
誕生
TEAM☆イットクルゼ!
劇場MOMO(東京都)
2009/04/15 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
満足度★
やりたいところのものはよくわかるが
惹句に「タイムスペクタクルファンタジー!」とあるように、梶尾真治のアレに広瀬正の「マイナス・ゼロ」を加えてキャラメル風味(オープニングのダンスとかモノローグの多用とか)に仕上げた「時間SF系」。
やろうとしているところのものはよくわかるが、全体のバランスが悪い(時を超えるまでが長い割に超えてからがアッサリ)上にクロノス・ジョウンターのような時間跳躍マシンで時を超えて以降、続出する疑問点が置き去りなままなのは残念。

風の鎌鼬
Will-o'-the-Wisp
シアター風姿花伝(東京都)
2009/04/17 (金) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
ストーリー、キャスト、スタッフワークそれぞれに満足
チラシの惹句に「古墳時代の抗争劇!」とありつつも、内容説明及び主題曲から半ば予期した通り、『荒野の7人』がベース。(ただしメンバーが3人なだけに集結するプロセス部分はない)
がしかし武器は刀系だし、クライマックスは土砂降りだし、「勝ったのは里人(さとびと)だ」だし、なので原典およびそのまた原典をよく知っている…どころか大好きな身として大いに楽しむ。
またこれが、単なる翻案ではなく、より大きな権力に対して里人たちが立ち向かおうとするところで終わるのが上手いところ。終盤で里人たちが武人(ぶじん)に対して立ち上がるところとこのラストシーンなんてゾクゾクするというか目頭がアツくなるというか、なくらいで。
さらにシンプルながら立場(所属)を一目で識別できる衣裳もナイス。里人たちはシーンによっては武人も演ずるのだが、この衣裳によって観客を混乱させないのは上手い。
他に場転時の(伴うSEも込みで)「つむじ風」を想起させる効果を筆頭とした照明も◎。このサイズの小屋なのにムーヴィング使いまくり、みたいな。(笑)
それもただ使うのではなくキッチリ効果的に使っているワケで。
あと得物のデザインも鎌鼬3人がそれぞれ違っていたりして良かったし、ストーリー、キャスト、スタッフワークそれぞれに満足。

真夜中のファイル
Wit
サンモールスタジオ(東京都)
2009/04/15 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
満足度★★★
それぞれ作家性が出たオムニバス
トリプル主宰それぞれの作品4編と翻訳モノ1編のオムニバス、各編の中心人物がそれぞれ何らかの「罪」を犯している(ゆえにその人物が神父に懺悔するところがイントロになっている)という以外にもう1つ「縛り」があった方が全体にまとまりが出たような気がしないでもないが、それぞれ作家性が出ているのは面白い。

大ニンゲン展
ソラトビヨリst.
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2009/04/15 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
初演と優劣つけ難し
07年7月の第2回公演作品の再演で、今回は中山座長による演出。
人体内の細胞たちを擬人化するという突拍子もない発想が楽しいのは前回同様ながら、今回は舞台が広くなったことで舞台後方を一段高くして立体的に見せるように変わった他、右脳と左脳それぞれに背の高い役者を1人ずつ配して、この2人の演技がアツ苦しいことといったら!(笑)←もちろんイイ意味で
また、大きな違いは夏生が文字通り「闘病」するシーンがなくなりその代わりに善と悪の「カシラ」による殺陣が入ったこと。
今回の方が統一がとれて説得力がある一方で、破天荒さ(笑)に欠ける気もして、一長一短ってところか?(=優劣つけ難し)
あと、ここの特色であるところの出演者それぞれの「名乗り」がいつもながらイイ。

テンリロ☆インディアン
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★
GIRLS1観劇。
面白かったんだけど、非常にセリフが多く疲れた。
なんというか根本的に、
カンザスの牢屋に女9人って時点でリアリティを感じられずもの凄い違和感有り。
席の問題か、早口すぎて何言ってるのか分からない場面が結構あり、
全体的に役者さん達がセリフに振り回されている印象を受けた。
登場人物の職業が異なるBOYSが気になったけど、なんとなーく見損なって無念。
子供でもやらないようなこじつけを引っ張る所が気になったのだけれど、
BOYSってどういう会話になっていたんだろうなぁ。

シド・アンドウ・ナンシー【CoRich舞台芸術まつり2009春 グランプリ受賞作】
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
んん〜。
アフタートークを聞いて、ああ、やっぱり先が見えずに書いてらしたのだ・・・と、途中から行く先を心配しながら観てる自分がいました。終わりの印象が今まで観た中では薄いかな。けれど役者があそこまでもっていけるのはやっぱり凄くて切れ味スーパードライな演技はさすが。
パッツリと愛を魅せる上田楓子さん、今までで一番良かったです。
それから駅前劇場って観にくいのにチケット代が高いと思っていたけど、真ん中にステージ、段差のある席配列によりストレスなく観劇。
同じ劇団を何度も行くと飽きることもある、けどMCRはなんでか飽きない。次回も行きます。愛あればこその★は3,8 海溝に落とされる時のMCRはもっと凄いから。

テンリロ☆インディアン
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑いと興奮をありがとう^^
Boys2を拝見しました。演劇は初心者でしたが、始まりの音楽からワクワクしてこれからどんな展開になるのかなって期待してました。一人一人個性豊かでなんかまとまりみたいなのを感じました。だんだんと話しが進むにつれて観客から笑いがたくさん出ましたね!ピラミットのところでは思わず拍手しました。みなさんの演技が本当に素晴らしく演劇っておもしろいなって思いました。特に事件現場を再現するシーンで小沢さんが女性銀行員役をやった場面は普通に笑ってしまいました^^それから須藤さんが通訳しながらヒートアップしていくところとか、、、、細かくたくさん笑えるところがあるのに、ちょっとミステリーちっくで最後にちゃんとまとまっていて、テレビや映画じゃなくてもこんなふうに再現できるんだなって感動しました。ありがとう。また見たいです。

Dolce!
O-MATSURI企画merrymaker
シアター風姿花伝(東京都)
2009/04/25 (土) ~ 2009/05/03 (日)公演終了

ベゴニアとしあわせ〜上を向いて歩こう〜
経済とH
OFF OFFシアター(東京都)
2009/04/24 (金) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

がーるずとーく
なにがし
中野スタジオあくとれ(東京都)
2009/04/24 (金) ~ 2009/04/26 (日)公演終了

紅蓮の果てに継ぎし者
カラスカ
TACCS1179(東京都)
2009/04/23 (木) ~ 2009/04/26 (日)公演終了

学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/20 (月) ~ 2009/05/05 (火)公演終了
満足度★★★★
キーーーッ!
どこかアラを探してやろうと見たけど、そんな事忘れさせられて、ずっと引き込まれっぱなしだった。腹立つ!
それと、特に女性役者みんな魅力的で可愛かった。
好きでした。

学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】
キレなかった14才♥りたーんず
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/20 (月) ~ 2009/05/05 (火)公演終了
満足度★★★★★
た、楽しい!(^0^)
14歳の頃の学芸会かと思いきや、幼稚園の学芸会!
いあいあ、楽しいったりゃありゃしない。
そこにはとてつもない大きなおとぎ話が仕込まれている。
それにしても・・なんで14歳が幼稚園なんだろねー??
以下はネタばれBOXにて。。

テンリロ☆インディアン
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了

テンリロ☆インディアン
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了

音楽劇 三文オペラ
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2009/04/05 (日) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★
久しぶりに良い刺激。
ブレヒト作品勉強にうってつけと、宮元亜門演出に期待して。
あえて大筋以外は特に予備知識持たずに見てきましたが
色々な面で戯曲を読んでみたくなりました。
デーモン閣下の言葉が大変聞き取り易かったことに感心しながらも
ま、聞き取れない人の歌はじゃぁあえて聞き取れないままに
受け取ってみるか、という気すらしたのは演出効果かもとも
戯曲の雰囲気かもとも思ったり。
とりあえず、私は見て大変良かったなという思いです。

リーディングドラマ「もしもキミが。」
ネルケプランニング
TOKYO FM HALL(東京都)
2009/04/17 (金) ~ 2009/04/25 (土)公演終了
満足度★★★
ストーリーが、、、
優基役が向井理くん、麻樹役が芦名星さんの回に観に行きました。
初めてのリーディングドラマ。
生バイオリンと映像を使った演出はとても印象的でした。
演者のお二人も本当に優基と麻樹のようで、会話のようなテンポで進む感じも心地よかったです。
ただ、ストーリーが、、、う〜ん、本で読むとまた違うのかなぁ。
私的にはちょっと共感がもちにくく、イマイチ。
ま、年齢的に離れているせいかな(^_^;)
でも出演者が違うとだいぶ雰囲気が違くなるかも。
他の人のも観てみたかったです。
向井くん、芦名さん共に、次回は舞台を観てみたいなぁ♪

Dolce!
O-MATSURI企画merrymaker
シアター風姿花伝(東京都)
2009/04/25 (土) ~ 2009/05/03 (日)公演終了
満足度★★★★
面白い!!
狭い舞台を縦横無尽に駆け抜ける2時間弱のミステリー?(ちょっとコメディ)。ほんとに面白かった。
時代背景が、なぜ大正時代だったのか?現代でも通じるようなストーリーなのに・・・・。
だが最後の落ちをみて、「なるほど」と思った。でも、その後の設定に若干の論理矛盾を覚えるのだが・・・・。ま、それも含めて面白い、からよしとしよう。
なんといっても女学生の衣装がいい。カラフルだし、ライティングも見事な仕事をしており、最初と、途中と、最後に女学生が一列に並んで演技をするところなんてラインダンスのような迫力と色彩の美しさが交差して感動があふれてしまった。ディズニーランドも顔負けの舞台といえるかも(ちょっと誉めすぎ?)。
惜しいのは黒川探偵(役)のセリフがやたらと早口すぎたこと。しかも滑舌が悪いから何をいっているのかがわからない。
しかも女学生もつられて(?)、みんなが早口。公演時間が2時間弱というのはこのおかげなのか? だったらもっと普通にしゃべって、2時間強の舞台でもいいと思う。あと、効果音とセリフがかぶる場面があって、やはりセリフが効きとりにくかった。
全体の演出(動き)がスピーディなのはいいが、なんとなく詰め込みすぎのような気がした。もっとすっきりした本にすればもっとわかりやすく、さらに感動の度合いが上積みされたかも知れない。まことに惜しい!
やはり「ドルチェ」とは、詰めの「甘さ」を指しているのかも??
初見の団体だったが、これからは要チェックだ。

ゲニウスロキ-GeniusLoci-
innocentsphere
シアタートラム(東京都)
2009/04/19 (日) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★
手堅い
シアタートラムの広い舞台を上手く使っていて、ストーリーもそつがなく。お金払う価値ある作品。
でも熱演で化けるかと思いきや、優等生的にポンポン進んで終わってしまったような。派手なんだけど退屈しちゃう、なんか惜しい感じでした。

怪盗流星仮面
謎のモダン館
ぽんプラザホール(福岡県)
2009/04/25 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了