闇に咲く花
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2008/08/15 (金) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
ほぼ泣きっぱなし
7年前よりも熱く、身にしみる感動。はつらつとした役者さんが作る、笑いの健やかさは青天井。ギターのソロ演奏に心が震えます。若い俳優に受け継がれていく演劇界の財産だと思います。
ボクコネ
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★
好みではなかった!
いやはや・・・皆さんの評価があまりにも高いので、もしかしたらワタクシ・・・人と感性が違うのではないか???と感じてしまう猛暑びより。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
物語の軸は引きこもりの板垣です。
板垣は引きこもりだが、ここのアパートに住む住人は勝手に板垣の部屋に集まり、TVを付けたり、お菓子を食べたり・・・ひとつも板垣を一人にしてくれないのだ。
板垣は迷惑そうだが、やれやれ仕方ないな~ってな感じで迷惑な人達の行動をどこかで許しながら過ごしていく。
このおしかけ的な二人の住民のお陰で、板垣は孤独ではないのである。
ある日、「宇宙旅行に行こう!」の応募に当選した。という触れ込みでクラブツーリストの社員の二人がやってくるが、この二人も板垣の部屋で勝手にやりたい放題色々な計画を練る。
たぶん・・このシーン全体はコメディとして表現したかったのだろうか?
笑いの要素が少ない。もう少し笑わせて欲しかった。
不思議な宇宙人とおばあちゃんとの会話もいまいち、のれなかった。
何故、のれなかったのだろうと考えると・・・・それはたぶん、大家さんという設定のおばあちゃんが、役の上ではおばあちゃんなのに、田中沙織(柿食う客)の年齢のまんまで芝居をしていたからだ。
このことが違和感がありまくりで、ワタクシ自身が芝居という空間に入り込めなかった理由だ。
なんだろ?この違和感。
この違和感が最初から最後までずっとずっと、ひっかかって乗れなかった。
これが高羽のあえての表現だとしたら、その手段はワタクシには理解出来なかったということだろう。。
それにしても柿の田中はそのマスクや雰囲気からも柿の舞台では自分を出せないだろうなぁ・・。と感じる。
役者とは自分の居るべき場所で自分を表現してこそ、役者なのだ。
水の中でしか生きられない魚のように・・。
芝居の後半、板垣が板垣のばあちゃんの思い出を語るシーン。素敵です。
小さい板垣の為に採った蝉が逃げないように羽を半分切ってしまった回想。
・・もうあんなに俺を愛してくれる人は現れないだろうなぁああ・・。
最終的に板垣の部屋で始まったきっかけから、小競り合いになり、板垣と大家さんと不思議な宇宙人以外は全員死んでしまいます。
人類滅亡の危機は板垣を冷凍保存することで、解決したようにも見えるけど・・・男だけが残ってもね~。。
不毛なので御座います!(^^;)
追越し禁止!?
BIJYOGI-JCT
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/08/15 (金) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★
こ、これは‥
アフタートークが一番おもしろいという‥
久ヶ沢さんを生で見られたと云うだけで満足です
ネタバレBOX
初日だからか、台詞が飛んだり間が悪かったり。
そんなことより、台本が悪いのか内容が古典というか
ひねりがないというか、一言で云うとたつまらない!
小林賢太郎のKKPつながりで来てる人が多そうな
雰囲気でしたのでまだ助けられてましたが、
上手な高校生の文化祭みたいなレベルでした。
いやー鳥肌たったw
久ヶ沢さんの人柄で★ひとつおまけ。
ボクコネ
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった(^^)
始まる前からの期待感・・・凝ったセット、期待は裏切りませんでした。
評判も良かったので、楽しみにしていました。皆さん好演。一人一人の役が
はっきりしていて、場面場面での切り替わり見事でした。
また観たいと思いました。
ネタバレBOX
インパクト大。田中さんと酒井さんの大家さんと宇宙少女の戯れ可愛かったです。大家さん可愛すぎ(笑)。犬のように引っ付いている宇宙少女、キオスクごっこ笑いました。お二人の目線が気になって仕方がありませんでした。
芸の道
騒動舎
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2008/08/15 (金) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★
8割むっちりみえっぱり
この独特のシュール感、それでいて隙の無い巧みな言い回し、むっちりメンバー3人による作・演出は伊達ではない。
さらにむっちりとも競演のある黒田氏・斉藤氏によってさらにむっちりみえっぱりのモゾモゾ感が随所に感じられました。
少々荒い部分や間の悪さを感じるもの、黒田ファンでむっちり好きな私には十分に楽しめる作品でした。
腹からではなくヘンな所から笑いたい人にはオススメです。
ネタバレBOX
むっちりとの競演がある黒田氏・斉藤氏によってほぼ八割むっちりな仕上がり。騒動舎としての立場はどうなんだとか、深いことは考えずにおきましょう。
数編のオムニバス形式でほぼ全編を通して黒田氏が主軸となっていました。
彼の演技だけでも十分に楽しめるというか、むしろ彼がいてこそ成り立っている感もあったり。彼が演じる数人のキャラがとにかく秀逸。
その他無謀なモノマネや、なぜそこまで踊りたがるのか、などなど、ヘタをすれば観ている方が恥ずかしくなる部分もありましたが、そこは好みの問題でしょう。
本日初演でしたので、楽日にはもうちょっと煮詰まっていそう。
ボクコネ
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
駅前でも大丈夫。
役者一人一人が好演。すっとぼけた設定とゴドーのような時間つぶしもラスト前のシーンで納得。確かに楽日頃にもう一度観たくなる。
ネタバレBOX
ラストの星空は宇宙船のエンジン音?も込みで吸い込まれそうにすごい。
服部!
風雷紡
シアターシャイン(東京都)
2008/08/13 (水) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★
初観劇
30代の役者のみで構成。
ユニコーンをテーマにしたオムニバス。
という情報のみで観劇。
「途中休憩50分はさみます」と聞いてびっくりしました。
セットを動かします、と言っていましたがそこまで動いた形跡はなかったように思いました。はて?
ネタバレBOX
4本のストーリーにかわるがわる役者が役を変えて登場します。
おもしろいなあと思ったのは、やはり役の得意不得意があるようで、この話ではあまりよく見えなかったのに、こちらの話ではとてもよくみえた、と思えた役者さんがいらっしゃったこと。
芝居は1本1本しっかりつくりこんだ印象。
つくりはちょっとレトロ感有り。ベタなラブシーンのせい?
何度も抱きつかれると客の私が少し照れる。
ユニコーンがとても懐かしかったです。
ボクコネ
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★
ツッコミ所満載で
ナンセンスな話が◎。
沼田宏の場合。
モノヅクリズム ソラトビヨリ。
劇場MOMO(東京都)
2008/08/12 (火) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★
なかなか深い!
自分が陪審員だったらと置き換えながら観ました。ついつい自分と比較したりしてしまいがちですが、私情はよくないですね。霊界陪審員の考えを一つにまとめるのは大変です…地獄チームだけしか観れませんでしたが、天国チーム結末も気になります。
レストランSEVEN STARへようこそ
らちゃかん
萬劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★
初日とあって大入り
華やかで、開演前にウキウキする感じは久し振り。でも、ちょっとあわててかんじゃったり、動きはいいのにいまいちお腹から笑えない・・・残念。それぞれのキャラを最大限に出せる演出を今後期待してます。
ボクコネ
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★
やっぱり観に来て良かった〜。
満足!観に来て良かった〜と思える芝居でした。
脚本・演出・役者etc・・・すべてが1つになった舞台
初日だったので楽日はもっと良くなっていると思うと、もう一度観たい!!
生憎
劇26.25団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了
満足度★★
生憎だった・・・
劇場の使い方、舞台美術はとても良かった。始まるまで「ここをどう使うのか」と楽しみだっただけに、盛り込み過ぎて中途半端感が残ったのは残念。
しかし、この劇団の他の作品も観てみたいと思いました。
星影のJr.
庭劇団ペニノ
ザ・スズナリ(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/20 (水)公演終了
満足度★★
見るも地獄・・・
役者さんたちはみんな上手な役者ばかり・・・
でも、無意味なシーンとか意味不明なストーリー
時間が長く感じました。
劇場が狭いため途中で帰るわけにもいかず、本当に地獄でした。
演出、脚本家はこれでいいという自己満足なんでしょうが、観るほうはたまりません。
疲れました。
レストランSEVEN STARへようこそ
らちゃかん
萬劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★
うーん・・・。
役者の方は、結構上手な人が多い。
衣装も曲もレストランの雰囲気が出ていると思う。
でも、みささんの言うとおり、話が簡単すぎる、、かな。。
そしてコメディーなのに、笑いが足りない。
切れが足りない部分もたくさん。
なんて言うか、ちょっと全体的に普通すぎる。。
笑いを取りに行くならば コメディーというならば
もっともっと被せてきてほしいし、もっともっと笑わせてほしい。
特定のキャラクターで笑わせるのしかなかった気がした。
見ていて「ああ・・・コメディーってやっぱり難しいんだなあ・・・」と思ってしまった。。
とりあえずネタバレBOXも。
ネタバレBOX
気になった所をいくつかあげてみる。。
・キャラクターが多すぎて、ストーリーの要点が分散している
・キャラクターが多いせいでそれぞれの個性やエピソードが薄くなってしまっている
・笑いの要素が少ない
・ストーリーの筋や伏線が弱い
・丁寧に描きすぎで、無駄な部分が多い
・・・本の話ばっかりになってしまった・・・(汗
役者さんは結構上手かったからなあ・・・
全体として、悪いイメージは感じないのに。。
うーん。勿体ない。
レストランSEVEN STARへようこそ
らちゃかん
萬劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★
びみょー!
オープニングは「を!魅せてくれるんじゃね?ワクワク!!」
だったけれど・・。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
ストーリー自体は相原という男が店長としてレストランにやってきたところから物語りは始まる。。
このレストランに関わる人たちのドタバタ劇な感じだが、いまいち、笑いが足りない。
物語が単純すぎる。
役者陣は華があって、それなりに魅せるのだが・・・。
もうちょっと、本に工夫が必要かも。。
ボクコネ
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしかったです!
脚本、演出、役者、スタッフどれも素晴らしかったです。あと田中沙織さんがかわいかった。やや下手の前の方が観やすいと思います。良い席で観るなら早めに行った方がいいかも。開場時点で結構人がいたので。
ボクコネ
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
これぞ!小劇場!
見終わって「よかった!見に来て。」と思わせてくれた、とても見応えある面白い作品でした。
ネタバレBOX
おばあちゃんは、なんでかわいいままなの?役者さんがかわいいからかな?と思いました。
不毛会議
1970 PROJECT
「劇」小劇場(東京都)
2008/08/12 (火) ~ 2008/08/20 (水)公演終了
満足度★★★
会議と言うよりは・・。
軍人の建前と本音の物語。
以下はネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
鬼頭役演じる小坂と綱吉少尉役演じる谷戸がすんごくおもろい!
先に敵陣に向かって飛び立って散った荒畑中尉の敵をうつべく綱吉少尉率いる6人は自分達が飛び立つ作戦を練る。
新村は自分なりの作戦を立て提案をするがその事案に反対か賛成かの表決をとろうという事になるが、いざ蓋をあけてみると・・・一枚だけ反対票があった。
その票によって軍人達の間に乱れが生じる。
命は大切にしなきゃダメだ!無駄死にしちゃダメだ。と本音で説得する山本とあくまでもお国の為に死ぬ、とゆう建前派の鬼頭との小競り合いが観ていて楽しい。
反対票を投じたヤツは誰か?
などとなじり合いながらも、中々出陣せずに不毛な時間だけが過ぎてゆく。
そんなおり畑中中尉が生還してから事態は思わぬ方向に流れる。
無事に戻った事実から敵と言う名の出陣をせずに済むと喜ぶ派。
なぜ、生きて帰ってきたのか、生き恥をさらさないでくれ。と歓迎しない派。
畑中中尉も妻も無事に帰還した事が仲間の軍人や国民から歓迎されないという情勢を知っているだけに、傷つけあってしまう。
戦争の本当の恐ろしさは蝕まれた人の心なのだ。
荒畑中尉は妻のタマミに罵られ、生きる希望を失い自暴自棄になって精神が不安定になる。
そこで、山本と意見の食い違いから山本をナイフで刺そうとするが、小競り合いの末、反動で山本が中尉を刺した形になってしまう。
山本は反逆罪で縛られ椅子に固定されるが、綱吉少佐は彼の耳元で囁く。
「お前は何も間違っていない。でも世の中がいつも正しい方向に進むとは限らんのだ。」
この言葉は重い。
夜中、山本が縛られている部屋に侵入した中尉は
「何よりも恐いのは生きている事を認めてもらえず、誰にも相手にされず長生きしてしまう事だ。」と独り言のようにつぶやく。
そんな空気の中、ラジオから天皇の敗戦の言葉が流れる。。
喜び笑う山本。
「何故、笑った?!」と山本を射殺する中尉。
戦争がもたらした闇。
外は薄桃色の櫻が満開だ。まだ散ってはいない・・・。
最後の桜のセリフは、山本の妄想なのでしょうか?
終戦は夏だから、そうゆう事になるのよね?
解り易い劇でした。
役者陣の演技は素晴らしいです。脇は居ない。
阿片と拳銃
劇団M.O.P.
紀伊國屋ホール(東京都)
2008/08/06 (水) ~ 2008/08/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
すごい。
素晴らしすぎて言葉もないです。この気持ちを言いあらわすにふさわしい言葉が思い浮かばない。
どうしてももう1度行きたくて、楽のチケットを取りました。楽しみです。
ネタバレBOX
場転が多く、しかも過去と現代(でも1960年代)を行ったりきたりします。
私は、場転が多いお芝居は苦手なのですが、この作品はすんなり観られました。
むしろ、場転が多いことで、パッチワークように、はじめはちいさなパーツがだんだん繋がり、それが大きな衝撃になっていく。それが心地よかった。
丁寧に作られた映画を実写で観ているような、切ないけれど愛に満ちた、心に染み入るおはなしでした。
終演後の1曲が、物語のイメージと全然繋がらず、「今日は余韻にひたりたい」と思っていた私には「無くてもいいのでは・・・」とも感じてしまいましたが、あれもこの劇団の良さの1つなのでしょうね。
そして、「楽しかった~!」という気分になって帰ることが出来たのは、やはりあの1曲のおかげだったのでしょう。
あと、大変失礼ながら、キムラ緑子さんのことをよく存じ上げず、ちりとてちんの菊江さん役のイメージしか無かったので、舞台ではあまりにもかわいくて素敵で可憐な(そして老婆な)緑子さんを観て、大好きになってしまいました。
テレビより、舞台向きのかたかもしれませんね。
ソープオペラ
演劇企画CRANQ
TACCS1179(東京都)
2008/08/13 (水) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
初日
観てきましたっ!
解りやすく、とっつき易く、たっぷりのユーモアでボリュームたっぷりの内容でも飽きさせず、最後まで笑いながら楽しめました!
肩肘張らずに楽しめる作品だと思います。
吉田智則さん、若林直美さんの演じる新婚夫婦の微妙な距離感がとっても良かった、他の夫婦役の方々もそれぞれに考えさせたり、暖かい気持ちにしたりと見せ場の多いラブストーリーでもあって、誰かと二人で観たいお話でした。
お奨めです。