最新の観てきた!クチコミ一覧

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オバーサル

オバーサル

劇団ノコリジルモ

ぽんプラザホール(福岡県)

2009/09/08 (火) ~ 2009/09/08 (火)公演終了

満足度★★★★

だが、そこがいい
久々の投稿。書かずにいられなかったんだもん。

結論から先に言うと、ものすごく楽しめましたっ。
観に行って良かったなーと。

ネタバレBOX

開幕直後の場の空気を作るための間があまりにも短すぎたり平台がケコまれておらず剥き出し状態だったり山ほど揃えられた小道具の中で弁当だけが空っぽだったり役者の声量・テンション・演技力に明らかなムラがあったり脚本上の時間軸が不自然だったり…荒削りな部分はいくらでも見つけられると思う。

けど、そんなトコロを突っついてどうなるっていうんだろう。
そんなトコロを超えた部分で、舞台上にはすっかりと“演じることを楽しんでいる”人間の表情があった。それだけで充分。
「自分たちのやっている事は面白いコトなんだ」っていう自信がすごく伝わってくる。その自信が伝わるから、本当に、面白い。
今の彼らのハートが萎むことの無いままに先述したようなアラを潰して成長していけば、飛躍的に面白くなる劇団だと思う。

そうなられてしまうのが悔しいので今は何も言わず見守るだけにしておこうという姑息な考えに至ったぼくはとても器の小さい大人ですかそうですか。
ゲキ×シネ『五右衛門ロック』秋の陣

ゲキ×シネ『五右衛門ロック』秋の陣

ゲキ×シネ

福岡中洲大洋(福岡県)

2009/09/05 (土) ~ 2009/09/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

べらぼうにおもしろい。
べらぼうにおもしろかった。圧倒的。
面白い芝居(?)を見たいっていうひとには、無条件でオススメ。おもしろくなかったらお金返すよって言えるクラス。
九州で6館しか上映してないけど、他県まで見に行ってもいいレベル。

ネタバレBOX

1830予告スタートで1845に開始、15分休憩はさんで終演2210。
でーも、大丈夫。

ちらしに書いているストーリーを見終わった後にみてみると、ここまでかいていいのだな。いやむしろ書くべきなんだな。とわかりますね。

芝居にカウントしていいかどうかわからないけど、ここ数年で3本の指に入るレベル。

客席はずいぶん余裕あり。
奇妙奇天烈ファンシーハウス(2010年4月大阪・福岡で再演します!!)

奇妙奇天烈ファンシーハウス(2010年4月大阪・福岡で再演します!!)

劇団ぎゃ。

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2009/09/05 (土) ~ 2009/09/15 (火)公演終了

すごいよ!
いやはや、チラシの謳い文句に偽りなし。かなりブラックな残酷物語を歌と踊りでうまいことごまかしてます。ダメな人はだめかも。でも本質を突いていると思うのです。チケットはまだ余裕があるみたいですが、お早めにお気に入りの役者さんを指名すべし。

ネタバレBOX

スタッフワークにちょっと惜しいところあり。役者さんたちは4人とも見せ場たっぷりです。”新人”の二人がすごく頑張ってます。中原智香さんを見直しました。
オバーサル

オバーサル

劇団ノコリジルモ

ぽんプラザホール(福岡県)

2009/09/08 (火) ~ 2009/09/08 (火)公演終了

満足度★★

やっつけとクオリティ
いかんせん火曜日が休みの自分には平日公演、特に火曜日の公演は歓迎。こんな団体が増えてくれると嬉しい。

時間10分前に入場できたが、お客様がいっぱい。スゴイ入りだ。殆どが大学生の様子ではあるが、これだけの集客であれば単純に期待するのであるが・・・

ネタバレBOX

始まってみると作りは丁寧。台詞の言い方とか、ちょっとした表現とか。
でも、個人的には味付けが薄いかなと感じた。

役者の声が小さいのは練習不足か?もともとか?

展開が読みやすいストーリー、大学のサークルを舞台とした題材はお気楽サークル経験者にはわかりやすい内容かも知れないが、経験がない人間からするとちょっと・・・と。
笑いのネタも身内系がおおいのか、腹を抱えて笑うことはなかった。

芝居自体は安定して見れるのであるが、フライヤーとパンフレットのクオリティには絶句。
目立つが、これではあまりにも酷いなと思うのは個人的な意見ではある。

いまいちコンセプトやテーマが見えてこず、帰りの道中で芝居の内容を忘れそうになった。一つくらい心に残る台詞があってもいいんではないだろうか。

実質の上演時間も1時間30分ほどではあった。苦にはならないがもう少しテンポ良くまとめるといいだろう。
骨唄

骨唄

トム・プロジェクト

本多劇場(東京都)

2009/09/03 (木) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

い、いかん!好きな芝居はレビューも長い!
どなたでもご存知の高橋長英、「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」「マドモアゼル モーツァルト」「マリー・アントワネット」でお馴染みの新妻聖子、「十二夜」で主演ヴァイオラ役を演じた冨樫真。そうそうたるキャスト陣に心躍らせながら観たエンゲキ!実に素晴らしい世界でした。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX


セットは舞台いっぱいに置かれた白い風車と小屋。
白い風車は舞台の上でカラカラクルクルと回り、それだけで黄泉の世界を思わせる。

虐げられた人々が住む湾岸の長屋が舞台。千本村には「骨唄」とともに語り継がれた風習があった。海を見下ろす山に死者を土葬して風車を差し、掘り出した骨に彫刻を施す。長女・薫は、そんな村の不気味さと、身勝手な彫り物師の父・源吾を嫌っていた。薫はそんな父親と諍いが絶えなかったが、ある日、妹・栞が風車を手に取って遊んでいた近くで、いつものように源吾と薫は言い争って栞にぶつかってしまう。その瞬間、栞の左耳に風車が刺さって栞の左耳は聞こえなくなってしまうのだった。

大人になった栞は、一度は千本村の家を出たものの失踪して故郷に帰ってきてしまう。心配した薫は、妹を探す為に18年ぶりに故郷の千本村に帰って来たのだった。しかし薫は栞の行動の異変に気付く。源吾から、「栞は外傷記憶症という病気にかかっている」という話を聞いた薫は自分が原因で栞の耳が聞こえなくなったことを激しく悔いるのだった。
何度も同じ事を話す栞。村おこしで作られた「エミュウの里」のエミュウを逃がしていても、そのこと自体に記憶が無い栞。
そんな栞を源吾は優しく面倒を看ていたのだった。

「風車を千本飾れば蜃気楼が現れ、悲しみから解放される」という伝承を信じていた栞は白い風車を作り続ける。そんな栞を手伝って不器用ながら風車を作る薫。薫に作り方を教える源吾。二人の息の合った掛け合いが、何か通じるものがあり印象的だ。
この場面がおかしくもあり、悲しくもあり、切なくもあり、豊かでもある。

源吾も薫もエミュウ事件を栞に知られまいと思い遣るが、やがて栞はエミュウを逃がしたのは自分だと気付いてしまう。
愕然とする栞は海の彼方の千坊に蜃気楼を見る。同様に源吾と薫も同じ蜃気楼が見えたのだった。
栞は小屋の見晴台に上がってもっとよく蜃気楼を見ようとする。美しい光景だった。白いシャツを着た栞にだけ光が当たり、その光は神々しくもあった。
風が強くなって、周りの白い風車はカラカラクルクルと勢いよく回りだす。栞は十字架のように手を広げて、今、この瞬間、悲しみから解放されて幸福だとでも言うように満面の笑みを浮かべると、風と共にその白い十字架は後に垂直に倒れて、フッと視界から消えたのだった。
そして、ドンッ!!という鈍い音と共に栞はいなくなった。

こんなシーン、どっかで観たよな・・?、と考えていたら・・・そうだ!「転校生」の自殺のシーンではなかったか。


会場がシーーーン・・となる。


そして栞の葬式が終わると、
源吾は「いいか、薫、お前はババアになるまで生きろ。決して親より先に死ぬなよ。」

「ああ、ババアになるまで生きて妖怪になってやる。」



九州の方言が心地よく、あの世の手前の世界をホーフツとさせる舞台でした。家族の絆を表現した舞台だったと思う。
流石は桟敷童子、素晴らしい舞台に至福感満ち溢れちゃったのであります!


 


悪趣味

悪趣味

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

不思議空間でした。
初めての「柿喰う客」観劇。
予備知識なしで行ったので、なかなかの衝撃でした。
ミュージカルではないのに、なんとなくミュージカル的な何かを感じました。
途中、自分的にストーリーの展開がわからなくなってしまったけど、独特の異空間が炸裂してました。

狭き門より入れ

狭き門より入れ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/08/17 (月) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

ストーリーもキャストも最高!
引き込まれる舞台でした。
内容的にはもっと重くなってもおかしくないはずなのに、笑いどころも満載でテンポも良くて素晴らしかったです。
劇場空間ごとストーリーにどっぷり浸かれました。

八月納涼大歌舞伎

八月納涼大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2009/08/08 (土) ~ 2009/08/27 (木)公演終了

満足度★★★★

魅せます!勘三郎さん☆
「怪談乳房榎」が観たくて第三部に行ってきました。
久々の歌舞伎座はやっぱり雰囲気もあって楽しかったです♪
そして、話のテンポもよく、勘三郎さんの早替りが見事!
3階からの観劇が多いので、2階からの舞台までの距離がまたよかった。
三津五郎さんに橋之助さん、福助さんや勘太郎さんと本当に豪華な舞台でした。

怪談 牡丹燈籠【演出 いのうえひでのり】

怪談 牡丹燈籠【演出 いのうえひでのり】

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/08/06 (木) ~ 2009/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★

前半はもう一息!
話の導入の前半は少し間延びした感じでしたが、後半は素晴らしかった。
段田安則さんと伊藤蘭さん夫婦が魅力的。
落語家登場の演出もメリハリがあってよかったです。
瑛太くんはなんとなく硬かったかなぁ???次回以降に期待です。

来来来来来

来来来来来

劇団、本谷有希子

本多劇場(東京都)

2009/07/31 (金) ~ 2009/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

苦虫、、、
初「劇団、本谷有希子」でした。
素晴らしい役者陣、そして、なんとも言えないストーリー、、、
これが「劇団、本谷有希子」なのですね。
う〜ん、すごすぎる。

グッバイ・マイ・ダーリン

グッバイ・マイ・ダーリン

世田谷シルク

小劇場 楽園(東京都)

2009/08/06 (木) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

満足度★★★

まさに楽園!
下北の楽園で、秘密の楽園を覗いた感じでした。
世田谷シルク的雰囲気たっぷりでした。

花とアスファルト

花とアスファルト

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2009/08/01 (土) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

小さな波紋
ある団地を通り過ぎるある季節。

小さなさざ波が立った時、人はその波をどうするのか?

受け入れること、拒むこと。
同調すること、反発すること。
見つめあうこと、見ぬふりをすること。


小さなコミュニティに引っ越してきた、よそ者をめぐるあるお話。

ネタバレBOX

「クマ」が出てきます

…え???


という心配は開演前だけ。

物語が始まって、気がつけば何もかも受け入れられる気持ちにさせられるのはさすが。

ファンタジーが、すっと心の中に吸い込まれる雰囲気なのです。



いちばん心がぎゅっとなったのは、女とクマの最初で最後のいちばんの思い出。

こんなに幸せなのは、きっと今日だけなのかもしれない。

そんな、夢のような、消えていくのがわかっているような、あの夏の日。


終わっていくのが寂しい、そんなお話でした。
怪談 牡丹燈籠【演出 いのうえひでのり】

怪談 牡丹燈籠【演出 いのうえひでのり】

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/08/06 (木) ~ 2009/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★

怪談!日本の夏!風情があって好きですね。いやー怖いのは結局「人の性」ということですか・・・。
今年は、「奇ッ怪」とNHKの深夜テレビ「怪談百物語」、そして今回で3度目の「牡丹燈籠」です。
怪談を見聞きすると、日本の夏だなぁ~と思いますね。

結局この話のテーマは「愛」ですよね。
段田安則・伊藤蘭、秋山菜津子・千葉哲也、瑛太・柴本幸という3組の男女の愛の物語でした。
段田・伊藤ペアは、貧しくても真っ当なときは幸福で仲のいい夫婦だったのに、悪行の後は・・・。
これに反して秋山・千葉ペアは、最初は悪巧みから始まりますが、その後の逃避行はまさに純愛で涙ぐましい。
これらの人間の移り変わりが物悲しく、切ない。

段田さんはいつものとおり軽妙に、おとなしいイメージがあった伊藤蘭さんの、威勢のいいおかみさんぶりが楽しく。
瑛太さん、柴本幸さんは真正面から純愛を演じ、梅沢さんがしっかりと支えています。
秋山さんの初登場シーンは結構衝撃的なからみ(と思うのですが)でびっくり。
千葉さんは最初は小悪党、むしろ秋山さんにそそのかされた勢いで悪事を働いてしまい、その後はどんどん悲惨になっていく様が哀しく。
また、森本健介さんの演じる三遊亭円朝が、とっても重要な役割を担っていました。
芸達者な俳優さんぞろいで面白い反面、出番が短い人も多く、その場面だけに集中するのも大変と思います。

11月15日の夜空に(演劇祭大賞受賞!)

11月15日の夜空に(演劇祭大賞受賞!)

劇団Peek-a-Boo

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動
この劇団のお話はハンカチ必須です(笑)

友人を死なせてしまい自殺願望のある少女に、「死なないでほしい」と泣きじゃくり、親友に「ありがとう」という為に過去に死にに戻る・・・
それにブレを感じさせない、純粋な龍馬を観ることが出来ました。

死ぬ間際、走馬灯のように思い出が通り過ぎたシーンは号泣でした。


・・・なのにあのオチ!痛快すぎです!!感動のままじゃ終わらせない、サービス精神満点の1時間45、6、7分でした!


あと、前説から次回予告までずっと楽しかったです!

女信長

女信長

RUP

シアターBRAVA!(大阪府)

2009/06/26 (金) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

大千秋楽
客席と舞台との間に隔たりがないが無いというのか、共鳴し合っている感じ。兎に角役者さんたちのテンションがもの凄く高かったです!それが観ている側にも伝わって、こちらも熱くなって、ともにあの大千秋楽の空間をつくりあげていたように思います。

女信長は終止堅い感じだと思っていたので、想像とは全く違うカラーの舞台でした。かなりノリが良く、笑いの要素が抱負です!物語が終盤に向かうにつれ舞台の雰囲気が一転して、信長が孤独や葛藤で苦しむ程、静かに張り詰めるそのギャップも良かったです。


黒木メイサさんはものすご〜くかっこ良くて!声もとてもステキで!そして時々見せる可愛らしさにも惹き付けられて。とても魅力的でした。男女問わず、愛される役者さんだと思いました。


お目当ての役者さんは、まだ芸歴も浅く、まさに大抜擢だった(と私が思っている)わけですが、数週間前に観た時とはまるで違っていて、凄く驚きました。大先輩方とともに舞台に立つというのは、臆すればとてつもないプレッシャーですが、真っ正面から立ち向かっていけば大きなモノを得ることが出来るのだな、と思ってなんだか羨ましいとすら感じました。
後日、その役者さんのイベントへ行った際に聞いた話によると、矢張りかなり葛藤というか、迷いや不安があったようです。ブログの更新がピタッと止まってしまう程(笑)
でも本当に凄く良かったです!本人曰く少ししか出ていないとのことでしたが、実際観に行ったら結構ガッツリ出ていてそれにも驚きました(笑)


そして、カンパニーの雰囲気は舞台を通して伝わってくるものだ、ということも改めて感じました。きっととても良いカンパニーだったんだろうな、と思います。お互いに刺激し合い高め合っている雰囲気が感じられました。

最後におまけっぽい感じで、各キャストさんを紹介してくれるのですが、みんな本当に愉しそうで。役者さんが愉しそうにしていると、こちらも愉しくなって来てしまいます!
スタンディングオベーションに立ち会ったのは初だったのですが(!)千秋楽のあの熱い劇場ではとても自然な流れで起こった気がします。…と思ったら初日からスタンディングオベーションだったとか!?(記憶違いだったらすいません)
すごいです…。

実は病み上がりの観劇だったため、膝掛けをして座って観ていたのですが、完全にスタンディングオベーションの人に埋もれてしまったため、役者さんが見えず(ガーン!)無理せず座っていようかと思ったのですが、意外に和服が可愛かった某役者さんを今観ておかないともう観られないかも知れない…!と思って最後は思わず立ち上がってしまいました。


(余談)
結局その役者さんはまた歴史物に出るらしいのですが…。まぁあの時の髪型と服装がいかにも役柄に合っていたので観ておいて良かったです。

あと、病み上がりではありましたが、一応しっかり完治していて、ただ寝込んでいたので体力が落ちていた程度です。周りの方に害はありませんのであしからず(笑)


日本史は奇跡的に起きていた授業で触れた程度。ゲームもプレイしたことがありませんし、実はあんまり深くはわかっていません(笑)



↓偏った愛

ネタバレBOX

河合龍之介さんは、とにかくいろんな役をされているので、いつも観る度に知らない彼の顔が見られる気がします。本当に幅の広い役者さんなんだなぁ〜と思います。
今回の役は凄かったです〜!ハッチャケてました(笑)

細貝くんは、きっとあんまり和服を着る機会ってこれまでなかったんじゃないかな?と思うのですが、意外に(?)似合ってました〜。アンサンブルもこなしているとのことでしたが、髪型と身長ですぐにわかりました(笑)
茶髪を盛った今川義元というのは一見違和感がありそうですが、「女にだらしない」「残虐・鬼畜」という彼の性質がチャラい外見からよく表れていました。なんというか、頭の悪そうな感じです(笑)
実際の今川義元にはどのような説があるのか存じませんが(残念な話です)、彼の今川はそんな感じでした。
私も彼が悪い役をやったら一体どんな風になるんだろう!?ととても興味があったのでおもしろかったです。本当に豹変してましたね!凄く凄く良かったです!!


篠田くんと中川晃教さんのやり取りは笑えました!今日は千秋楽だから好きにやっていいと演出家さんから言われたらしく(笑)本当に好き勝手やっていました。他の公演ではどんな感じだったのかわかりませんが、アドリブ部分を結構じっくりと長めにやってくれて、愉しかったです。
篠田くんは笑いの要素担当だったのか(笑)他でもよく笑いをとっていて楽しめました。


ずーーーっと舞台に出ているところを観てみたいと思っていた市瀬さんも、念願かなって観ることが出来、うれしかったです!役柄が故意か偶然か、「親方…!」な感じだったので、なんか、もう「十代目…!」に聴こえて仕方なかったです。また違った役柄を演じてらっしゃるところも観てみたいですー!


実は実際に観るのは初だった鯨井くん、お久しぶりの平田くんも観られて良かったです!出て来てすぐに斬られてましたが(笑)ちゃっかりアピールしているところも良かったです。主役もアンサンブルもみんなにちゃんと見せ場があって、そういう部分でも良いカンパニーだなぁと思いました。




非常に刺激的な舞台で、これまでに感じたことの無いくらい興奮しました!フライヤーを一目見て惹かれ、チケットを取ったときから本当に愉しみにしていて、公演日直前にまさかの体調不良で床に臥せっていましたが、意地でも当日までに治そうと粘った甲斐がありました。本当に観に行って良かった!

ステキな舞台をありがとうございました。
お疲れさまでした。
11月15日の夜空に(演劇祭大賞受賞!)

11月15日の夜空に(演劇祭大賞受賞!)

劇団Peek-a-Boo

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

外れがないね!
前回の「コスモス」を上回る程の感動作でした♪
命という重くなりがちなテーマを扱いながらも、笑いどころはしっかりと押さえる。
作・演出の地力を見せつけられました♪
終演後にあそこまで暖かい気持ちになれるとは…
次回も絶対見に行きます!!

S高原から

S高原から

南河内万歳一座

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/08 (火)公演終了

満足度★★★★

笑いもあるが正統的な読み
戯曲の素晴らしさを改めて認識する。戯曲をしっかり読み込み、骨格となる部分はきっちりと提示する誠実な演出だと思った。
要所要所で役者の個性を生かした笑いが入る。青年団の役者とは相当雰囲気が異なる南河内万歳一座の役者の雰囲気が面白い。

【終幕】暗ポップ 【劇団員募集中】

【終幕】暗ポップ 【劇団員募集中】

空間ゼリー

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/08/26 (水) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

良かった!シリアスなテーマを軽めに描く感じがとってもイイ。やっと観た、空間ゼリー。
ある病院の心療内科で新たにスタートされた7日間のケアプログラム・ショートステイに集まった7人の参加者と医師/スタッフたち、入院患者も交え、彼らの抱えたさまざまな問題と交流、心の変化を「空ゼ」流?に、さらっと描く。

先日は、北区つかこうへい劇団の「こもれびの中で…」で鍛えた?モー娘。OG小川麻琴さん出演つながりで観劇です。
空間ゼリーも気になっていて、今回が初「空ゼ」です。

若さからくる良い意味での、明るさ・軽さが良い感じです。
実はかなりシリアスなテーマを重たすぎずに良く表現しています。
主演の斎藤ナツ子さんが、プログラム開始当初から終了時へと表情が変わっていく様子がうまい。
他には、アキバ系ニートを演じた阿部イズムさんの振り切り方がおかしかったです。

客数も出演者も、このくらいの規模の芝居・劇団が好きです。

ネタバレBOX

さて、エピローグにあった「電車の人身事故」は、象徴的に差し込んだだけだったのでしょうか。
まさか、サラリーマンに復帰した秋本くんが…なんて思ってしまいましたが。
11月15日の夜空に(演劇祭大賞受賞!)

11月15日の夜空に(演劇祭大賞受賞!)

劇団Peek-a-Boo

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

泣いた
久しぶりに笑って笑って最後に泣いて…最後の最後でまた笑えるお芝居に巡り会えました♪
過去シーンの挿入具合が上手い♪
現代で龍馬が友の死について語るシーンにうるっときました。
いやはや、秀作でっす♪

The Musical AIDA アイーダ

The Musical AIDA アイーダ

梅田芸術劇場

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2009/08/29 (土) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

再び出会えた奇跡と幸運に感謝。
宝塚版を見てストーリーは解っていたはずなのに…感動につぐ感動で1幕から涙、涙。
そして2幕ではその涙が号泣に変わっていて…カーテンコールも含めて全部見終わったら全身の力がすっかり抜け切っていました(^_^;)。

今回はセットも壮大でミュージカルナンバーの新曲もあり、宝塚版はすべてが女性だけだったけど今回男性が入った分より力強さと表現の厚みが増したように思います。
宝塚版でも脚本・演出を手掛けた木村信司先生が宝塚版では出来なかったことを具現化したのが今回のアイーダだったんじゃないかな…なんて思ったり。

安蘭さんのアイーダも、伊礼さんのラダメスも、ANZAさんのアムネリスも…全てのキャストのみなさん、ホントに素敵で素晴らしくてカッコよかったです!

“素晴らしい”くらいしか言葉の出ない私の語彙の少なさがものすごくもどかしいのですが(苦笑)…私が2003年に見た安蘭さんのアイーダとの衝撃的な出会いから6年経ち、再び安蘭さんのアイーダど巡り会えた奇跡と幸運に感謝したいと思います。
安蘭さん!伊礼さん!ANZAさん!そしてすべてのキャスト・スタッフのみなさん!素晴らしいミュージカルをありがとうございました!!

東京公演のあとには大阪公演もありますし、12月にはDVDもリリースされるそうです(ちょうど私が見た日がビデオ撮りの日で、劇場内にカメラが入っていました)。
まだ見ていない方はぜひ!一見の価値ありです!!

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