最新の観てきた!クチコミ一覧

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百合の季節

百合の季節

劇団朋友

俳優座劇場(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

前々作「ガラスの家族」も素晴らしかったけれど
今回の本も人生を長く生きたからこそ出せるキャスト陣の演技力に魅せられ、こういった本を書いた作家にも拍手を送りたい。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

5人の老女たちだけが居住するアパートに、ダンディな一人のお爺さんが引っ越してきたところから、5人の老女たちと大家は一気にテンションが上がる!笑
でもってこのダンディな爺こと三好は女性を褒めて持ち上げるのが得意ときてるから、大家を含めた6人の女性たちは三好に惚れてしまう。しかし当初は独身と自己紹介していた三好の過去が暴かれてしまい、実は三好には別居中の妻が居て、その妻との仲が悪くなったのは死んだ愛人を忘れられずに、いつまでもくよくよしていた三好が原因だったとバレてしまう。

そんな過去が暴かれた時には、時既に遅し状態で、4人の女性は三好と既に肉体関係にあった。4人の女性たちは自分だけが三好の恋人だと思っていたのに、次々と、「私が恋人よ!」なんつって、挙手するものだから、驚いたのは4人だけでなく三好も、そして観客も!(苦笑!)
要するに三好は超女たらしだったという筋。  しかしそれだけではない。三好が以前、入院していた病院でも次々と入院患者とデキちゃうものだから、院内でも有名だったという。これまた、苦笑!

しかし、三好の言い分は、「皆さんが愛おしかったんです。皆さんがどんどん綺麗になって華やかになっていくのを見ながら、離れたくなかったんです。」とのたまう。この三好の言葉には一理あって、確かにここの住人は三好に恋してから、身なりにも気を遣いだして、どんどん綺麗になっていったんだよね。女性も男性も恋をすると綺麗になる!とは本当です!笑

やがて三好は気まずさから、いつの間にか引越ししてしまい、残された女たちは育てた百合の花を愛でながら、「来年もこうやって皆で百合の花を見ましょうよ。」「そうね、簡単にくたばってたまるもんですか!」と自分自身への応援歌のように話すのであった。

物語は加齢した女たちが一人の男性によって女に目覚め変わっていく様子を描写しながらもそれを、コメディとして表現したことで舞台は始終、コミカルな空気感が漂って楽しい舞台だった。ともすれば男に騙された女たちとして暗くなりがちな題材を何があっても跳ね飛ばし、逞しく明るく生きる。という人生のバイブルのような本だと思う。笑いながらもしみじみとした場面が多く、このキャストだからこそ人生の深さがより増したのだと思う。

素晴らしい舞台でした。まったく卒のない、欠点のない舞台。


いらない里

いらない里

ホチキス

吉祥寺シアター(東京都)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

好き。
楽日に観たらもっと楽しめたかなぁ、という感じでした。
小玉さん最高ですね。観るほど好きになる、女性では稀有な役者さんです。アレ背負って街を歩いていても違和感ないんじゃないでしょうか。おみやげ買いすぎです。一家に一人いてほしいです。しばらく会社でマネさせてもらおうと思います。前回公演のアルバトロスの2人がまったく違った役をしていて、その変わりっぷりが素敵でした。
着ぐるみがもうちょっとリアルだったらよかったなぁ、と思いました。
二列目中央でしたが、座席は後ろの方が全体が見渡せてよいと思います。前だと人物かぶったりして若干見えにくかったです。。
チラシのお酒はなんだったんでしょうね。

岡田以蔵

岡田以蔵

劇団め組

「劇」小劇場(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

迫力あり、見ごたえあり。
おふざけが多い中で、時代背景をきちんと精査し、方言もしっかりと無理なく語り、息を飲ませる殺陣の迫力はさすがめ組とうならせる。
欲を2つほど言わせてもらえるなら、以蔵が剣を素手で挟んでにじんだ血をなめるシーンにはちょっと赤い工夫を。京の芸者の言葉に切れがありすぎ、もっとはんなりとゆっくりと・・・と望む。いやあ、やっぱりめ組はいい!

てのひらに滲んだら

てのひらに滲んだら

年年有魚

OFF・OFFシアター(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/10 (火)公演終了

満足度★★★★

てのひらは温かいです。
女の人は怖いなぁと思いながら観てました。

ネタバレBOX

話は良く出来ていて良かったのですが、楽しめる話ではありませんでした。
「スローライフな演劇を。」と言うことだったので、のほほんとした話なのかな?と思ったのですが人間関係が複雑な話だったので驚きました。
登場人物の根本千鶴さんが婚約者の男の人のことを何でも知ろうとすると所がとても怖かったです。男の自分からすると何でも管理されているようで千鶴さんのような女の人は嫌だなぁと思いました。
あと店長さんがスタッフにひどいことを言われても「ありがとう」と言える所が大人だなぁと思いました。今の世の中ピリピリしている人が多いいので、店長さんみたいな人が増えればいいなぁと思いました。
役者さんは皆さん良かったです。特に但馬咲子・前原友美役の役者さんが良かったです。
最後に登場人物の今後がどうなるのか?知りたいような知りたくないような複雑な気分になりました。

甘い丘

甘い丘

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2009/10/30 (金) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

文句なし
このクオリティでこの値段で良いのか、と思ってしまいました。

ネタバレBOX

コンドームの匂いがして、甘い匂いがするってどんな匂いだろうと
を想像するのが楽しかった。

妹(娘)が彼氏と話をしながら「お母さんをよろしく」と言うのを、社長がタバコを吸いながら聞いてるシーン。大好き。

血を流すトンビ?が面白いんだけど、やっぱり病気だったんだ。
ミュージカル ロザリー

ミュージカル ロザリー

ミュージカル座

六行会ホール(東京都)

2009/11/05 (木) ~ 2009/11/14 (土)公演終了

満足度★★★★

観てよかった!
途中15分の休憩を挟んで、計3時間の公演時間でした。

なかなか見ごたえのあるミュージカルでしたね。
観てよかったですよ。
フランス革命前夜の史実を織り込んだ話ということでしたから、300名に満たないキャパであの壮大さをどう表現するんだろうって多少不安でした。

でも、かなりの迫力(スケール感)です。
セットや道具に頼ることなく、歌と脚本と演技で、あの時代に連れてってくれます。
歌とセリフのバランスも良くて、話の筋と感情がしっかり伝わってきます。

フランス革命前夜を「庶民側と貴族側」それぞれの立場から、観られます。
「断首」ということ以外にも女性には辛いシーンもあるかと思いますが、だからこそ伝わる理不尽なのだとも思います。

日高信乃さんをはじめ、三婆(失礼)役の皆さんは難しい役回りでしたが、奮闘されてますよ。
全編が重い話の中、唯一観客をリラックスさせる役回りなのですが、
尺が短いので客席が解れる前に掃けなければなりません。
そんななかでも、お化粧や台詞回しなどで工夫をされています。
尺が短いですから、もっとあざとく表現して笑わせに行っても良いかもしれませんね。

ジャンヌ役の田宮華苗さん。
悪役ですが、安定感とともに、憎らしさと美しさを感じました。

ジャン・ポール役の永浜あきさん。
ちょっと、セリフの噛みがありましたけど、とても少年らしくて良かったです。
恐らく、貴族側のシーンで出てくる「黒いマスクの妖精」も彼女かなぁと思います。
だとすると出ずっぱりですね。妖精の時の踊りは素敵でした。

ニニーなどの子供役(大人)の彼女達も、子役かと思うほどの可愛らしさです。

劇場のレビューや、もう少し辛辣な?レビューはコチラをご覧下さい。
http://ameblo.jp/potes-impressions/

リフラブレイン

リフラブレイン

MCR

駅前劇場(東京都)

2009/10/29 (木) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

満足度★★★

面白いには
面白かったのだが、それだけ。期待しすぎたか。

いらない里

いらない里

ホチキス

吉祥寺シアター(東京都)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

中バコを見事に使い切ったホチキス
埼玉県都幾川市?を舞台にしたサイエンスコメディ。
段差の多い舞台を大勢の役者さんが動き回ったり
歌とダンスと映像をMIXした
ホチキスらしさを生かした演出が、このハコでも○。
コストカッターの小玉さん、
主宰の作った冗長なシーンも“カット”してね(笑)
複眼度も高。

七本の色鉛筆

七本の色鉛筆

プリエール

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

ミドルエイジ向き?
2日目観劇。
ソートンワイルダーの手法を踏襲し
次女を狂言回しに進行する7人姉妹の
大団円とは行かない、人生の物語。
私は、涙が出た。
末娘の口癖「~まんねん」が印象的。
長台詞、モノローグが多くて、中堅の女優陣も噛みまくりっていたのは、
稽古不足か、緊張か…。
これから観劇される方、
「わが町」のあらすじを把握して観劇される事をお薦めします。

余命1時間の花嫁【ご来場ありがとうございました】

余命1時間の花嫁【ご来場ありがとうございました】

アガリスクエンターテイメント

荻窪小劇場(東京都)

2009/11/05 (木) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

シチュコメの王道
このところ、シチュエーション・コメディに恵まれなかったので、久々に楽しい
作品に巡り会えた気分です。とても楽しめました。
誰もが普遍的に笑える喜劇をめざしているとのことですが、まさにそう思いました。何かとひねりをきかそうとして面白くなくなっているコメディの多いこと。
下手なひねりなんかいらないんです。
何でもひねりを入れないと凡作のように言う風潮は嘆かわしい。そう考えるのは本当に喜劇の楽しさがわからないからではないかと思います。
シチュコメは素直に笑える作品が一番。私は素直に☆5つ進呈します。

ネタバレBOX

そもそも容態が急変してICUに入れられた患者が普通に会話できるはずが
ないのであって、そこがこの劇の最大の矛盾です。
しかし、それには目をつぶって観ましょう。
花嫁がパジャマにスリッパのまま登場するところから、このドラマのワクワク
が始まっていて、それは往年の藤山寛美が花道から登場したときのような
高揚感がありました。ありえない姿で登場するのだから。
生真面目な牧師や器用で頼りになるバイトくん、いかにもな先輩の司会者、南海キャンディーズの山ちゃんのような見るからにオタクっぽいストーカー的な花嫁の幼馴染、職務に忠実な医者、みんな大マジメだからおかしかった。
幼馴染がブーケトスを「形見に!」と所望したり、映画「卒業」の名シーン
よろしく(最近の若者にはこれが通じないらしいが)花嫁を連れ去ろうとしたりする場面は面白かった。
配役の妙というのはありますね。父親役の俳優が「素人」とか「大根」と酷評
されているようですが、ハタと思い出したことがあります。それは私の父が「喜劇は全部巧い役者で埋めると面白くないんだ。脇に1人くらい大根が混じっていたほうがいいんだよ」と教えてくれたことでした。この役者が登場したときは私も「あまり巧くないな」と思いました。しかし、礼服一式を持たされてて座り込み、呆けたような父親の表情を見た時、「これだ」と思いました。
巧い役者なら、いろいろ芝居をしようとするでしょう。でも、彼の演技しない表情こそがむしろ、花嫁の父の途方にくれた放心状態の感じがよく出ていたのです。なぜか。技術でなく、役を照射していたからです。この役がいかにも父親らしい深みのある俳優(たとえば志賀廣太郎のような)では、かえって浮いてしまうのですよ。それはサンシャインボーイズのときに小林隆を大根と言う人が多かったのに三谷が意に介さなかったことや、演技にうるさい溝口健二が棒読みに近いセリフを言う浦辺粂子を気に入って使い続けたことでもわかります。2人とも当時は大根だったかもしれません。でも、役への照射は下手な役者ほど愚直にできるとも言える。
芝居らしい芝居をする人だけで濃密な芝居を組み立てようとするとかえって破綻してしまう。抜けをひとつ作ることも時には必要で、この役は彼でよかったのだと思えました。喜劇に詳しく見巧者の父だから教えてくれたことなのだと思います。
最後に、この作品で感心したのは、やけにきれいなお嬢さん2人が友人代表
だったこととサークル時代の「貞子」の余興写真です。
だれしも結婚式で主役になりたいと思います。でも千恵の場合は、「貞子じゃなく目立ちたい」「みんなを見返したい、うらやましがらせたい」と言っています。「貞子の余興をやらされていたこと」と美人の女友達を並べたことで、
そのセリフが生きた。スライドコーナーを大笑いして見ていましたが、あの写真にはそういう千恵の思いがあったのだなーと。
ただ笑わせるだけでなく、うまい演出だなと思いました。
観劇の場そのものを結婚式仕立てにしていたが、
ボールペンを落としたという女性の声に、係員からサッと差し出された懐中電灯。手際のよいこと。サービス業そのものでした。
終演後くらい、普通の挨拶をして「アンケートにご協力ください」と言っても
よかったのではと思いましたが。
あの人の世界

あの人の世界

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★

想像を喚起させる作品
松井周さんの作品は過去に観た事があるのですが、サンプルのことは
まったく知らないで観ました。
外国の作家のような作品だなと思いました。
舞台美術がシュールレアリスムの絵画のようで、内容も強烈な印象を残しましたが、難解で私には苦手なジャンル。
加えて表現方法の一部が生理的に受け入れがたかった。

ネタバレBOX

人と人、人と物、空間と物などさまざまなものの間に生まれる「磁場=物語」を見つめる意欲作、とフライヤーに書いてあった。
三角形の舞台に「上」と「下」の世界があり、上下の世界をポールが貫いている。
さらに一隅にはハンモックのような機能を持つ台があり、ゴムボートが載ったりする。「磁場」というのは観ていてなんとなくわかる。
舞台の周囲を娘(「柿喰う客」の深谷由梨香とは意外なキャスティング)が自転車で周回するさまは磁力を表現しているようだった。
一見、無縁そうな「上界」の夫婦と、下界の人々がいろんなかたちでつながっていく。さらには夫婦が下界に降りてきて、犬になって這い回るなど、混沌とした内容。人間関係が希薄でありながらみんなどこかでつながっていたいと心の底で思っている現代の都市のカオスを表現しているようでもある。
上界の夫が放尿し、下界の人々がそれを「雨」だの「虹が見える」だの
喜んだり、シャンプーを始めたりする演出は、ピーター・グリーナウェイの
映像を思わせた。
青年が娘のことを「僕の未来」と呼ぶ。それが彼にとって理想の伴侶だとしても、上界には既に関係が破綻した夫婦が住んでいるという皮肉。
終演後、外に出ると、劇場の周辺がなんとなくさきほどの舞台面に似ているなーと思いました。芸術劇場にはいつも、殺伐とした劇場にふさわしからぬ
雰囲気を感じていて、このあたりを歩くといつも都会の孤独を感じてしまう
ので。昭和40年代はこのあたりはまだ劇場は建っていませんでしたし、手配師といわれる職業の男性や労務者がたくさんいて女性が一人では歩きにくいこわい雰囲気でした。今回の舞台に共通する不気味さがありました。でも、最近の若い女性に聞くと「池袋西口は親しみやすく明るい感じ。東口のほうがこわい」と言う。まったく逆の印象です。
リフラブレイン

リフラブレイン

MCR

駅前劇場(東京都)

2009/10/29 (木) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★

初MCR
やばいっ!
櫻井智也さんに惚れちまったよ。

【LINX‘S ~00(ゼロゼロ)公演~】

【LINX‘S ~00(ゼロゼロ)公演~】

演劇ソリッドアトラクションLINX’S

SoapOperaClassics(大阪府)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★

まさにコラボ。
異色の劇団がたくさん見れてお得。
一劇団20分とショートなので、持ち味や表現したい事が濃縮されてる感じ。
お目当て劇団を見るついでに、新たなお気に入り劇団を見つけるのにも最適です★
次回の01公演にも期待。

ただ、飲み物はペットボトルにすればよかった・・・と後悔。

いらない里

いらない里

ホチキス

吉祥寺シアター(東京都)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

スケールの大きな話!
ちょっと中だるみもあったけど、最後うまくまとめましたね。(まとめればいいってもんでもありませんが…。)

小玉さんは最高!、ちょちょちょいーって横綱相撲。辻村寿三郎の人形みたいで…怖い。
村上さんも最高!、決め技がほしいかな。
妹役の川村さん…衣装もかわいい!!

七本の色鉛筆

七本の色鉛筆

プリエール

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度

いやーな後味!!!
海外物を翻訳して、日本に置き換えた風でした。私と宗教観が全く合わず。姉妹はみんな身勝手で、要するに父親の教育が悪い。解説するような手法も、偉そうで嫌な感じ。いやーな後味のお芝居でした。

ヘンリー六世 第二部 敗北と混乱

ヘンリー六世 第二部 敗北と混乱

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2009/10/28 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

日本演劇史上に残る快挙
新国立劇場で鵜山さん演出によるシェイクスピアの大作。ヘンリー6世が上演されている。仕掛けや読み替えで見せるシェイクスピアが多い中で正統派。どかーんとそのままやってるシェイクスピアである。100年戦争も薔薇戦争も、ヨーク公やバッキンガムとか興味ないよ。
 がね。しかしね。これがホントに面白い。第一部だけ見て面白くなかったらもういいやと思っていたら、面白いの。見たい芝居は山ほどあるし、知ってる俳優さんが頑張っているから見にも行きたいんだけど、今日は第3部のチケットも買いました。だってさ、めちゃ面白いんだもん。
 重厚です。詩的な台詞もそのまま残してあります。舞台美術に金はかけていますが、廃墟の中のそれで、基本的に素舞台みたいなものです。それなのに、これほど面白いとは。、、、
 スピード感かなあ。いや、それよりも役者が空気をウマくつないでいくんだよな。テンションの下がる時間がない。それが9時間の芝居を成立させている肝だろう。
 いやあ、面白い。芝居見て自分の感情がこれほどまでに動いているのを実感した。

 だれだ!重厚なのは重くてつまらないって言ったのは。。。

 重くて面白いものもあるじゃないか! ほら、ここに!!!!!!!

ヘンリー六世 第一部 百年戦争

ヘンリー六世 第一部 百年戦争

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2009/10/27 (火) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

震えるほど面白い!
新国立劇場で鵜山さん演出によるシェイクスピアの大作。ヘンリー6世が上演されている。仕掛けや読み替えで見せるシェイクスピアが多い中で正統派。どかーんとそのままやってるシェイクスピアである。100年戦争も薔薇戦争も、ヨーク公やバッキンガムとか興味ないよ。
 がね。しかしね。これがホントに面白い。第一部だけ見て面白くなかったらもういいやと思っていたら、面白いの。見たい芝居は山ほどあるし、知ってる俳優さんが頑張っているから見にも行きたいんだけど、今日は第3部のチケットも買いました。だってさ、めちゃ面白いんだもん。
 重厚です。詩的な台詞もそのまま残してあります。舞台美術に金はかけていますが、廃墟の中のそれで、基本的に素舞台みたいなものです。それなのに、これほど面白いとは。、、、
 スピード感かなあ。いや、それよりも役者が空気をウマくつないでいくんだよな。テンションの下がる時間がない。それが9時間の芝居を成立させている肝だろう。
 いやあ、面白い。芝居見て自分の感情がこれほどまでに動いているのを実感した。

 だれだ!重厚なのは重くてつまらないって言ったのは。。。

 重くて面白いものもあるじゃないか! ほら、ここに!!!!!!!

水になる郷 ミズニナルクニ

水になる郷 ミズニナルクニ

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2009/10/28 (水) ~ 2009/11/01 (日)公演終了

満足度★★★

一級品の焼き物も配慮に欠ければ・・・

始めのほうに出てきた、初代分岐点守。
コミカルでチャーミングだったが、
芝居の序盤での登場でそのテンションにはのれず。

また、全体的な雰囲気からもやはり浮いていて、
途中の登場だったなら舞台ぶち壊しとまではいかないまでも
それに近い次元まで到達していたかもしれませんな。

しかし、別の団体なり、別の作品なりで、
彼を観ていたらきっと笑っていたかもしれない。

ただ、彼は中盤以降、現実世界の編集者も演じており、
初代分岐点守の過去の経歴である「犯罪者」という設定はどうなったのだ?
謎の世界で、水になる道が見えてきて、進んでいったから、成仏とかなんとかなったんだろうか。
輪廻転生して、編集者にでも。いや、それとも別人なのだろうか。

謎の世界自体、劇中の脚本家の描く不思議な世界だったわけで、
脚本家の知り合いがその謎の世界の住人として出てたってことなのか。
少々謎でした。



謎の世界で、ある少年の姉が、
図書館で本を見つけたとか、それが実は噂話で自分も騙されただけって言っていた内容が意味深だった。いい意味でも悪い意味でも。
というのも謎の世界の住人である彼女が、
実は自分達の世界は作家によって描かれた世界なんだとか、
自分達もその作家に作られた仮想の人物なんだ的なことを
なんらかの方法(本なり噂なり)で知ったってのはどうなのだろう。

意味深ではあったが、それ以降それについてはうやむやになったわけで、
勿体ないというか、もっと掘り下げてみてもよかったのではないかと
不思議好きである拙僧は思いました。

逆に、それを展開すると、収拾つかなくなるのかもしれんが。



しかし、それら1、2やその他諸々気になった設定はあったものの、
スカイハイやホリックと言った漫画のような要素のキーマン、分岐点守を出したのは良かった。
世界観としてはとても面白く、美しかった。
良い設定で、良い世界造型がある程度しっかり構築されると、
多少の疑問などどうでもよくなりますね。



現実世界の幽霊役の女の人が、
少々お歳(とは言え若い)でしたが妙にえろかったですな。
脚本家にまたがって、首に手を回し、ぶら下がった後ろ姿など……。

個人的に2で一瞬触れた(単語出てきた)謎の世界の少年役の人が好きでした。
MVP的な。
少年。ピーターパン。パック。そんな感じで。



残念だったのは
最後の扇風機。
舞台の天井から垂らされた無数の細い布が、
ラスト幕切れで扇風機によって揺れる効果は良かった。
しかし、作動中は仕方ないにしても、
スイッチ入った時の大きな音に、ほぼ観客が反応したと思われます。
拙僧は舞台後列に居りました。
客席天井の扇風機の設置が厳しかったのか。
また、その作動始まりに、音楽を大音量で流しとけばまだマシだったのでは?と悔やまれます。


結論
全体的な雰囲気としては
☆5とまでは行かなくても☆4.5くらい差し上げたかった。

しかし、幕開けと幕切れが致命的(特に幕切れ!)でしたので、
☆3にさせていただきました。

楽園王+の長堀さんの脚本だったようですが、
彼の自劇団での作品よりも好感度高いです。

たぶん、「エッシャーのような……」という彼の劇団の売り文句の片鱗を垣間見れたので。

エッシャー好きとしては、エッシャーのようなというのはやはり大げさだとは思いますが。

SHOW MUST GO ON

SHOW MUST GO ON

劇団ストロボライツ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

ここからまた
ぜひ、新しいストロボライツが始まってほしい、と思った。
ここの主宰は、ほんとうに、演劇LOVEなんだと思う。
彼ほど「演劇」を選んでいる人は珍しい。
演出家の倫理ということについて考えさせられる芝居だった。笑

ネタバレBOX

役者は個性的かつ、身体の使い方も上手い人が集まっているが
女優がいまいち弱いか。声だけじゃなく、身体を使うプロでいてほしい。
劇中劇は、もうちょっとわかりやすいほうがよかったかな。
「子育て!MyHoney」は観ていたものの、やはり初見の人にはつらいかも。
次回公演に期待。
あの人の世界

あの人の世界

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

2度目
サンプルは2度目。硬質なこの雰囲気はわたし好み。あれやこれや人物に思いをはせる。処女作よりはでも軟化したのか?

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