最新の観てきた!クチコミ一覧

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誰

掘出者

サンモールスタジオ(東京都)

2009/02/14 (土) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

立場が、足元が、溶けるように崩れていく。
見事、としか言いようがない。
最初はどうなるのかな?と思って見てたけど、
「正常」とか「異常」とか「正しい」とか「間違い」とかが…
あれよあれよという間に立場が変わっていく変わっていく。
安全な所、正常な所など何処にもない。
「強い」「弱い」さえも、こんなにも解りやすく変わっていくなんて。
舌をまきました。

限りなく日常から遠く、でも気持ち悪いぐらい近い。
とても面白かった!

成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

「成れの果て」
※★をつけないことにしてます

「成れの果て」を、見させていただいた。

自分的にはNGな、際どい内容かと思いきや
人物の複雑な感情と欲望が、細かく細かく描かれていて
かなり完成度の高いお芝居なのではないかと 思った。

自分的に嫌な気持ちにならなかったのは、
主役の二人や 他の人物が、
平等に悪意をさらけ出したからだと思う。

役者さんたちもとっても上手で
あの「さらっ」とした演技が、リアルを引き出した。

興味深い話だった。

路地裏の優しい猫

路地裏の優しい猫

“STRAYDOG”

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2009/04/29 (水) ~ 2009/05/05 (火)公演終了

満足度★★★★

最大の収穫は相沢まき
今回の最大の収穫はアッシ役の相沢まき。初演、再演の植村結子と比べてしまったこともあってか、前年の宮地真緒の歌唱をイマイチと感じていただけに、彼女の意外にも(失礼!)見事な歌いっぷりは嬉しい誤算。
しかも演技も悪くなく、植村結子とは異なる新たなアッシ像を確立したのではあるまいか?これを機にちょくちょく舞台にも立ち、ドラマにも出ていただきたく。
また、一番の目当てであった岡本玲ももちろん良く、台詞が関西弁ということもあってか非常に活き活きしていたし、圧倒的にカワイイ!
ジムのトレーニングシーンにしてもラストの「かぼちゃの馬車」にしてもカーンコールにしても「featuring 岡本玲」みたいだったのもその証左?
 
とはいえ刷り込み効果もあるのか、まだ初演を上回ってはいないような…。特にジムでの集団トレーニングシーンなんて、初演の迫力にははるか及ばない、みたいな。

容疑者χの献身

容疑者χの献身

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2009/04/30 (木) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

まったくボケない西川浩幸
「原作テキストをそのまま読む」手法や、何人かが複数のワキを演ずる配役、それに少なくはない場面の転換を可能ならしめた人力回り舞台などによって、長編小説である原作を舞台に上げたワザはさすが。
また、石神の「献身」ぶりと、そうするに至った原因もイイ。(これは原作の功績であり、映画でも同様だったのだが)
そして、たとえそのような理由であろうとも石神の犯した罪は許されるものではなく、むしろ極刑に処すべきだと思うが。
で、役が役だけにまったくボケない西川浩幸を久々(初めてではなかったと思う)に観たような。(笑)
あと、本作の原作は未読ながら、原点である短編集(=ドラマの原作)を(ドラマよりも先に)読んでいた身として、ドラマで「ワトソン役」が若手女性刑事(草薙の後任という設定にしたのは上手い)であることに慣れておりそもそも柴咲コウファンでもあるので映画のアレはアレでも良かったけれど、やはりこうして湯川と草薙の会話などを原作の設定通りで見せてくれると、こっちの方がシックリするなぁ、な感じが山盛り。

夜之音、月之香

夜之音、月之香

劇団パラノイア・エイジ

「劇」小劇場(東京都)

2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

「春琴抄」後日譚
盲目→聾唖、三味線→絵筆、と一部設定を変えての「春琴抄」後日譚。佐助の献身的な愛を、いかにも昭和30年代前半な空気の中、市川箟監督の金田一シリーズを彷彿とさせる雰囲気も漂わせて描いて見事。

(以下詳述)
物語の狂言回しとなる編集部の面々の衣裳・メイクから、終戦から数年後というのが見てとれ、田舎の風景描写やあぜ道を疾走するトラックなんてシーンはもう目に浮かぶよう。
目的が読めない何やらアヤしげな人物がウロついたり、ヒロインには出生の秘密があったりという「謎」、行方がわからなくなった人物を探す「山狩り」シーン、ストーリーの中心的な人物が自ら命を断つ「悲劇」など、「あのシリーズ」を髣髴とさせる部分が複数。
その中心的な人物が命を断つのが満開の桜の下。1ヵ月ほど前に桜吹雪の中を歩きながら「逝く時はこういう季節がイイなぁ」などと思ったのでイタく共感。
本作では春琴の娘の父親は佐助ではなく利太郎(←この名前は出ず「春琴のパトロン」とだけ語られる)という設定で、佐助はそれを知った上で春琴を孕ませた咎を受けさらに娘もわが子として(というより春琴の忘れ形見として?)愛情を注いで育てるというのが、原作で描かれる「献身的な愛」に通ずるのではないかと。
また、ほぼ黒一色の何もない素に近い舞台に装置は時としてイーゼルや画材、あるいはちゃぶ台が登場する程度の最小限にとどめ、あとは役者の演技だけで見せる「想像力刺激演劇」なところや、クラシックのピアノ曲の印象的な使い方、それに原作を知っている観客への目くばせ、さらに一部の2役の演じ分けとキャラ設定など、あちこちでツボを突かれる。

僕たちの好きだった革命

僕たちの好きだった革命

サードステージ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

鴻上演出、恐るべし!
すごく良いじゃないですか!
TVCMだけを観て『な~んだ、想像つくよね』って感じで、スルーするつもりだったんです。
でもスペシャルプライスのメールが来て、「どうせ池袋に用事があるし」な感じで観に行ったんです。
そしたら、ぜんぜん良いじゃないですか!
全ての年齢層で、何かを感じて、シッカリ楽しめます。
ありがとうございました。

成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

色々な解釈の仕方?
登場人物それぞれが裏を握り握られ、
恨みを持ち持たれ、
みんな表の顔と裏の顔があるのだと感じました。
そしてその見方・解釈の仕方というのは
人それぞれになるのかと。
なぜなら自分の中だけでも、
色々なパターンの考えが出てきます。

成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

露悪な空気を求めて。
前回が公演中止ということで注目を集めていた今公演。
10ヶ月前に果たせるはずだった初見を、今回ようやく実現。

空気の引き締め方が巧さに舌を巻いた。
最初の引き締めで、この芝居の出来が変わってくるのだろうが、
この上なくバシッと説得力を持った形で決めてくれた。
それ以降も、緩めと締めの具合が絶妙。

露悪的な部分も、好みのタイプだけに好印象。
関係性が非常に劇的でありながら、空気感でリアルになっていく。
実に理想的な作り方をしていると感心。
当然のことながら、俳優陣の巧さもそれに寄与している。

若干の気に掛かった部分もあったが、それを圧倒する説得力。
今のところ、今年三本に入る文句なしの秀作。

ネタバレBOX



津留崎夏子(姉)、菊池佳南(妹)、永山智啓(姉の婚約者・昔妹をレイプした)。
このトライアングルが強固であるからこそ、この芝居が芝居たり得ている。
特に、先に述べたように最初に空気が締まる、妹の登場シーンの説得力。
その瞬間に、この観劇の成功を確信した。

若干気に掛かった部分。
妹が指示し、姉の婚約者がゲイ男二人にレイプされそうになるシーン。
最高に緊張が高まるのだが、どこか安全な見世物だなぁと思ってしまう。
妹が止めに入り、石で殴りつけるところなどなおさらだ。
暴力的なテキストが世界を強固にしているのだから、もったいない。
テキストをもっと信頼してもいいのでは。
愛のルーシー

愛のルーシー

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

家族で楽しみました
大学生の弟に連れられて観にいってから、たびたび足を運んでいるんですが、今回は母親を連れて行くという実験を行ってみました。結果として、三人で楽しむことができたので、安心して観にいける感じがありますね。映画とはまた違ったよさがあるんですよね~。

ネタバレBOX

さて、ネタバレについてですが、公演も確か今日で終わりだったと思うので、多少。全体的に笑いを取っていきつつも、緊張感も適度に織り交ぜて、ラストで崩壊しちゃって、さて、どうなる?という展開が得意な北京蝶々さん。
今回は、これまでに見た作品と比べると、終わったあとの余韻はマイルドで、大崩壊、と言った感じではなく、お、続いていくんだなぁ、という感じ。さすがは循環型の設定。
それはともかく、前半のコウボク君のキレ具合と、全体的にテイヘン君のボケ具合がまず、物語の雰囲気を作っていたかなという感じ。コウボクは怖かった・・・。中盤以降のテイヘンは味が出てきてよいなぁ、と感じましたね。
フコウとアイの女性の対比は、ああ~、あるある、と思えたりしてなんだか少し寂しくなったり。
少しわかりづらかったのは、ハイカンとタイガクかな?
作家という人種が周りにいないと、ハイカンの精神性は、描かれている分では、ちょっと理解しづらいかも。ただ、あの環境を、自分の人生そのものに置き換えると、彼女のいっている言葉は、自分にとってはよくわかる。火種を捜している・・・わかります。
タイガクは物語の重要な部分を担っていましたが、彼は結局、どうしたいのか、それがわからなかった・・・。たぶん、自分にもわからない、理想だけはあるけれど、手段がない人なのかな、という意味では、そのまま受け取っていいのかも。
イナカは序盤のコミカルパートをガッツリカバーしてくれてましたが、酪農知識が思ったほど披露されなかったのは、残念かな? タイガクの知識活用ップリと比べると、ちょっと特性を活かすという意味では影が薄いのが残念。
ケンチクは、おもしろい子でしたw 愛してるなぁ。ケンチクはあまり関係ないけどw
研究者の二人は、説明キャラとしての側面が強かったように感じますが、先輩と後輩の役割が滲み出ていてとてもよかったです。ラストの先輩の心変わりが、なんだかスコシフシギな気もしますが、さて。

物語的には、設定がまず面白かった。
循環型施設、閉鎖空間、目標、生きること。
キューブのような唐突感と、志願してきているという点、
そして隔絶された外部と内部の、優越の逆転、というか崩壊、というか。
唐突感はあったものの、おっ、なるほど、そうなりますか。
という感じはあっておもしろかった。
印象に残ったのはやはり、テイヘンの、最後の一羽を守るところ。繁殖できなくても、生きてるんですよ、みたいな・・・ああ、耳が痛い。
JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)

JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)

MU

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/05/26 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

メッセージ受け取りました!
前回見逃してしまったMUなので、待ち望んでたんですけども。
いや~これがMU!っていうのを観られてほんとHAPPYです。
愛だし、皮肉だし、課題を投げかけてるよねって、そーいうの。
ネタバレに書くとして、☆は4.5ですね。初日だったからかも。

ネタバレBOX

【JUMON】
反転してるので、ガンガンとかの少年誌にある男子の為LOVEファンタジーというイメージ。性別が逆になるだけでこんなにピュアロマンチックに観えるなんて。なんつーか女の方がつるんでる分、いつ出し抜こうかとかあざとい感情がありそうなのを、男がやると健気でおろかしいのに憎めない。結構MUは女子の気持ちわかってるなー、と思う脚本という感覚だったので、アユム氏が男子の為にこういうアプローチできるという発見が新鮮。
女子パートで信子が着替えるシーンがあるんだけど、トレーナーにタグつけたまま。そこに、これこそがメタファーと感じた。というのは、新しい愛の形と言っても、誰かにとってはそれも既製品、タグついて並んでる品物の一つに過ぎないというメッセージに思えた。(深読みしすぎた)でもそこが最高にしびれた。最高。

【便所の落書屋さん】ライトノベルのように、でもMUだけにただじゃ済まさないぜってイメージ。ペラい(ゆとり世代)と言われるほど実は非情に現実的で、それについていけない(純愛とかマジで言っちゃう)からドロップアウト(自殺未遂)してしまう。誰もが皆そうじゃなくて、幼いながらも愛についてマジメに考えるし、大人になっても間違いは犯す。と、いいつつもうギャグでしょ!と。クライマックスは「なんだこれ」で超面白かったー!!「なんでもない」に「愛の勝利」って。もうなに、ヤバすぎる。

【キャスト】全員きちんと自分の仕事をこなしていました。誰一人シャッフルも抜けも利かない。いい座組に恵まれてうらやましいです。初奈ちゃん・阪本さん・浜野さんは突出。なふみさん・成川さんがきちんと安定して場に居るのは大きい。宍戸さん・小野さんの無理の無い空気感が好感。なおちゃん・タクシーさん・イングーさんの芸達者ぶりに脱帽。

【気になった点】初日なので固さは仕方ないかなーとして、便所の方で書込みスペースが外れた場合の処理の仕方の問題かな、と、怪我!しないようにほんと気をつけて欲しいです。心配。タクシーさんは手がキレイ過ぎるし。
あとJUMONのラストで、なふみさんがもう少し奥目で倒れていただけたら、きっと二列目以降の方々も母の哀しい愛を垣間見れます(笑)地べただから前の人で見えないの(泣)
あの椅子、倒れて足に落ちてきたら痛いんだろうなあ。

と言う感じで、ドンドン変化するんでしょうな。
怪我には気をつけてくださいまし。

きらめく星座 ~昭和オデオン堂物語~

きらめく星座 ~昭和オデオン堂物語~

こまつ座

天王洲 銀河劇場(東京都)

2009/05/06 (水) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

作:井上ひさし自身の経験を元に、第二次大戦開戦1年前のレコード店「オデオン座」に集う人々の人間模様。
井上ひさし作のこまつ座公演、銀河劇場とは珍しいです。
ホリプロとの共同のためでしょうか。

昭和15から16年、浅草のレコード店「オデオン座」に集う、明るくたくましい、個性豊かな人々。
「紙屋町さくらホテル」にも通じる、一般市民の目線での戦争が題材です。

次々に描かれる騒動は、大きなことではないけれど、何が起きても明るく楽しく歌い飛ばしてしまう家族が楽しいです。

愛華みれ さんの元SKDのお母さんのおおらかさと明るさ、
最近立て続けに舞台に出ている前田亜季さんもよかったですが、
何といっても相島一之さんの生真面目な傷痍軍人の役。
まじめでコミカルな面と、国に対して一途なゆえの苦悩が良かったです。
この役が、当時の普通の日本人だったのではないかと思います。

ネタバレBOX

チラシのイラストや舞台上でも使われるガスマスクは、忍び寄る戦争の象徴であり、異様な外観。
登場人物たちの未来に、この後起きるであろうより大きな戦禍を考えると、複雑な心境になります。
港町十三番地・立棺

港町十三番地・立棺

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2009/05/26 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★

観て来た!
久々に大人の芝居を観たなぁという感じ。雰囲気はとても良かった。でもちょっと大人すぎて人生経験の浅い自分には今ひとつ感情移入出来なかったけど‥。

ネタバレBOX

それでもラスト(主人公が過去の思い出に浸るシーン)はグッときた。

宇宙を育てる

宇宙を育てる

味わい堂々

中野スタジオあくとれ(東京都)

2009/05/22 (金) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

NOT BAD HOLIDAY

NOT BAD HOLIDAY

劇団競泳水着

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

とってもトレンディー
見事にトレンディードラマでした。
あま~い感じではなく、心の隙間に焦点をあてたもやもやする感じ。

あまりにもテレビでやってそうな、ありがちな話で、見ごたえがあった!
とか、★6つけちゃう!なんていえるほど感動はできなさそうだけど、
それでもとってもよいお芝居でした。

予約がいっぱいで見損ねたかと思っていたけど、追加公演に救われました。
こういう人気の演目は一週間後に再演するとか、見損なった人や、口コミで興味がわいた人も見ることが出来るようなことをやって欲しいと思う。
短期上演であることが、小劇場の魅力のひとつであることは否定できないが、同時に発展しづらい理由にもなっていると思うからだ。
あたりかどうかわからないのに、人をつれていく勇気はもてない。

細野今日子さん。前々回の真剣恋愛でとてもいい芝居されていたので
よく覚えていました。出演作を見たいと思って探していたんですが、
この劇団に入ってたんですね。
相変わらず、いい雰囲気だったと思います。

CASSIS

CASSIS

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

コミック「花と夢」ランド
な、なんて楽しいんでしょ!(^0^)
第一、開幕から飛ばしまくり!部長他2人の社員とイマドキ新入OLのやり取りにヤラレル。その後にはメルヘン・お菓子の部屋バリバリのセットでおとぎの国に迷い込んだよう。思わず・・・アンデルセ~~ン!と叫びたかった!

とにかく楽しくて面白い!ぜひ観て欲しい芝居。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

ケーキ屋「メゾン・ド・ラブ」を舞台にここに集まる人達や、夜にお忍びでやってくる昆虫人間やら、森の動物たち。そして妖精と呼ばれる30歳すぎの処女や童貞男のみで構成される編集部「花びら」での仕事の風景などお笑い満載。草食系男子、メガネ男子、弁当男子、パジャマ男子、スプーン男子など、○○男子と呼ばれるコミックアニメで登場するようなキャラ立ても楽しい!
テンポの良いイマドキのコメディで存分に観客を笑わせ、時にはブラックなセリフも加味し涙が出るほど笑った!(^0^)ミミズの動きやアメンボのセリフにも笑いを誘い、舞台をハイスピードで押し切り飽きさせない。
笑いのツボは最高でした。うまいなぁ・・。やっぱ、こういう舞台を作る感性が素晴らしいです。

ワタクシにはパラダイスなひと時でした。もう一回観てもいいなぁああ・(^0^)
コメディとしては最高です。






この森で、天使はバスを降りた

この森で、天使はバスを降りた

東宝

シアタークリエ(東京都)

2009/05/05 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

歌のレベルが高くて久々に感動した
超有名な役者がでてるわけではないが、逆に歌のレベルが高い俳優を配しているので、歌だけでも聞きごたえがあった。
ストーリーはかなり泣けます。観客は男女ともすすり泣いてました。
ミュージカルにはあまり感動しない方でしたが、これは歌がうまいので、久々に感動した1作でした。

個人的には保安官役の藤岡正明の声がよく通って好きです。

愛のルーシー

愛のルーシー

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

良い。
次回公演も、次々回公演も観たいと思う。

愛のルーシー

愛のルーシー

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

なかなかの設定
循環型の環境の実験施設という設定がよく出ていたと思います。
何だかんだで人間というのは一筋縄ではいかないんだなぁと思いました。

NOT BAD HOLIDAY

NOT BAD HOLIDAY

劇団競泳水着

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/05/19 (火) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★

個人的に恋心が不足…
同年代の出演者だけで、家族のつながりを
無理なく描き出していた構成力は素晴らしい。
ただ恋を見たかったので、個人的に物足らなかった。

後、転換なしで、4場を構成する舞台美術が
あまり効果的に機能していなかったのが残念。

成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

狂気を際立たせる自然体の時間
終盤、砂糖菓子のように崩れていく心に息を呑み
露出する狂気の眩しさに呼吸をわすれてしまい・・・・。

魅入られるように物語に引き込まれてしまいました。

ネタバレBOX

ナチュラルな密度を持った舞台に登場人物が「そうするしかなかった」部分が緻密に積み上げられて、狂気の気配がやわらかく満たされていきます。

舞台上の登場人物の根というか過去は、フライヤーの絵のごとく互いを縛りつけて。

狂気が沁み出すまでの物語の観客への伝わりかたが絶妙。怒りや思いが、箍が外れたように溢れ出すシーンに違和感がなくて。

終盤、ありふれた八畳の空間に歯止めなく吹き上げる怒りがすごく純度の高いものに感じました。その後の湧き出すような狂気の仇花のような美しさには、もう目を見張るばかり。

終演後しばらくの間、呆然とその空気に浸ってしまいました。
























                  

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