言葉で語られる人生の断片。飾り気のないセリフ。いい意味でがらんどうで風通しのいい物語。乱雑な生活の匂いのするセット。お人よしの社長と従業員矢守の温度差。最終的に矢守はこの工場を陥れてしまった事に苦悩する。そうした自分の不誠実さをリセットし、もう一度やり直そうと改める。静かだが矢守の苦悩を爆発させる瞬間でもある。

この物語のもう一つの特徴は「平行線をたどる」ところにある。最後まで何も変わらないし、始まらないし、終わらない。

誰にでも自分の身の丈、自分の尺度の生活というものがある。誰でも最終的には落ち着くところに落ち着くのだと私は思っている。この人達にとって、それはたまたま元の場所に戻る事だった。表面的には後退かもしれない。でも自分の居場所を再確認したこと自体が、限りない前進なのだ。

この物語は傑作だからみんなにみてもらいたい、というのとはちょっと違う。舞台の出来不出来の評価なんてどうでもよくなってしまうような、個人的で身近でノスタルジックな感じがある。

ここの登場人物全員に、どうか挫折する事を恐れないで、と言いたくなってしまうのだ。さまざまな紆余曲折経て、遠回りしながらの過程こそが人生の面白さだと私は思う。


テキサス芝刈機

テキサス芝刈機

クロムモリブデン

青山円形劇場(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

楽すぃかった。
クロム流「不思議の国のアリス」って感じがしました。お得意のアニメ的でコミカルな人物造形と描写が印象的。アニメ的というか、うんと、まぁ、あれね、な人物も約一名(笑)。
観たらなんだか元気が出た。

ネタバレBOX

taraさんのコメントで気付きました。確かに奥田さんの涙は席によって見えなかったかも。良かった、オレは見えたぜ。
木村さんを初めて見たのが時間堂だった自分にとって、あのはしゃぎっぷりは抱腹。
あぁ麗しの キャバレー銀世界

あぁ麗しの キャバレー銀世界

劇団・奏天

Gate's7(福岡県)

2008/11/04 (火) ~ 2008/11/07 (金)公演終了

満足度★★★

心地よいビッグバンドジャズ
音楽好きの僕としては、がっちりとそろったビッグバンドで40年代の歌謡曲をしっかりと演奏してくれたことが雰囲気があってたまらない、欲を言うならもっと聴いていたかったと思います。

びっくり校長先生

びっくり校長先生

動物電気

駅前劇場(東京都)

2008/11/01 (土) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★

ど前デど堪能
良いなぁ。
いつまでも、いつ行っても、おんなじことしてて欲しいなぁ。
という贅沢さ。

ベテラン劇団員が2名程出ていないのが、寂しいっちゃ寂しい。
良く知らない俳優さんがいっぱい出ているのが、「出ている」だけなのは切ない。
けど、電気のベテラン陣並の働きをされても、きっと「むっ」としてしまう。

初めてA列なんて、前の方で観たもんだから小林さんが「おもしろいこと」を
やりに来るんじゃないかとひやひやわくわくしてしまった。

ネタバレBOX

森戸さんの丁丁発止の大活躍と、美穂さんの煩悩に大満足し、
ゲスト山田伊久磨さんの「おもしろいこと」に得した気分になる。
なんか、批評させないパワーを感じるのです。
素敵だ。
邪沈(ヨコチン)

邪沈(ヨコチン)

乞局

笹塚ファクトリー(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/10 (月)公演終了

満足度★★★

赤いセーター、緑のスカート
なんだか、とても、身内贔屓に観てしまった為にちょっと判断保留な部分もありますが、笹塚ファクトリーの「劇場」感に巧くハマっていたのではないでしょうか。
乞局は乞局の空気を醸せるかどうかにかかっているなぁと思います。
それって、すごいことです。下西さんがすごいのかなぁ。
俳優陣がすごいのかなぁ。

ネタバレBOX

とはいえ、個人的にはアゴラで観た時の方が、「観てはいけない個人的感情の発露」が生生しかったのは、客席が遠いせいでしょうかね、どうだろ。

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