
青木さん家の奥さん
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/09/11 (金) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
粘り気少なめ、さらっと濃厚
この戯曲のスピリットをそのままに、
生きの良い役者が気持ちよく舞台を
務めておりました。
エンターティメント性もたっぷりで
肩の力を抜いて楽しむことができました。

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
台詞覚えだけでも、表彰状物
さすがに通しで観る自信はなく、3日間通いました。
2部が一番面白かった!
1部は登場人物が多すぎて、誰が誰やら。台詞に名前が出る度に、配られた配役表で確認するのに忙しく、ようやく、全容が掴めたところで、幕。
3部は、エピソードの羅列に走りすぎた感あり。
2部は、登場人物も絞られ、各人の恋愛感情や友情や革命の志等が、一番細やかに濃密に描かれ、最もドラマチックな舞台でした。
カーテン越しのスタッフの舞台転換が鮮やか!スタッフにまで、演技力を要求する蜷川さんにもビックリですが、皆さん、その要求にちゃんとこたえていました。
押しなべて、男優陣と子役さん達、大健闘でしたが、中でも、ベリンスキー役の池内さんの好演には舌を巻きました。
いつの間に、こんな名優に成長されたのでしょう!
とにかく、役者さん達、よくあのロシアのややこしい名前の羅列と、馴染み薄い革命論の長台詞を叩き込み、消化され、自分の言葉として、表現し切られたものだと、感心するばかり。敬意を表します。

極めて美しいお世辞
箱庭円舞曲
OFF・OFFシアター(東京都)
2009/09/11 (金) ~ 2009/09/22 (火)公演終了

『轟きの山脈』(公演写真を掲載中!「写真」をクリック◎→→次は6月中野ポケット☆★)
舞台芸術集団 地下空港
劇場MOMO(東京都)
2009/09/11 (金) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★
美しい舞台でした。が・・・
舞台装置や照明などはとても美しく、秀逸なシーンがいくつもありました。
しかし、シーン間の物語のスケール感などがうまくつながっていかず、作り手が意図したであろう物語のふくらみには至らなかったのではと・・・。

memory
演劇ユニットand so on
ブディストホール(東京都)
2009/09/09 (水) ~ 2009/09/13 (日)公演終了
満足度★★★★
よく笑えて、しっかり泣ける。
memory、観て来ました。
雨にも関わらず、ほぼ満席でした。
このお芝居は既に別の劇団で公演されていて、それが原作となっています。
脚本は本公演用に書き直されたようです。
話は下宿屋の女将さんだった母親の葬式の日から始まります。
彼女の残した日記を軸に、過去と現在が行ったり来たりします。
蜂須賀さんの脚色・演出、よかったですよ。
たっぷり笑えて、しっかり泣かせ所があって。
現役バリバリの役者さんが脚色・演出すると、俳優さん達の特質(本性?)がよーく分かっているから、演者さんたちも凄く楽しそうです。
元々よく笑える舞台なのですが、女優の一木さん(老け役)が出てくると客席の笑い声が1トーン上がります。
凄いですね、流石って感じです。
西舘さんも、初舞台なはずなのに素敵でした。
蜂須賀さんがアテ書で脚色したのでしょうけれど、それにしても大したものです。
俳優の岸哲生さんが声を潰してました。
あと2ステあるのに大丈夫かなぁと思ってみてました。
カンパニーの皆さん、素敵な舞台をありがとうございました。
「and so on」、次もきっと観に行きます。

異邦人~エトランジェ~
シンクロナイズ・プロデュース
ザ・ポケット(東京都)
2009/09/16 (水) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★
素敵でした!
■2009/09/16 19:30開演 2時間5分
■ザ・ポケット(中野)
■全席自由
ほぼ定時の開始でした。
原作は有名なアルベール・カミュの「異邦人」。
古典の部類だと思うのですが、どうアレンジされるのか楽しみにして観て来ました。
素敵でしたよ。
一言で言うと、「スタイリッシュな不条理劇」ですかね。
「笑い」は無いんですけど、『今の新劇』って感じでしょうか。
初日1ステ目でしたが、大きなミスもなく、カンパニーの一体感を感じました。
キャストで目を惹かれたのは、看護婦/モニカ役の松本早紀さん。
主役じゃないのですが、素敵でしたね。
看護婦役は顔を隠しているのですが、雰囲気があって、綺麗なだけじゃなくて「伸び代」を感じました。
異邦人の原作や舞台を読んだり観たりしている方には、お勧めです。
あと作品とは関係ないのですが、全席自由なのに会場係りの方に座席を強要されたのは、ちょっと頂けませんでしたね。
続きはネタバレBOXにて…。

異邦人~エトランジェ~
シンクロナイズ・プロデュース
ザ・ポケット(東京都)
2009/09/16 (水) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
高度な異質さ
ひじょうに素敵な作品でした。演出・照明・音楽、どれをとってもセンスがいい。舞台は無機質な、どちらかというと淡白なセットなのに照明で更に幾何学的なラインを作り出し、更に音楽で盛り上げるという視覚も聴覚も満たされた芝居。
以下はネタばれBOXにて。。

トブ
空気ノ機械ノ尾ッポ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2008/10/23 (木) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

『轟きの山脈』(公演写真を掲載中!「写真」をクリック◎→→次は6月中野ポケット☆★)
舞台芸術集団 地下空港
劇場MOMO(東京都)
2009/09/11 (金) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
遠くて近い、途方も無く、けれど美しい
改めて、芝居の面白さを想いました。
地下空港は、劇場の規模に関わらずいつも、壮大な世界がある。 今回は今まででも最も大きくて、高かった。
人間の孤独と言うもの、人間という 存在について、生きるということについて。どんなに醜くても、でもやはり人間は美しくて、そして 生きていかねば、と想いました。
地下空港の途方も無い大きな世界観の中でそれでも、いつも伝わってくるものがあって、何度でも噛み締めて見たくなるような魅力があります。
照明音響、衣裳 美術、全ての表現がこの舞台を支えていて、演劇という総合芸術の醍醐味を感じました。
戯曲のみでなく、美術的なところでも魅せられるというのは、とても強いと思います。
今回はとてもファンタジー色が濃く、その色に初めは入り込めずにいましたが、すぐに 引き込まれました。照明音響さんの、空間の作り方がすごかったです。 また、役者さんが、主役だけでなく全ての役がたっていて、物語の深みを増していたと思います。人数がわりと多いのに、どれも強い個性があって、どのシーンも見応えがありました。
今後も、どんな旅を劇場でさせてくれるのか、楽しみにしてます。

『轟きの山脈』(公演写真を掲載中!「写真」をクリック◎→→次は6月中野ポケット☆★)
舞台芸術集団 地下空港
劇場MOMO(東京都)
2009/09/11 (金) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★
とにかく物語が面白い
山が舞台ということで、一体どんな物語になるのかと思っていたら、こんな話だったとは!
幹となる話の展開に目が離せない。どう収束していくのかが気になるのだ。
役者も熱演で見せる。どの登場人物もヒトクセありそうな感じもいいし、彼らの一体感も素晴らしい。

赤紙 JAPプライド ご来場ありがとうございました。
獏天
SPACE107(東京都)
2009/09/15 (火) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★
力作!
戦争における悲惨さ、理不尽さなどが旨く描かれている。なかなかの力作だが、セリフを早口でがなるため非常に聞き取りにくい箇所が多数あり。とても残念だった(緊迫感は出ていたが・・・)。喧嘩のシーンは迫力満点で、演技的にも殴り合いを本当にしているかのような動き。きっと練習の成果と苦労が現れていたと思う。ぜひ戦争を知らない同世代(若者)には観て欲しい舞台だと思う。

『轟きの山脈』(公演写真を掲載中!「写真」をクリック◎→→次は6月中野ポケット☆★)
舞台芸術集団 地下空港
劇場MOMO(東京都)
2009/09/11 (金) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
鉱脈を掘り当てた
会場も、人数も、時間もコンパクト。しかし、コンパクトでありながらも内容に奥行きを感じさせるところがこの劇団の素晴らしさだと思う。長い時間練ると、あれもこれもくっつけて最終的に独りよがりの作品が出来上がってしまうケースが多いが、この劇団にはそれがない。
「鉱脈」という言葉は非常におもしろい言葉だと思った。鉱脈の先にあるのは石?手紙?石油?お金?愛情?憎悪?今回は、鉱脈の先に劇団地下空港がありました。

異邦人~エトランジェ~
シンクロナイズ・プロデュース
ザ・ポケット(東京都)
2009/09/16 (水) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★
「異邦人」はどっち?
「太陽が眩しかったから」という台詞で有名なアルベール・カミュの「異邦人」を比較的忠実に台本化した本作。
何事にも受身で、自分自身のことにさえ、あまり関心を持たないがゆえに、死刑台へと送られることになる主人公を丹念に描く。
自分に常に正直に、偽りを一切認めない、神を否定する主人公と、神を信奉し、道徳的な主人公以外の人々のどちらが、「異邦人」=「部外者」=「非常識人」なのかを見るものに問いかける。
道徳観が薄れるとともに、他者に対する関心が低い現在の日本においては、「異邦人」はもちろん主人公以外の人々であろう。
原作がどの時代にも通用する名作であることを再確認するとともに、そのことを理解させてくれた緻密な演出に感謝したい。
※欧米の作品を原典におく作品を読む、また、見るにつけ、毎回思うことであるが、一般に宗教観が薄い日本人の受け止めは欧米人のそれとは異なるのではないか。それをどう脚本家・演出家は考えているのだろうか。という疑問を今回も抱いた。

神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)
MU
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了
満足度★★★
背筋がゾクゾクっと~
ザワつく感じで観ていました。ホラーじゃないんだけど登場人物の心の奥底に潜む神様(あるいは悪魔)に突き動かされる心情に恐怖を感じる。
でも、そう感じながらも楽しく観劇できました。

神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)
MU
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

悪趣味
柿喰う客
シアタートラム(東京都)
2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了
満足度★★★
悪趣味だけどそうでもない?
柿喰う客、初見。
すごい苦手と思って、食わず嫌いしてました。
超B級アダルト×オカルト×サスペンス か。
正直もう内容が思い出せなーい。
てんこ盛りが、うまく盛られず、みっともなく崩れている。
「あ、こんなに盛ったのに…。食べれるのはこれだけか。」みたいな。
そういうのは私はあり。
そして悪趣味ではさほどない。
もっときわどい様を勝手に想像したからですね、たぶん。

「極み唄」
LIVES(ライヴズ)
タイニイアリス(東京都)
2009/09/15 (火) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
極み唄
堪能させていただきました。
やっぱり一本物とはまた違った面白さがありました。
タイニイアリスという箱の大きさにあったお芝居 だったと思います(^-^)
もう一回観に行ってみようかしら。

ハッピーエンドクラッシャー
ゴジゲン
シアターブラッツ(東京都)
2009/09/09 (水) ~ 2009/09/15 (火)公演終了
満足度★★★
いつもと違う
ゴジゲンの芝居はモンチャン以降から観させていただいてるのですが、いつものゴジゲンとは違う雰囲気の芝居だったと思います。
「全てをぶっ壊す」と言っていたくらいなので、どうなるのか構えていたのですが、想像していたのとはだいぶ違い、ぶっ壊されたと言えばぶっ壊されたかも。
この公演で初めてゴジゲンの芝居を観たという方がいらっしゃったら、是非他の公演のものも観てほしいです。
根っこにあるものは同じだと思うのですが、今回のこの表現は側面に過ぎないので、違う側面も観てほしいです。

悪趣味
柿喰う客
シアタートラム(東京都)
2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
初柿喰う客。超B級アダルトXオカルトXサスペンス!!勢い、悪ノリ、ギャグ、コント、アドリブ、てんこ盛り!
初めて見る劇団「柿喰う客」です。
Jホラー好きとして、今回の「悪趣味」の
チラシの「怖さ」不気味さに惹かれての鑑賞。
まず舞台上は、村はずれのさびれた神社の鳥居、
井戸、などいかにも怖い。
そしてお客入れ時のBGMも、悲鳴、足音、赤ん坊の
泣き声などおどろおどろしい効果音で開演前から
雰囲気満点。
開演前のアナウンスも電波が乱れて途切れるという
念の入れよう。
チラシのイメージもあって結構普通の芝居か?
と思いきや…。
始まると、役者はみなハイテンションで客席に
向かって叫ぶ、キャラクターの演技も衣装も
デフォルメされている、ギャグや下ネタも時々交えて。
そして、休憩なしと言いながら、突然前編の終了、
数秒の休憩時間、再開するとミニコントコーナー…
なるほどこういう劇団だったか!
ある意味私の「小劇団」のイメージです。
村の狐伝説を調べにきた学者と女子大生、
男優が女装した自殺願望OL、
ナタをふりまわす女子高生、時々発作を起こす
不気味な母親と家族たち、
ゾンビの村長、「車椅子のコスプレ」の長老老婆、
ジェイソン風、メガネのメイド、ゲイの家庭教師、
飼い犬、河童…出演俳優は26人。
ホラー的なあらゆる要素をぶち込んだごった煮状態は、
多少ありがちな遊びが目立たなくもないですが…。
私のツボは、片桐はづき嬢。
ぼたん丸が実にキュート。
あの棒演技と、せりふとびリピートに大受けでした。
演劇集団キャラメルボックスの渡邊安理さんの客演にびっくり。
普段と違う面を楽しみました。
最後に代表の挨拶、
「ひたすら自分たちの好きなことだけをやるので、
好きなお客さんは観に来てください」という
言葉には納得。
スタンスがはっきりしていて気持ちいい。(^^)
シリアスなホラー劇も観たくなりました。
思いっきり怖いやつ。
「柿喰う客」の次回公演も観たくなりました。

極めて美しいお世辞
箱庭円舞曲
OFF・OFFシアター(東京都)
2009/09/11 (金) ~ 2009/09/22 (火)公演終了
満足度★★★★
実直で見応えがある
美容業界の内側を知っているわけではないのですが
その業界の
「美」を作るというアーティストとしての側面と
ビジネスとしての泥臭さの両方が
丁寧に描かれていて
非常に興味深く観ることができました。