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祝/弔[祝─駅前劇場側]15日本日千秋楽

祝/弔[祝─駅前劇場側]15日本日千秋楽

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

駅前劇場(東京都)

2008/09/04 (木) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★

単品でも楽しめるが
祝→上映会「妊婦/SONJO」→祝→弔と観劇。
祝は最初、人間関係を掴むのに戸惑いましたが、「式」が始まる当たりからはそのドタバタ感に笑いが(笑)
関根さんは彼の劇団でも見てますが、あんな姿は新鮮でした。
祝だけでも充分楽しめたのですが、妊婦を見たら更に神脚本で最高でした。
妊婦を見てから祝を見たら人間関係の繋がりが更に分かり面白かった。

妊婦でハードルが上がってしまったからか、弔はイマイチでした。

このシリーズで久米さんの明智さんのキャラが大好きになりました。

ネタバレBOX

祝のラストの息子落ちは、妊婦を見てないと母親の人だと気付かないですね。

弔での明智@久米さんに奇跡が起きないイマイチ感に正直ガッカリでしたが、20年たって、劇団員がいなくなり演劇をつくれなかったから技が落ちたと思えばいいのかな?

結局あの隠し子は嘘?
河童

河童

青森中央高校演劇部

国立劇場 大劇場(東京都)

2008/08/31 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

全国制覇!超高校級!
青森演劇鑑賞会例会で「修学旅行」と同時上演された「河童」を見ました。

初日の本番を見て、二日目の本番を観劇するのをためらってしまいました。
なぜなら・・・・・
内容があまりにも「切ない」から。
河童役のコがあまりにも「かわいそう」だから・・・?いや、!自業自得!?
あ、これ以上はネタバレ・・・

最近、畑澤聖悟作品に連続でかかわらせて頂き、すっかり畑澤作品に惚れ込んでいる自分として、戯曲の完成度の高さが申し分無しなのは当たり前。
しかし、それ以上に演じきった生徒さんたちがすごすぎる!!

実はここ数年、高校演劇で勝つためには脚本力が重要で、生徒の力はほとんど関係無いのでは?と思っていました。
しかし!そんな考えを完全に覆されました!
全国制覇出来る高校生は、やっぱりちゃんと芝居が出来ているから脚本が活きるんだな~と・・・
逆に、他に生半可な気持ちで「河童」に手を出しても、全くつまらない芝居になってしまうかも・・・と。

僕は映画でも演劇でも、悲しい気分のまま終わるモノは正直な話「嫌い」な方なので、この「河童」も「嫌い」なジャンルのお芝居です。
でも、そんな「嫌い」なジャンルのお芝居を2回とも観てしまうくらい、完成度が高く、引き込まれる芝居だったと思います。

観劇後、深く考えさせられました・・・
「いつの日か、河童が河童で無くなる日が来るのだろうか」と・・・

ネタバレBOX

冒頭の群読シーン。
これが終わっただけで演劇鑑賞会の皆さんは拍手。
甘い評価かもしれませんが、拍手が起きてもおかしくないほどのキレのいい群読シーン。
中央にたった一つだけ空っぽの席が有るのもポイント。

突然クラスメイトが河童になっている不条理を平然と会話でつなぐクラスメイトたち。
「彼女を受け入れよう!」と一致団結?するクラスに本当に制服姿の河童娘が登場。
彼女はぬめっとしていて生臭いらしい。
受け入れたクラスメイトたちはぎこちなく、なんやかんや理由を付けてどんどん離脱して行き、あっという間に半数以下になってしまう・・・

・・・と、ここまでは、「病気?いじめ?などにあったコが勇気をもって学校に来てるんだから、普通に接してあげよう」的な美談の比喩なんだな~と思っていたら・・・

実は河童娘が元々いじめっこだったり、彼氏に嫌がられたり、河童娘の事を好きだと言う男子の事を嫌っていたり、という人間関係も複雑にからみ始めていく・・・

今まで率先してヒメノ(河童娘)を受け入れようと、リーダー格になっていたクラス委員?の女子が、ヒメノに抱きつかれた腕を、悲鳴を上げて振り払うシーンが非常にショッキングでした。「あ~、この子も無理してたんだ~・・・」と・・・

「臭い」「気持ち悪い」等の生理的な嫌悪感にプラスして、元々がいじめっ子だったヒメノへの同情の気持ちが薄れている「自分」にふと気付く。
「ヒメノが河童になったのは天罰では?自業自得なのでは?」と・・・

そして、「自分」という存在を否定されるたびに河童化が進むヒメノの演技は多分誰にも真似が出来ないだろう。
河童としての鳴き声しか出なくなって行くヒメノの声は、ほとんどのクラスメイトに無視され、そしてヒメノは河童として泣く・・・その声は誰にも届かない。

そんな孤立した彼女を守ってあげるには・・・
仲間になるしかない、「河童」になるしかない・・・
彼女を心から愛する男は「河童」のふりをする。不恰好に。
そんな愛も受け入れられないのだろう。だから彼女は「河童」なのだろう。
・・・そして・・・彼女の親友も「河童」になってしまうらしい、「河童」は「伝染る(うつる)」らしい・・・
仲間は「河童」になるらしい・・・

・・・と言う風に、僕には伝わって来た芝居だったのですが、意外にも「わからない」との評価も多いらしいです。
僕が勝手に深く受け取りすぎなんでしょうか?(^^;)

各々の演技の出来がよく、本当に各キャラクターの心理が伝わってくる芝居でした。
それはやはりキャストの皆が真剣に演技に取り組んだ成果だと思います。
河童娘ヒメノは、本当に河童化が進んでしまい、終演後もしばらく立ち直れないらしい。
それを支えてあげながら、生徒さんたちはこの作品を通じて「いじめ」や「差別」について学んで行けるのだろう。「いじめっ子」と「いじめられっ子」の立場の逆転を怪演したミナミちゃんの手は、実は河童メイクを担当しているために緑色がほんのり落ち切っていない。まあ、演技ですから当たり前ですけど。

そんな青森中央高校さん、今年も地区大会通過したらしいです!
今後益々のご活躍をお祈りします!
にんぎょひめ

にんぎょひめ

世田谷パブリックシアター

鳥の劇場(鳥取県)

2008/09/13 (土) ~ 2008/09/14 (日)公演終了

満足度★★★★

きれいな作品
見た感じも、耳に入ってくる音も芸術性の高い作品でした。
こども向けの作品で、観客は子どもが多いですが、集中してみていたように見えました。

ヤルタ会談/隣にいても一人〜広島編〜

ヤルタ会談/隣にいても一人〜広島編〜

青年団

鳥の劇場(鳥取県)

2008/09/13 (土) ~ 2008/09/14 (日)公演終了

満足度★★★

2本いっしょかぁ。
2本いっしょなので、感想を書きにくいけど、なかなか楽しめました。

全身ちぎれ節

全身ちぎれ節

ピチチ5

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/21 (日)公演終了

満足度★★★

ダイナミック
ピチチ5はいつも仕掛けが面白い。何回か見てますが毎回、今回は何が飛び出てくるか楽しみ。
過去作品と比べて、コントとコントが独立して且つ繋がりがある感じは薄かった。
相変わらずオマンサさんは声が良い。好きです。今回体張って頑張ってます。

ただ三鷹の劇場は遠い…劇場自体は嫌いじゃないけど立地が…(うちの近くまで行くバスが終わるの早すぎ…三鷹市なんとかして)
欲を言えば駅前劇場に帰ってきて下さい。

ネタバレBOX

巨大ねぶた山車、巨大階段、そしてあの卑猥なガチャピンのようなマスコットも巨大化。全てが大きくなってました。

自転車やバイクは飛び出して来なかったけど、オマンサさんが飛んできたのにはウケました(笑)

更にはリアル階段落ち。流石ゴキコン役者。体は大丈夫なのかなと、ちょっと心配。
ツキコイシ

ツキコイシ

F's Company

アルカスSASEBO(長崎県)

2008/09/20 (土) ~ 2008/09/21 (日)公演終了

満足度★★★

良作
まさに雨上がりの、ちょっとしめってはいるが、それでもさわやかな風がこころの中に吹くような良作。

ネタバレBOX

今回の会場(イベントホール)よりも、前回の会場(舞台上舞台)でみたかったかなぁ。
といっても、舞台上舞台はたいへんだから、仕方ないですね・・・
偶然の音楽

偶然の音楽

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/09/14 (日) ~ 2008/09/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしく魅力にあふれた傑作。
物凄くお金をかけただけでなく素晴らしいセンスの舞台美術。物凄くお金をかけたけれど、それを感じさせない贅沢な照明。衣装もヘアデザインもいい。仲村トオル、田中圭の二人はまさに適役で素晴らしい演技を見せる。それは、三上市朗、小宮孝泰を始めとするキャストにも言える。途中休憩なしの2時間20分。スピーディな展開であっという間のロードムービーのようなストーリーでありながら、人生の真髄を見つめる素晴らしい台本。この作品が再演された理由が良く分かる。本当に心に残る素晴らしい作品だった。
 これだけの作品をS席6500円で観られるのもオトク感がすごくある。二人の旬の役者がお目当あてなら、一階前方席もいいと思うが、2階席で観ると舞台の奥まできちんと観られてこの素晴らしいアンサンブルを満喫できる。必見。

エヌ氏の晩餐会

エヌ氏の晩餐会

とくお組

新宿シアタートップス(東京都)

2008/09/18 (木) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

難題に取り組んだ作品
とても楽しみにしていた舞台だったのでちょっと頑張って観に行きました。面白かったのは本多力さんの演技の上手さですね。設定は面白い、美術もなかなかのもの。でもそこで物語を始めようとするとスゴく難しいのですよね。これもその難題に取り組んだ作品でした。
 細かいところは面白いのです。物語の大筋には課題が残ってしまった感じもしました。90分で短くまとめてくれたので、あまり飽きもせず観ることもできました。

シャープさんフラットさん

シャープさんフラットさん

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

悲しくても笑う。
ブラックチーム観劇。
このクオリティで結末が違うといわれるとホワイトも観たくなってまうなぁ。

内容はかなり痛々しくて、でも見せ方はそうではなくてじわじわとソレを感じさせる・・・
芝居の内容とこの芝居自体の作りがリンクしていて、あぁまさに自伝的な芝居なんだなぁと思ってしまいました。

ネタバレBOX

アニメーションや映像◎。
それと大倉孝二はこういうシリアスな役の方が際立っていて好き。

主人公の心の傷やら作家としての苦悩やらは、共感できるところとできないところがある。
でもこちら側に伝わってくるものは、100%ちゃんと届く。
やっぱりケラは上手い!
パレード旋風が巻き起こる時

パレード旋風が巻き起こる時

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2008/07/11 (金) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

次はどうなるかな。
これからへの期待もこめて★は+1。

今までとかなり違う雰囲気をもった芝居。
いつものようなワンシチュエーションコメディではなく、でもシチュエーションコメディではあって、しかしコメディの皮をかぶったトラジディではないかと思ってしまうくらい人間へのアイロニーに満ちている。
なのに完全に観客を突き放さないのはそこに人間愛があるからで、そのちぐはぐさが非常にシュールに見えた。

ネタバレBOX

テーマはありきたりだが、そこに「パレード」「女王」という特殊な世界を投影することでドラマ性を高めていた。
それに加えて象徴的な舞台装置、入れ子の構造、含みを持たせたセリフ・・・と、演劇的な面白さが詰まった舞台。

それだけに最も気になったのが、登場人物の中味の無さ。
特にアンサンブル、表面上の芝居はうまいのだが、「内面のドラマ」が無い。
働きアリとしてはむしろその淡白さがいいのだが、
見る事見られる事を語る彼ら
パレードをする彼ら
パレードを呼びかける彼ら
それらがうわべだけで空っぽに聞こえ、響いてこない。
そして主要人物たちも、ストーリーが進んで落としどころが決まってきたあたりで、ところどころの穴を埋めるかのように自己主張をはじめるのである。
なぜ突然語る?
物語に説得力を失ったまま進んだ後半は少し置いてけぼり。

パレードが社会の縮図というのはまぁよいとして、
なんというか、「パレード」を行うことで全てが非リアル化して現実を比喩しきれているような気にさせられるけど、実際はどうしてパレードなのかという理由・・・というか正当性に欠けているように思う。
というのは、上で書いたように登場人物の内面性が希薄なのに群像劇で、そんな彼らがラストで「パレード」を強く主張する上に、舞台の外にいる観客に投げかけることまでするから。
もっと別の終わり方でもよかったのでは。


メタモルフォーゼを実際の人間でやってのけたのは◎。
しかもそれぞれの変身が非常に個性的で印象に残るのに、女王という1人の人間の中にその「人格」を残さない。
5人の人間が同じ人物を演じるのに、観客が捉えるのは、
元の彼女自身の姿と、その彼女が対峙する変身後の彼女の2人だけ。
これは役者がうまいのか設定がうまいのか・・・。


過去の作品と、確かに同じ作家が書いているとは思う。
ただ、今までは作風が隠していた、この作家の中にある様々な思いが、表現の制限をきったことで噴出したように感じられた。
それは悪くない変化であると思う。
しかし新しい変化に役者がついていけていない感があり、やや作品内容とのミスマッチもあるため、結果として手法の古さのほうが際立ってしまっている。
今後洗練されていければよいが・・・
次回作を期待して待ってます。
演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

東京デスロック

リトルモア地下(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★

発情期「HERE I AM」
前2作を観劇済だったので多少のことでは驚かない。
アフタートーク前に主旨が理解できた唯一の作品。

夏目さんはみんなに愛されてるなと感じさせられる一本。

しかし今日は演劇関係者がやたら多かった気がした。

演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

東京デスロック

リトルモア地下(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★

倦怠期「CASTAYA」
うーむ‥
5分でそうじゃないかと思ったらホントにそうだった。
これは予告なしでみると裏切られたような気になります。

アフタートークがなければ拍手できなかった。

演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

東京デスロック

リトルモア地下(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★

蜜月期「ジャックとその主人」
本日、連続3作品鑑賞のトップバッター。
もう置いてきぼりにされまくりで話について行けない!

しかしこれは「演劇LOVE」。
ストーリーはおぼろげに理解できればいいのです。
「ああ、こういう表現の仕方があるのか」と感じれれば。

アフタートークで救われましたw

火學お七

火學お七

害獣芝居

井の頭恩賜公園内 三鷹の森ジブリ美術館の近辺(東京都)

2008/09/21 (日) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

公開稽古
 19日、20日が台風で公演中止、初日の21日は夕方から大雨でしたが、公開稽古(無料)のかたちで公演とのこと。
 台風で2日間公演中止となり、今日は何としてでも公演したかったのでしょう。お客さんが一人でも来れば公演するつもりで待機していたのだと思います(結局、20人弱集まったでしょうか)。
 本来のセットや演出ができず、照明は街灯と懐中電灯のみ、小道具も十分に使えない状況でしたが、「芝居したいんだ」という気持ちが強く感じられました。いい体験させてもらいました。

 ※公開稽古ということでしたので★はつけません

机上の人々~2008 Edition

机上の人々~2008 Edition

Alphact

ギア専用劇場(京都府)

2008/09/20 (土) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★

綺麗でした
今回は割りと台詞が多く、全体を通したストーリー性がわかりやすい構成でした。
高橋さんが登場しているシーンが好みです。
色気があって引き込まれます。
ただ会場が狭いのでしょうか。大阪で見たときの方が役者さんがのびのび動いていた気がします。

葡萄

葡萄

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2008/09/10 (水) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★

ありふれた世界の日常
期待が大きすぎたせいか、ちょっと肩透かしを食らってしまった感じ。
舞台はスズナリにひし形に作られた和風の居間。そこで展開する何気ないありふれた日常の景色。
・・・かと思いきやそうでもなく、段々とズレた世界があらわになってくるあたりの繊細さはさすがです。
でも、見終わっての感想は「だからどうした」という感じで、物足りない。
ちょっとおとなしく作り過ぎたように感じました。

葡萄

葡萄

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2008/09/10 (水) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

繊細かつ大胆。
いつも自分の知らない世界へ連れてってくれるシャンプーハット。
全く想像がつかない「30代後半所帯持ち」という異界。

様々な事情が複雑に絡みあう舞台上は、
見てくれだけは毎回シンプルだが、
何とも形容し難い微妙な空気を度々発する。

ドラスティックに照明音響が変化するわけでもなく
過剰な演出はほとんどない。でも、飽きない。
睡眠時間3時間以下でも眠くない。
観る者がどんどんと舞台上に色をつけていけるんだよな。

何気ない一言でも、観客の中で充分に色付けがされた
劇中で発されると爆弾級の破壊力を誇る。
脚本演出家と俳優陣の力関係が互角に思える。
俳優が主宰だと、二権分立になるのだろうか。
それがすごくイイ。「このメンツで創ってます」って感じがする。

作家のことも俳優のことも心底尊敬する。


※また、客演の起用法・劇団員と客演のパワーバランスもgood!
 ネームバリュー関係なく、ばっちり役を想定してベストな
 役者を使っていた。

演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 

東京デスロック

リトルモア地下(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

発情期「HERE I AM - ドン・キホーテがやってくる!-」
3作とも見るつもりですが、まず一番見たかったこいつを鑑賞。
夏目さんの一人芝居ということで楽しみにしていたけど、期待を裏切らない面白さ!
ただ、これを演劇と呼んでよいのかコントと呼ぶべきか、正直悩んでしまうところ。ただ、面白さは一級品です!
東京デスロックの舞台でしか感じられないワクワク感が満載でした。

ネタバレBOX

途中、一度ズボンを脱いだらひもが中に入ってしまって結べなくなるハプニングがあったけど、舞台袖にいた多田さんのベルトを借りて難を逃れてました。。。
そんな苦笑するような場面もひとつのシーンとして受け止められてしまう土壌が東京デスロックにあります。
アフタートークがまた面白くて、今回の芝居は一人芝居なので、夏目さんの部屋でふたりきりで作っていて、最初は人形をドン・キホーテにみたてていたけど、それだと客席から見づらいという決定的な欠点があって、今回の客席に向いて語りかけるようなスタイルになったとか。
あと、夏目さんに客演の機会を増やすための舞台なので、どこかの劇団で使ってやってください、と言ってたのがおかしかったです!
東京デスロック自体が夏目さんのうだつを上げるために作られた、壮大なギャグだった、と自分で語ってるあたり、人柄が出てて凄く良かったです。
シャープさんフラットさん

シャープさんフラットさん

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

ブラックチーム鑑賞
昨年の「わが闇」が余りにも良かったため、期待して鑑賞。
笑いを盛り込みつつも、作家の苦悩やそれを取り巻く人物たちの悲喜こもごもを描いた素敵な作品でした。大倉孝二さん、気難しくて難解な役所を好演していて素敵でした。マギーが味のある演技で舞台に彩りを与えてくれます。

ただ、この内容にしては長いですね。。。
2時間40分、休憩なし。

でも、ホワイトチームも見る予定なので、こちらも楽しみです。

ネタバレBOX

バブル期を舞台にした、自伝的舞台ということで、衣装なども古めかしくて、雰囲気を良く出していて良かったです。
わがままな主人公が何かをつかんだかに見えた時に訪れる唐突な悲しい結末が痛々しかったです。

ただ、登場人物が多くてそれぞれにドラマを盛り込んだので、全体としてみると散漫な気がしてしまったのは残念。
もう少し話を絞って、2時間にまとめたほうが良い作品になったと思います。
4x1h Play #0

4x1h Play #0

4x1h project

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/09/20 (土) ~ 2008/09/28 (日)公演終了

満足度★★★★

近い!
まず入ってビックリ。なんだ!この劇場は!開演前に役者さんが動き出す。近すぎる。こちらの方が緊張してしまう。1本目が始まる。テンション高い!ストーリーは趣味じゃないけど,この近さか?引き込まれる。休憩時間にビールを買い,2本目。こっちのほうが趣味だな。とにかく,この近さはスゴイ!小劇場とはいえ,ありえない近さ。演じることの凄さ,観ることの興奮を改めて感じた2本の作品でした。

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