最新の観てきた!クチコミ一覧

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離宮のタルト

離宮のタルト

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

サンモールスタジオ(東京都)

2009/03/03 (火) ~ 2009/03/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!
本気に正面から演劇に取り組んでいる姿勢が伺われとても好感を持ちます。2時間15分ですが長いとは感じさせず,引き込まれて観ていました。ただ,残念だったのは,酔った宇山氏がケーキを叩き潰す,そして机にうつ伏せになり涎を垂らしていたシーン,すげぇリアリティあったのですが,私は舞台を汚すのは嫌いです。でも,そんな不満はあるにせよ,この芝居は文句なしに素晴らしかったと思います。

ベルゼブブ兄弟

ベルゼブブ兄弟

劇団鹿殺し

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/02/04 (水) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

最高の舞台
始めから終わりまでわくわくしっぱなし。
劇団鹿殺し、今、一番輝いてる劇団ではないでしょーか。
とにかくうきうき。

シバ★ハマ

シバ★ハマ

劇団イケメニアン

銀座みゆき館劇場(東京都)

2009/03/06 (金) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

落語...
ネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

落語の噺のあらずじをなぞっただけ。

申し訳ないが全てにおいて趣味の領域。
特筆すべき点はなにもなし。
カラス≪終幕!次回公演は、6月末!≫

カラス≪終幕!次回公演は、6月末!≫

劇団サーカス劇場

タイニイアリス(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★

正に演劇
かなり好きなタイプです。
正に、演劇、という感じでワクワクしてしまいました。
冒頭の歌が何故か頭にこびりついてます。

BGMが、ちょっとオオゲサすぎる気もするのですが内容とはあってて私は好きです。

宇宙ステーション殺人事件

宇宙ステーション殺人事件

劇団 野良犬弾

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/01/27 (火) ~ 2009/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

宇宙にて
宇宙ステーションを舞台にした殺人事件。いわゆる密室物ですが、トリックや動機はちょっと突っ込みどころがあります。
セットは初見でおおってなる立派なもので、何度か観てようやく背景の窓の外の地球が動いていることに気づきました。
役者さんは皆さん大熱演!
中でも探偵役の佐藤さんは車椅子で動きを制限されながらも大活躍でした。
個人的には宇宙飛行士のリーダー役の高原さんのファンで、相変わらずの熱血漢ぶりにはうっとりでした。

恋人としては無理(JAPAN TOUR)

恋人としては無理(JAPAN TOUR)

柿喰う客

STスポット(神奈川県)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

クラブエルサレムコール
が、やたらとツボです。
やっぱり柿の公演は最低2回みないといけないなあと思いました。
台詞が早くて、1回だけだと高速な台詞についていくのに精一杯できちんと理解できない箇所がどうしてもでてきてしまいます。
2回見ました。もう1回地方で別メンバーのときに行きますのでそちらも今から期待っ。

笑いどころいっぱいありますが、深い。
柿は観る度に考えさせられます

アミナダブ

アミナダブ

劇団阿彌 GEKIDAN AMI

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★

びくぅっ!
心臓が止まるかと思ったくらいの仰け反り。
人は本当に驚いた時は声は出ません。その代わり椅子から体が10cmは浮いた!あなおそろしや・・。


以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

生と死を題材にあの世に居るはずの女性とこの世に存在する男性との会話劇。

生きようとする強い力、凄まじい意思によって一度は死んだその女性が再び甦り、一人の男の一生を飲みつくしてしまうほどの事件は荒涼とした町で起こった。そんな生霊と蜜月を過ごした男の一瞬だけれどとてつもなく長い時間。

女は「貴方がおいでになるときは私の全ての呼吸を残しておきます。」と告げる。脈拍は砂のように乱れ散りながらも生きようと激しく願い、死んでしまった女はその後も男にぴったりと寄り添う。悲しみに満ちた影のように・・・。

舞台は音楽の導入も無く静かに、静かに流れていきました。現代能とでもいうような舞台の流れに、観客は咳き一つ許されないような幻想の世界に引きずり込まれていきます。

空間を漂うようなその言葉はある意味、凄まじくも美しい、まさに夜叉の顔を想像して、白い石膏で固めた能面は、見方によっては満足げにうっすら笑い、見方によっては冷酷なのでした。

そんな神秘的な世界でいきなり女が地の底から這い出てきたような声で「触るな!」と叫んだのです。

その刹那、ワタクシは椅子から転げ落ちるほどびっくり仰天したのです。

めくるめく幽霊の世界!あんな恐ろしい化け物は現世では見た事がありません。耳に残るその叫びは恐ろしさのあまり、オモチロイどころかぱちんと緊張の糸が弾けそうになりました。全身全霊という言葉はこんな場面で作られたのでしょうか、ワタクシは目を白黒させながら椅子に座ったまま、身体を斜めにして見入っていました。それでも舞台は続きます。

一種不思議な荘厳さがあたりを包み、もう気が気ではありません。一本の針が地面に落ちる気配も見逃さないゾ。その位神経を張り詰めなければ生きてここを出られません。そんな気配を知ってか知らぬか、やがて舞台というものは必ず終わりがあるものです。

ほっとしたのもつかの間、今度は暗い夜道をはるばる帰らなければなりません。そこで考えた!ない頭を絞って考えた!

帰り道が解らないふりをして一人の男についていく事にしたのです。駅までの道のりを何とか一人にならずに親切な用心棒をゲットしたのです。そんなこんなで、ぱたぱたと歩いていたら、バスの待合に二人の人影が・・。
なーんだ、駅まで歩く事ないじゃん!こんな考えが脳裏をかすめ、「あっ、ワタクシ、バスに乗って帰ります。」とあっさり用心棒を離してバスに乗ったのでした。めでたし、めでたし。



カラス≪終幕!次回公演は、6月末!≫

カラス≪終幕!次回公演は、6月末!≫

劇団サーカス劇場

タイニイアリス(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★

シュール・・・
演劇初心者なんで、どんなのだろう??と思いながら雨の中を出掛けたけど、なかなかシュールで考えせられる公演でした。。
また、次回行ってみたいと思わせる唸らせる演劇でした・・・

春琴

春琴

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/16 (月)公演終了

満足度★★★

闇に浮かぶ美しいもの
日本文化に対する西洋人の憧れ、というもののわかりやすい形ではあるかもしれない。

しかし、それはもちろん私たち日本人も憧れるものでもある。

ネタバレBOX

舞台全体が煌々と照らされる瞬間はない。

ぼんやりと浮かぶその端々を、想像力をもって拾い集めていかなければならない。

その美しさ、その悲しみ、そのよろこび。



日々の日常生活に忙しくしていると遠く離れてしまいがちないわゆる耽美的なもの。

そんな世界に静かにひたることができました。
床下のほら吹き男

床下のほら吹き男

MONO

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2009/03/07 (土) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★

いいですね
淡々と進んでいく印象 で、
序盤はなかなか入り込めなかったのに、
いつの間にかのめり込んで観てました
ベタベタ?正統派?そうでもない?
よくわかんないですが 面白かった!

ネタバレBOX

二女が中学生のときに大事にしてたボタン、
結局彼女の不注意でなくしちゃっただけだったのかしら

そこだけ気になった。
カール・マルクス:資本論、第一巻◆フェスティバル/トーキョー09春

カール・マルクス:資本論、第一巻◆フェスティバル/トーキョー09春

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

ドキュメンタリー・資本論
これは面白かった!

「ドキュメンタリー演劇」なる手法も面白く、出てくる人間がまた魅力的。
資本論について、ドキュメンタリータッチで紐解く。メディアは演劇。といったところ。
資本論の解説ってわけではないけど考えさせられる内容で、というか、
今起きていることって全部「資本論」に書かれているんじゃないだろうか、
とまんまと思ってしまった。
すごい予言書だったんじゃないか?資本論。

通し狂言 新皿屋舗月雨暈

通し狂言 新皿屋舗月雨暈

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/27 (金)公演終了

満足度★★★

がんばってる!
江戸の世話物の代表ともいえそうな
魚屋宗五郎。
初役で松緑が、がんばってるね。
おじいちゃん松緑にははるかに及ばないけど、
まず1歩ここからがはじまるんだよね。

A Cloudy  (ア クラウディー)

A Cloudy (ア クラウディー)

劇団PATHOS PACK (パトス パック)

ひつじ座(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

観に行って良かった
時節に合った内容。
テーマがストレートに描かれ大変分かりやすかったのでよく伝わった。身につまされる思いがして、観に行って良かった。
ストーリー。
精神的に同じような状況にいる人間ばかりが集まり、その問題に焦点が合わせられいる。悪く言えば、一本道、なのだけど、騒動をドタバタと描いただけのよく分からんものよりは全然いいと思う。登場人物の事情は各々異なるので、それほど冗長という気はしなかった。
ファンタジー色ほぼナシのリアルな世界を描いた芝居だが、細かい設定はあまり気にしない方が良い。
登場人物。
妹の描き込みが足りないことが気になった。主人公である姉は”いるいる”という感じだが、設計としてもう少し魅力的に作っても良かったと思う。あるいは、演出と演技の技量の問題かも知れない。人に好かれる「隙」と「かわいらしさ」をあとひとつまみプラスしたい。

いろんな人物がいてもいいと思うが、自然な調子にするのか、芝居じみた調子にするのか、少しぶれていた気がする。

△

劇団三角(仮)

群馬県立女子大学(群馬県)

2009/03/06 (金) ~ 2009/03/07 (土)公演終了

満足度★★★★

時計シリーズ!!
群女のOGと現役のユニット。
女性4人の出演。皆バレエの素養がある。
フランス風にいうコントをいくつか。ダンスパフォーマンスで間を繋げる構成。
関西の劇作家・久野那美さんの作品に始めて触れる。

ネタバレBOX

稲垣足穂、寺山修司、ある種の童話といったマイナーポエットの系譜にある作風だがテーマ性が際立つ。日常の事物を扱いつつ宇宙や生命といった生活からかけ離れた次元ものが人の上に落す影が描かれる。あらゆる一つ一つのモノのかけがえの無さが胸に迫ってくる。極上の詩的な演劇体験。「時計屋」のシリーズは特にモチーフがピシッと嵌まっていて素晴らしい。芸術作品として超Aクラスじゃないでしょうか。

--「おしまい」...横たわって夜景を見ている女(死にかけているのか)。
--「時計2001」...老朽化し壊れかけた時計にどんな意味があるのか。
--「月夜」...夜道で月と擦れ違った。
--(「~花葬~」オリジナル)...花と立方体とダンス。
--「ゆうびんの話」...白山羊さんと黒山羊さんの手紙のやり取り。
--「時計1999」...大晦日に時計屋を訪れた少女は動かない時計に。
--「ある三角」...三角が悩みながら歩いていると燃えている花を見つけた。
--「満月の猫」...光と戯れる猫。
--(カンバスと額を使ったインターバル)
--「おしまい」...シャボン玉の世界。
--(光るワインを飲み干す)。
尼崎ロマンポルノ第七回本公演 『鉄鋼スベカラク』

尼崎ロマンポルノ第七回本公演 『鉄鋼スベカラク』

尼崎ロマンポルノ

精華小劇場(大阪府)

2009/02/28 (土) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

満足度★★★

大炎上を経て
一皮向けた尼崎ロマンポルノを観る事ができました。
サカイヒロトさんの重厚感ある美術に加藤直子さんの光、この二人の組み合わせははじめて見ましたが、尼ロマの世界観にとてもあっていた気がします。
ただ見終わったあと一番印象に残るのが視覚的イメージ。
役者のさらなる成長を期待します。
笑いの場面が中途半端なのが、世界観を切ってしまってる気がして少し残念でした。尼ロマの世界は重いので、息抜きの場面はあっても良いと思いますが、ここをさらに工夫すると。重いだけでなく、ポップのアクセントが足されより面白い作品ができると感じました。あるゆる実験をしたであろう今回の公演。広さがまったく違う次回のウィングフィールド、ホームともいえる箱で、何を見せてくれるか今から楽しみです。

12人のそりゃ恐ろしい日本人

12人のそりゃ恐ろしい日本人

劇団チャリT企画

OFF OFFシアター(東京都)

2009/03/03 (火) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

虚に実の香りを織り込んで、
今の日本では滑稽に思えるような話でも
ある国で上演すれば
現実の描写になってしまうかも・・・。

道筋にどきっとするような説得力があって
ひきつけられました

ネタバレBOX

比較的旬のネタをちりばめながら
ネタの色だけにたよるのではなく
もっと大きな潮流のようなものに観客の視点をもってくるところが
すごい。

劇場型にコントロールされていく裁判員制度や
金融危機による貨幣価値の崩壊をもイメージさせる葉っぱ話、
派遣村のイメージから戦争にまでいたるイメージの膨らみ・・・。

風が吹けばもうかる桶屋の話であるともおもいつつ、カラスのイメージなどが加わると奇妙な真実味がやってくる。

役者たちには、それぞれのキャラクターが持つ色をちょっと強めに出す技量があって、物語の虚をうまく実に押し切っていたように思います。

ごみで太るカラスの比喩も秀逸
春琴

春琴

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/16 (月)公演終了

満足度★★★★

熟成
初演に続けて2度目の観劇

出演者の皆さんも大分こなれていて
まろやかに分かりやすくなっていた感じ
その分、谷崎文学に肩を借りた冗長さが失われていて
ちょっと残念

日本人には作りえない、日本様式美を堪能

MY NAME IS I LOVE YOU

MY NAME IS I LOVE YOU

快快

5TANDA SONIC(東京都)

2009/03/07 (土) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★

はじまりの前のはじまりから魅力的
まだ桜の季節の喧噪からはほど遠い目黒川沿いの、ビル街の一角にあるGOTANDA SONICの前の暗がりには、開場前というのにけっこうな人だかりが。おそらく、限りある当日券を求める人も多かったのだろう。はじめて訪れた場所だけに、入口すらどこかわからないまま、予約していたチケットを受け取り、列に並んで待っていると、すぐにガラガラガラと音を立ててシャッターが上がりだし、ようやく会場内の様子が判明。奥にはライトに照らしだされたステージが、それまでの夜闇との対比もあり、皓々とまぶしく輝き期待感を煽る。開場しただけだというのに、けっこう昂揚。一方、手前の入口横のウインドウには、ハート型に折られた無数のパンフレットがクリップで止められ愛らしく貼りつけられ、場合によってはドリンク券がなかに封入されていると告げられながら、観客はそのなかから一枚撰びとりながら入場。もう、それだけで楽しい♥

あらためて、舞台のうえの作品だけが快快の魅力ではないと痛感。なので、あえて野暮な劇評めいたことは省いてしまうのもあり、だよね?

MY NAME IS I LOVE YOU

MY NAME IS I LOVE YOU

快快

5TANDA SONIC(東京都)

2009/03/07 (土) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

言葉に依存して言葉を超える
言語をうまく前に押し出しながら、
実は身体表現や作り上げるイメージで
物語を語るしたたかさに舌を巻きました

ボーナストラックの表現にもぞくっときました

ネタバレBOX

英語で演じるというよりは
英語と日本語を小道具のように使って表現がされていたように思います。

舞台から溢れてくるのは、とてもリアリティを持った今であり、登場人物の心情はその身体表現から溢れ観客を見事に浸潤していきます。

前説から始まって、文化祭演劇のような体裁に息を呑むほどに高度な表現を織り込んでいく・・・。

役者はもちろん舞台美術や衣装も実にしたたかで
さりげなさのなかに、ものすごいい見ごたえを感じました
吸血鬼

吸血鬼

グリング

青山円形劇場(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/11 (水)公演終了

なるほど~。
真新しさはなかったけど、
さすがの青木作品で完成度は天下一品って感じでした~。

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