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蒲団生活者

蒲団生活者

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/01/16 (金) ~ 2009/01/18 (日)公演終了

満足度★★★★

あおきりみかんの世界にようこそ
ちょっとオカシく、怪しげな設定で、ヘンな空気が舞台に漂う。
舞台が開いて、のっけからニヤニヤしてしまう。
これが、あおきりみかんの世界なんだろうな。

面白かったのだか、今回は、もうひとつびたっとこなかった。ただ、「慣れれば美味しいくさやの干物(by こまわりくん)」という先人の格言もあることだし、何回か別の演目も観ていけばさらに美味しくなってくるのだろうと思う。・・・もちろん、あおきりみかんがくさやのように、非常にクセがあるというわけではないけど、また食べたいと思わせるものは十分にあった。

でも、あのヘンな感じが面白かったなあ、とちょっと思い出し、くすっとしてしまう。
そして、笑いだけでない、何かを伝えようとしていることがうっすらとわかってくる。

「ふとんの国に行くのだな、あそこはいいぞ」で始まる吉行淳之介の短編を少し思い出したりもした。

それにつけても蒲団生活は、体力がつきそうだし、仲間もできる。そんなに悪いことではないなとも思った。

ネタバレBOX

いろんな依存が、ちょっと(いや、かなり)カルトな蒲団生活=「蒲団依存」に取って代わるという治療法。

で、それを支持していた人たちは、結局、それぞれがどこに行き着いたのかがイマイチわからなかった。
「普通」の生活に戻ったようなラストなのだが、そのロジックがやっぱりイマイチわからない。単に「蒲団生活は無理だったのだ」とも思えない。かなり順応している人もいたのだから。

主人公のエノキも自分の依存に気づくのだが、蒲団から離れられず、で、それでどこへどう向かうのか、ということがやっぱりスッキリしない。本人もわかっているとは思えないけどね。

もやもやのまま終わるのはいいのだが、主人公の抱えているものや、主人公の中のもやもやは、もう少し観ている側にも伝えてほしっかったと思う。

つまり、蒲団はなんとなく母を思わせるので、主人公の母親が蒲団に嫉妬したのではないかと思ったり,構ってほしい人たちが蒲団生活に集っているのだろうと思っても、肝心の主人公のことがつかみづらい。

いろいろな情報がちりばめられているのだが、頭の中でうまく組み立てられなかった。独自の文法が必要だとは思えないのに。単にこちらの理解不足なのだろうか。

観客は、主人公だったり登場人物の誰かだったりに「共感」という触手を伸ばしているのだから、もっと触らせてほしいと思った。

「蒲団」との関係については、「そりゃそうだな、そんな効用があるかもしれないな」という共感があるのだから。
レドモン

レドモン

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了

満足度★★

なんというか
脚本内容が稚拙。
同じとか違いとか、わざわざ今さら舞台上で描き出すまでもないことだと感じた。

スタッフワークは最悪。開演時刻が遅れたのは機材のトラブルということで仕方がないと目を瞑っても、芝居が始まってから、関係者のものと思われる話し声がずっと続いていたのは残念としか言いようがない。

良いと思う役者もいたのに、周りがそれを壊していては台無しだ。

伝記

伝記

サンプル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/01/15 (木) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

ひっくり返す
一度ひっくり返したものを再度ひっくり返したとしても、それは必ずしも元の位置には戻らないのだ、というようなことを考えていた。

いつまで

いつまで

(劇)池田商会.

テアトルはこざき(福岡県)

2009/01/16 (金) ~ 2009/01/18 (日)公演終了

満足度★★★

ホラーとコント
アイデアはおもしろいし、凝った構成で
あ~そうか!という部分がたくさんあった。

ネタバレBOX

主体のネタがゲームだったので、よくわからないとこもあったのが残念。
どっちが好きかと言われれば、やっぱり玉屋に軍配。
あの包丁はどう見ても本物だよね?
レドモン

レドモン

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了

レドモン

レドモン

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

演劇としての魅力たっぷり
奇抜なチラシの文章に惑わされたけど、これもきっちり本筋とつながる流れ。本筋はSF風でありながら人間に焦点をあてたしっかりした物語。これはおもしろい。客席は若く、後方でしゃべり続けてる人がいたり、器材トラブルで開演ガン押ししたりしてても。初日でこのレベルはすごい。

ネタバレBOX

なんといっても舞台の使い方がいい。壁に棚をしつらえただけの素舞台に近い形に、傘の骨を使って宇宙を表した上部、白線を一本引くことで住む世界の違いを表した足元、照明で表した室内やテレビ画面。このセンスは段違い。

そこにしっかりした脚本、ひっぱる形で板倉チヒロさんを配したことでアドリブ的な笑いから軸となる感情の動きもきっちりみえてきます。

舞台は長方形の2面囲み。私的にお勧めは入って左奥側、長方形の長辺サイドのやや奥。手前の短辺側も観にくくはないですが距離を感じるかな、と。
僕たちの町は一ヶ月後ダムに沈む

僕たちの町は一ヶ月後ダムに沈む

演劇ユニット3LDK

調布市せんがわ劇場(東京都)

2009/01/16 (金) ~ 2009/01/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

好みの話しになりますが・・・あると思います!
観劇させて頂きました。この作品は公演タイトルとあらすじから大体想像がつく話を基本に登場人物たちの模様を描いた作品でした。特に目に付く奇抜な発想はありません。丁寧に人間模様を描いた作品です。観る方がこの作品をどのように感じるかは、作中の台詞表現にどれだけ心を許してしまう表現に感じられるかだとも思います。ところで話しは本作品とは全く関係のない個人的な昔話になりますが、自分の住んでいる所は神奈川にも山梨にも非常に近い場所にあります。このような所に住んでいて車の免許がとれるようになると何をするかと言うと、深夜に車で山の中へ行きます。そして自分で自分の運転にウットリする、お恥ずかしい年頃がありました。その時好んで行っていたのが、今は宮ヶ瀬ダムになっているところにあった峠道でした。直線などなく、急カーブだけが続く地元の者だけが知る穴場の峠道でしたが、自分もまたこの年代特有の車遊びに夢中になっていた、今から考えるとお恥ずかしい年代を過ごしました。やがて、その峠道はダム建設のため通行止めになり迂回する今の宮ヶ瀬ダムの周りを走る道が出来ましたが、その途中に完成した時のための眺望台にあたるスペースがありましたが、時折そこへ行きダムが出来ていく過程を眺めておりましたが、自分が夜遊びしたところは多少木々の伐採はされましたが何も変わらない場所でした。やがて、ダムの建設が完成し少しずつ水が蓄えられていきましたが、ある日訪れるとやはり自分が遊んでいた頃と何も変わらない光景でした。道路もあれば車線もありガードレールも道路標識も変わらずありましたが、全てが水の中にありました。前から分かっていたことですが、実際にその光景を目にした瞬間にはとても現実の光景として受け入れるように頭が働かずに、ただ煙草を立て続けに吸っていた思い出があります。もし、その土地に愛着がある方が見られたらその瞬間は、無条件降伏で玉音放送を聞くような思いになられるのかもしれません。そして言葉が出てくる余裕すらないかもしれません。話しは全く変わってしまいますが、個人的には饒舌で比喩や装飾の多い台詞はあまり強くは印象に残りません。例として悲しい心情を表す場合にそのような台詞表現であったとすると、自分の場合はその表現感覚を面白がって楽しんでしまう嫌な癖があります。印象に残るのは重要な場面であればあるほど台詞が少なく、素朴な言葉であるものが強く胸の内に残ります。台詞のない心情表現にも強く惹かれてしまいます。手が加えられた言葉であればあるほど、頭の中でなぞって楽しむことは好きですが、観劇させて頂いてから数十年経ったある日の夜中に酒を飲んでいると突然思い出すのは素朴な言葉です。自分の場合は素朴な言葉であればあるほど、脳裏に刻み込まれる言葉になるみたいです。本作品の話しにようやく戻りますが、観劇中ずっと脳裏にはっきりとある光景が思い出されて観させて頂いておりましたが、おそらく他の観劇された方々と若干本作品に対する思い入れが違う星の評価ですが、個人的には何年先になるか分かりませんが夜中に突然思い出し、またもう一度味わうことが出来そうな作品でした!ただ、この日の公演は8割ほど客席がうまった公演でしたが、小劇場で終演後にこれ程強い拍手が鳴り響いたのを聞いたのは久しぶりのことのように感じましたが、自分勝手な思い込みだったのでしょうか?今回の観劇記は個人的な話ばかり書いて作品にはあまりふれませんでしたが、宮ヶ瀬ダムが出来て年月も経ち、全く無責任な立場にある自分はかつて自分が夜遊びしていた場所は、今は河童の子供たちの通学路になっていると思っております。

改訂版 ディア・パーヴロヴィチ

改訂版 ディア・パーヴロヴィチ

ttk

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2009/01/08 (木) ~ 2009/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

(^ ^)
面白かった~☆
喜劇って奥が深い^^;

秘密の花園

秘密の花園

劇団東京乾電池

ザ・スズナリ(東京都)

2009/01/06 (火) ~ 2009/01/18 (日)公演終了

唐戯曲の言葉を非常に丁寧に伝えようとした演出。
それを、台詞の意味がわかりやすくなった、物語を理解しやすくなったと考えるか、狂おしいような熱情が損なわれると感じたかで、評価はわかれそう。あと、美しいヒロインの露出の多さに観客サービス的なあざとさを覚えて抵抗あり、なんて一般男子失格な感想もw

アメフラシザンザカ

アメフラシザンザカ

タテヨコ企画

駅前劇場(東京都)

2009/01/14 (水) ~ 2009/01/20 (火)公演終了

宇宙ノ正体シリーズ
今作で5本目なんですね。堪能しました。

風が強く吹いている

風が強く吹いている

アトリエ・ダンカン

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2009/01/08 (木) ~ 2009/01/18 (日)公演終了

満足
学生時代の青春が懐かしくなる。

泉鏡花の夜叉ケ池

泉鏡花の夜叉ケ池

花組芝居

青山円形劇場(東京都)

2009/01/12 (月) ~ 2009/01/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

ディズニーパレード?
夜叉ヶ池がこうなっちゃうとは!盛りだくさんで消化しきれません。花組芝居らしいと言えば、らしい内容。前回を見ていないので、新鮮な驚きがたくさん。
学円の桂さんが良かった。百合の堀越くんも可愛らしく健気で愛しい女性でした。白雪の山下さん、愛嬌あるわがままさ、堂々とした佇まい、立派でした。手ぬぐいを使った舞踊を観ることができ、とても幸せでした!

冬の絵空

冬の絵空

株式会社ブリーゼアーツ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2009/01/12 (月) ~ 2009/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

片桐仁
よかった!

そして舞台美術、感動しました。

proof

proof

コロブチカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/12/25 (木) ~ 2008/12/29 (月)公演終了

満足度★★★★

こんな
「俳優座」がやりそうな、カッチリした翻訳劇を王子小劇場で見られるとは!!
(笑)。
さすが黒澤世莉! そんな誉められ方をしてもうれしくはないだろう。

WIPも行った身としては、稽古から本番へのブラッシアップの過程に興味がわいた。
「わぁ、おもしろい」って舞台でも、感動で持ってかれて涙ウルウルという舞台でもないので、冷静に役者の演技に注目できるので、けっこうガチで取り組まざるを得ない役者陣はたいへんだったろう。

でも、コロがこんなのをやりたいと思うことに、驚き。で、できちゃう実力に…
あ、こりゃ、そんなに不思議じゃないか、「柿」でしごかれてるもんな。
収穫は「リュカ」のこいけけいこ。今回はとても、美人でしたぁ。

その人を知らず

その人を知らず

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2009/01/05 (月)公演終了

満足度★★★

大晦日
年越しバージョンは著作権が切れる瞬間の0時に時計が大写しになって、
カウントダウンできるという、サービスぶり。

多田くんの演出はいつもどおり、気が利いている。
「古典」とよんで、おそれることはないなぁ。
と実感。

今回は夏目、2枚目に見えました(笑)。うれしい。

冬の絵空

冬の絵空

株式会社ブリーゼアーツ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2009/01/12 (月) ~ 2009/02/01 (日)公演終了

満足度★★★

そとばこまち
劇団そとばこまちの伝説の舞台なので、パブリック??と思いつつ見にいった。
同士と日程の関係でチケットチェンジして平日だったが、1階のあんなよい席にパブリックで座ったのは、初めてだった。

休憩15分で2時間50分という長尺。
さすが関西劇団というか、なんというか。
基本的なテイストは新感線と似ている。
たくさんの登場人物と、でっかい風呂敷を広げる話なんで、
第1部はほとんど、「紹介」なので、まったく…

第2部の半ばまでみて(つまり2時間ぐらいたって…)ようやく、話の節々がつながり、大きな物語が立ち上がってくる。
そこまで我慢できるかなぁ。という感じ。

4代目座長の生瀬勝久や八十田勇一という「そとばこまち」OB組と、
栗根まこと(ダブルキャスト)、橋本じゅんという「新感線」組が
仲良くタッグを組んで、関西発演劇を胸を張って演じるという体
好ましかった。

ま、お好きな方はどうぞ。って感じ。
そこまで、がんばれば、最後は楽しめます(笑)。

有限サーフライダー

有限サーフライダー

飛ぶ劇場

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/01/08 (木) ~ 2009/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★

ぼくは好き
やはりなぁ。

評価わかれるだろうと思っていた(笑)。
21年やってるとは思えない、ホンも演技も荒さ。
ただ、確かに、東京にはない、エネルギーの横溢が感じられる。
品がよかったり、ウェルメイドがよかったりする人には、まったくうけつけられないだろう。
こちとら、博多と福岡と北九州の違いもわからない人間ではあるが、
「無法松の一生」や「人生劇場」、「青春の門」「博多っ子純情」などで、九州を知っているにしか過ぎないが、
この荒っぽい、東アジア風の「勢い」というのが、「非東京的」で、私には好ましい。
全国が似非「東京」じゃつまらんものなぁ。
いいじゃん、こっちでうけなくっても。

パイパー

パイパー

NODA・MAP

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/01/04 (日) ~ 2009/02/28 (土)公演終了

満足度★★★

意外と
あたり外れの大きいNODA・MAP。
今年は松と宮沢が噛むかどうかが、分かれ目だとおもっていたが、
意外と、がっぷりよつで、いいできに、仕上がっていた。

この「終末の風景」というか、「滅びの笛」のような感じ、
世界恐慌といわれる、今ここを、うまく創造力にのせたなぁ。という感じ。

荒廃感がなかなかだった。
大倉孝二、よかった。

「柿」の七味もアンサンブルの中ではひときわの存在感。
さすがであった。

パイパー

パイパー

NODA・MAP

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/01/04 (日) ~ 2009/02/28 (土)公演終了

満足度★★★★

生きること
火星を舞台にしたストーリー。 そしてそれは1000年後の話。

でもそこは今の私たちとそう遠くない世界。


明日を感じて生きていくために。



アンサンブルを用いて繰り広げられる人類の歴史を凝縮した世界。

ネタバレBOX

宮沢りえさん、素敵でした。
儚げで銀幕が良く似合う人、という印象を持っていたので、あんなに力強く躍動感あふれる動きをするのは意外でした。

松たかこさんは特に母親を演じている時が良かった。
「おーい」と呼びかけるその先に、大きな大きなものを感じました。



絶望という絵空事と、希望という絵空事。

振り回されるばかりで、本当に感じなくてはいけないものを見失ってはいけない。

こんな世界でも種を蒔く。
アメフラシザンザカ

アメフラシザンザカ

タテヨコ企画

駅前劇場(東京都)

2009/01/14 (水) ~ 2009/01/20 (火)公演終了

初タテヨコ
ご招待ありがとうございました。

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